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和歌山紀北メバリング釣行 ~和歌山での最後の釣行~ 

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 和歌山での生活も残り少なくなり、コレステロール値うんぬんを気にしないことにして、寸暇を惜しんでラーメンを啜る日々。この3年間で70数店舗をめぐり、中でも「今心」の中華そばが群を抜いて美味いと思う。骨粉を含んだザラリとした濃厚な豚骨醤油のスープに、芯のある細麺が絡みあい、麺の末端にしがみつく汁を左右に吹っ飛ばしながらズルズルと一気に吸い込めば、野性味が溢れだして口中に広がり、そして恍惚の表情へと変わる。ハムのように上品な叉焼を噛み締めると、緻密な豚肉から時間差でじっとりと甘い脂が染み出してくる。数分後、最後の一滴までスープを飲み干して、至福の時を終える。


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 有田市まで車を走らせて名店「清乃」へ。開店の30分前に到着するも、既に列があり数えると9人目。こってり和歌山ラーメン800円也。湯浅醤油の甘辛さと、濃厚トロトロの豚骨醤油が交わり、野性味の中にも旨味と優しい甘みがある。中毒性が抜群の1杯。とろけそうな脂身がバラけないように、叉焼を割箸で優しく持ち上げて、そして口に放り込むと、甘い脂身が一気に溶けて拡散し、追って豊潤な赤身が存在感を放つ。美味い。何度も食べたくなる。周囲の常連客達は皆、1杯目を食べ終わるあたりを見計らい、迷わず2杯目を注文している。しかもスペシャルと銘打った豪快なものを。お隣の器を横目で見ると、数種類の巨大な叉焼が器を覆い尽くしている。煮干し出汁の醤油ベースのラーメンもこれまた美味いらしく、2杯目を注文しようかどうか悩むも、ギリギリで冷静になって2杯目を注文せずに店を出る。


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 建物の中に折れ曲がっても行列は更に続く・・・。


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 道の駅「恵明館」まで車を走らせる。事前に注文しておいたデコポンこと不知火を2箱購入する。1箱18個入って1,500円という安さ。贈答用に2,500円のものもあるとのことだったが、身内であればこれで十分。


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 綺麗な桜。


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 有田川沿いに菜の花が咲き誇る。


 和歌山生活で最後の釣行だと思うと、有終の美を飾るべく、慎重に対象魚と場所を選ぶ必要がある。最後の最後で撃沈は免れたいところ。チヌの力強い引きを堪能するか、河口の大型のシーバスに挑戦するか、太刀魚の一瞬の時合に期待するか、南下して早春のアオリイカを狙うか。いや、今回に限っては、冒険は危険だ。今日の潮回りは大潮2日目で、夕刻に満潮位を迎える。曇天で常夜灯の明暗が効くはずだ。よし、メバルとカサゴを狙おう。カフェオレを作り、菓子パンをバックに放り込んで、そしてポイントへと向かう。ハンドルが取られるぐらいの横風が吹いているが、天気予報によれば徐々に風は収まってくるとのこと。時折、霧のような雨粒でフロントガラスが白く霞む。


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 午後6時、釣りを開始する。さすがに悪天候のためか釣り人は少ない。薄暮の時間帯は、活性が一気に上昇するカサゴを狙い、そして陽が落ちて明暗が効きだし、更には満潮からの下げっぱながシンクロする時間帯にはメバルを狙うという作戦。時折、風が強く吹き付ける。ラインコントロールを重視して、1.5gのジグヘッドに、やや重みのあるダイワ・ビームスティック2.2インチで開始する。如何に手返し良くジグヘッドを送り込めるかが、釣果を左右する。早い時間帯は、小型のカサゴが先に反応してしまうが、それでも構わない。障害物の隙間をタイトに攻めれば良型も期待できるが、トラブルで時間を浪費するのは得策では無い。いずれ暗くなれば警戒心を解いた良型がお目見えするはずだ。被覆石の天端付近にジグヘッドを投じて、被覆石に接触しない速度で素早く魚を誘う。活性が高い魚だけを効率的に釣る作戦だ。数投して魚の反応が無く、早くも焦りを感じるが、被覆石の法肩付近にジグヘッドを送り込むと、ツッ・・・っと小さなバイト。手首を返すとソリッドティップが魚の顎を捉えてくれる。狙い通りのカサゴだ。


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 ひとつの場所に固執せず、カニ歩きで横移動しながらジグヘッドを送り込んでいく。小振りながら次々にカサゴが反応する。


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 完全に時合に突入する。バイトを取り損なっても、すぐに反応がある。徐々に風が弱くなり、狙いの場所にジグヘッドを投じて、狙いのコースにジグヘッドを通すことが出来る。遠くに緑色の電気浮きが上下しているが、何を狙っているのだろうか。


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 陽が完全に落ちて、時刻は午後7時。分厚い雲の隙間から、輪郭が朧げな満月が姿を現すが、それも一瞬のことで、横から流れてくる雲がすぐさま覆い隠してしまう。柔らかく降り注ぐ月光と、周囲に立ち込めた霧と、風で揺れる海面がモノトーンの幻想的な景色を作り出している。辺りが静寂に包まれてくる。狙いをメバルに変える。被覆石の法肩から駆け上がり付近に狙いを定めてジグヘッドを投じていく。4秒から5秒ほど沈めてから、ロッドを下げ過ぎないようにして、一定の速度でリールのハンドルを回す。メバルの反応が出る場所は、護岸と並行した横長の帯状の範囲で、その幅は2~3mの範囲。あまり執拗に攻める必要は無く、いかにテンポよく探れるかが、メバルに出会えるか否かを左右する。ツッ・・・っと触れるようなバイト、素早く手首を返すと、グググ・・・っと躍動感。ラインの走りと、突っ込み具合でメバルを確信する。引きを楽しんでから、丁寧に引き抜くと、16~17㎝のメバル。狙いどおりに掛けることが出来て、ひとまず安堵する。


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 これはアカメバルかな?

 同じ場所での反応は無く、やはり広範囲を探っていく必要がある。カサゴとは異なり連発とはいかず、散らばったメバルを探り当てるようにジグヘッドを投じていく。表層付近で小さなバイトらしきものを何度か感知するも、魚のサイズが小さいのか、それとも掛けるタイミングが悪いのか乗らない。潮が効いて、海面が引っ張られるように動いている。川で言うところの、ダウンクロスにジグヘッドを投じて、潮流を感じながら一定の速度で誘う。ツッ・・・グググ・・・、メバルだ。少し体色が異なっているメバルだ。アカメバルと言うやつか。


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 連発とはならずとも、飽きない程度に反応がある。


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 常夜灯の明暗付近での反応はいまいちで、被覆石の駆け上がり付近を回遊している活性の高い個体が反応している様子。


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 背鰭が張って、綺麗な個体。


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 更に追加。

 気が付けば午後9時。まだ粘れば数は伸ばせそうなものの、随分と潮が下げて釣りづらくなってきたため、和歌山最後の釣行をこれにて終えることに。和歌山の海と魚に感謝!


■釣行データ
 釣行時間:平成31年3月21日(木)午後6時~午後9時
 潮回り:大潮、下げ
 天気:曇りのち小雨、気温:20度、水温:12.5度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:計33匹(メバル8匹(最大18cm)、カサゴ25匹)(全てリリース)
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■使用タックル
(1) ジグヘッド用
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs
(2) フロートリグ用
 Rod: VARIVAS Violente VLL-82-T
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・ダイワ ビームスティック2.2インチ、パールホワイト
 ・Gulp 2.35” Micro Shaky,(#104 Clear Green Holo, #100 Clear Lavender Pearl Holo)
 ・Gulp SW Baby Sardine 2inch, PW(Pearl White)
(2) ジグヘッド
 ・Aqua Wave, Rock Bait Jig Head 1.5g、0.3g
(3) フロート
 ・アルカジック シャローフリーク F10.5g

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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和歌山紀北チニング釣行 ~麺で始まり、麺で終わる~ 

 夢か現実かよく分からない境界付近を彷徨いつつ、カーテンの隙間から漏れる閃光と雷鳴の轟きでびっくりして目が覚める。窓を開け放つと、鈍色の雲に覆われた空から大粒の雨が降り注ぎ、木々は揺さぶられ、そしてカーテンがバタバタと激しく舞う。温かいカフェオレを啜りながら、大きなウインナーが鎮座した菓子パンを齧りつつ、朝の情報番組をぼんやりと眺めながら、天候とは裏腹の穏やかな時間を過ごす。空が瞬いた直後に地響きのような雷鳴が轟いて、窓とカーテンをビリビリと揺らす。隔絶されているが、静かに守られた場所に居るこの状態、孤独ではあるが孤立はしていないこの状態、籠っているこの感覚が嫌いではない。


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 東の空とは対照的に、西の空が突き抜けている。雨が通り過ぎるまであと少し。カーテンを洗ったり、換気扇を掃除したり、小窓についた網戸を洗ったり、シャツにアイロンかけたり、洗濯をしたりして時間を過ごす。そうこうしている内に空腹に気が付いて、いつもの中華そば屋にひとっ走り。熱々で濃厚な豚骨醤油のスープに細麺が横たわり、トロリと豊潤な脂身のバランスが絶妙な叉焼がこれを覆い、更に大量の清涼感溢れる青葱が器を覆い尽くして、そして完璧なシルエットを作り出す。至福の中華そば700円也。器の底に残る骨粉を確認して、静かに合掌。


 早朝の雨がどのように影響するか分からず不安が残るが、それほど水温に変化は無いと判断して、久しぶりにチヌを狙いに繰り出すことに。潮位を確認すると干潮に向けてグイグイと下げている時間帯。デニッシュ系の甘い菓子パンを齧りながら、温かいカフェオレを啜りながら南下すること40分、午後6時過ぎに現地に到着する。陽は落ちたがまだ明るい。ゆっくりと準備を整えて、午後6時半にポイントに立つ。ジグを投じて様子を伺うと、早速バイトを感知するも、それがフグの仕業であると分かり凄く落胆する。それほど水温が低くないのかも知れない。完全に暗くなるまでは、フグの邪魔が入るので、場所を変えながら大雑把に状況を把握する。


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 最初にロッドを曲げたのはチヌ38㎝。黒々として精悍な1枚。

 潮の出入りがあり、ある程度の水深がある場所に移動する。ここならフグの猛攻を避けることが出来る。ジグを投じてから着底を確認し、そしてロッドを立てながらリールのハンドルを回す。大小様々な雑石が転がっていて、ラインの張り具合が不足すると、石と石の間にジグが挟まり一瞬で根掛かりに見舞われてしまうため、細心の注意を払いながらロッドを操作する。大きな石の天端部分はじっくりと丁寧に一定の速度で移動させ、そして段差を感知するとラインテンションを保ちながらのカーブフォール、引っ掛かりがあれば軽く小さいシェイキングで根掛かりを回避する。ジグの引っ掛かりを外し、そしてカーブフォールの段階でヌワッ・・・っとした微妙な重量感。フックが流れ藻を拾った時のように柔らかく、もたれかかる様なこの感触。僅かにロッドを立てるとジワリと抵抗感。チヌにありがちな、カツカツとしたバイトは無い。根魚か?魚がジグを咥えて真下に潜り込んでいると判断して、ラインを巻き取りながらロッドを引き付けて、そして間髪入れずに鋭く合わせを入れると、グワンッとロッドが曲がる。40㎝アップでようやくラインが出るように強めにドラグを設定していることもあり、チリチリ・・・ジジジ・・・と少しだけドラグが鳴く。強めの負荷をかけて一気に間合いを詰める。張り詰めたラインが、ビュッと水を切って走る。海面が豪快に弾けるが、主導権を渡してはいない。程なくしてネットに収まったのは、黒々として、背鰭が凛々しく立ったチヌ。サイズは38㎝。開始から20分、なかなか幸先が良い。


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 フグのバイトかと思いきや本命のチヌ。でも小さい。

 真上から降り注ぐ月光を浴びて、黒色のロッドをギラリと光る。下弦の月でもこの力強さ。夜空を見上げると、オリオン座が輝いている。この星座だけは唯一知っている。場所を移動しながらジグを投じていく。幾度かチヌらしき明確なバイトを感知するも、うまく乗せることが出来ない。砂利石が転がっている場所、ジグを投じてから丁寧に探っていく。カツカツ・・っと明確なバイトの後に合わせを入れると、一瞬だけロッドが曲がるが小型であることが直ぐに分かる。一気にラインを巻き取ってから引き抜くと、20㎝と少しのチヌ。


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 チヌ34㎝。

 冷たい北風が吹いて、体温が奪われていく。手がかじかみ鼻水が垂れる。どうやらフグが集団で固まっている場所があるらしく、そこに運悪くジグを投じようものなら、あっと言う間にワームが齧られてボロボロになってしまう。そのような場所からは素早く撤退して、ジグを投じながら本命が居る場所を探る。干潮の時間帯に近く、潮の動きが止まってしまったのか、補食対象が違うのか、そもそもチヌの数が少ないのか、なかなか次なるバイトを捉えることが出来ない。ただ時間だけが過ぎていく。数回、明らかにチヌだと思えるバイトがあるも残念無念、乗せることが出来ない。天を仰いで、う~っと思わず声が出る。時折、こちらの動きを察知してか、魚らしき物体が海面を盛り上げて素早く遠のいていくのが見える。粘り強く、ジグを投じていく。ジグを遠投してから、底の状態を把握すべく全神経を総動員し、しかしこれが長くは続かず、ぼんやりと明日の予定を考えていると、グンッ・・・と明確なバイトの後に、グググ・・・っと躍動感。有りがちだ。瞬時にロッドを引き付けて、ラインを巻き取って魚の顎を捉える。ゴンゴンっと魚が頭を左右に振る動きがロッドに伝わり、ロッドが揺れる。潮が下げ過ぎてしまい、足元の水深が数㎝しかなく魚をネットで掬うことが出来ない。強引に水深がある場所に魚を誘導して、そして何とかネットイン。精悍な顔つきの34㎝のチヌ。

 更なる釣果を求めて歩きまわるも午後9時を過ぎても反応が無く、中華そばが脳裏から離れなくなった時点で納竿とした。


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 冷え切った身体が温かい麺を求めている。


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 海南市の国道42号沿いにある楠本屋。3年前に和歌山に赴任した時に、前任者が一押しとして教えてくれた店であるが、当時はこの味を理解できず感動は無かった。しかし3年間の研鑽で、コレステロール値の上昇と引き換えに、多くのラーメンを啜って美味いかどうかの判断が出来るようになった今、このラーメンは美味いと言える。やや野性味がある豚骨醤油ベースのスープであるが、キリリと甘辛い醤油がまったり濃厚な豚骨を際立たせている。もっちりとした麺がスープによく絡んで、夢中で麺を啜り、高速で蓮華を上下して、器の底を確認した頃には、身体がポカポカと温かくなっている。充実した一日が終わろうとしている。


■釣行データ
 釣行時間:平成31年3月16日(土)午後6時30分~午後9時
 潮回り:長潮、下げ
 天気:晴れ、気温:10度→7度、水温:12度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:計3匹(チヌ 38cm、34cm、22㎝)(全てリリース)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・KEITECH Ring Worm 2inch, Smoke Brown Pepper
 ・KEITECH Ring Worm 2inch, Sahara Olive Flake
(2) ジグヘッド
 ・直リグ(茄子おもり2.0号, Decoy Trailer Single 29 #4)
 (簡単直リグの作り方はこちら

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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神戸・明石間メバリング釣行 ~極小だらけ、たまに良型~ 

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 南禅寺水路閣。周囲には南禅寺等の豪壮な建物物が複数あるが、それに負けずと劣らずの存在感を放ちつつ、かつ建物のコンセプトが信仰対象と社会インフラという全く別物でありながらも、無理矢理で強引な印象を与えず絶妙に景観と調和させているあたりがお見事。何か事件が起こりそうな空気感が漂う。
 
京都観光NAVIによると・・・
 琵琶湖疏水の分線(蹴上以北)にある水路橋で1888年(明治21)完成。南禅寺境内を通過するため、周辺の景観に配慮して田辺朔郎が設計、デザインした。全長93.2メートル(幅4メートル、高9メートル)レンガ、花崗岩造り、アーチ型橋脚の風格ある構造物で、静かな東山の風景にとけこんでいる。市指定史跡。


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 南禅院庭園。普段の生活で荒んだ心を洗浄してくれそうである。

再び京都観光NAVIによると・・・
 御霊殿には亀山法皇の坐像(重文)を安置。襖絵は狩野養朴筆。南禅寺発祥の地である。亀山法皇離宮の持仏堂であり、法皇はここで落飾された。現在の建物は1703年(元禄16)、木下利三の縁者、円成院禅尼・徳川綱吉の母、桂昌院により再建された。南禅院の庭園は法皇遺愛の林泉で、史跡及び名勝に指定されている。築庭に当たって竜田の楓を移植し、井手の蛙を放ったと伝えられる。池中に心字島を配した池泉廻遊式庭園である。


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 夕暮時の薄暮の時間帯に微細なバイトを捉えたものの、極小のカサゴ。

 一気にところ変わって神戸港。今年に入った時点では、神戸港にサゴシや太刀魚が接岸して、また新たに導入したタックルの具合を確かめたくて、完全なる防寒対策で嬉々として釣行に繰り出していたものの、水温が12度付近を彷徨いだすと魚達の姿はすっかりと霧散し、また釣り人も寒波に負けて炬燵に潜り込んでミカン生活に入り込んでしまうと、呆気なく機会を失って海が遠のいていく。更には、最近ハマっているスパイスカレーを作っては、温かい部屋で美味いっと悦に入りつつ食べていると、寒さに負けず釣行してやろうという意気込みは無くなってしまう。そんな折、三寒四温を繰り返しつつ温かい日が続き、久しぶりに神戸港に繰り出そうという気持ちになる。水温はまだ下がったままで、あまり多くを期待出来ないまでも、何かしらの魚が反応してくれるであろう。念のため、過去の同時期の釣果を確認すると、案の定、釣れてない。


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 中層での反応は無く、底層を中心に探っていく。時折、北西から勢いよく風が吹きつけて、一気に体感温度が下がる。前面に広がる駆け上がり付近を探るが、一向に反応は無い。潮が効いていて雰囲気は良い。潮流を確認したうえで護岸沿いにジグヘッドを投じていく。潮下の方向から、ジグヘッドの存在を把握しながら超微速で誘っていく。クッ・・・っと小さなバイト。ラインの張り具合をそのままに保ちながら、ロッドを引き寄せるとジワリと重量感。ラインを巻き取り、手首を返してフッキングを入れると一気にロッドが曲がる。一瞬だけドラグがチリッと鳴るが、ドラグを強めに締めていることもあり、こちら側が主導権を握りやや強引にロッドを立てる。油断すると障害物に突っ込まれてしまう。腕を突き出して、障害物にラインが触れるのを回避して、ロッドの弾力を活かして魚を浮かす。まずまずのカサゴ、24㎝ほどある。


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 場所を変えながらジグヘッドを投じていく。相変わらず中層付近での反応は無く、ジグヘッドを底まで確実に沈めてから、底べったりをジワジワ丁寧に攻めていく。水深は4mほど。底に転がっている捨て石の小さな起伏を感じながらリールのハンドルを回すと、クンッ・・・っと明確なバイト。ジワリと重みを感じてから鋭く掛ける。メバルか?と思えるよう遊泳力でロッドがグインと曲がる。負荷を強めて浮き上がらせると意外にもカサゴでは無いか。尾鰭が大きく発達している。なるほど。魚が広範囲に散らばっているのか、同じ場所での連釣は無く、積極的に歩いてこちら側から魚にアプローチする必要がある。


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 表層付近で捉えたバイトの正体は極小タケノコメバル。

 久しぶりの釣行にしては珍しく、上手い具合にキャストが決まり、護岸沿いの狙いの場所にジグヘッドが入っていく。出来るだけジグヘッドを真下に落とし込んでから、ジグヘッドが浮き上がらないようにラインをジワリと張り、ジグヘッドの抵抗を感じながら底付近をタダ巻き、もしくは微振動で誘う。メバルのような繊細なバイトを捉えるも、いずれも極小のタケノコメバル。活性は高まっているようだ。


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 強烈な引きでロッドを絞り込んだのは、タケノコメバル27㎝。

 底付近をジワジワと丁寧に誘っていると、ジグヘッドがフッと軽くなり、その後、僅かにソリッドティップが入る。ジグヘッドの重量が、1.5gから2gに変わったような違和感。良型にありがちなバイトだ。リールのハンドルを回す速度を一定に保ちながら様子を伺うと、徐々に重量感が増す。瞬時にラインを巻き取り、グンッと重みが乗ったところでフッキングを入れると、柔軟なロッドが大きく曲がりラインが走る。真下にグイグイと引き込む力強さを楽しみながらも、足元の障害物に入り込まれると一瞬でラインブレイクに陥るので、気を抜かず、負荷を強めながら対峙する。やりとりを続けると、徐々に魚のパワーが増していく。真下に潜ろうとする躍動感が凄い。程なくして海面付近で魚体が翻る。一気に引き抜くと、良型のタケノコメバル。


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 更なる良型を期待するも、一瞬で捕獲できるような極小サイズばかり。


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 更に極小タケノコメバル。満潮の潮止まりをもって納竿とした。


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 サバ6製麺所の「サバ醤油そば」700円也。濃厚な魚介出汁に甘辛い醤油が染み渡る。たまにはあっさり系の麺を啜るのも良い。


■釣行データ
 釣行時間:平成31年3月9日(土)午後6時10分~午後8時50分
 潮回り:大潮、上げ
 天気:晴れ、気温:14度~10度、水温:12.4度
 ポイント:神戸港
 釣果:計12匹(カサゴ5、タケノコメバル7(最大27cm))(全てリリース)
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■使用タックル
(1) ジグヘッド用
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・Gulp 2.35” Micro Shaky,(#104 Clear Green Holo, #105 Clear Gold)
(2) ジグヘッド
 ・Aqua Wave, Rock Bait Jig Head 1.5g

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
12-20190309.png

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魅惑のスパイスマジック ~スパイスカレーに夢中で釣行が疎かに~ 

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 昨年10月に神戸港メリケンパークで開催された”インディアン・メーラー”。清々しい天候と空腹に誘われて、ペダルを踏んで坂道を駆け下りると、異国情緒溢れる音楽が流れ、良い香りが鼻腔を刺激する。気の向くままにカレーやサモサなど好きなように摘まみ食いをして、のんびりとした時間を過ごす。インドの雑貨や食料品を取り扱うお店も複数並んでいる。何気に訪れたお店で、家内がスパイスに興味津々の様子。面白そうだから買ってみようということで、基本となるスパイスが見繕われたスパイスセットを購入する。その時の我が心の内は、結局、このスパイスは使用されることなく、気が付けば賞味期限が切れてしまい無残にもゴミと化するのではないか、と思っていた。


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 時が過ぎること数カ月、とある週末のこと。寒波が襲来して釣りに出掛けることも出来ず、録画しておいた釣り番組が底を尽き、朝昼晩と時間が来れば判を押したようにしてお腹が鳴る。お昼ご飯に何を食べようかとモソモソとしていると、以前に購入したスパイスを発見する。物は試しにと、これらのスパイスを使って本格的なカレーを作ってみようと相成り、添付されているレシピを何度も確認して、試行錯誤の末にようやく人生初のスパイスカレーの完成を見る。恐る恐るカレーを口に運ぶと、明らかに”旨味”が不足しているが、初めて挑戦した割にはスパイスの香りにも助けられて、何とか料理の形になっている。海外で過ごした際に頻繁に食べていたインド人が作る本格的なカレーのことを思い出し、昔話に花を咲かせながら、スパイスの香りを堪能しつつ完食する。


 初めてのことにハマリやすく、そして深掘りをしてしまいがちである。


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神戸ムスリムモスク
 http://kobe-muslim-mosque.com/
 兵庫県神戸市中央区中山手通2-25-14
 TEL:078-231-6060

 神戸市三宮の界隈は、旧居留地や異人館、そして中華街に象徴されるように異文化が混然一体となって人々の生活に溶け込んでいて、それらが独特の街並みを作り出している。子供達が通っていた小学校や中学校にも、世界の国々にルーツを持つ子女が多く在校していて、運動会や文化祭などの色々な場面で異文化を実感した。パールストリートにある神戸ムスリムモスク。いつも夕方になると、イスラム教のお祈りが周囲の空気を震わせながら漂ってくる。


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キタノストア(KITANO GROCERIES)  
 兵庫県神戸市中央区山本通3-3-3
 TEL:078-230-6860

 モスクの道路を挟んだ対面にある輸入食品を取り扱うお店。主にイスラム圏の食料品や調味料が販売されている。モスクに近いため、お祈りの時間帯の前後には、多くの外国人で賑わっている。


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 付近には、インド料理のお店も多数ある。


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コウベグロサーズ(KOBE GROCERS)
 兵庫県神戸市中央区中山手通2-19-2
 TEL:078-221-2838

 輸入食材を幅広く取り扱うお店。トアロードとハンター坂の間の通りにある。レトルトのタイカレーの種類が多くて、一時期は随分とハマってしまい頻繁に訪れていた。お値段はやや高め。


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神戸ハラールフード(KOBE HALAL FOOD)
 http://halal.shop-pro.jp/
 兵庫県神戸市中央区中山手通 2-17-3 西島ビル 1F
 TEL:078-241-1286

 ハラールの食品を専門に取り扱っているお店。


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 小さな店内には、所狭しと商品が並ぶ。特にスパイスの種類が多い。外国人の方々にとって、普段の食事にもスパイスは必須であることから、一般的なスーパーよりも圧倒的に良心的な価格で様々な種類のものが販売されている。私が作るスパイスカレーであれば、このお店で売っているスパイスで十分に事足りると言うか、じっくりと観察すると、使ったことが無いスパイスや用途不明のものが多数あり、今後、少しずつスパイスの特徴を理解して、美味いスパイスカレーを探求してやろうという高揚感とともに、無限の組み合わせへの不安も重なって、急遽、謙虚な気持ちになった所存である。


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 50g、100g等の分量で小売りされているのが有難い。周囲のカレー専門店にもスパイスや食材等を卸している様子。


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 複数のお店でスパイスを購入。これだけ購入しても1,300円程度。家族4人分のカレーを山盛り作っても、1回の料理で使用するスパイスの分量は100円分程度で足りる。実はとてもリーズナブルであるということも、スパイスカレーを作り始めて判明したこと。

 ・ターメリック(パウダー)
 ・ホットチリ(パウダー)
 ・コリアンダー(パウダー)
 ・シナモンスティック
 ・クミン(パウダー)
 ・ガラムマサラ(パウダー)
 ・グリーンカルダモン
 ・ガーリック(フレーク)
 ・ガーリック(パウダー)
 ・ベイリーフ

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 「本日のスープカレー 大泉洋」 このような本も買ってしまう始末。


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 本場のスパイスカレーからは随分とアレンジが加えられているが、新鮮なスパイスを磨り潰して調合するところから解説されていて、思いのほか本格的な内容に驚きを隠せない。こんな本も参考にしながら、突然にしてスパイスカレーに本腰を入れ始めた今日この頃、ついつい釣行が疎かになっているのは、寒さのためでは無く、作ったカレーを皆で食べて感想を聞きたいがために、夕方の釣行のタイミングを逃しているのである。


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 参考となるレシピをアレンジした「簡単サバサバカレー」。鯖缶を使用しているので、旨味も抜群。

【材料(4~6人分)】
 ・鯖の缶詰 2缶
 ・トマトの缶詰(ピューレ) 1缶
 ・玉葱 3個
 ・生姜 適量(おろし、千切り)
 ・赤唐辛子 1本
 ・ココナッツミルク 100ml
 ・サラダ油 適量
 ・ガーリックフレーク

【合わせスパイス】
 ・クミンシード 小さじ1
 ・クミンパウダー 小さじ2
 ・ターメリック 小さじ1
 ・コリアンダーパウダー 小さじ2
 ・レッドチリパウダー 小さじ1
 ・塩 小さじ2
 

テーマ: カレー

ジャンル: グルメ

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神戸港ショアゲーム ~真鰯が再び接岸~ 

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 六甲にある”希望新風”へ。青葱の上に海苔をたっぷり乗せて、更に押し潰したニンニクを大量に投入して、胡椒をポンッと一振り。スープを蓮華で掬い、そして静かに啜る。豚骨の旨味がじわりと口中に広がった頃合いを見て、すかさず割箸で麺を引っ張り出して、スープを絡めつつ一気に啜る。豚骨の香りが広がり、塩味が舌に染み込み、小麦の香りが漂い、青葱の芳香が抜ける。合間にキムチを摘まみ、白ご飯を頬張る。そしてまたスープを啜る。これぞ至福の時間。


 神戸港湾奥の様子が気になり、夕刻に繰り出すことに。1週間前の神戸港は、すっかり真鰯の姿が消えて閑散としていたが、今日はどうだろうか。神戸港に到着して、まずは海面を覗き込むと海面が揺れている。目を凝らすと、口をパクパクして泳ぐ魚を多数発見。真鰯の群れだ。先週の時点で、小魚の群れがすっかりと湾奥から抜けたと思っていただけに、この状況に期待が高まる。今日の狙いは、夕方の時間帯に湾奥に移動する小魚を追って接岸するサゴシだ。サゴシの時合は非常に短い。まずはアングラーズレパブリックのハンネルで表層、中層、底層と大まかに分割して広範囲に探っていく。陽が落ちて、徐々に辺りが暗くなり、街の明かりの輪郭が際立ってくる。パイロット船や観光船が通過して、海面がザワザワと揺れる。潮通しの良い場所で、湾奥に移動する小魚の群れを待ち受けつつ、小魚を捕食しようと接岸するサゴシを狙う作戦であったが、小魚の群れを確認することは出来ず、フィッシュイーターが海面を割ることも無い。10匹ほどの巨大なボラが通過する。


 午後6時前、ルアーを変える。ダイワのセットアッパー125SDR。神戸港の湾奥で、真鰯の群れにつくシーバスを狙う際の定番中の定番、恐らくシーバスアングラーのタックルボックスに、かなりの高い確率で入っているルアーだ。実績も十分。実は今まで、このルアーの十分過ぎる実績を釣り場や釣具店の情報で嫌というほど見せつけられていたのだが、タックルバランスの関係で使用することが出来なかった。遅ればせながら、ロッドとリールを新調したこともあり、念願叶ってセットアッパー125SDRを思いっきり投げることが出来るようになった。


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 セットアッパーを遠投しては巻いて、遠投しては巻いて。立ち位置を変えながら、ルアーを投じる方向を変えながら、面的に広く探っていく。太刀魚が接岸していれば確実に反応する時間帯に突入しているが、バイトすら無く、時間が過ぎて漆黒に迫る。もしかすると護岸の際にタイトにシーバスが居着いているかも知れないと考えて、護岸沿いにルアーを投じて、そして遠くの夜景をぼんやり眺めながらリールのハンドルを回す。ほぼ撃沈を覚悟している。カンッ・・・コツッ・・・っと何かに触れたかのような違和感。ゴミか?それとも護岸に接触したか。頭に?マークを並べながら、一定の速度でリールのハンドルを回す。海を覗き込むと、紺碧に細長い銀色の魚体がギラリと翻った。っが、ロッドは絞り込まれない。更にリールのハンドルを回すと、再び銀色が舞い、ガクンッと衝撃に似たバイト。ラインが張り詰めて、ロッドが曲がる。激しく躍動する魚。ルアーをピックアップする寸前のバイトで、魚の動きが直接的にロッドを揺さぶる。ロッドを左右に数回切り返し、そして一気に引き抜く。サゴシだ。53㎝ある。


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 サゴシが吐き出した小魚。コノシロのように見える。ちなみにルアーの色は、”ライム・チャート・コノシロ”。更なる釣果を求めて、場所を移動しながらルアーを投じるも、続くバイトは無い。午後6時過ぎ、早めの納竿とした。


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 前回の反省を踏まえて、皮部分をバーナーで炙ってみる。家族の評価は上々で、サゴシ独特の匂いが減って、随分と食べやすくなっているとのこと。


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 定番の塩焼き。


■釣行データ
 釣行時間:平成31年1月12日(土)午後5時~午後6時15分
 潮回り:小潮、上げ
 天気:晴れ、気温:10度、水温:12.7度
 ポイント:神戸港
 釣果:サゴシ53㎝ 1本

■使用タックル
 Rod: YAMAGA Blanks, Early Plus 96M
 Reel: Shimano Exsence CI4+ 4000MXG
 Line: PE 1.0号
 Leader:フロロカーボン20lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Daiwa, Morethan Set Upper 125S-DR, 125mm 26g, Sinking (Lime Chart KONOSHIRO)
 ・Anglers Republic, HUNNEL 100, 100mm 30g, Sinking (Green Gold MAIASHI)  他

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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神戸港ショアゲーム ~テッパンを使いこなすために~ 

 フロントガラスの水滴が気になって迂闊にもワイパーを動かしてしまい、ラジオのチューニングがズレた時のようにザザザザーっと嫌な音が鳴る。完全にフロントガラスが凍てついている。時既に遅しであるが、デフロスターのスイッチを入れて氷を溶かし、フロントガラスの視界を確保してから、エアコンの盛大な音を聞きつつ、身を縮めてステアリングを左右に切って、昨日に引き続き、早朝の神戸港へと向かう。到着してすぐさまに海面を覗き込むと、ベイトの姿が見えない。既に沖側に移動を始めているのかも知れない。素早く準備を整える。風が無いためか、もしくは昨日の過酷な環境で身体が慣れたのか、それほど寒さを感じないと思ったのも束の間、数分もすると指先がカチカチに冷えてきて、早くも細かい作業に支障を来す。

 東の空は、まだしっかりと墨汁のような黒さを保っていることもあり、下弦の黄色の月と2つの星が余計に際立って見える。まずは場所を少しずつ移動しながら、広範囲にプラグを投じて魚の反応を伺う。周りを見渡すと釣り人の姿は見えない。そうか、今日は”仕事始めの日”だなぁと僅か2秒だけ考えて、素早く楽しい方の現実に戻る。ロッドの弾力のお陰で、技術力・腕力云々関係無く、綺麗にルアーが飛んでいく。早朝の澄んだ空気の中、目の前の海を独り占めしているこの状態は、否応なしに心が満たされていく。魚が釣れなくとも、この素晴らしい環境の中で、ただ竿を振ることが出来るだけで幸せだ。っと無欲を装って、魚を油断させてから釣ってしまう作戦であるが、魂胆がバレているのか未だ反応は無い。


 東の空が濃紺に染まりつつある。昨日は、ちょうどこの時間帯にサゴシが反応してくれたこともあり、期待が高まり、鼻息が荒くなってくる。ルアーは、アングラーズ・レパブリックのハンネル100に変えている。この鉄板系ルアー、最初は良いルアーだなぁととても関心していたが、中途半端な力で投じた際にはボディにフロントフックが絡まったり、フックがリーダーを拾ったり、ほぼ100%の確率でトラブルが発生することが発覚して、朝の貴重な時間を浪費していることに気持ちが萎えてしまう。なるべくロッドの反発力を活かして初速を高めて投じれば、更には着水時にヘタにサミングしなければ厄介なトラブルを回避できる可能性が高いことが分かるも、それでも3割程度のキャストが無駄になってしまいイライラが募る。ちゃんと開発テストしてんのか・・・っと思わず愚痴が出てしまうが、使い手もルアーの特性や癖をしっかりと把握して、上手に扱わないといけないのだろうなと謙虚な気持ちも忘れてはなるまい。


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 今日は撃沈を覚悟せねば・・・っと思った瞬間、煩悩と邪念が消えたのが良かったのか、コンッ・・・とバイト。直後にグイィィンっとラインが走り、そしてロッドが曲がる。狙いのサゴシかと期待するも、それほど引きは強く無い。主導権を握ったまま、ラインを確実に巻き取っていくと、銀色の長い刀がギラリと光る。太刀魚だ。


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 巷の情報で、ちらほらと太刀魚が釣れているとのことだったので驚きは少ないが、今の時期でも場所や時間が合えば、更には効率良く探ることが出来れば太刀魚を掛けることが出来ると分かり、やはり頻繁にロッドを振らないといけないと実感する。更なる釣果を求めて、歩いて移動しながらルアーを投じていくが、コンッと何かに触れるようなことが数度あるも、残念ながらロッドを曲げるに至らず、確実に時間だけが過ぎていく。海面を覗き込むと、真鰯の群れと鯖の群れを確認して、千載一遇のチャンスが到来したと鼻息荒く周囲にルアーを投げ込むも、更なる釣果は無く、午前7時40分をもって納竿とした。



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 帰宅後にルアーを眺めていると、あることに気が付いた。フロントフックとルアー本体を繋ぐスプリットリングが肝になっているのだ。


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 スプリットリングの重なりが二重になっている部分がボディに接した位置にあれば、スプリットリングの遊びが少なく、つまりはフックの可動域が小さくなっていることが分かる(写真左)。一方でスプリットリングの重なりが無い部分(一重の部分)がボディに接ししていると、スプリットリングの断面積が小さいため、スプリットリングの遊びが多くなり、結果、フックの可動域が大きくなっていることが分かる(写真右)。


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 スプリットリングの遊びが多いとフックの可動域が大きくなり、フックがボディに絡み易い状態になってしまう(写真右)。この状態でキャストしてしまうと、またはキャストした際にこの状態になると、飛行姿勢が崩れて飛距離が落ちるだけでなく、フロントフックがボディに絡んだままの状態になったり、別のフックがリーダーを拾って更に状況が悪くなったりして、無駄な一投を生み出す原因になってしまう。


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 そこで少しだけ考えた。スプリットリングの回転を抑えるために、フックに蛍光ゴムを装着してみた。まだ実釣で投入していないため、その効果は不明であるが、少しでも無駄なキャストを減らして釣果に結び付けたいところ。


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 太刀魚の刺身(皮目を炙り)。炙りが甘くて、更には包丁を入れる角度が悪かったためメリハリに欠けているが、味については家族からの評判はまずまず。昨日の脂ノリノリのサゴシより美味いとのこと。


■釣行データ
 釣行時間:平成31年1月4日(金)午前5時40分~午前7時40分
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温:4度、水温:13度
 ポイント:神戸港
 釣果:太刀魚 1本

■使用タックル
 Rod: YAMAGA Blanks, Early Plus 96M
 Reel: Shimano Exsence CI4+ 4000MXG
 Line: PE 1.0号
 Leader:フロロカーボン20lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Daiwa, Morethan Set Upper 125S-DR, 125mm 26g, Sinking (Lime Chart KONOSHIRO)
 ・Anglers Republic, HUNNEL 100, 100mm 30g, Sinking (Green Gold MAIASHI)  他

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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神戸港ショアゲーム ~謹賀新年、そして初釣り~ 

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 あけましておめでとうございます。

 昨年は新たな釣り場を開拓しつつ、新しい釣りにも挑戦しましたが、あまり良い結果を残すことは出来ませんでした。十分な知識、経験、技術が伴わなかったことが主な原因ですが、これに加えて幾度も大雨が降り、台風が襲来して、海況が安定しなかったことも影響していると思います。平成30年を現した漢字は、地震、豪雨、台風等による自然災害を象徴して「災」でした。


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 今年は、「平成」が終わり新たな元号が始まります。また東京オリンピックや大阪万博に向けた動きが加速して、日本全体が活気に溢れ躍動する予感もします。力強く「猪突猛進」も良いかと思いますが、ドタバタして壁に激突してはダメージも大きいので、ひとつ冷静に落ち着いて考え行動して、そして平穏なる1年になることを切に望みます。

 今年も思考を巡らせながら釣行を楽しみ、そしてラーメンを啜り、その結果を写真と長文・駄文にてお届けしようと思います。恐らく劇的な展開や進化は無いと思いますが、新しい釣りにも挑戦しようと思います。ちょっと釣りでも行ってみるか、美味いラーメンでも啜るか、と言うような時にご参考にして頂ければ幸いです。今年もどうぞ宜しくお願い致します。




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 ようやく新たなタックルと大型のランディングネットを導入出来たので、所謂、”テッパン”や”アイアンプレート”と言われる金属系のバイブレーションやメタルジグ、更には30g~40gのプラグを本格的に導入して、今年は根魚系の小魚だけでなく、やや大型魚(シーバス、サワラ、青物)も視野に入れて、釣りの幅をちょっと広げてみようとの作戦だ。写真は、アングラーズ・レパブリックのハンネル。頑強なステンレスボディでアイの位置により明滅フラッシングの度合いが異なるという。3本のトレブルフックが装着されていて、バラシの軽減にも寄与するとか。年始のセールでお安くなっていたので購入。


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 午前5時過ぎ、神戸港に到着する。気温はなんと4度。車のラゲッジに腰をかけて、身体を縮めながら準備を進める。六甲山からの冷たい風が吹きつけて、体感気温はグッと下がり、完全防備できている身体はまだしも、露出した顔面や指先は冷たさを通り越してビリビリと痺れて痛い。カイロも効かない。さすがにこんな寒い朝に、しかも正月早々に、釣りをしているような人(バカ)は居ないと思いきや、シーバス狙いのアングラーがちらほらと見える。バカ繋がりに頬が緩む。ポットに入れた熱々の珈琲を啜って、エイッと気合を入れて釣りを開始する。湾奥にはベイトが入っているようで海面が細かく揺れ動いているが、ボイルは無く、シーバスや太刀魚は入っていない様に見える。まずはダイワのセットアッパーでベイトの下を通して魚の反応を伺うが、15分経過しても異常無し。

 場所を移動しながらルアーを投じていく。徐々に東の空が明るんで来た。湾奥に留まっている小魚が沖に払い出す時間帯だ。タックルケースに入れたルアーを次々に付け替えながら、向かい風に対峙するために鉄板系のルアーに辿り着く。沖合に潮目が見えるが、届くか届かないかの距離。足元にベイトの姿を確認することは出来ないが、右から左に潮が強く効いていて状況は良さそうに見える。ボイルでもあろうものなら、ルアーを投じる目標になって良いが、今は潮目だけが頼りだ。


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 遠投したルアーを5秒ほど沈めた後に、ラインをパンッと張ってからリールのハンドルを回す。その抵抗感からルアーが確実に水を掴んでいることが分かる。ラインを15mほど巻き取ったところで、コンッ・・・とバイト。瞬時にロッドが絞り込まれ、ラインが張り詰め、ジリジリと僅かにドラグが鳴る。ラインが鋭く左右に走るが、ロッドとリールにはまだまだ余力がある。一定の負荷を掛け続けると、魚との間合いが徐々に詰まり、時折、危険を察知した魚が躍動して、グインッとロッドが曲がる。シーバスの引きとも、太刀魚の引きとも違う。ランディングネットを準備するも、魚体が見えた瞬間に不要だと分かり、ロッドの弾性を活かしてエイッと引き抜くと、狙いどおりのサゴシだ。


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 約50㎝のサゴシ。

 更なる釣果を求めて、ルアーを変えながら、投じる場所を変えながら粘るも、海面が炸裂することは無く、建物の隙間から綺麗な陽光が射したところで納竿とした。



■釣行データ
 釣行時間:平成31年1月3日(木)午前5時15分~午前7時30分
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温:4度、水温:13度
 ポイント:神戸港
 釣果:計1匹(サゴシ約50cm)

■使用タックル
 Rod: YAMAGA Blanks, Early Plus 96M
 Reel: Shimano Exsence CI4+ 4000MXG
 Line: PE 1.0号
 Leader:フロロカーボン20lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Daiwa, Morethan Set Upper 125S-DR, 125mm 26g, Sinking (Lime Chart KONOSHIRO)
 ・Anglers Republic, HUNNEL 100, 100mm 30g, Sinking (Green Gold MAIASHI)  他

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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神戸・明石間メバリング釣行 ~横須賀からの神戸港~ 

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 冠雪の具合が抜群の富士山を眺めながら、新幹線に揺られて久しぶりに関東への出張。


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 昼食は、久里浜にある「ひさご寿司」のマグロ丼。刺身が苦手でも、このマグロ丼だけは、本当に問題なく美味しく食べることが出来る。茶碗蒸しと味噌汁がついて昔と変わらず1,080円。


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 某所に上陸。青空に白い灯台が映える。


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 こちらは馬堀海岸。随分と昔に同じ職場だった方々に久しぶりに再会して、お互いの変わり果てた容姿に笑いながら驚きつつ、お互いの子供達の年齢を確認して時間の流れを実感する。面的防護の先駆けとなった馬堀海岸にて、諸々のことをご教示頂く。



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 ところ変わって神戸の夕暮。街中はルミナリエが終わり一気にクリスマスモードに突入していて、仲睦まじく見つめ合いながら密着して歩く多数のカップルを横目に平常心を保ちつつ、ロマンチックな風景の邪魔にならぬよう車中で手刀を切りながら神戸港へと向かう。


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 午後6時過ぎ、釣りを開始する。海面を眺めると平静が保たれていて、小魚達の群れを確認することは出来ない。よってシーバスアングラーの姿も無い。シーバス狙いを諦めて、ライトタックルで根魚を中心に狙うことにする。今日の潮回りは大潮で、ちょうど下げ潮に入る絶妙な時間帯。護岸沿いにジグヘッドを投じて、表層、中層、底層と大雑把にレンジを変えて魚を誘っていく。すぐに反応を得ることが出来るだろうと安易に考えていたが、まだ潮が動いていないのか、そもそも魚が居ないのか、バイトを得ることが出来ない。魚の反応が無いままに時間が経過すると、動作が雑になり余計に魚が釣れなくなる悪循環に見舞われてしまうので、ここはグッと我慢して丁寧にリールのハンドルを回す。釣行の頻度の少なさを簡単に補えないことは分かってはいるが、何らかのヒントを得るまでは焦りが募る。まずは確実に根魚を捉えるべく、底層を集中的に誘う。ロッドティップを小さく上下させながら、数秒おきにピタッと動きを止めて魚を誘う。モワッ・・・と違和感。更なる食い込みを得るために、そのまま誘いを入れるとジワリと重量感。素早くロッドを立てると、グンッとロッドが反発して魚を捉える。丁寧に寄せて久しぶりのカサゴ。


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 再現性を確認すべく、先ほどと同じように護岸沿いにジグヘッドを投じる。スプールからポロポロとPEラインが落ちていく様子を眺めながら、ジグヘッドの着底を待つ。ラインが落ち着いたのを確認して、ラインを張って動作を開始しようとすると、怪しげな重み。そのままラインを巻き取ると、グググッと魚の躍動感。ロッドを曲げて、ラインに負荷をかけて、魚の動きを受け止める。グイグイと真下に突っ込む動きに応じてロッドを切り返すと、ズルズル・・・っとリーダーが擦れる嫌な微振動。無駄なを動きを抑えて、一定の負荷をかけて魚を障害物から引き離し、そして浮かせていく。姿を現したのはクロソイ。この界隈では珍しい魚であるが、この時期だけに姿を見せる。


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 狙いを変えて、潮通しが良い角地の基礎捨石の駆け上がり付近を狙うことに。過去には良型のカサゴが連発して良い思いをしたことがある場所だ。ジグヘッドを投じて、ラインを送り出しながらジグヘッドの着底を待つ。ラインが落ち着いた頃合いを見計らって、ロッドを立てて、ラインを整えて、底の状況を想像しながら丁寧に探っていく。コンッ・・・っとバイト。ジワリと重みが乗ったところで素早く掛けに入るとラインが勢いよく走る。てっきり底に居着いた鯵を捉えたかと、ひとり悦に入るが、魚を引き抜くと高速で振動していて、直に鯖であることが分かる。試しに同じラインにジグヘッドを通すと、同じように鯖が反応する。全く本命では無いものの、再現性を掴んだ瞬間は嬉しいもの。ついつい鯖狙いに熱中するも、数匹を掛けたところで我に返り、場所を移動する。


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 場所を移動しながら魚を探すが、恐らく小さなメバルであろうバイトがあるも捉えることが出来ず、釣れない時間が続く。あっという間に1時間が過ぎて、既に気持ちは萎えて、戦意は喪失しているが、ここで諦めては納得がいかない。一旦、車に戻り、ボトルに入れた温かい珈琲を啜ってから再び始動する。表層から中層の魚を捉えたい気持ちはあるものの、確実性を重視してカサゴ狙いに徹することに。運良く別の魚を掛けることが出来るかも知れない。ジグヘッドを投じて、丁寧にリールのハンドルを回す。底に転がるゴツゴツとした石の感触を確認しながら魚を誘う。クッ・・・っとバイト。そして数秒後にグググ・・・っと力強い引き。間髪入れずにロッドを立てると、ラインが張り詰めてロッドが曲がる。狙いどおりのカサゴだ。


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 更に2匹のカサゴを追加して、午後8時過ぎに納竿とした。



■釣行データ
 釣行時間:平成30年12月22日(土)午後6時10分~午後8時20分
 潮回り:大潮、下げ
 天気:曇り、気温:11度、水温:15.2度
 ポイント:神戸港
 釣果:計10匹(鯖5、クロソイ1、カサゴ4)(全てリリース)
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■使用タックル
(1) ジグヘッド用
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・Gulp SW Baby Sardine 2inch, PW(Pearl White)
 ・Gulp SW Baby Sardine 2inch, CBRS(Clear Black Red Silver)
 ・Gulp 2.35” Micro Shaky,(#104 Clear Green Holo, #105 Clear Gold)
(2) ジグヘッド
 ・Aqua Wave, Rock Bait Jig Head 1.5g

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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神戸・明石間メバリング釣行 ~狙って釣れず、あれこれ~ 

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 柑橘類が美味い季節になってきた。口中に広がって弾ける力強い甘味と酸味が高い次元で合わさって、ゴクリと飲み込むと鼻から抜ける清涼感とともジュワリと広がる果汁、もう堪らん。小さなミカンを次々に口に放り込むと、気が付けば皮の山。健康や風邪の予防にどれだけ効果があるの分からないが、旬のものを食べるにはきっと意味があるのだろうなと思いつつ、一路、和歌山から神戸へと向かう。


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 和歌山の濃厚な豚骨醤油の中華そばには少し敵わないが、神戸の希望新風のラーメンもまた人を惹きつける美味さがある。テーブルの上には海苔が入っている大きな瓶があり、好みの分量をラーメンに乗せることが出来る。これでもかと海苔を乗せて、新鮮な青葱とともにスープを啜ると至福の時が訪れる。


 午後5時、ルミナリエで賑わいを見せる神戸の街中を抜けて神戸港へと向かう。ルミナリエのために交通規制が敷かれているのに加えて、界隈の道路事情に慣れない人達の車が駐車場を求めて右往左往するので、夕暮時の街中の渋滞は激しさを増す。普段より倍以上の時間をかけて神戸港に到着する。シーバスの盛況な時期が終わったのか、シーバスアングラーの姿はまばらで、ここ最近、神戸港への釣行回数が少ない自分にとっては、既に脱力感が漂ってしまう。ポットに入れた温かい珈琲を啜り、チョコレート齧り、車のハッチを跳ね上げて、ラゲッジに腰を掛けながら釣りの準備に取り掛かる。冷たい風が吹き抜ける。


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 午後5時を過ぎると狙いどおりに鰯の群れが次々に入ってくる。海面がザワザワと波立ち、時折、小さく海面が割れるが、明らかにシーバスのものでは無い。鰯の群れの下にルアーを通すべく、ルアーを遠投してから10秒ほど沈めて、ロッドを下げてリーリングを開始する。ルアーが小魚に接触する頻度が少なく、良い具合に魚の下にルアーが通っていることが分かるが、潜航深度が2mほどのルアーであることを踏まえれば、小魚たちはシーバスに追われている状態ではなく、水平方向に広がって群れを成していることが分かる。つまりシーバスが捕食体制に入ると、群れはギュッと丸く塊の状態になり、ルアーにもコツコツと接触することになるので、現状、シーバスが入ってきていないか、もしくは捕食体制に入っていないことが分かる。釣れない時間が続く。明らかにシーバスのボイルは無い。辛うじて捉えたバイトは鯖である。河口での大型のシーバスを捉えるべく導入したロッドの威力を確かめることもなく、呆気なく1時間が過ぎてしまい、午後6時前にシーバス狙いを諦めて、ライトタックルによる根魚狙いに変更する。


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 久しぶりにライトタックルを持つと、軽さのあまり力加減を取り戻すのに苦労する。護岸沿いに投じたジグヘッドを底まで沈めてから、ラインの弛みを巻き取って、そして繊細なロッドティップを利用してジグヘッドを小さく動かすと、コツッ・・・と小さなバイトを感知する。以前もこのような微妙なバイトに悩まされたことがあり、あまりこれに固執せずに場所を移動しながら同じようにジグヘッドを投じていく。ジグヘッドがが底に到達して、そして動きを与えた瞬間にクンッと小さく入るバイト。メバルと確信してロッドティップの柔軟さを利用して掛けると妙な躍動感。何と鯵ではないか。そうか、鯵も入ってきていたか。更なる釣果を重ねようと気合が入る。


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 鯵を連釣してやろうと目論んで潮通しの良い場所にジグヘッドを落とし込んで、そして底を確認してからラインを整えて、そしてジグヘッドが底から少し浮いた状態で一定の速度で引きつつも、時折、小刻みな動きで誘いを入れると、フワッとした違和感の後にグンッ・・・と強烈なバイト。すかさずロッドを立てて、ラインを巻き取ってから掛けると、ロッドが真下にグイグイと引き込まれていく。ムムム・・・タケノコメバルかと思いきやクロソイでは無いか。


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 満潮の潮止まりが近く、てっきり魚の活性が低いのかと思いきや、意外にそうではないようだ。ジグヘッドを投じていく。過去に大型のクロソイとカサゴを捉えた実績のある場所に移動して、これ以上ない完璧な護岸との離隔でジグヘッドを引くこと5m。ツッ・・・カンッ・・・とバイト。間髪入れずにロッドを立てると、ソリッドティップが綺麗に曲がっている。一定の重量感の中にもグイッと引き込む躍動感、更にはすぐに観念したことを踏まえれば、間違いなくカサゴであろうと自信に満ち溢れたのも束の間、姿を現したのはタケノコメバル。なかなか再現性を掴むことが出来ず、五目釣りの流れになってきた。


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 相変わらず鰯の群雄を見ることが出来るが、海面の白濁の状態からして鯖の仕業であることが分かる。ここで心が乱れて、そして優柔不断にシーバス狙いに転じるとロクな結果にならないと考えて、ライトタックルによる根魚狙いを続行する。場所を移動しつつジグヘッドを投じていく。逃げまどう鰯がPEラインに接触して、一瞬、バイトかと勘違いしてしまうが、徐々にその状況に慣れてくる。ジグヘッドを投じてから時間をかけて底まで落とし込み、余分に出てしまったラインを巻き取り整えてから、ゆっくりとリールのハンドルを回す。ワームはガルプのベビーサーディン、白ベースに赤、黒、銀色のラメが入っている。ラインを巻き取りつつ、次なるバイトに備える。ジグヘッドがフワッと軽くなるような違和感。ジグヘッドの後ろに良型の魚がスリップストリームのように入った時に感じる独特の感覚だ。この状態が数秒続く・・・。ツッ・・・小さなバイト。更にジグヘッドが軽くなり、ラインの巻き取りを早めるとズンッ・・・と重量感。しっかりとロッドを引き付けると、最初にロッドティップが軽やかに曲がり、そして一気にその頂点が手元方向に移動する。ロッドのバット部分で魚の重量感を受け止めると、ドラグがジャァーっと鳴る。ラインが真下に突き刺さる。ランディングネットを持っていないことに気が付くが、大幅に時既に遅し。何度かロッドを切り返しながらどうするか逡巡するも、選択肢はただひとつ、抜きあげるのみ。一か八かで抜きあげると、奇跡的に成功する。キビレ32㎝。そういえば、普段は8ポンドのフロロのリーダーを使用しているが、運良く、チニング用のスプールを装着していたこともあり、リーダーがフロロの10ポンドだったのだ。


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 更にキビレを掛けてやろうと、過去に実績のあるキビレポイントに集中的にジグヘッドを投じていくが、何故かお次はメバル。更に鯖を1匹、タケノコメバルを1匹追加して、全く再現性を掴むことが出来ないままに午後8時を持って納竿とした。神戸の街中はまだ賑わっている。

■釣行データ
 釣行時間:平成30年12月9日(日)午後5時~午後8時
 潮回り:大潮
 天気:晴れ、気温:26度、水温:22.2度
 ポイント:神戸港
 釣果:計8匹(鯖2、タケノコメバル2、メバル1、クロソイ1、キビレ32cm)(全てリリース)

■使用タックル
(1) シーバス用
 Rod: YAMAGA Blanks, Early Plus 96M
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン20lbs
(2) ジグヘッド用
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs


■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・Gulp SW Baby Sardine 2inch, PW(Pearl White)
 ・Gulp SW Baby Sardine 2inch, CBRS(Clear Black Red Silver)
 ・Gulp 2.35” Micro Shaky,(#104 Clear Green Holo, #105 Clear Gold)
(2) ジグヘッド
 ・Aqua Wave, Rock Bait Jig Head 1.5g
(3)プラグ
 ・Daiwa, Morethan Switch-Hitter 85S, 85mm 20g, Sinking
 ・Daiwa, Morethan Set Upper 97S-DR, 97mm 18g, Sinking

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山中華そば探訪(74) ~ラーメンエイト~ 

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 本日のランチは、平成30年11月に開店したという、開店したての中華そば店へ。和歌山城近くの屋形通りに立地し、道路を挟んでオークワがある。店内はカウンターに8席と、二人掛けのテーブルに8席の計16席。

ラーメンエイト
 和歌山県和歌山市屋形町4-14-1
 電話:050-5596-6561
 営業:11:00~14:30、17:30~21:30
 休み:無し
 駐車場:無し(真横に有料駐車場あり)


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 やはり和歌山らしく、中華そばの種類は基本1種類で、麺と肉の分量を増やすとその分の値段が変わると言う分かりやすい仕組み。お値段はやや高めの設定。


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 「特製中華そば」800円也。所謂、チャーシューメンに相当するが、こちらの中華そばは叉焼では無く、小振りの薄切り豚バラ肉に火を通したものがバラバラと乗っている。豚肉の上には、見るからにシャキッとした新鮮な青葱が乗っているが、これ以外にトッピングは無く、なかなかの強気な印象を受ける。この時点で、味で勝負するぞという意気込みが伝わってくる。まずは蓮華でスープを啜る。温度が高めのスープをおちょぼ口で吸い込むと、最初に優しい甘さが舌の上で広がり、舌が油断したところでキュッと締まった醤油の味が広がり、そしてスープが喉元辺りに達した頃に豚骨の旨味がジワジワと広がってくる。更には時間差で強めの胡椒が香り、スープの味を引き締めてくれる。続けて何度が蓮華を上下するが、徐々にスープの優しい甘さが分からなくなり、代わりに醤油の塩分が際立ってくる。


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 豚バラ肉を掻き分けて、割箸で麺を引っ張り出す。割箸の太さに負けないぐらいの太麺が現れる。麺の先端が自由奔放に暴れてスープが服に飛び散らないように、麺を丸めて形を整えてから口に押し込んでいく。麺にはしっかりと芯が残っているため、ワシワシと歯応え十分で”喰ってる感”が凄い。あまり太麺は好みでは無いが、塩分強めのスープとうまく絡んで、麺を噛めば噛むほどに小麦の味が際立ち、スープの味が混ざり、思いのほか美味いではないか。麺の量は結構多め。


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 豚バラ肉を齧る。趣向が凝らされた叉焼も良いが、この薄切り豚バラ肉の赤身と脂身のバランスが丁度良く、トロトロ叉焼では瞬時にして胸焼け憂鬱状態となる我が軟弱胃袋であっても、このあっさりとした豚肉なら問題なく受け入れてくれる。この豚バラ肉、あまり野性味は無く、非常にお上品であるので、スープとも喧嘩せず、更には清涼感溢れる青葱とも仲が良く、パクパクと次々に食べることが出来る。

 ここ和歌山市には、このような薄切りの豚肉とストレートの太麺を組み合わせた中華そば店がいくつかあるが、化学調味料の味が全開であったり、店主の態度がイマイチであったり、太麺が硬すぎてスープに絡まなかったり、あまり良い印象が無いが、こちらラーメンエイトの中華そばは、特に尖ったところが無く、全体のバランスが無理をしていなくて好感が持てる。ただ、高めの価格設定というのが唯一残念である。

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店名:ラーメンエイト
「特製中華そば」
 ◇お値段:800円
 ◇トッピング:薄切り豚バラ肉、青葱
 ◇麺:極太麺ストレート
 ◇スープ:あっさり豚骨醤油
 ◇叉焼:豚バラ肉
 ◇満足度:★★★☆☆
 ◇その他:和歌山の豚骨醤油の中華そばとは一線を画す。
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テーマ: ラーメン

ジャンル: グルメ

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