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瀬戸内エギング釣行 ~家内と二人旅~ 

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 三連休の初日である土曜日にアオリイカ釣行を企てるも、朝から晩まで結構な風が吹くとの予報を見て素早く諦める。しかしながら、既に心身ともに全力で釣りをしてやる状態に突入していて、自宅で大人しく物思いに耽ることは不可能であり、結局、早朝の神戸港に車を走らせることに。雨がシトシト落ちて神戸港の景色がモノトーンに染まり、普段の華やかな港町の雰囲気とは随分と異なっているが、海面で上下する赤色の電気ウキだけは唯一鮮明さを保っている。西の空が明るんできて色彩を取り戻しつつある時間帯になっても、依然として太刀魚は乱舞せず、静寂のうちにマズメ時は終焉を迎え、開始早々に辛うじて捉えた1本が本日の貴重な釣果となった。





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 翌日の日曜日、一路、淡路島へと車を走らせる。雄大な景色を眼下にして窓を少し開けると、明石海峡の冷たい潮風が流れ込み、車内にまったりと漂っていた珈琲の香りが撹拌されて押し出されていく。今日は、久しぶりに家内との釣行を楽しむことと相成ったため、朝から晩まで漁労の如く、マシンの如く、ただひたすらにロッドを振り続けることは控えて、景色を愛でて、会話を楽しみ、流れゆく時間を味わい、ゆとりある穏やかな旅を満喫するというのが最大の目的であり我が使命であると自覚はあるが、豊かな海を目の当たりにし、偏光グラス越しにベイトの通過を確認し、くっきりと潮目が見えた場合、果たして我が欲望を抑えることが出来るのであろうか、と言うのが目下とても気になる点であるが、阪神高速湾岸線には無い、キメ細かで快適な路面とゆったりとした三車線に感嘆しつつ、アクセルを踏み込み、ステアリングを切り、神戸淡路鳴門自動車道を快調に南下する。


①ポイントM(午前7時00分~8時10分→1時間10分)

 最初のポイントに到着する。三連休の中日と言うこともあり、先行者は多数。ジギングロッドを力強くシャクる人、エギングロッドを鬼のようにシャクる人、何か釣れればイイやと銅付き仕掛けでツンツンする人、皆さん、思い思いに休日の時間を過ごしている。若干、海水の濁りが気になるが、空いている場所に入り、餌木を投じていく。緩やかな追い風に乗せて餌木を投じてから、じっくり20秒ほど沈めて、縦のシャクリで躍動させてから、横のシャクリで鋭くスライドさせて、そして最後に大きな縦のシャクリで誘い、パンパンっと小さく煽ってバイト・・・の流れの予定であるが、まずはアオリイカの追尾を確認することが出来ない。


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 場所を移動しつつ、アオリイカが居着いている場所を探していく。今日の潮回りは中潮。上げ潮が効いて、突堤の先端部で潮が折れているであろう場所。餌木を追い風に乗せて遠投し、じっくりと沈めてから縦のシャクリで餌木を鋭く躍動させる。7秒待ってから再度、縦のシャクリ、海面にS字状に置いた黄色のPEラインが、スルスルと延びる。間髪入れずにロッドを立てると、ジワリと重量感。ロッドを立てつつ、ラインを巻き取ると、アオリイカのジェット噴射でロッドがグイ、グイと絞り込まれ、程なくして海面から黒煙が舞う。丁寧に寄せて、本日最初のアオリイカ。サイズは小さいものの、こうして1杯目を捉えることが出来ると、心に余裕が生まれるもの。その後、同じラインで立て続けにアオリイカを掛けることが出来たので、まだ何杯かは釣れると判断して、素早く家内と場所を入れ変わり、トレースラインを伝えてから挑戦してもらう。


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 狙いのトレースラインに餌木を投じてから、じっくり20秒待ってシャクリに入ろうとした瞬間、ラインがスルスルと伸びているではないか。家内にアオリイカがバイトしているから早く合わせて、と伝えるも身動きせず、”どうしたん?”との普段の表情。こちらの焦りもあって、咄嗟に適切な言葉が出ずに悶絶しつつも、ようやくアオリイカのバイトであることを理解した家内が大幅に遅れてロッドを立てると、グインとロッドが曲がり、そしてアオリイカの躍動感でロッドがグイグイと揺れる。遠くで黒煙の噴射が見える。程なくして無事にアオリイカの捕獲に成功する。まずまずの型。その後、同じトレースラインで、”あぁ~根掛かりしたぁ”っと言いつつ、良く見れば、明らかにロッドが躍動しているでは無いか。これも含めて無事にアオリイカ2杯を捉えて、機嫌良く滑り出した。

ポイント①での釣果 私:4杯、家内:2杯



②ポイントD(午前8時40分~9時30分→50分)

 次の場所に移動する。潮の上げ止まりまでの様子を確認して、調子が良ければ下げっぱなも釣り続ける作戦だ。先日の強烈な台風の影響だろうか、偏光グラス越しに見える沈み根の位置や状態が随分と変化していることが分かる。強い波浪で沈み根に大量の砂が覆い被さったのか、沈み根の規模が大幅に縮小し、メリハリのあるポイントが消え去っている。おまけに先行者が数名いて、非常に良い場所に陣取っている。止む無く、離隔を取りながら釣りを開始する。海水の濁りが気になるが、沖合には潮目が通り、またベイトが作る波紋を確認することが出来る。先行者が釣り切っていなければ、数杯のアオリイカを釣ることが出来る筈だが、沈み根の間に奥深く、しっかりと餌木を通す必要があり、やや難易度は高い。


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 数投して、波向きと潮流による餌木の動きの傾向を把握してから、沈み根をタイトに攻めていく。餌木を遠投してから、15秒ほど沈め、横風でPEラインが煽られないように横のシャクリを鋭く入れて、沈み根の間を狙っていく。餌木が狙いのポイントに差し掛かると、再度、餌木をじっくり沈めてからパンパンッと鋭く縦のシャクリを入れて、そして5秒ほど沈めてからパンッと大きく躍動させると、ラインがスッと一直線になる。素早く合わせを入れるとロッドが曲がる。狙いどおりにアオリイカを捉えるもサイズが小さく、その後、同じようにして3杯を追加するも、やはりサイズは小さい。先行者に攻められた感が強いため、素早く見切りをつけて移動することに。ちなみに家内には難しい場所であったらしく、餌木を1個無くしたことで意気消沈してしまう。

ポイント②での釣果 私:4杯、家内:0杯



③ポイントS(午前10時20分~12時→1時間40分)

 場所を移動している最中に、家内は気持ちよさそうに寝息を立ててしまった。起こそうかどうしようか迷うも、あまりに深く眠っているようなので、まずは一人でアオリイカの様子を確認することに。こちらのポイントは海水が澄んでいて、尚且つ下げ潮が効きだしていて良い雰囲気が漂っている。沖合に点在する沈み根の位置を偏光グラス越しに確認しながら、餌木を投じ、沈下の秒数を変えて、縦のシャクリと横のシャクリを織り交ぜて、アオリイカを誘い出す。


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 追い風が味方して、餌木を遠投することが出来る。沖合の沈み根に付くアオリイカをブラインドで一発で仕留めることを目標にして、餌木を投じた後に15秒ほど沈めて、沈み根の奥でパンパンッと鋭く縦のシャクリを入れてから、短く5秒ほど沈めてから、横のシャクリで沈み根を交わし、そして再び10秒ほど沈めてからパンパンッと力強く餌木を急浮上させる。海面に置いたPEラインが、シュンッと鋭く伸びる。ロッドを立てて、ラインを巻き取りながら大きく合わせると、ジワリと重量感の後にグイグイと引っ張るような躍動感を得て、海面から勢いよく黒煙が舞う。沖合で十分に墨を吐かせてから、後は丁寧にかつ速やかにアオリイカを寄せる。まずまずの1杯。沖合での反応が途絶えると、手前に寄せたアオリイカをサイトで仕留めていく。岩と岩の隙間に餌木をしっかりと通すことが肝になり、餌木を引くラインがズレてしまうとアオリイカの反応も変わる。扇状に餌木を投じて、アオリイカの密度を確認する。偏光グラスが効きやすいこともあり、餌木の背後で追尾するアオリイカを多数確認することが出来る。併せて黒鯛がアオリイカを威嚇するように回遊している姿も見える。


 数杯のアオリイカを捉えたところで、痛恨の出来事が起こる。ピックアップ寸前の餌木に猛烈な速度で接近する物体。電光石火の勢いで接近し、躊躇なく触腕で餌木を捉えて、一気に沖合へと走る。強烈な引きだ。ロッドが強烈に曲がり、そしてジャァァァーっと留まることなくドラグが鳴る。さすがにマズイと判断して、ドラグを締めて、ロッドの根元部分に負荷を掛けて、まずは強烈な引きを受け止めてから動きを止めて、そして主導権を握り返して寄せにかかる。強めに締めたドラグから、幾度となくラインが吐き出されるが何とか寄せることに成功する。巨大なアオリイカが目の前にある。緊張している自分以気づく。マズイことに餌木のカンナが1本か2本しか足に掛かっていない。一か八か、更に寄せようとするあぁ刹那、無念のフックオフ。逃したアオリイカはあまりに大きかった。


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 1時間で10杯のアオリイカを掛けたところで、家内の様子を伺いに車に戻る。眠りから覚めた直後のようで、まだ寝ぼけ眼であるが、しばし小休止の後に一緒に釣りを開始する。まずは私が周囲のアオリイカを寄せる。そして岩と岩の隙間で明滅しながら臨戦態勢に入ったアオリイカを家内が掛けるという作戦だ。アオリイカが反応する場所を掴んでいるために、すぐに結果は出る。ブラインドでの釣りも楽しみがあるが、サイトの釣りもまたアオリイカの生態を知ることが出来る点で面白い。家内に餌木を煽る強さとタイミング、そして餌木を沈める秒数を伝えると、調子よく4杯のアオリイカを釣りあげる。しかしながら、沈み根の位置や形状が複雑で、根掛かりが頻発したこともあって、ご機嫌斜めにて程なくして終了する。

ポイント③での釣果 私:13杯、家内:4杯(僅か15分ほど)




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 淡路島の最南端の福良まで移動する。あっさりと、うどんを頂く予定が、あまりの空腹のためにほぼ思考回路は停止し、本能のままに無意識、自動的にカツ丼を注文する。出汁がしっかりと効いた正統派の味に大満足。後に”道の駅 福良”にて、お土産を購入しつつ小休止してから昼の部を開始。


④ポイントR(午後2時40分~15時00分→20分)


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 ”空高く馬肥ゆる秋”、と言う季節に相応しい見事な秋空と、地球の鼓動をすら感じる力強く隆起した岩々を視界に収めつつ、我が胃袋のあまりの満腹具合に”オレ肥ゆる秋”と諸々を重ねつつ、ロッドを振る。


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 上げ潮が効き始めていて、沖に浮かぶ岩々に激しく波が砕け白濁し、透明度抜群の海水との対比が実に美しい。海藻類があまり見えず、アオリイカのポイントとしては期待薄ではあるが、潮風を感じつつ絶景を眺めながらの釣りは格別であり、贅沢であり、至福の時でもある。先行者が数名いるので、それを避けるべく餌木を投じていく。3投目。数回のシャクリの後に餌木の沈下を待っていると、ズルズルと怪しげにラインが動く。ロッドを立てると、ジワリと重みが乗り、直に海面から黒煙が噴射される。素早く1杯目を掛けたものの、アオリイカの密度が低いと判断して、20分で終了する。

ポイント④での釣果 私:1杯、家内:0杯(読書のためお休み)



⑤ポイントS(午後3時30分~4時40分→1時間10分)


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 陽が傾くと、大空に浮かんだ綿菓子のような千切れ雲から、木漏れ日のように陽光が降り注いで柔らかな日差しとなり、海の凛とした黒さと相まって、実に幻想的な景色が広がっている。少し風が出てきているが、釣りの支障になるようなものでは無く、汗ばんだ身体を適度に冷やしてくれて快適である。干潮から潮が勢いよく上げてきていて、時間帯を考慮すれば最高の時間帯が訪れつつある。


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 本来であれば、手前から攻めるのがお手本であるが、沖合に点在する沈み根に付くアオリイカを点で攻めて捉えることに面白みを覚えてしまい、兎に角、餌木を遠投する。沈み根の奥に餌木を投じて、沈み根を交わしたところで掛ける作戦だ。10秒ほど沈めてから、縦のシャクリで一気に急浮上させて、そして3秒ほどだけ沈めて、今度は横スライドの動きを中心とした横のシャクリで鋭く沈み根を交わし、そして餌木が沈み根を超えたところで底付近まで時間をかけて沈下させて、そして餌木を海面まで一気に跳ね上げるべく縦の強いシャクリを入れる。これで掛からなければアオリイカはいない、と勝手に断言できる動作を終えた瞬間に、長く放たれたPEラインがツンッと張り詰める。明確なバイトだ。ロッドを立てると、ズンッと重量感。ロッドを曲げてアオリイカの噴射を味わってから慎重に寄せる。小型ながら狙い通りに釣ったアオリイカ。沖側で数杯のアオリイカを仕留めてから、お次は扇状に餌木を投じて、周囲のアオリイカを手前に集めてからのサイトの釣りに転じる。太陽の差し込む角度が浅く、徐々に偏光グラスが効きづらい状況になっているが、立ち位置を工夫して、アオリイカの動きを注視、観察する。体色が明滅して攻撃態勢の状態になったアオリイカに狙いを定めて、ピッチングで餌木を投じた後に、パンッと小さく煽ったり、パンパンッと鋭く煽ったり、タダ巻きをしてからの沈下で誘ったりして、数を重ねていく。反応が無くなれば、場所を移動して、同じようにして誘っては掛ける。1時間程度で11杯のアオリイカを掛けることに成功する。

ポイント⑤での釣果 私:11杯、家内:0杯(読書のためお休み)



 その後、最後に太刀魚をワインドで狙うべく、帰路の途中で突堤に立ち寄るが、初めての場所であり、事前の情報収集及び圧倒的な経験不足により、敢え無く、太刀魚の姿を見ることなく本日の釣りを終えることに。沈みゆく夕日が実に美しい。午後6時半、連なるテールランプを眺めながら、淡路島を後にした。


■釣行データ
 釣行時間:平成30年9月23日(日)午前7時~午前11時20分、午後2時40分~午後6時30分
 潮回り:長潮、下げ→上げ
 天気:晴れ、気温21度~31度、水温25.4度
 ポイント:淡路島南あわじ市
 釣果:アオリイカ 33杯(私)、6杯(家内)
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■使用タックル
(1)タックル1
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs
(2)タックル2
 Rod: VARIVAS Violente VLL-82-T
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs
(3)タックル3
 Rod: VARIVAS Violente VLL-81-PT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs

■使用ルアー、リグ
(1)餌木
 ・YO-ZURI、アオリーQ大分型布巻 2.0号(6.0g)
 ・YO-ZURI、アオリーQ 2.0号(6.0g)
 ・YO-ZURI、アオリーQ RS 2.0号(改)
 ・YO-ZURI、アオリーQ RS 2.0号(8.6g、沈下速度 3秒/m)
 ・シマノ Sephia Egixile 4×4tune 2.5号
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■潮汐
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和歌山サーベリング釣行 ~ダラダラ潮で時合なく苦戦~ 

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 たまには和歌山ラーメンではなく、こんな食事も良いものです。フォアグラに旬のイチジクの甘酸っぱさが合わさった絶妙な一品。


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 濃厚な肉汁がジワジワ、香草の清涼感が鼻腔を抜ける。




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 神戸から和歌山に戻り、夕刻の時合を見計らって釣り場に繰り出すと、数匹の子猫達を発見。虫であろうか、何か気になるものがあるらしく、それを懸命に追いかけたり、無邪気にじゃれあったり。しばし無垢な動きに癒されつつ見とれてしまうが、ふと我に返って釣り場へと向かう。猫を飼いたくなる理由がよく分かる。

 今日の潮周りは新月後の小潮。時間をかけてダラダラと上げる潮で、潮流による高活性はあまり期待出来ないので、夕暮れのマズメ時の時合に期待しつつ準備に取り掛かる。三連休の最終日ということもあり、未だ釣り人は多い。普段のお気に入りのポイントには、既に先行者が多数居るために入ることが出来ない。止む無く、自分の中では3番手あたりに位置するポイントに入る。風向きが悪いことは天気予報で知っていたので、色々なジグヘッドとワームで対応することに。身体に纏わりつく蒸し暑さを潮風が吹き飛ばしてくれる。


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 まずは向かい風に逆らうようにしてジグヘッドを遠投する。普段より10m以上も飛距離が落ちている。まだ明るい時間帯であることを考慮して、じっくりと15秒ほど沈めて、ほぼ底付近を緩急つけて誘う。リールのハンドルを20回ほど回したところで、グッ・・・ガツッ・・・っと明確な衝撃が。完全に油断していたために、フッキングが遅れたが、これが奏功してしっかりと針掛かりし、ロッドが曲がり、ドラグがジャァァ~っと鳴り響く。まずまずの1本目。ポイントに入り、僅か1投目での釣果ということもあり、周囲からは羨望の眼差しで、少し気持ち良くなってしまう。この後に連発出来れば、技術と経験のなせる業ということで更なる羨望の眼差しを集めて、勝手に恍惚となるところであるが、どうやら通りすがりの太刀魚だったようで、その後はパタリと反応が無い。周囲の雰囲気も、”何だ偶然か”ということで平常に戻る。


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 ジグヘッドを通す方向によって、潮の重みが違うことが判明する。海面は風で煽られて波立ち、潮目を認識することが全く出来ないが、ジグヘッドから伝わる水の抵抗を頼りにして、大よその潮目の位置を探り出す。運良くも、自分の立ち位置の目の前に縦方向に潮目が入っているようで、右側が沖から護岸に向かってくる潮、そして左側が沖側に掃い出している潮のようだ。左右に釣り人がいるために、扇状にジグヘッドを投じることが出来ないが、可能な範囲で・・・8分の1のショートケーキぐらいの鋭角でジグヘッドを投じては、水深を刻み、そしてジグヘッドとワームを変えながら色々な動きで太刀魚を誘い出す。太刀魚の反応は、中層より下の深い層に集中している。スローワインド系のジグヘッドで、ゆっくり大きな動作で緩急をつけて誘うが、ワームに鋭い歯型が残るだけで、なかなかバイトに持ち込めない。辛うじて1本の太刀魚を掛けることに成功するも、後が続かず悶絶の連続である。ルミノーバを身にまとった視認性抜群のマナティで誘いを入れるも、せっかくの貴重なバイトを取り逃してしまう。答えを導きだすべく、あれこれルアーを変えていく。

 横移動を意識したエコギアの3Dジグヘッドとパワーシャッドの組み合わせで、いまいち乗りが悪い太刀魚を捉える作戦にでる。本来であれば表層付近での反応が良い筈であるが、今日に限っては完璧なマズメ時であるにも関わらず、表層での反応を得ることが出来ない。強風による荒れた海面が影響して、ベイトが押し下げられ、そして太刀魚もそれに追随してしまっているのであろうか。投じたジグヘッドを中層から底層付近まで沈めて、そしてラインが弛まないように、常にロッドティップに負荷が掛かった状態になるように注意して、丁寧に誘っていく。忘れた頃に、ガシッとバイトがある。午後7時までに3本を追加するも、集中力が途切れ始めたため納竿とした。緑色や赤色の電気浮きがスーッと消し込まれては、時折、ヘッドライトに照らされてサーバルが舞っている。


■釣行データ
 釣行時間:平成30年9月17日(火)午後5時40分~午後7時
 潮回り:小潮 ダラダラと上げ
 天気:雨、気温30度→28度、水温25度
 ポイント:和歌山下津某所
 釣果:太刀魚 4本(F2.5~F3)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs+ワイヤー・ショート・リーダー10cm

■使用ルアー、リグ
(1) ジグヘッド
 ・ECOGEAR 3D Jig Head Painted 14g
 ・ECOGEAR 3D Jig Head 14g
 ・ECOGEAR Power Dart Head 14g
 ・がまかつ Wind Master Round-D-Head Glow 18g
(2) ワーム
 ・ECOGEAR Power Shad 4inch (100mm) (Midnight Glow)
 ・ECOGEAR Power Shad 4inch (100mm) (Chika-Chika Muroran)
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Midnight Glow)
 ・Ounce Tackle Design, Manatee90 (Lumi Nova)

■潮汐
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神戸港サーベリング釣行 ~神出鬼没、30分の時合~ 

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 京都市東山の建仁寺にある双龍図。見事な迫力。


 天候不順が続く今日この頃、思いどおりの釣行計画を立てることが出来ず、いや仮に計画したとしても、脆くもとん挫してしまい、歯痒い思いをするばかり。今日は久しぶりの神戸港。巷の情報によれば、明石海峡から大阪湾の間で太刀魚が上向いているとのこと。先般の台風の影響で釣り場がどのようになっているか、不安を抱きつつも神戸港へ。午後6時前にポイントに到着して、釣りを開始する。

 普段なら結構な人手で賑わっている潮通しの良いポイントに何故か先行者はおらず、電気浮き仕掛けで太刀魚を狙おうと準備に取り掛かる餌釣り師の姿はちらほら目にするが、ルアーマンの姿は見えない。神戸港のいたるところで、台風21号の影響と思われる被害を確認することが出来る。転落防止策が折れ曲がっていたり、護岸のブロックが飛んでいたり、タイルが跡形もなく無くなっていたり。海面には浮遊ゴミが多く浮いている。これも台風の影響だろうか。今日は中潮。干潮からの上げ潮が、ちょうど夕暮れの良い時間帯に効き始める筈で、期待が高まる。ただ、海の色が普段の神戸港の色とは異なり、藍色に灰色を加えたような、どんよりとした重い色に変わっている。

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 隣に入ってきたルアーマンが気さくに話しかけてくれる。数日前には、大量のベイトが入っていたようで、良型の太刀魚が連発したとのこと。外道でサゴシや鯖がロッドを曲げて、夕暮れ時から夜遅くまで楽しめたとのこと。まずはメタルジグで様子を探る。風向きが悪く、しっかりとラインを操作しないと、ラインがふけてしまう。暫く、メタルジグを投じるも反応が無いために、ワインドの釣りに切り替える。ジグヘッドは、”がまかつ Wind Master Round-D-Head Glow 18g”。横移動よりも縦移動の落差が大きく、活性が高まりつつある太刀魚には、超絶なアピール力がある。ジグヘッドを投じてから、10秒ほど沈めて、そしてゆっくりとした動作でロッドを上下する。なるべくラインテンションが抜けないように注意を払うが、どうしても横風でラインが撓んでしまい難儀する。時折、何かに触れたようなバイトがあるも、感度が悪く、賭けるタイミングを何度も逃してしまう。また、感知出来ないようなバイトもあるようで、ワームには、しっかりと太刀魚の歯型が残っている。太刀魚のサイズが小さいと判断して、縦の動きを抑え、横の動きに重きを置いて、エコギアの3Dジグヘッドとパワーシャッドの組み合わせに変える。ジグヘッドを投じてから、7秒ほど沈め、そしてラインをパンパンッと張ってから、ロッドをジワジワと上下させつつ誘う。手に取るように潮流の重みの違いを感じることができる。潮が押している所と、払い出している所を把握して、潮が転流しているであろう場所に重点的にジグヘッドを投じていく。コンッ・・・っと下から突き上げるような小さなバイトが幾度となくあるが、食い込むには至らない。ジグヘッドの上下動を更に抑えて、フワフワとした動きで誘いを入れると、コンッ・・・とバイトの後に、ジワジワっとロッドが曲がる。太刀魚が掛かった瞬間の引きは、太刀魚のサイズを勘違いしてしまうほどに力強く、ロッドが大きく曲がり、ドラグが鳴り、心が躍る。狙いよりも細いが、ようやく太刀魚を掛けることに成功する。


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 太刀魚が居る水深を的確に把握することが出来ないまでも、夕方の時合が味方して、上層を誘えばキャストの度に何らかの反応がある。それを捉えることが出来る場合もあれば、そうでない場合もある。太刀魚の時合は短い。集中力を最大限にしてジグヘッドを投じていく。40mほど先で反応していた太刀魚が、徐々に手前に寄ってきている。連発とはいかずども、2投に1回の頻度でロッドが曲がる。太刀魚を捉えた瞬間に、ロッドが曲がり、ドラグがジャァァァっと鳴り響く瞬間が、まさに至福の時である。更に重量感が増せば良型の可能性が高いし、そうでなくとも鞭を打つような躍動感が気持ちを高揚させてくれる。太刀魚を5本捉えたところで、護岸に沿って群れが移動してしまったのか、パタリと反応が止まってしまう。ジグヘッドを投じる方向を変えたり、水深を変えたりして、様子を伺うも反応が無い。僅か30分ほどの時合だっただろうか。その後、惰性で30分ほどロッドを振るも、更なる状況の好転には時間が必要と判断して、素早く納竿とした。帰宅後、持ち帰った太刀魚を捌いて、皮を炙ってから冷水で〆た後に刺身にしたところ、家族の評判はなかなか厳しいものであった。もう少し冷えていた方が良いとのこと。


■釣行データ
 釣行時間:平成30年9月15日(土)午後5時50分~午後7時
 潮回り:中潮 上げ
 天気:曇り 気温28度、水温24度
 ポイント:神戸港
 釣果:太刀魚 5本(F3)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Hiroshima Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs+ワイヤー・ショート・リーダー10cm

■使用ルアー、リグ
(1) ジグヘッド
 ・ECOGEAR 3D Jig Head Painted 14g
 ・ECOGEAR 3D Jig Head 14g
 ・がまかつ Wind Master Round-D-Head Glow 18g
(2) ワーム
 ・ECOGEAR Power Shad 4inch (100mm) (Pearl Glow Hologram Max)
 ・ECOGEAR Power Shad 4inch (100mm) (Midnight Glow)
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)

■潮汐
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洗濯機を分解して徹底的に洗浄せよ! 

※注意:非常に見苦しい画像がございます。


 和歌山での単身赴任生活も2年半近くが経過。和歌山に転勤してきた当時、諸先輩の方々が使用(酷使)された洗濯機を無償で譲渡して頂いた。感謝の意を述べつつ、洗濯機を部屋に運び込み、そして使用して驚いた。脱水モードに入ると、洗濯機の中でアルマジロが丸まって暴れているのか、もしくは漬物石でも入れてしまったのかと思うほど、ガタゴトと激しい音が鳴り響くではないか。何とか騒音に耐えながら2年半も使用したが、ここにきて経年劣化の影響か内部の小物が壊れだした。恐らくあと半年で単身赴任生活は解消されるだろうから、何とかあと半年を乗り切らなくてはならない。新しく洗濯機を買うのも勿体ない。


 朗報が舞い降りた。職場の後輩が、”結婚するので自分が使用していた洗濯機が1台いらなくなりました。誰かいりませんか?”と。何という絶妙なタイミング。背筋を伸ばし、神妙な面持ちで挙手して、洗濯機が欲しい旨を申し出ると、”どうぞ”との言葉。念のため”その洗濯機はガタゴトいわないか?”と確認したところ全く問題ないとのこと。


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 数日後、無事に洗濯機を譲り受けたのは良かったのだが、部屋に運び込んでから気が付いた。酸味のある、激しい匂いがするでは無いか。気のせいだと思うことにしても、付近を通過するたびに脳髄に染み入るような鋭い酸味が漂い、無情にも現実であることを知る。他人から頂戴したものなので、複雑な気持ちであるが、仕事中も食事中も、その鋭い匂いが脳を支配する。貰わなければ良かったとさえ思ってしまう。あまりに強烈な匂いのせいで睡眠不足になった。そこで、”洗濯槽クリーナー”なるものを入手して、延々12時間かけて洗浄するも、強烈な匂いは一向に衰えず。このような洗浄剤の宣伝を見ると、如何にも簡単に綺麗になりそうだが、世の中そんなに甘くはなく、深刻な汚れや匂いには全く効き目が無いようだ。

 このままでは埒が明かないので、分解して掃除をすることに。事前にネットで洗濯機の分解の方法や洗浄の方法を学習して、休日の早朝から作業を開始する。ちなみに製造メーカーによって構造が異なっていて、当然ながら手順等も異なるが、割と単純な構造なので何とかなる。譲り受けたのは”東芝”の洗濯機。


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 分解清掃する洗濯機:東芝AW-5AKS

 背後の2本のビスを外すと、簡単に上の部分を外すことが出来る。電線等が繋がっているので、奥に立てかけるようにする。洗濯槽に頭を突っ込んで作業をしていると、時折、上の部分がバタンと倒れてくるので、配線が切れないように注意しながら、奥に倒し込んでおいた方が良い。また、途中で洗濯機が動きだしたら危険なので電源を抜いておく。更に給水用のホースも外しておく。


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 洗濯槽の底にヒトデのような回転板があるので、まずはこれを外す。真ん中のビスをドライバーで外してから、回転板を真上に引き抜くと、思いの外、簡単に外すことが出来る。羽部分が摘まみにくいので、ゴム手袋があるとしっかりと掴めて良い。


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 恐る恐る回転板を裏返してみると・・・・ ギャー・・・・汚い!


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 底にある4本のボルトをレンチで外す。結構、固く締め込んであるので、レンチを持つ手とは反対側の腕で洗濯槽を固定しながら外す。汗が滴り落ちてくる。


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 洗濯槽を真上に引き抜くと。オエッ・・・・、何という汚さ。吐きそうになるが、辛うじて耐え凌ぐ。

 洗濯槽を強引に真上に持ち上げてしまったせいで、外れてはいけない棒が外れてしまう。これら4本の棒が車で言うところのショックアブソーバーの役割を果たしていて、洗濯槽を宙吊り状態に保っているようだ。何とかこれらを復旧する。


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 スポンジやたわしでゴシゴシ擦ること数分、ドロドロの水を何度も流して、随分と綺麗になりました。電源を入れないと排水が出来ないので、その都度、電源を入れて排水する。作業中に洗濯機が動き出すと危険なので、排水を終える旅に電源を抜く。先ほどの強引な作業で外れてしまった4本の棒も復旧済み。


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 お次は洗濯槽。これまた汚い。”洗濯槽クリーナー”が全く効いていないではないか。


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 洗濯槽の枠部分を外す。ビス数本を外すと簡単に外れてくれる。


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 洗濯槽の中のプラスティックの部品も全て外す。これらもビスを外せば簡単に外すことが出来る。車のように隠しネジや、すぐ破損してしまうクリップは無く、金属製のビスかボルトが剥きだして使用されているので、直感的に作業を進めることが出来る。


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 たわし、スポンジ、歯ブラシ、割箸を使用して、ゴシゴシ擦ること1時間、見違えるように綺麗になった。腰が痛い。


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 外したビスを無くさないように。


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 分解した際の逆の手順で組み込んでいけば完成。約2時間の作業で見事に綺麗になりました。最後に”洗濯槽カビキラー”で仕上げをする。例の強烈な酸味は無くなり、爽やかな香りがするようになった。よし、洗濯しよっと。




 しかし後日・・・まだ強烈な匂いの残像が仄かに漂っていることに気が付いてしまう。思えば、洗濯槽の一番下に付いていた底部分の部品の掃除を省略していたのである。あいつのせいか。


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 休日に再度、分解清掃を開始する。手順を理解しているので作業は早い。前回の失敗を繰り返さないように、洗濯槽の上端についているプラスティック製の枠を取り外す。前回の作業では、これを取り外さず強引に洗濯槽を引き抜いて、結果、外す必要の無い部品が外れてしまい、結構な苦労をした。


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 洗濯槽の枠は、4か所の爪で留まっているだけで、これを指で引き上げれば簡単に外すことが出来る。洗濯槽を外す手順は前回のとおり。


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 洗濯槽を取り出して、そして底に付いている鉄板を外す。回転時のバランスを取るためのものだろうか。結構、錆びている。濡れてしまう部分なのに、錆びる素材を使うとは。


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 洗濯槽の底部分を取り外す。洗濯槽の中に足を突っ込んで、底部分を踵で蹴るように押すと、数回で簡単に外れるが、洗濯槽の金属部分の端が、ほぼ切りっぱなし状態なので怪我をしないように注意が必要だ。しかし汚い。悪臭の原因はこいつであったか。


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 金属製の洗濯槽の下端部分にも、しっかりと汚れがこびりついている。


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 この凹んだ部分が非常に厄介である、洗剤を浸けた後に、たわしでワシワシと擦ったり、歯ブラシでゴシゴシと擦ったり、更に細かい部分は竹串でツンツンとほじくったりして、丁寧に汚れを落としていく。まるで修行のようであるが、腰を伸ばしつつ地道な作業を続けること1時間以上、気が遠くなりかけたところで、全ての凹み部分の汚れの除去が終了する。いや疲れた。


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 我ながら良く頑張った。

 しかし、洗濯機は水を使う家電であり、更には水が完全に乾かない厳しい環境に置かれる家電であるにも関わらず、経済性や構造的に止むを得ないのかも知れないが、こんなに入り組んだ構造が採用されているとは驚愕してしまう。こんな奥にこびりついた汚れは、わざわざ分解して、時間をかけて掃除をしない限り、絶対に除去することが出来ない。衣類等を綺麗にするための洗濯機が、実は目に見えないところがこんなにも汚れてしまう構造だとは。洗濯機を開発されている技術者の方々、是非とも良いアイデアを発明して下さい。


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 綺麗になりました。

 ようやく酸味のある鋭い匂いが無くなり、平穏な日々が訪れた。


テーマ: 片付け・収納・お掃除

ジャンル: ライフ

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和歌山サーベリング釣行 ~雨に負けじと粘りの釣り~ 

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 最低でも週に1回は和歌山ラーメンを啜らないと、心身ともに調子が狂うので、今日の昼食は、いつもの”まるだい”へ。中華そばのネギ大盛り、この組み合わせが最近のお気に入り。いつもよりネギの水分が多くてシャキシャキしていて、尖がった芳香が鼻腔を突き抜けて、刺激的な辛みが口中に広がるが、これが堪らない。普段のネギと少し違うと思い、お店の方に伺ってみたところ、”普段と同じ青葱を使用しているが、だいぶ辛みが強い”とのこと。麺の量と同じぐらいの青葱を堪能して、そして濃厚な豚骨スープを飲み干して、お店を後にした。


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 穏やかな昼下がりに、寝っ転がって伸びをすると、呆気なく午睡に突入してしまい、気が付けば午後4時前。2時間ほど寝てしまったのだろうか。寝ぼけ眼で釣りの準備を整える。天気予報によらずとも今日も雨模様なので、レインジャケットなどの雨対策を抜かりなく、また、ヒップバックがずぶ濡れになる前提で、携行する釣り具を最小限にすべくあれこれと厳選する。使用するジグヘッドとワームは、エコギアの3Dジグヘッドとパワーシャッドを主軸にする。明るい時間帯から日暮れまで、この3種類があれば充分である。敢えて天候の悪い中で、ルアーをローテーションして釣りを複雑にする必要も無いが、念のためにワインド系のジグヘッド、ワームをバックに忍ばせておく。


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 案の定、濃密な雨が降り注いでいて、遠くの景色が鼠色に霞んで見える。釣り人はまばらだ。まずは、鰯カラーのナチュラルカラーで開始するが、まだ時合には早いのか太刀魚の反応は無い。グロー系のワームに変えて、方向や深度を変えて太刀魚の反応を伺うが、満潮で潮が止まっているせいか、昨日のように明確なバイトは無く時間が過ぎる。ジグヘッドを投じる方向や、トレースする深度によって、潮の重みが随分と異なっていることに気が付いた。潮汐表では潮止まりでも、実際にはそんな単純なものでは無く、地形等によって複雑に潮が動いているのだ。ジグヘッドを扇状に投じて、そしてジグヘッドを通す水深を変えて、潮の重みを意識すると、ようやく潮目を探り当てることが出来た。その付近を重点的に誘っていくと、コンッ・・・と小さなバイト。繊細で掛けにくいバイトではあるが、無理に掛ける動作をせずに一定速度でリールのハンドルを回すと、グイッとロッドが入る。小型ながら狙いどおりの太刀魚だ。


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 太刀魚が居る場所を特定することが出来て、これで連釣モードに突入するのではと気合が入る。時折、強風とともにシャワーのような雨が降り注ぎ、思わず滅入りそうになるが、負けじとジグヘッドを投じていく。小さなバイトはあるが、なかなか乗せるに至らない。リーリングする速度を落として、より慎重にバイトに備える。ワームの頭寄りにバイトしているのか、トンッと柔らかい振動が多い。再び、細い太刀魚を掛けることに成功するが、太刀魚の遊泳する場所と深さがころころと変わるのか、再現性が無い。


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 暗くなり、蓄光に優れた色のワームに変更する。雨が止んだかと思うと、レインジャケットの中が蒸し風呂のような状態になる。周囲の釣り人が全て撤収しても、未だにロッドを振り続ける我が行動は、趣味の範疇を超えて漁労の域に達しているように思うが、これは粘り強さというよりかは、何とか釣ってやろうという、意地とか執念に近いものがある。相変わらず再現性を掴むことなく、忘れた頃にバイトがあり、辛うじて掛けることが出来ている。5本目の太刀魚を釣ったところで、猛烈な雨に見舞われて、更にはバイトが霧散したために、午後7時をもって納竿とした。車に戻り、ボトルに入れた珈琲を啜ると、少し気持ちが落ち着いた。


■釣行データ
 釣行時間:平成30年9月9日(日)午後5時30分~午後7時
 潮回り:中潮 上げ止まり
 天気:雨、気温25度→23度、水温25度
 ポイント:和歌山下津某所
 釣果:太刀魚 5本(F2.5)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs+ワイヤー・ショート・リーダー10cm

■使用ルアー、リグ
(1) ジグヘッド
 ・ECOGEAR 3D Jig Head Painted 14g
 ・ECOGEAR Power Dart Head 14g
(2) ワーム
 ・ECOGEAR Power Shad 4inch (100mm) (Midnight Glow)
 ・ECOGEAR Power Shad 4inch (100mm) (Pearl Glow Hologram Max)
 ・ECOGEAR Power Shad 4inch (100mm) (UV Hologram IWASHI)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山サーベリング釣行 ~台風一過、ずぶ濡れ釣行~ 

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 強烈な台風21号が大きな爪痕を残して過ぎ去り、まだ平穏を取り戻すには時間がかかりそうだが、久しぶりに太刀魚の状況を確認するために釣行の準備に取り掛かる。昨年の今頃は、大阪湾から和歌山まで、至る所で太刀魚の好釣果を確認することが出来たが、今年は、毎週のように襲い来る台風のせいで、釣りどころでは無い状況が続いている。久しぶりの釣行であることを踏まえて、様々な状況に対応出来るように、普段より多めのバリエーションのジグヘッドとワームを準備する。熱々の煎れたて珈琲を啜りながら、粒あんパンを齧りながら、そして生ぬるい外気を車内に取り入れながら、ポイントへと向かう。雨がフロントガラスを叩いている。


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 午後6時前に現地に到着する。台風21号の残した爪痕は甚大で、海沿いの至るところで小屋が崩壊していたり、漁具がグチャグチャに散乱していたり、ゴミが山積みされていたりする。また、浜には大量の漂流物が打ち上げられている。


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 午後6時前、釣りを開始する。今日は中潮。満潮からの下げっぱなの時間帯と、夕マズメの時間帯が重複していて、状況的には良い筈である。先行者は数人。まずはエコギア・パワーダートミノーで広範囲に散らばる太刀魚を寄せて喰わせる作戦。天気予報の風向きでは、向かい風で翻弄される可能性が高かったが、ほぼ無風である。頭上を覆い尽くす鈍色の空からは、密度の濃い雨が降り続いている。夕マズメで、ある程度、太刀魚が浮き出していると想定して、中層から表層までを3層に区切って、ジグを通していく。数投して反応が無ければ、ジグとルアーを入れ替える。お次はマナティのルミノーバ仕様。強弱をしっかりとつけて、ワインドで誘う。中層付近で触れるようなバイトがあるも乗らず。ワームには鋭利な歯で切り付けられた跡が残っている。太刀魚のサイズが小さいのかも知れない。ならば、エコギアの3Dジグヘッドにパワーシャッドッドの組み合わせに変える。色はナチュラルカラーを選択。ジグヘッドを遠投して、7秒ほど沈めてから、縦の動きを抑えながらストップ&ゴーで横の動きを中心にして誘う。カツッ・・・太刀魚のバイトだ。間髪入れずに、積極的に掛けていく。ドラグがジャァーと鳴る。グインとロッドティップが絞り込まれるが、すぐに寄っている。細身の太刀魚だ。


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 潮目がくっきりと浮き出ている。レインジャケットを叩く雨粒が更に強さを増している。


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 ジグヘッドを扇状に投じて、そして中層から表層を中心に探って、ようやく太刀魚が居る場所を探り当てることが出来た。太刀魚は浮いている。ジグヘッドを遠投して、そしてロッドを緩やかに上下しながら、フワフワとした動きで太刀魚を誘う。キャストの度に、カツッ・・・とか、コンッ・・・とか、ツッ・・・とか、小さなバイトがあるが、早掛けではどうもうまく乗せることが出来ない。確か、昨シーズンも同じような状態に陥り、試行錯誤して効率よく掛ける方法に辿り着いた筈だが・・・。脳と身体が思い出すのに、5回ほどバイトを取り逃す。辺りが暗くなり、ワームを夜光色に変える。


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 どうやらカメラのレンズが濡れてしまったのと、雨が強すぎて液晶画面の確認が不十分で、画像がブレブレである。


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 パターンを掴んだ。太刀魚の居る場所は特定できているので、後はしっかりと誘い、そして確実に掛ければよい。ジグヘッドを投じてから5秒ほど沈め、そしてロッドを操作している間にラインの負荷が抜けないように、またジグヘッドが上下に大きくゆっくりと波打つように、手首を柔らかく使てロッドを上下する。コツッ・・・太刀魚のバイトを感知する。ここで掛けにいってはいけない。ロッドの上下の動きを止めつつも、リールのハンドルを回す速度をそのままに保ちながら続けると、ロッドティップにジワジワと重みが増し、そしてグインッと大きくロッドが入る。ロッドを更に曲げるような大きな動作で、しっかりと掛ける。ジャジャジャ・・・っとドラグが鳴る。サイズは小さいながらも、連発モードに入る。っが時既に遅し、30分もしないうちにバイトが霧散する。太刀魚の群れが去ったのか、単純に食いが落ちたのか。雨に打たれながら、良型を求めて、ジグヘッドを通すレンジを下げたり、ジグヘッドと投じる方向を変えたりして、更に30分粘るも残念ながらバイトは無し。午後7時、早めの納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成30年9月8日(土)午後5時50分~午後7時
 潮回り:中潮 下げ
 天気:雨、気温25度→23度、水温26度
 ポイント:和歌山下津某所
 釣果:太刀魚 8本(F2.5)
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■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs+ワイヤー・ショート・リーダー10cm

■使用ルアー、リグ
(1) ジグヘッド
 ・ECOGEAR 3D Jig Head Painted 14g
 ・ECOGEAR Power Dart Head 14g
 ・ECOGEAR Power Dart Head 20g
 ・Cultiva D-AX 12g
 ・がまかつ Wind Master Round-D-Head Glow 18g
(2) ワーム
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Midnight Glow, Super Glow Hologram)
 ・ECOGEAR Power Shad 4inch (100mm) (UV Hologram IWASHI)
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)
 ・Ounce Tackle Design, Manatee90 (Lumi Nova)

■潮汐
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山サーベリング釣行 ~想像力不足、傾向不明~ 

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 本日の昼食は、普段とは系統が異なるこちらの中華そば店へ。昭和レトロな店構えが何とも良い雰囲気を醸している。思えば、平成が終わってしまえば、昭和という元号がより遠い存在になってしまうのだろうなぁ。


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 醤油ベースの中華そば。一見すれば濃厚な色合いのスープだが、鶏ガラ出汁と醤油のきっぱりとしつつ、あっさりとした味わいで、いつもの胃腸の隅々に染み渡る濃厚な豚骨醤油もまた良いが、たまにはこんな昔ながらのあっさり中華そばを啜るのも良いものである。以前は、味を出し切ったようなボソボソの叉焼が全く好みでは無かったが、ここ最近は、脂身ゼロ、赤身オンリーのボソボソ叉焼もありだなと思うようになってきた。もしやこれは、時の流れによるものなのだろうか。


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 夕方にかけて小雨が降るとの予報もあって、釣り場に人の姿はまばらである。頭上には、グレースケールで描いたような、濃淡大小が異なる様々な雲が浮かんでいる。雨粒が落ちてきそうな気配もあるし、天気が回復傾向にも見える。西の空が橙色に染まる頃には、潮風と山から滑り降りる風で随分と快適になる。秋の夕暮れは、こけら落とし、そんな季節が目前と迫っている。釣果が上向く季節だ。


 午後6時、釣りを開始する。太刀魚がベイトを求めて浅場で群遊する時間には、まだ少し早く、ワインドでジグヘッドとワームの動きを確認しながら時合を待つ。慣れている場所とは言え、太刀魚狙いは久しぶりであるため、ジグヘッドの沈下速度を確認し、またレンジ別の水の抵抗を確認し、更には投じる方向の違いによる潮流の重さを確認する。上げ潮が効いていて、ジグを投じる角度と水深の違いで、随分と水の抵抗が異なっていることが分かる。海面の潮目と同じように、海中にも潮目があり、その境目が釣果を分けることもある。目の前に広がる海を立方体に切り出すようにイメージし、縦方向と横方向に少しずつスライスするようにして、点を線に、線を面に、面を立体に変えて、太刀魚が居る場所を探っていく。シーズン真っ盛りになって、多くの太刀魚を掛けると、狙うべき場所を素早く見つけ出すことが出来るが、今日のところはまだまだ。



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 先行者が2本の太刀魚を掛けて、こちらが焦りを感じる頃に、その先行者が時合を前にして帰宅するということで、有難くも場所を譲って頂いた。先行者からの情報と、何度か表層付近でのバイトを感知した自らの経験から、太刀魚が浮いていると判断する。ジグを追い風に乗せて遠投し、5秒ほど待つ。ジグが着底するまでに約20秒かかるポイントであることを考えると、5秒の沈下というのは表層に近い。一定のレンジを保つために、ロッドの動きを極力抑えてフワフワと誘う。5回ほどロッドを上下したところで、ガゴンッと痛烈なバイト。フッキングを入れるまでもなく、ロッドが曲がり、ジャジャジャーっとドラグがけたたましく鳴る。ロッドの粘り強さで、その引きを受け止めつつ魚にプレッシャーをかけるが、そんなことお構いなしにグイグイとロッドが絞り込まれていき、更に激しくドラグが鳴る。ラインに一定の負荷を掛けることを心掛けながら、魚との間合いを詰めていく。最後に激しい抵抗を見せた後に、足元にギラリと翻るサーベルが目に入る。思いのほか良型である。左手でスプールの回転を止めながら、エイッと引き抜く。指4本近い良型だ。


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 1本目の太刀魚を手にして、これで時合に入るかと思いきや、次なるバイトをなかなか捉えることが出来ない。太刀魚の居場所を突き止めるべく、ジグヘッドとルアーをローテーションしながら、誘うリズム、ロッドの動き、ジグを投じる方向、沈める水深を変えて、何とか釣れる傾向を探りあてようとするも、明確な答えが無いままにズルズルと時間が過ぎる。ジグヘッドを遠投して、しっかりと底付近まで沈めて、そして緩急つけたワインドで太刀魚を誘う。カコンッと弾くようなバイトをやはり弾いてしまうも、リズムをそのままに続けると、再度、カコンッとバイト。間髪入れずに掛けると、控えめにドラグが鳴り、以降は素直に寄ってくる。指2.5本サイズの太刀魚。素早くリリースする。


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 太刀魚達は底付近に居るのかと思いきや、それ以降の反応が無く、ならばと表層を素早くリズミカルに誘うと、忘れた頃にカツン・・・っとバイトを感知する。しかし、これがなかなか乗らない。きっと太刀魚のサイズが小さいのであろうと判断して、上下左右の動きが小さいパワーシャッドに変えて、掛ける釣りに転じてみる。太刀魚にしては、非常に繊細なバイトを幾度となく感知する。ロッド操作に緩急メリハリがあり過ぎると、一瞬、ジグヘッドの存在を失ってしまうので、手首を柔らかく使って、フワフワと言うよりも、むしろフニフニと言った表現が正しいロッド操作で、ジグヘッドの重みを感じながら粘り強く誘う。カンッと鋭いバイトを感知した瞬間に掛ける。またしても細いが狙いどおりの太刀魚。時間をかけて更に1本を追加するも、釣れる傾向が分からないままに時間が過ぎ、そしてバイトの頻度が少なくなり、午後8時をもって、早くも力尽きて納竿とした。修行が足らん・・・。


■釣行データ
 釣行時間:平成30年9月2日(日)午後6時~午後8時
 潮回り:小潮、上げ
 天気:曇り、南風、気温28度、水温26度
 ポイント:和歌山下津某所
 釣果:太刀魚 4本(F4~F2.5)(1本持ち帰り)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs+ワイヤー・ショート・リーダー10cm

■使用ルアー、リグ
(1) ジグヘッド
 ・ECOGEAR 3D Jig Head Painted 14g
 ・ECOGEAR Power Dart Head 14g
(2) ワーム
 ・ECOGEAR Power Shad 4inch (100mm) (Midnight Glow)
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
07-20180902.png

テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山エギング釣行 ~台風が襲来する前にアオリイカを~ 

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 週末の昼食と言えば、もうすでに定番であり王道でもある和歌山ラーメン以外に思い浮かばない。これを中毒症状と言う。濃厚な豚骨スープに輪郭が際立つ醤油との奇跡の調和、器を覆い尽くす山盛りの青葱、固めの細麺、そして脂身がトロトロの叉焼、よくぞこの組み合わせを発明してくれた、と感動しながら額に汗して無言で啜る。出来ることなら、昼食も夕食も濃厚なラーメンを啜って幸せを感じていたいところではあるが、それを身体が許してくれない。


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 午後3時半の干潮を挟んで前後の下げ、上げを同時に楽しもうと思い、和歌山下津某所へと車を走らせる。道中、濃密な雨がフロントガラスを叩き、我ながらのアメオトコを恨めしく思いつつ、場合によっては雨の中でも釣りを続行してやろうとの強い意志を持って現場に着いた頃には、雨はすっかりあがり、程よく涼しい風がそよいでいる。まずは海岸線沿いに移動しながら、今までに実績があった場所を素早く探っていく。今日は、潮が下げ止まるまでの30分と、上げ始めの1時間程度に絞り込んで、効率的に釣果をあげる作戦。うまくいくだろうか。2投目、20mほど先に自動車サイズの岩が沈んでいて、その奥に餌木を投じてから、この岩を乗り越えていく作戦。餌木を投じてから、じっくり20秒ほど沈めて、そして柔らかく餌木を躍動させる。サイトが効かないので、敢えてラインに弛みを作って、餌木が沈み込んでいく際のバイトに備える。ツーとラインが伸びる。素早くラインを巻き取りつつロッドを立てると、ジワリッと重量感。海面から墨が吐き出されている。丁寧に寄せて、1杯目。


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 場所を移動しながら餌木を投じていく。基本的に同じトレースラインに餌木を複数回通すことはしない。偏光グラスを通して、辛うじて細長い沈み根が確認できる場所。立ち位置を工夫して、この沈み根の際に餌木を通してアオリイカを誘う作戦。昨年もこの場所では、良い反応があった。餌木を微風に乗せて遠投して、じっくりと沈めてからシャクリを開始する。2巡目のシャクリの後、余分なラインを海面に浮かせて、ラインの動きを注視する。スーと伸びやかにラインが入る。素早くロッドを立てると、緩めに設定しているドラグからジリジリと快音が響く。遠くで黒煙があがる。ロッドに一定の負荷を掛けながら、ジワジワと寄せる。海中に煙幕が盛大に広がっている。本日の2杯目のアオリイカ。餌木をガッチリと抱いている。


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 お次は足元の構造物が沖合に向かって沈み込み、捨て石で駆け上がりが形成されている場所。下げ潮が効いている。餌木を遠投して、今回は30秒ほどかけてじっくりと沈める。弛んだラインを巻き取ってから、パンパンパンっと鋭くシャクリを入れて、そして10秒ほど沈めてから、再度、強くシャクリと入れる。海面にS字状に置いたラインがシュンッと伸びる。明らかなバイト。ラインを巻き取りつつ、ロッドを立てる。底付近でアオリイカを掛けたこともあり、たっぷりの重量感でロッドが綺麗な弧を描いている。しなやかなチューブラーのティップが、アオリイカの躍動感を丁寧に伝えてくれる。一定の負荷を掛け続けると、アオリイカが浮いて、海面から黒煙が噴射される。本日3杯目のアオリイカ。

 その直後に、小型のアオリイカを2杯追加して、30分間で5杯の釣果。これは調子が良いと判断して、大きく場所を移動する。干潮まであと少し時間がある。更には上げっぱなの時合も近い。ツ抜けは確実だなと過大評価しつつ、釣りを続ける。雲で覆われていた空が青色に変わっている。じりじりと強い陽射しが降り注ぐ。小型のクーラーボックスに入れておいた菓子パンを齧り、そしてお茶を飲んで休憩を挟みながら、岩場を移動する。昨年に良い思いをした沈み根があるポイントに次々に餌木を送りこむが、アオリイカの姿は無い。辛うじて、足元で小型のアオリイカを1杯追加するも、想定していた釣りでは無く、このまま粘っても状況が好転するまで時間がかかると判断して、午後3時半頃に納竿とした。風が通り抜けると、背中の汗が冷やされて気持ちが良い。


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 ガジガジと石に付いた何かを齧る座布団級のエイ。両翼の幅が1.3mほどありそうだ。


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 思いのほか、横顔が怖い。


■釣行データ
 釣行時間:平成30年9月1日(土)午後2時30分~午後3時30分
 潮回り:中潮、下げ→上げ
 天気:曇り時々雨、気温28度、水温26度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:アオリイカ6杯

■使用タックル
 Rod: VARIVAS Violente VLL-82-T
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1)餌木
 ・YO-ZURI、アオリーQ大分型布巻 2.0号(6.0g)
 ・YO-ZURI、アオリーQ RS 2.0号(8.6g、沈下速度 3秒/m)

■潮汐
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山サーベリング釣行 ~夏が過ぎ、太刀魚の季節に~ 

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 有田川の上流にある”あらぎ島”。棚田百選に選ばれたとか。如何にも島のような名前と、島のような形状をしているが、実は川が蛇行して形成されたタンコブ状の砂洲のようなもので、あと数千年か数万年すれば、曲がりくねったこの川が三日月湖になって、そして別の本流が出来てしまい、この島も島じゃなくなってしまうのではと余計な心配をしつつ、棚田に広がる濃緑の稲を眺めながら過ぎゆく夏に思いを馳せる。実に台風が多い夏であった。


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 有田川の上流域には、良い渓相を垣間見ることが出来る。この辺りは、比較的、川幅があり流れも緩やかで、カッパ状態になるには格好の場所である。強い陽射しと、キリリと痛くなるような冷たい水の対比が素晴らしく、川に浸かったり、岩の上で三角座りをして身体を労りつつ、時折、空を見上げると突き抜けるような青が広がっている。シュノーケリングの道具を装着して、川遊びをするにしては、やや本気過ぎる格好でエイッと水没すれば、体中が痺れるような冷たさに覆われるも、直に慣れて気持ち良くなってくる。薄く曇った水中メガネ越しには、清らかな川の流れの中に、キラキラと魚影を確認することが出来る。川底にはゴズがへばり付いていて、宙層にはハヤや鮎が銀鱗を煌かせながら泳いでいる。そんな夏が過ぎ去りつつある。


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 和歌山ラーメンとわさび寿司。わさびの葉でくるまれた酢飯の中には、鮎の甘露煮、酢〆された鯖、この界隈が産地である山椒などが入っていて、和歌山ラーメンを啜る合間にこの寿司を齧ると、その清々しい味が余計に際立ち、暑さも忘却の彼方へと吹き飛んでしまう。いやでも暑い。


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 今季は本当に台風が多い。天気図を見れば、次から次へと台風の記号が連なり、まるでラーメンに乗っているナルトの如くである。平日も週末も、悪天候や仕事のせいで釣行が出来ずに、気が付けば8月が終わろうとしている。昨年の今頃は、アオリイカの釣果が上向き、湾内に集結した鰯や鯵の大群を追って、太刀魚、サワラ、鯖等が乱舞していたのに、今年は随分と状況が違う。海を覗き込んでも、ハイコントラストの紺碧は目に入らず、ダラリと淀んだ鼠色が広がっている。ベイトも見えず、釣れる雰囲気ではないが、文句ばかりを垂れていてもしようがないので、久しぶりにロッドを振ることに。ここ最近の釣具店の情報によれば、和歌山下津港全域で太刀魚が徐々に釣れ始めているとのこと。昨年に幾度となく爆釣を経験した某所に狙いを定めて、釣り場を確実に確保すべく素早く到着するも、釣り場には誰も居ない。釣れない証拠である。吹き抜ける寂し気な風が、余計に虚しさを増幅させる。


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 午後6時過ぎ、釣りを開始する。座布団のような巨大なエイが強い潮に乗って通過する。徐々に空が暗くなり、明度が落ちてきている。太刀魚の活性が高まる時間帯であり、必然的に心が昂ってくる時間帯でもある。南東の風が強く吹き付けていて、ジグをトレース出来る方向が限定されるが、過去の実績を手繰りよせてジグを投じていく。気のせいか、足元で刀のような銀色が光ったような気がする。風に乗せてジグを遠投し、底まで沈めてから軽いワインドで誘う。徐々にレンジをあげていく。ジグが手前に来ると、トレブルフックがリーダーを拾ってしまう事象が幾度となく起こる。触れるようなバイトがあったように思うも、ワームを注視しても太刀魚の歯の跡を確認することは出来ない。気のせいか。太刀魚のサイズが小さくて、十分にバイトが出来ていないのではと想像し、エコギアのパワーシャッドを取り出し、ワインドしない柔らかい動きで誘うことに。遠投したジグが手前まで寄ってきた瞬間、防波堤の基礎を形成する被覆ブロックをジグが駆け上がる位置で、カンッと小さなバイト。ジワリと重みを感じたところでロッドを立てると、グインっと太刀魚の引き。何とも細いが、狙いどおりに太刀魚を捕獲。


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 遂に時合に突入したのでは無いかと、ひとり暗闇で握り拳を掲げたものの続くバイトは無い。気まぐれな風の様子を伺いながら、色々な方向にジグを投じては、太刀魚の居る場所を探る。上げ潮が強く効いていて、同じ方向にジグを投げても、レンジによってジグの抵抗がまちまちで、何かに引っ張られるような重みを感じる時もあるし、太刀魚がジグを咥えてこちらに向かってきているようなスカスカに軽い場合もある。太刀魚が集結する場所をうまく探り当てることが出来れば、爆釣も夢ではない。しかしながら、現実は厳しく、先ほど釣り上げた1本目と同じ場所で、同じようなサイズを1本追加する。


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 潮が効いた深場で掛けた良型をバラして以降、更に風が強まり、更に太刀魚のバイトが遠のいている。遠くに停泊する巨大なバルク船が煌々と明かりを灯し、周辺を昼間のような明るさに変えている。ベイトも太刀魚も、その船に惹きつけられているのかも知れない。粘り強くロッドを振り続け、更に1本追加することに成功するも、相変わらず細長いベルトのようなサイズで、強まる風に促されて、午後7時半に早めの納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成30年8月31日(金)午後6時~午後7時30分
 潮回り:大潮 下げ
 天気:曇り、南東の風、気温31度、水温26度
 ポイント:和歌山下津某所
 釣果:太刀魚 3本(F2~F2.5)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs+ワイヤー・ショート・リーダー10cm

■使用ルアー、リグ
(1) ジグヘッド
 ・ECOGEAR 3D Jig Head Painted 14g
 ・ECOGEAR Power Dart Head 14g
(2) ワーム
 ・ECOGEAR Power Shad 4inch (100mm) (Midnight Glow)
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山エギング釣行 ~状況は刻々と変わり~ 

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 天気予報によると、風が強まり、時折、強い雨も降るという。昨夜に降った雨の影響で濁りが入っているのでは無いかと、やや心配しつつも現場へと向かう。昨日の好調が脳裏にあると、多少状況が悪いと分かっていても、ついつい前向きな思考回路になってしまうのは、思えば子供の頃と変わらない。現地に着くと、やはり風が強く、上げ潮を相まって、普段より激しく波が岩にぶつかっている。岩礁帯では、さほど海水の濁りは気にならないが、砂利浜や砂浜では濁りが顕著であり、苦戦が予想される。


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 横風が強く吹き、餌木を投じる方向が限定されるも、立ち位置を工夫して何とか餌木を投じて、ふわふわと風に煽られるPEラインも何とかなだめて、ロッドを下げてシャクリを繰り返す。狙いのコースに餌木を通せないことと、ラインが撓んでシャクリが甘くなるのと、サイトが効かず最後の誘いが決まらないことも重なって、なかなかバイトを捉えることが出来ない。場所を移動しながら、考えながら、時に何も考えずに無心でロッドを振り続けること1時間。風が収まった瞬間に餌木を投じて、紺碧と言うよりも鈍色の海を眺めながら、餌木を十分に沈めてから縦のシャクリで高く躍動させて、そして5秒沈めて横のシャクリを入れる。海面に置いたPEラインがスッと伸びる。瞬間的にロッドを立てる。ジワリっと重量感。リールのハンドルを何度か回すと、沖の方で小さな噴射が見える。丁寧に寄せて、満足出来るサイズでは無いものの、ようやくの1杯目。素早くリリースする。


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 潮が上げ始めているが、昨日のように潮が走っていない。沖合に点在する岩が黒く見える。なるべく、これらの岩を掠めるように餌木を操作する。偏光グラス越しに、辛うじてアオリイカの追尾を確認するもバイトに至らない。攻撃色に変わったことを見逃さなかったことが、最後の救い。素早く餌木を回収して、再度、ピッチングで投入する。不規則なダートで誘いを入れると、オレンジ色の餌木がスライドする。パンッとラインを張ると小さな噴射が見える。またもや小型のアオリイカ。良型はどこに行ったのか。


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 次第に空が暗くなり、偏光グラスが効かなくなる。鈍色の分厚い雲が、広い空を覆い始めている。


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 更に1杯を掛けるも、これも小さい。素早くリリース。


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 雨が落ちてきたかなと空を見上げると、みるみるうちに雨粒が大きくなり土砂降りに。車に駆け込んだ時には、既にずぶ濡れの状態。湿度が高く、ムッとする車内でモソモソと濡れた身体を拭く。5分ほどで小降りになり、幾分か明るくなった空を見上げて、往生際悪く夕暮れの時合に期待して、更にロッドを振るも状況が好転することは無く、午後6時半、早めの納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成30年8月16日(木)午後4時30分~午後6時30分
 潮回り:中潮、上げ
 天気:曇りのち雨、気温30度、水温25.4度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:アオリイカ 3杯(全てリリース)

■使用タックル
(1) タックル1
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs
(2) タックル2
 Rod: VARIVAS Violente VLL-82-T
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs

■使用ルアー、リグ
(1)餌木
 ・YO-ZURI、アオリーQ大分型布巻 2.0号(6.0g)
 ・YO-ZURI、アオリーQ RS 2.0号(改)
 ・シマノ Sephia Egixile 4×4tune 2.5号

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
07-20180816.png

テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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