和歌山中華そば探訪(63) ~麺dinning 月乃家~
2017/06/17 Sat. 15:25 [★ 和歌山ラーメン探訪]
別用で由良町まで出向く機会があり、その帰り道に以前から気になっていたお店へ。和歌山市六十谷に、この姉妹店がある。仮設のような屋根付きの待合所を見れば、繁盛店であることを察することが出来る。午前11時、開店と同時に暖簾をくぐる。
麺dinning 月乃家
住所:和歌山県有田郡有田川町大字天満428-1
電話:0737-52-5716
営業:11:00~14:30、17:00~22:00
休み:日曜日
駐車場:向かいの「スーパーセンターオークワ」の駐車場利用可
店内はカウンター席とテーブル席がある。注文を終えて待っているうちに、次々に席が埋まっていく。
豚骨と鶏白湯をベースにして、これらの組み合わせで料理が構成されている。お値段はやや高めの設定だろうか。
「チャーシューメン」880円也。まずは蓮華でスープを掬い、そして精神統一の後に心静かに啜る。最も心昂る瞬間である。豚骨と鶏ガラがベースになっているとのことであるが、豚骨の臭みは皆無に近く、鶏白湯と相まって、濃厚でありながら奥底でキリリと引き締まったダシの味がじっくりと広がってくる。塩分は控えめであるが、醤油醸造の本場らしく、甘みが特徴の醤油が見事に調和している。何気に横たわるメンマを口に放り込むと、滑らかな食感で、柔らかく、竹の香りが優しく、とても美味い。出来ることなら、もう少しメンマを入れて頂ければ、満足度は向上するのだが。食べた後に気が付いたが、青葱の存在感は無い。スープの温度はやや高め。
お次は麺。低加水の細麺ストレートを一気に啜ると、ツルツルと気持ちよく滑り込み、そして、ここにきて初めて豚骨の野性味が鼻から抜けて、そして噛み締めれば程よい硬さで応じてくれる。スープの濃度が控えめなせいか、もしくは麺の表面がツルツル過ぎるのか、スープの絡みは控えめである。煮卵は柔らかく優しい。
お次は叉焼を口に放り込む。モモ肉を使用した叉焼とのことであるが、一辺を分厚い脂身が覆っていて、これは胸焼け必死かと思いきや、生ハムのようにしっとりとしていて嫌味は全然なく、また赤身部分はキメが細かく柔らかく、噛み締めると豚肉の旨味とともにジュワリと程良い塩分が染み出してきて、自分がシェフだったらメロンに巻き付けてしまいそうな勢いである。叉焼が器の周囲を覆い、豪快な印象を受けるが、何ともお上品な叉焼である。分量はやや少な目であったが、全体的にバランスが良い美味しい一杯であった。もしかすると、早朝の肉体労働が美味さを倍増しているのか。
--------------------------------------------------------------------------------
店名:麺dinning 月乃家
「チャーシューメン」
◇お値段:880円
◇トッピング:叉焼、青葱、メンマ、煮卵
◇麺:細麺ストレート
◇スープ:豚骨鶏ガラ醤油
◇叉焼:しっとりモモ肉叉焼6枚
◇満足度:★★★★☆
◇その他:お上品系、スープ少な目
--------------------------------------------------------------------------------
スポンサーサイト
« 和歌山紀北チニング釣行 ~ワーム浪費、バイトの正体~ | 神戸・明石間メバリング釣行 ~パターンが分からない~ »
コメント
こんにちは~
月乃屋さん久しく行ってないですが
相変わらず美味しそうなビジュアルで思わずヨダレが出ます(笑
姉妹店の方も気になりますね~
因みに、つけ麺も美味しいですよ♪
Yさん、こんにちは~。
以前から気になっていたんですけど、結構距離があるので躊躇しておりました。なかなか美味かったですよっ。姉妹店は和歌山市六十谷にあります。こちらも本店同様に美味いので、是非お試しください!
Yさんの、麺ブログも拝見しているんですけど、かなりグイグイ攻めておられるので驚きましたっ。器の周囲に叉焼、あれ反則ですね~。あぁ美味そ~。
トラックバック
| h o m e |