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神戸・明石間メバリング釣行 ~金太郎飴カサゴ~ 


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 神戸の新開地にあるラーメン店。平清盛が遷都を目論んだ福原京と言った方がピンとくる方は多いと思うが、その界隈にこの新開地がある。周囲は歓楽街や公営賭博の券売所があり猥雑としていて、耳に赤鉛筆を挟み、新聞に穴が開きそうな勢いで凝視する人がいたり、昼間から酒を飲んで目が虚ろな人が佇んでいたり、散財してしまったのか放心状態の人がいたり、一般的に治安が良い地区とは言えないが、商店街が突き抜けていることもあり、いつも多くの人々で賑わっている。このラーメン店の壁には、今から数十年も前の映画のポスターが何枚も貼り付けてあり、聞けば、日本国内で最初に洋画が封切られた映画館がこの界隈にあったとか(今もあるのか?)。


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 豚骨醤油ラーメン、餃子、白米の鉄壁な組み合わせ(これで800円)。豚骨醤油の安定感、叉焼の絶妙な塩分と濃厚な脂身、育ち盛りの子供達も内臓脂肪蓄積中のオヤジも、この味とボリュームには大満足。長年、地元の方々に愛されている店であることが容易に伺える。神戸では、ピり辛の味噌ダレで餃子を食すことが多く、私の場合は、更にラー油を投入したうえで、餃子にこのピリ辛をどっぷりと浸して、そして白米とともに頬張り、もうその相性たるものカレーと白米に比肩する。明らかに食べ過ぎであるが、美味いのだからしょうがない。


 神戸ではルミナリエが始まった。年の瀬を実感する。


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 さて、時は夕暮れ時の午後5時過ぎ。普段の何倍もの時間をかけて、ルミナリエ渋滞を突っ切って、何とか神戸港に到着する。夕暮れ時の絶妙な時合を狙いたかったが、すでに日没とともに明度が落ちている。風は無く、この季節にしては気温も高く快適である。潮回りは中潮。干潮からの上げであるが、この時期の夜の時間帯は、決まって干潮から満潮までの時間帯が短く、例えば、干潮と満潮それぞれの潮が動き出す時間帯を2度攻めるような本気の釣りであれば非常に好都合でるが、今回は上げの時間帯のみを短時間で攻めることとしているので、残された時間は限られている。前半戦に如何に釣果を出せるかが成否を分ける。第1投目、手始めに護岸の付け根部分にジグを投じて、底を少し切るイメージで、やや早めにリーリングすると、コツッとバイトがあり、そのまま巻き続けていると、グンッとティップが入り、その瞬間に巻き合わせを入れると、スーっとラインが走る。素早く寄せて、ランディング。サイズは小さいながらも、まずはタケノコメバル。


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 同じトレースラインにジグを投じて、お次はボトムを意識してジワジワとリーリング。カツッと鋭いバイト。手首を返してラインを張り詰めると乗った。お次はカサゴ。


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 場所を変えながら、次々にジグを投じていく。ボトムから中層付近で、コンッと強いバイトを何度も感じるが、送っても、止めても、合わせても乗らず。この乗らないバイトに固執し過ぎると、貴重な時間を浪費してしまい、結果、撃沈した苦い経験もあるので、あまり一か所では粘らずに移動をしながら次々にジグを投じていく。普段なら何らかの反応があるお気に入りの場所で、何故か今宵は反応が皆無で、最初の幸先の良さは何だったのかと思わず首をかしげることになる。潮が当たるところでカサゴを1匹追加。この直後に、良型をラインブレイクしてしまう。最初の突っ込みへの対応が僅かに遅れてしまい、リーダーを護岸の出っ張りに擦られてしまっての失態。


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 ジグを護岸沿いに投じて、ボトム付近を浮遊させるようにしていると、またしても明快なバイト。恐らくジグを投じた後のフォーリングで追ってきていたのであろう、ラインを馴染ませてからジグがボトムを切るように、少しラインを捌いた直後のバイトであり、小さいメバルながら、ジグを投じる位置やレンジ、一連の動作が決まった証拠にもなるので嬉しい1匹である。乗らないバイトの正体は、このちびっ子メバルか、もしくはアジであると判断して、これらを意識した釣りを展開する。


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 中層から底までのレンジを意識した釣りを展開する。遊泳力のあるメバル、鯵、もしくはタケノコメバルに照準を合わせての釣りのつもりであるが、護岸際10㎝以内のギリギリのトレースラインに対して、僅かな横風によるPEラインの揺らぎを考慮しつつ、一定レンジを捉えるべく、丁寧にロッドとリールを操っていると、カツンっと明確なバイトを感知して、したり顔でフッキングを入れてランディングをすると、何たることかカサゴでは無いか。君らも浮いているのか。


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 またしても中層でカサゴ。底に張り付いている個体よりも、ほんの少しだけ良型である。全体的に小振りなカサゴが多いが、少し前に果敢に反応した抱卵の良型は、既に産卵を終えて深場に落ちてしまったのかも知れない。と言うことは、これら小型のカサゴが産卵を終えてしまうと、今より状況は厳しくなってしまうに違いない。念のため、昨年の釣果を確認すると、12月は、釣り場を大きく変えて耐え忍んでいたことが分かった。


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 相変わらず取れないバイトが頻発する。


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 試行錯誤しつつ、ジグヘッドやワームの種類をあれこれと変えてみるものの、”取れないバイト”は相変わらずで捉えることが出来ないし、良型狙いに転じるも金太郎飴にように小型ばかりだし、気が付けば潮の動きが随分と緩慢になっており焦りを感じてしまう。


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 意を決して、ジグヘッド3g、ワームを2.2インチに更にサイズアップして、射程距離を広げて、まだ接触していない個体を狙う作戦に変更する。ジグを斜め前方に投じて、海中に沈む護岸の基礎部分(捨て石、根固石の法尻付近)を駆け上がるように浮遊させる。ロッドを立てて、微振動を与えてジグの重みを感じながら、時折、伝達される硬い感触からジグの位置とボトムの形状を推測して把握し丁寧に探る。クッ・・・ススス~っと走るバイト。明らかにカサゴでは無いことを予想して、素早くフッキングを入れるとともに、潮に乗って走る魚の動きに追随すべくラインを巻き取り、そして一気にランディング。タケノコメバル。動きが早く、遊泳力もある魚なので、このタケノコメバルがいると、同じような場所に陣取っているカサゴは、ついつい出遅れてしまうことになるのであろう。


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 場所を大きく変えつつ、ジグを投じていくが、いよいよ潮の動きが悪くなり、連動して魚の反応が確実に遠のいている。諦め半分で、テクトロしながら護岸沿いを探っていると、ようやくにしてバイトを感知。カサゴを追加。


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 元の場所に戻り、最後の悪あがきをしてから撤収することに。徐々に六甲山から吹き降ろす風が冷たさを増してきており、頭皮が縮んで耳がきりきりと痛み、鼻水が垂れる。ウエストバックから、遅ればせながらウォームキャップを引っ張り出して、それを被り寒さを凌ぐ。見るからに潮の動きは緩慢であるが、護岸が折れ曲がる付近だけ、風前の灯の如く、最後の力を振り絞って潮が渦巻いている。アンダーキャストでジグを投じた後に、ボトムをしっかりと意識して、丁寧に微速でジグを操っていると、ツンッっとバイトがあり、少し送ってからフッキングを入れると、ラインがスイスイと走る。躍動感ある動きを封じて、そして引き抜くと、タケノコメバル。再現性を理解することが出来ず、ツ抜けまで粘ろうか思案するも、やはり今日は欲張らずに納竿とした。

 帰り際に、東遊園地に煌くルミナリエの東端が見えた。まだ街中は喧騒に包まれている。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年12月3日(土)午後5時15分~午後8時00分
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温:14度、水温:17度
 ポイント:神戸港
 釣果:計9匹(カサゴ5匹、タケノコメバル3匹、メバル1匹)(全てリリース)
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■使用タックル
(1) ジグヘッドリグ用
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・Gulp 2.35” Micro Shaky、#104 Clear Green Holo, #100 Clear Lavender Pearl Holo
 ・ダイワ ビームスティック2.2インチ、1.5インチ、パールホワイト
・JACKALL Jacoknuckle 2inch、Grow Pink Silver Flake
・JACKALL ペケペケ2inch SQ、Clear Red Flake

(2) ジグヘッド
 ・カルティバ メバル弾丸・ジグヘッド1.5g~3.0g

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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和歌山紀北チニング釣行 ~雨上がり、フワッとバイトを捉えよ~ 


 深夜から降り始めた濃密な雨は、延々と日曜日も降り続き、視界に入る景色がモノトーンとなり更に明度が落ちて、そして気分も滅入る。炬燵に入ってミカンを頬張りつつ、釣り雑誌の釣行記を眺めながら、その地を巡るのも悪くないが、やはり現実にかなうものは無い。十分な休息と、十分な妄想とで、英気を養ったのは良いものの、夕方になっても密度の高い雨は止まず。天気予報を確認すると、午後8時ごろから降雨量が”0”との表示。それまでにシャワーを浴びて、実に簡単な夕飯を終えて、身支度を整えて、そして上下のレインコートに身を包んで、いざ出陣。霧雨に変わっている。

 長く降り続いた雨の影響で、恐らく水温は下がり、水は濁り、苦戦が予想される。ヘッドライトで水の様子を伺うと、意外にも普段と同じ程度の透明度が確保されている。護岸に対して斜め前方にジグを投じて、じっくりと探る。雨の影響で、上流から運ばれた細かい砂が堆積したのか、普段よりボトムから伝わる感覚が柔らかく、また根掛かりも回避しやすく感じる。今日は中潮で、満潮から下げ5分の時間帯。潮の動きも確認できる。


 開始から30分、護岸沿いにタイトに投じたジグを丁寧に、微速で動かしていると、フッとラインテンションを失った後にモゾモゾっと違和感。ロッドを引き寄せながら、ラインテンションを確保して、そしてフッキングをいれると、グググっと力強い魚の躍動感。幸先が良いと思った瞬間にテンションが消える。ワームだけを咥えていたのかも知れない。カツカツカツっと鳥が何かを啄ばむようなバイトもあれば、昨日もそうであったが、スッと吸い込むようなバイトもあり、前者の場合は小物のことが多く、後者は大物であることが多いが、これ以外にも、その時に捕食しているベイトによって差が出ているのかも知れない。


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 開始から1時間30分、何度かチヌのバイトがあるも、いずれもスッと吸い込むようなバイトで、フックアップには至らず、ジグを確認するとワームがフックからズレた状態であった。食いが浅いのかも知れない。半ば諦めの境地であるが、釣りのこと半分、別のこと半分で、無意識に近いような状態でロッドを操作していると、またしてもフワッと浮くような感覚が伝わり、そしてジワジワと重量感が増す。素早くフッキングを入れると、グンッとロッドが絞り込まれ、そして強く締めたドラグが、チリチリチリっと甲高く鳴る。過去の経験から、バイトした直後の走りに対して、ラインを極力出さず、重みをバットでしっかりと受け止めないとフッキングに至らないことが多く、まさに最初が肝心である。針がチヌの唇を捉えることが出来れば、後は丁寧にやりとりさえすれば高い確率で取り込むことが出来る。ラインテンションを一定に保ちつつ、チヌとの間合いを詰めて、そしてランディング。35㎝。


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 精悍な顔つき

 その後、貴重なバイトを取り逃し、更には潮の動きが悪くなり午後10時をもって納竿とした。分厚く覆っていた鈍色の雲が抜けて、夜空が狭間に見える。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年11月27日(日)午後8時15分~午後10時
 潮回り:中潮、下げ5分から開始
 天気:曇り、ほぼ無風、気温:13度
 ポイント:和歌川
 釣果:チヌ1匹 35cm(リリース)

■使用タックル
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1)ワーム
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
(2)ジグヘッド
 ・Cross Factor, Chinu Maru 3.5g, Black & Red

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山中華そば探訪(40) ~だるま屋~ 

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 今日のランチはこちら。

だるま屋
 住所:和歌山県和歌山市向71
 電話:073-454-3888
 営業:11:30~14:00、17:00~23:30
 休み:年中無休
 駐車場:10台ほど


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 店内は広々としていて、だるまが至る所に鎮座している。女性従業員の方々が実に元気で、これだけでも店の印象は随分と変わるというもの。


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 「チャーシュとんこつ」880円也。豚骨と鶏ガラと更に玉葱を14時間煮込んで作ったという豚骨スープ。和歌山中華そばの王道である豚骨醤油のスープとは一線を画していることは一目瞭然で、白濁しつつも表面は透き通っている。まずは蓮華で掬い一口。しっかりとした濃厚な味わいの中に、柔らかい豚骨の香りと鶏ガラならではであろうサッパリとした後味。エッヂが効いた塩味が全体を調える。塩分がやや強い印象があるも、とても飲みやすい。やもすれば、豚骨醤油に慣れ親しんだ人には物足りないかも知れない。スープの温度はやや高め。


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 お次は麺を割箸で取り出す。スープの温度が高めということもあるが、細麺が団子状態になっていて、しかも茹で過ぎたのかふにゃふにゃ。本場の博多ラーメンを食べた時に、細麺であるのに腰があり力強く、濃厚な豚骨スープに負けない存在感に感嘆したものだが、こちらの麺はまるでソーメンのように柔らかく腰は皆無といった状態で非常に残念でならない。当然ながら噛み応えはなく、”おじや”のようである。


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 お次は叉焼。大ぶりなものが6枚並んでいる。割箸で摘まみ出して、一気に頬張ると、口の中に入れた瞬間に、赤身と赤身の間に並ぶ脂身が一瞬でふわりと溶け出してジュワジュワと広がり、そして甘く優しく広がり、更に赤身と交わると赤身の周囲を溶け出した脂身が包みんで混然一体となる。味付けも控えめで、豚肉の美味さを実感できる。


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 デフォルトの状態で出されたラーメンを食して評価するのが鉄則であるが、今回は、生ニンニクを投入してみることに。豚骨スープとニンニクが融合すると、まるで化学反応でもしたかの如く、美味さが倍増するのは誠に不思議で、今回も例に漏れず調になりがちな後半戦が一気に華やぐのである。重ね重ね、麺が惜しい。


ラーメン探訪備忘録
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店名:だるま屋
「チャーシューとんこつ」
 ◇お値段:880円
 ◇トッピング:叉焼、青葱、もやし
 ◇麺:細麺ストレート
 ◇スープ:豚骨鶏ガラスープ
 ◇叉焼:叉焼6枚
 ◇満足度:★★★☆☆
 ◇その他:ソーメンのような柔らか麺が惜しい
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テーマ: ラーメン

ジャンル: グルメ

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和歌山紀北チニング釣行 ~煩悩を解除しての1匹~ 

 関東以北では寒波襲来による降雪で大変なことになっているにも関わらず、ここ和歌山では、小春日和のような陽気で、そうなると流れ込む風を感じながら、軽快な音楽を聴きながら、アクセルを踏みたくなるもので、濃緑に橙色が輝くミカン畑を左右に切り抜けながら、進みゆく紅葉を遠くの山々に見ながら、ランチへと向かう。


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 先週末にも訪れた加勢田商店。美味しさを再確認するために、再度、同じ1杯を啜る必要がある。目の前の1杯にどれほどの思いが詰まっているのか、隠された美味さの秘訣は何なのかを店主から伺うと、美味さはより現実味を増す。店主曰く”食べログ”の評価点には納得がいかないとのこと。私も同感である。

加勢田商店
 住所:和歌山県紀の川市貴志川町丸丸栖892-5
 電話:080-4568-3774
 営業:11:00-14:00、18:00-23:00
 休み:月曜日
 駐車場:10台

 午後6時、少し早い時間から釣りを開始する。満潮からの下げの時間帯に入っているが、海面は鏡のように平穏で、ボラなどの小魚の波紋も無い。潮目が出来るのを待ちながら、ジグを投じていく。今日の作戦は、一級ポイントで最初の1匹を捉えた後に、少しポイントを休ませがてら別のポイントを探り、潮が強く流れる時間帯になれば、再度一級ポイントに入って有終の美を飾るというもの。狙いどおりに事が運ぶのだろうか。


 緩やかな追い風にジグを乗せて投じて、ボトムの形状を把握しながら、丁寧にハンドルを回し、ジグが硬いものに接触した場合には、ラインテンションを少し緩めて、ロッドワークで回避する。根掛かりしてしまうと、ポイントを潰してしまい、折角のチャンスを逃すことになりかねず、ここは慎重に操作することが求められる。潮が動いていれば、潮が当たり、潮が淀み、転流するはずであるが、まだそこまでは下げていない。


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 つぶらなハートの目

 流心付近に潮のヨレが出来始めており、根掛かりのリスクが高まるが、護岸に対して直角方向にジグを投じる。ジグの着底を確認してから丁寧に探ると、スッと触れるような感触を捉えるが、それがバイトなのか何かゴミに接触したのかは分からない。微振動のようなシェイキングを入れると、スッとジグの重量感が失せて、そして抵抗がなくなり、ラインを通じて重量感を感知し、素早くフッキングを入れる。ググググ・・・っと流れるような動き。魚の動きを封じるべく、ロッドの角度を保ち、ドラグで対抗すると、違和感を感じた魚が激しく暴れ、綺麗な円弧を描くロッド、バット付近から激しく揺さぶられる。瞬間的に本命のチヌでは無いことを知る。魚の動きを抑え込みながら、丁寧に寄せてランディング。40㎝を少し超えるワニゴチであった。思えば、数日前にバラしてしまった魚は、マゴチであると思っていたが、もしやこのワニゴチだったかも知れない。

 開始から30分で最初の1匹を釣りあげた後は、怪しげな正体不明のバイトがあるだけで、チヌのバイトは無く、時間だけがダラダラと過ぎる。すでに釣りを開始して2時間以上が経過。さすがに集中力が切れ始めている。再度、ワニゴチを掛けた一級ポイントに入り直す。ここぞと言うトレースラインを幾度と無くなぞるが、バイトは無い。潮の当たりが弱く、潮のヨレや転流が起こっておらず、更には流れに押されて溜まるはずの小魚の姿を確認することも出来ない。半ば諦め半分で、冷たい風を背負いながら、流心に近い方向にジグを遠投する。


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 先ほどより潮目が強くなっていることを確認することが出来る。ロッドを立てて、ジグヘッドがボトムの小さな障害物に引っ掛かったり、障害物を乗り越えたり、横に回避したり、そんなことを脳裏に描くことすら出来ないほどに集中力は切れかかっている。まったく釣りとは関係のない別のことを、もはや放心状態で考えるでもなく夢を見るかのように任せていると、前触れもなく、スッとジグからの伝達が途絶え、その直後にトルク感ある鮮烈な引きに、ロッドのバット部が抑え込まれるようにして角度が浅くなる。瞬時にスリープモードを解除して、臨戦態勢に入る。ジャァァァァァ・・・・っと雄叫びのようにドラグが唸り、魚が潮に乗って潮下方向へと勢いよく走る。これを許すと、水没している複数の杭にラインを巻かれてしまう可能性が高い。ドラグを2ノッチ絞り込み、まずは魚の動きを止める。ロッドのバット部に大きな負荷が掛かると同時に、動きを封じられた魚が、勢いあまって盛大に白濁をあげる。遠くで聞こえる水飛沫が良型を予感する。左手でロッドのバット部を支えながら、ゆっくりと魚を引き寄せてはラインを巻き取っていく。ラインブレイクを回避できるところまで魚を寄せてから、1ノッチ分だけドラグを緩めて、魚の体力の消耗を待ってからランディング。チヌ42㎝。良型である。

 海面に小さな波紋。雨が落ちてきた。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年11月26日(土)午後6時~午後8時30分
 潮回り:中潮、下げ2分から開始
 天気:晴れ、弱い北風、気温:15度
 ポイント:和歌川
 釣果:チヌ1匹 42cm、ワニゴチ1匹(ともにリリース)

■使用タックル
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1)ワーム
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, IGAI Smoke
(2)ジグヘッド
 ・Cross Factor, Chinu Maru 3.5g, Black & Red

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/

テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山紀北チニング釣行 ~遅ればせながらの新たな装備~ 


 数日前、北風が吹きすさぶ夜の川面に立ち、ひたすらロッドを振り続け、1時間後にようやく快心のバイトを得て、ロッドを立てて魚の顎を捉え、そしてロッドが大きく曲がり、ドラグが唸り、ラインが走り、水面が割れて、そこに姿を現したのは、所謂、潜水艦級と称される50㎝超えの良型のマゴチ。ヘッドライトで照らされた魚体を見て、ランディングが困難であることは直ちに分かったが、意を決してリーダーを掴み、そして引き抜こうとした瞬間にラインブレイク。長年、釣りをしているが、明らかに我が過失による失態・・・。


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Jackson “SUPER TRICKSTER NET STN-180”
 Color:紫
 Length:1.8m
 close:29cm
 Frame:36×30cm
 Self Weight:216g

 今後のことも考えて、ランディングネットを購入。専らバス用のランディングネットであるが、携帯性に優れている点が一番の決め手であり、更にはその洗練されたデザインにも惚れた。全体的には、やや小振りな仕様ではあるが、40㎝級のチヌであれば問題無くランディングが出来るし、長さも必要充分である。また、サイズが異なるネットの別売りもあるので、これで事足りないようであれば、追加して購入しようと考えている。

ジャクソンのHPによると・・・
http://jackson.jp/

(1)ネットフレーム部
 ・折り畳み式フレームから、より掬い易く、強度を優先したワンピースオーバルフレームへ変更。
(2) シャフトグリップ部
 ・より滑りにくく、確実なホールドを約束するメッシュラバーグリップ。
(3)一番シャフト部
 ・緩みを軽減するオリジナルヘッドキャップ。負担の大きい一番シャフトをクロスカーボン補強。
(4)エンドキャップ部
 ・空気を吸排するエアホールを増設。シャフト伸縮がよりスムーズに。
(5) カラビナへの変更
 ・ヤブコギでの脱落を防ぐ、カラビナ付きシャフトホルダーを標準装備。


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 少し下品な色ではあるが、この色しか実店舗に在庫が無く、また他の色も似たり寄ったりであったので、色については妥協することに。ただ、後で気が付いたが、夜にこのフレームが鈍く光る様は、なかなかの艶やかさがあり、心が高揚して宜しい。また、ネット部分はゴムで覆われていて、魚体へのダメージも軽減できそうである。


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 しっかりとしたメッシュのグリップが巻かれている。


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 ネット部分を折り畳むためのジョントを装着。これを装着することで、携帯が更に便利になり、行動を邪魔しない。


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 折り畳んだ状態。


 さて、準備万端である。


 金曜日の夕刻に、仕事を普段より早めに切り上げて、素早く帰宅して、シャワーを浴びて、夕飯を齧って、身支度を整えていざフィールドへ。日本に襲来した寒波の影響で、関東以北は猛烈な降雪に見舞われていて、東京界隈に至っては、40何年振りとか観測史上初の文字が踊っている。その影響は、ここ和歌山にも少しだけ及んでいる。頭から足の先まで、完全防備で挑んではいるものの、後方から吹く北風はじわじわと体の芯を冷やしている。

 今日の潮回りは若潮。もう少し早い時間帯にロッドを振りたかったが、既に下げ5分の状態で強めに潮が流れている。過去の経験では、満潮周りでの実績が高かったように記憶しており、半信半疑のままにジグを投じていく。案の定、最初の30分はバイトも無く、心が折れそうになりつつも、丁寧に丁寧にボトムを探る。潮が下げ始めると、潮流が護岸に当たり、流れの向きが変化して淀む場所がある。風を背負いつつ、護岸沿いにジグを投じては、ロッドを立てて、ジワジワとラインを巻き取る。ジグが障害物に当たり、スタックしそうな場合には、ロッドを横に寝かせて、ロッドを軽く振動させて回避していく。カツカツカツ・・・っとチヌのバイトあり。ロッドティップがグググッと入り、適時を得て、渾身のフッキング。ドラグが唸り、ロッドがしなり、フッキングに成功したかと思いきや、チヌが身体を大きく翻し、黒い海面が白濁して、そしてフックアウト。痛恨である。


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 15分ほど時間を置いて、ポイントを休ませてから、再度、ジグを投じる。複数のチヌが居ると思われる。またもカツカツカツっとチヌのバイトを感知して、適宜を待ち受けるが、追い食いは無い。ジグを回収して確認すると、ワームが引き抜かれている。魚へのプレッシャーを抑える意味も込めて、ワームをクリヤー系に付け替えて、再度、同じトレースラインにジグを投じる。ロッドを立てて、ジグを静かに操り、移動させ、時折、微振動を与えては、チヌの動きを待つ。カツカツカツ・・・っとチヌのバイト。更にジグを動かして、チヌの反応を伺う。カツカツ・・・ググググ・・・っと重みが伝達され、ラインを巻き取りながら大きくフッキングを入れる。ジャァァァァ・・・っとドラグが甲高い音を奏でて、ロッドが大きく曲がり、バット部で耐えている。チヌの重みを受け止めながら、チヌの動きに追随するようにラインを巻き取り、一定の負荷を感じながらやりとりを進める。固めに締めたドラグから幾度となくラインが引き出されていくが、距離を確実に縮めて、そしてランディング。

 チヌ38㎝。潮が引いていることもあり、ランディングネットが無ければ、捕獲ギリギリのサイズである。


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 開始から1時間と少し、高揚して温まった身体がジワジワと冷えてくる。何とか成果を出すことが出来たため、早々に納竿とした。後の温かい珈琲が美味い。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年11月25日(金)午後7時45分~午後9時
 潮回り:若潮、下げ
 天気:晴れ、北風、気温:10度
 ポイント:和歌川
 釣果:チヌ1匹 38cm(リリース)

■使用タックル
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1)ワーム
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, IGAI Smoke
(2)ジグヘッド
 ・Cross Factor, Chinu Maru 3.5g, Black & Red

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

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和歌山紀北チニング釣行 ~貧釣を打開するには~ 


 日曜日の早朝の太刀魚釣行では、事前の風の噂を真に受けてロッドを振ったものの、やはり一時的な太刀魚の気まぐれだったのか思うような釣果を得ることが出来ず、敢え無く撃沈。夕方に再挑戦しようかと思案するものの、美味いラーメンを食べて、酸味と甘味が絶妙なバランスのミカンを頬張り、久しぶりにチヌの様子を伺いがてら小春日和のような気候の中、護岸沿いを散歩してみると、偏光グラス越しにチヌがちらほらと見える。太刀魚釣行に繰り出して、また同じ轍を踏むと月曜日からの仕事にも支障が出ると判断して、今日は近場でチニングを楽しむことに。


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 少し前に追加購入したカウンター。何故に購入したかと言うと、2種類の魚を爆釣した際に、確実に釣魚数を数えることが出来るようにとの思いであったが、案の定、この2種類のカウンターを使いこなすような好況とは縁が無く、ましてや1つのカウンターすら不要なほどの貧釣な状態なので、言わずもがな今のところは出番が無い。

 シャワーを浴びて、夕飯を食べてから、午後6時にポイントに立つ。既に晩秋で、師走の背中がすぐそこに見えているにも関わらず、気温は20度に近く、川面にそよぐ北風を気持ち良いと思ってしまうのは、気候変動のせいなんだろうか。頭上には下弦の月がぶら下がっている。季節外れの蚊と格闘しながら、釣り歩くも、夜の川面と言えば蚊の主戦場で、抵抗虚しく何か所も刺されてしまい、痒くてしようがない。実に4カ月ぶりのチニング。川底の状況も随分と変わっていて、予期せぬところに何やら転がっていて、ジグが根掛かってしまう。慎重にジグを投じては、ボトムの感触を確かめながら、バイトを誘う。たまにガツガツガツ・・・っとチヌらしきバイトがあるも、なかなか乗せることが出来ない。


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 1時間以上が経過して、太刀魚に続き撃沈を覚悟し始めた頃、チヌのバイトが頻発。ガツガツガツ・・・っと鋭いバイトからして、小型のチヌである可能性は高いが、最初の1匹は重要である。ジグを投じる角度を変えながら、扇状に丁寧に探っていく。蚊にやられた手の甲が猛烈に痒く、一定速度のリーリングに大いに支障を来す。痒さに耐えながら、慎重に探っていると、ガツガツガツ・・・っと鋭いバイト。合わせるでもなく、送るでもなく、そのままラインを巻き取りつつ、グイッとロッドが入ったところでロッドを引き寄せると、一瞬だけドラグが鳴るも、簡単に引き寄せることが出来る。しかしながら、久しぶりのチヌの引きは心地良く、月光を浴びながら満面の笑みであるのは、さすがに気持ち悪いはずであるが、嬉しいのでしょうがない。

 姿を現したのは、25㎝のチヌ。川面が揺らぎ、潮の動きを確認することが出来る。


 その後も粘り強くジグを投じていく。何度か惜しいバイトがあるも乗らず。追い風を利用して、やや沖合にジグを投じて、ロッドを立てながらゆっくりとラインを巻き取っていると、ふとラインテンションが抜けて、そして間髪入れずに、ギャァァァッ~とまるで悲鳴のようにドラグが甲高く唸る。完全にロッドが角度を失ってしまい、魚の引きに伸された格好になるが、すかさずロッドを立ててフッキングを入れるも、あぁ刹那。ラインテンションが無くなり、フッキングに失敗したことを知る。間違いなく良型であっただけに落胆してしまうが、まぁ、取り合えず坊主を回避することが出来たので、良しとしよう。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年11月20日(日)午後6時~午後8時30分
 潮回り:中潮、上げ
 天気:曇り時々雨、気温:19度~17度
 ポイント:和歌川
 釣果:チヌ1匹 25cm(リリース)

■使用タックル
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1)ワーム
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
(2)ジグヘッド
 ・Cross Factor, Chinu Maru 3.5g, Black & Red

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山中華そば探訪(39) ~加勢田商店~ 

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 本日のランチも、昨日に引き続き、和歌山市から少し足を延ばして貴志川町へ。和歌山市から片道15㎞もの距離があるにも関わらず、Jamiroquaiを聴きながら、晩秋とは思えぬ暖かな風を切り、信号の少ない田舎道をハンドルを左右に傾けながらアクセルを踏んで駆け抜ければ、何ら苦にはならず、むしろ最高のひと時となる。

加勢田商店
 住所:和歌山県紀の川市貴志川町丸丸栖892-5
 電話:080-4568-3774
 営業:11:00-14:00、18:00-23:00
 休み:月曜日
 駐車場:10台


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 店内は、4人掛けのテーブルが2卓、カウンターに4席と実にこじんまりとしている。店の扉に掛けられた張り紙によると、店主一人で切り盛りされているとのこと。


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 選択の余地が無い、と言うのが優柔不断な私には都合が良い。


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 「豚骨ラーメン(醤油)、叉焼増し、味玉」980円也。あれこれと欲張った結果、1000円近くになってしまい少々焦る。メンマと鳴門巻きを置き忘れたかのような、盛り付けに間延びした感があるが、見るからに食欲をそそる理想的な色合いであり、蓮華を取って、割箸を割るのももどかしく、まずは冷静を装いつつスープを啜る。濃厚な豚骨と醤油に加えて、味噌のような奥行きのある豊潤さを感じる。豚骨に有りがちな獣臭が鼻から抜けることは無く、むしろ円やかな甘みを伴って優しい香りが漂い、口中が旨味で満たされていく。背脂が濃厚さを増し、小さな唐辛子が味を引き締めてくれる。別の情報によれば、豚骨に加えて、鶏ガラ、野菜、ホタテからスープを取っているとのこと。スープの温度は高め。


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 熱々のスープから麺を取り出す。細麺のストレート。茹で加減は柔らかめ。濃厚スープをまとった麺を一気に啜ると、ツルツルと軽快に滑り込み、そして麺を嚙みしめると粘り気を伴ってムチムチと反発する。


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 脂身と赤身が4:6の見事なバランスの叉焼。大ぶりで厚めのものが6枚重なり合っている。割箸で叉焼の隅っこを摘みあげて、そして一気に頬張ると、歯応えのある赤身が小さく砕けながら、その度に豚肉の美味さを拡散し、時間差で脂身がジュワリと溶け出して赤身と混然一体に融合して、完成の域に達する。塩分が控えめなところも良い。


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 味玉。トロトロの黄身が溢れ出て、力強いスープの味を少し優しくしてくれる。


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 ご飯が無料でついてくる。更には、高菜、紅生姜、たくあん等がテーブルに置いてあり、自由に取って食べることが出来る。この高菜、甘みがあって白米に合う。無論、ラーメンにトッピングしても美味そうだ。店主の誠実で丁寧な仕事ぶりが、見事に反映された1杯であります。和歌山市の街中なら、もっと確実に繁盛するだろうなぁ。


ラーメン探訪備忘録
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店名:加勢田商店
「豚骨ラーメン、叉焼増し、味玉」
 ◇お値段:680円+300円
 ◇トッピング:叉焼、青葱、もやし
 ◇麺:細麺ストレート
 ◇スープ:豚骨鶏ガラ醤油(味噌も?)
 ◇叉焼:豚バラ叉焼6枚
 ◇満足度:★★★★☆
 ◇その他:奥行きのある絶妙スープ
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テーマ: ラーメン

ジャンル: グルメ

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和歌山サーベリング釣行 ~完全迷走中~ 


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 和歌山は言わずと知れたミカンの産地であり、街中を抜けると急峻な山の斜面から裾野にかけて、煌く流星群の如くに橙色が輝いている。今までにミカンが実るような土地で暮らしたことが無く、この景色を見ると子供のように嬉々としてしまう。


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 道端にはミカンが無人販売されている。普段、スーパーでしかミカンを購入したことが無いこともあって、値段を見ては驚愕してしまう。小振りなミカンが15個ほど入ったものを反射的に購入する。1袋100円也。


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 更に進むと農産物直売所を発見する。素早く道を逸れて、駐車場に車を突っ込んで店内へ。実りの秋に相応しく、ミカンと柿が並ぶ光景は壮観である。よくよく見ると、小さく区分けされたうえで販売されており、それぞれ生産者が異なるようで、値段と併せて生産者を識別するための番号が振られている。ミカンは大小様々あり、1袋に10個~20個ほど入っていて、その殆どが100円の値が貼られている。一番高いものでも1袋250円。お店の方に伺うと、生産者や畑によって酸味や甘みが異なっていて、順番に食べ較べして自分の好みを探すのも面白いと説明してくれる。


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 順番に食べ較べするにも、こうも種類が多くあると確実に秋が終わってしまうので、もっぱら酸っぱいミカンを好む私のために、オバサンに数種類を選んで頂いた。更には、数種類のミカンの試食をさせて頂き、あれこれ悩みつつ、このお店で最も人気があるという生産者のミカンを1袋。15個ほど入って、このお店では高級品に分類される250円也。更に酸っぱさの中にも濃厚な甘さが特徴の小振りなミカンを1袋。10月初旬であれば、酸っぱさ際立つミカンがあったとのこと。来年は早めに買いに来よう。


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 合計3袋、50個以上、450円也。単身赴任の身であるが、こんなにも購入してどうすんだよ。指先がオレンジ色になるのを覚悟で食べるしかないか。いや職場に持って行こう。


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 前置きが長い時の釣行は、往々にして思い通りにいかずに悪戦苦闘しては、失意の撤退との結末であることが過去の分かりやすい傾向であるが、先に白状すると、今回もまさにそれである。土曜日の夕刻に、和歌山では初夏からの久しぶりの根魚狙いとなるが、良い思いをした某突堤へと向かう。11月中旬だと言うのに、気温が20度もあり、万全を期して着こんできた4枚重ねが苦行のような暑さで迫り、もともと乏しい思考能力を奪う。汗だくである。突堤には、誰も釣り人がおらず、一抹の不安が過る。大ぶりな捨て石がゴロゴロと転がる難攻不落の難易度A級のポイントにジグヘッドを送り込む。1投目にしてラインブレイク。久しぶりのポイントで、ロッドさばき、ラインさばき、ともに劣化していて、更に向かい風が追い打ちをかけるように難易度を上げている。根掛かりと格闘しつつ、辛うじてカサゴを1匹。


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 つるべ落としの如く、秋の夕暮れは素早く夜へと変わる。場所を変えて、繊細なバイトを捉えるも痛恨のネンブツダイ。午後7時に脱力感と喪失感と敗北感を背負いながら帰宅する。


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 昨夜の釣行の際に貴重な情報を入手する。ここ最近、太刀魚の釣果が急に良くなっているとのこと。日曜日の午前3時半頃に起床して、素早く身支度を整えて、アクセルを踏んで南下する。我ながら実に単純な思考回路であるが、あまりの釣れなさに藁にもすがる思いである。毎年、季節の変わり目は、次なる釣りへのシフトに苦悩するものだが、今年は和歌山という新天地ということもあり、見事に迷走している。この季節にしては珍しく、南寄りの風が緩やかに吹いている。快適である。潮回りは中潮で、夜明けに向けてジワジワと確実に潮が上げている。条件は完璧である。ジグヘッドを遠投して、表層から底までレンジを変えて、またタダ引きや軽いワインド、ストップ&ゴーなどを繰り出しつつ丁寧に探る。開始10分、軽くワインドでジグを操っていると、ツンッと触れるような違和感。タダ引きに変えてゆっくりと引いていると、ガジガジガジっと太刀魚のバイトを感知。リーリング速度を一定に保ち、食い込みを待つ。グググ・・・の瞬間にフッキング。ドラグがジリジリ鳴り、大物かと期待をするも途中で無抵抗となり、スリムな太刀魚がスポっとあがる。素早くリリース。しかし後が続かない。気が付けば、空が明るみ、低音を響かせ漁船が海を横切り、鳥が飛び、雲が白く漂い、納竿とした。


 完全に魚を見失っている。
 

■釣行データ
 釣行時間:平成28年11月20日(日)午前4時30分~6時
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温17度
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:太刀魚 1本(F2.5)、カサゴ1匹、ネンブツダイ1匹

■使用タックル
(1) ジグヘッドリグ用
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs
(2) サーベリング用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・Gulp 2.35” Micro Shaky、#104 Clear Green Holo, #100 Clear Lavender Pearl Holo
 ・ダイワ ビームスティック2.2インチ、パールホワイト
(2) ジグヘッド
 ・カルティバ メバル弾丸・ジグヘッド1.5g~3.0g
(3) サーベリング用
 ・Fujiwara 太刀魚ジグヘッド21g
 ・サンマの生餌

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山中華そば探訪(38) ~つけ麺 槍(そう)~ 



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 本日のランチは、和歌山市から少しだけ足を延ばして貴志川町へ。

つけ麺 槍(そう)
 住所:和歌山県紀の川市貴志川町長山277-44
 電話:0736-71-0953
 営業:11:30-14:00、18:00-20:30
 休み:月曜日、木曜日の夜
 駐車場:5台


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 貴志川町っていったい何処やねんとのご指摘もあろうかと思うが、猫の”タマ駅長”で有名な和歌山電鉄貴志川線の沿線と言えば、5%ぐらいの方は膝を打って頂けるかも知れないが、和歌山市から東側に10kmほど入ったところにある田園風景とミカン畑が広がる、実に自然豊かなところにある。

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 店内は、座卓が2卓、テーブル席1卓、カウンターに6席あり、こじんまりとしている。開店早々は客もまばらであるが、正午を回った頃には、常連と思しき地元人や如何にも観光客の方々などで素早く満席に。何故か女性の比率が高いのは、中華そばに押されて、つけ麺のお店が少ないここ和歌山にあって、つけ麺はオシャレ的な印象が強いからであろうか。脱力した顔面に少し力を入れつつ、そして背筋を伸ばす。


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 随分してから気が付いたが”貴志川ラーメン”もある。字が小さすぎる。


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 「つけ麺、叉焼増し」850円也。普段と誠に勝手が違い、いつもならスープを啜ってから味の主軸が何であるかを判断して、そして厳かな気持ちで、目を閉じつつ麺を啜り、スープと麺の絡み具合を確認して、鼻に抜ける豚骨スープの香りや、口中に広がる旨味を感じて、そして嚥下しながら麺の喉越しをも楽しむところであるが、まるで初めて海外旅行に行った時に、真紅の鍋に山盛りと積まれた香しいムール貝をどうして食べたら良いのか分からずに、たじろいだ時のようなそんな気持ちである。ちなみにムール貝は、最初の1つ目は手で身を摘まんで食べて、その後は、ムール貝の殻をトングのように使いながら、別の身を挟んで食べるのである。


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 うどんのような色白の太麺。これをそのまま啜ってみると、見た目の豪快さとは裏腹に小麦の香りはあまり感じられず無味無臭。つけ汁が濃厚である筈なので、麺は出しゃばるなとの考えであろうか。


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 濃厚なつけ汁に麺を投入する。しっかりと麺をつけ汁に絡めて、そして、おちょぼ口でズルズルと一気に吸い込みたいところであるがそれを我慢して、隣席の女性陣に汁が飛び跳ねないように細心の注意を払いながら、存在を消すようにして瞑想中であるかの如くに静かに啜る。事前情報によれば、豚骨と鶏ガラでスープを取っているとのことだが、大量の鯖節と魚粉と味噌のような醤油のような濃厚で力強い味が前面に立ちはだかっていることもあり、その存在は明らかでは無い。確かに美味いが、味が濃すぎて直ちに飽きてしまいそうである。


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 つけ汁の中から叉焼を発掘する。実に美味そうなバランスの叉焼であるが、つけ汁の味が強すぎて、肉のような物体を齧っているとの印象しかなくて非常に勿体ない。きっと美味いはずなのに。つけ汁の中を更に捜索すると、メンマとモヤシが隠れている。今までの人生で、モヤシを好んで食べた記憶は皆無であるが、濃厚なつけ汁のこともあり、水分を含んだシャキシャキのモヤシの存在を頼もしく思う。喉の渇きを覚えつつ、蓮華で最後の最後までつけ汁を啜ったが、やはり普通のラーメンのスープを啜って箸と蓮華を置きたいところ。

 結局、ラーメンと勝手が違ったことと、女性比率が高かったことも相まって、集中して味わうことが出来ずに終了してしまった。美味かったのか、そうでなかったのか、良く分からない。


ラーメン探訪備忘録
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店名:つけ麺 槍(そう)
「つけ麺 叉焼トッピング」
 ◇お値段:850円
 ◇トッピング:叉焼、青葱、メンマ、もやし
 ◇麺:太麺ストレート
 ◇スープ:豚骨鶏ガラ鯖節等の魚介系
 ◇叉焼:叉焼5枚
 ◇満足度:★★★☆☆
 ◇その他:やはりスープを啜りたい
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テーマ: ラーメン

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神戸・明石間メバリング釣行 ~昨夜から一転~ 


 昨夜の釣行が、予想以上に調子が良かったことに気を良くして、我ながら単純な思考回路であることが丸出しであるが、明日の出張を顧みずに嬉々として神戸港へと足を運ぶ。日曜日の夜の割に人が多く、緑色の電気浮きが揺れているところを見ると、どうやら太刀魚狙いのようであるが、釣果を確認すると渋いとのこと。今日は大潮。実は神戸港での過去の釣行では、大潮で良い思いをした例が無く、念のために昨年の釣果を確認すると、やはり今の時期は、輪をかけて苦戦していることが判明した。


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 満潮が午後6時。現在の時刻は午後8時前。十分に下げ潮が効いている時間帯であるが、海面を覗き込むと、ものの見事に静寂を保っている。まずは昨夜の釣行時に調子が良かったダイワのビームスティック2.2インチを投入して様子を伺うが、見事に反応無し。ジグヘッドとワームをローテーションするも明確な答えが無く、時間だけがダラダラと過ぎる。徐々にジグヘッドを軽くして1.5g、ワームはジャッカルのジャコナックルに辿り着いている。テールの波動で魚の活性を上げる作戦であるが、この釣れない状況は、ワームの色や形がどうのこうのと言う次元では無いような気がする。護岸沿いをタイトに攻めて、何とかタケノコメバルを1匹。しかし後が全く続かない。場所を移動しながら、次々にジグヘッドを投じていくが、鯵かキスかハゼか分からないような微細なバイトが何度もあるが、これが全く乗らず。


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 1時間が経過。昨夜と状況が違い過ぎていて、何をどうしたら良いのかまったくもって判断出来ず。攻めるレンジを変えて、魚のご機嫌を伺うが、今日はすっかりご機嫌斜めのようでいずれも音沙汰無し。ツンツンと突っつく変なバイトを辛うじて捉えると、ロッドのティップを激しく叩く魚がヒットする。鳴門海峡や明石海峡で、似たような魚を釣ったなと思いきや、やはり、その稚魚でありました。是非とも、3年後ぐらいにお手合わせを頂きたいところ。


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 移動を繰り返しながら、根気強くジグヘッドを投じていく。次々に緑色の電気浮きが去って行くが、明日が月曜日と言う事実よりも、釣れない現実によるところであろう。色々な方向にジグヘッドを投じつつ、思い出したようにして護岸沿いをタイトに攻める。ジグヘッドを着底させてから、一定の速度でジワジワと浮遊させていると、モゾッ・・・と、もたれるような変な感触。巻き合わせ的にリーリング速度を少し早めて、ロッドに負荷を掛けると、ツーっとラインが流れるような・・・怪しげな動き。念のため、腑抜けた情けないフッキングを入れてみると、おっ、魚が掛かっているでは無いか。カサゴを1匹。


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 カサゴのバイトが明らかに違う。普段なら、コツコツっと単純明快なバイトで、アングラーの心を躍らせてくれるが、今日のカサゴのバイトは一転して極めて小さくて渋くて、そして心が躍らない。藻でも引っ掛けたような、ヌワァ~っとした重量感。ロッドの先端を注視すると、躍動感とは程遠く、ヘナヘナと頼りなく動いているように見える。ロッドの円弧を小さくするように、ジワッとラインテンションをかけると、ロッドにグググっと重みが乗る。カサゴを追加。


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 護岸の駆け上がりを斜めに攻める。注意深く観察すると、釣行開始時から明らかに潮位が下がっているが、何故かそれが潮流に反映されておらず、相変わらず海面がダラけている。駆け上がりの法尻付近で、微細なバイトを感知するも、いずれも乗せることが出来ず。”タンスにゴン”のCMで、双子の女の子のリズミカルな歌と動きの合間に、背後の階段にいるオッサンが”あぁ~”っと叫ぶが、まさにあんな心境である。

 釣りをされている方は、ご理解頂けると思うが、釣りには集中力が必要である。特に頻繁にロッドを操作して、ルアーや仕掛けの具合を伺い、操作が必要な釣法であれば、尚更にして集中力が必要になる。私の場合、2時間程度で集中力がプッツリと切れてしまうが、丁度、その状態になりつつあり、意識が遠のきそうになった瞬間に、モソ~っとゴミでも引っ掛けたような違和感。いつものカサゴなら、コンコンっと扉をノックするが如くに教えてくれるが、今日のカサゴはシャイで奥ゆかしいようであり、こちらの思考回路を乱してくれる。ロッドに負荷を掛けて、ジグヘッドを回収しようかと思いきや、何とこの時点で魚が掛かっていることを理解して、素早く我に返り、ロッドにテンションを掛けて、そして丁寧に、丁寧にやりとりをする。カサゴだ。

 自然を相手にしているからこそ、時に狙い通りに事が運ぶことがあったり、根底から覆されたり、思考し逡巡し懊悩し閃き、一喜一憂もしくは撃沈して、振り出しに戻る。一筋縄で行かないからこそ、人生の永きを費やしてまでも追求したくなる遊び、それが釣りなんだろうな。まだまだ修行が足りぬ。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年11月13日(日)午後7時50分~午後9時30分
 潮回り:大潮、下げ
 天気:晴れ、気温:20度、水温:19度
 ポイント:神戸港
 釣果:計5匹(カサゴ3匹、タケノコメバル1匹、真鯛1匹)(全てリリース)


■使用タックル
(1) ジグヘッドリグ用
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

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■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・Gulp 2.35” Micro Shaky、#104 Clear Green Holo, #100 Clear Lavender Pearl Holo
 ・JACKALL Jacoknuckle 2inch、Grow Pink Silber Flake
 ・ダイワ ビームスティック2.2インチ、パールホワイト

(2) ジグヘッド
 ・カルティバ メバル弾丸・ジグヘッド1.5g~3.0g

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
07-20161113.png

テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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