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日本海丹後半島沖オフショアジギング ~パターン不成立~ 


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 前回の日本海釣行が年の瀬も押し迫る12月末であったので、実に5ヶ月ぶりの釣行ということになる。色々な予定が重なってしまい、釣行の機会を逃してしまったというのも理由の1つであるが、数年前であれば怒涛の如く日本海に通っていたことを思うと、随分と熱意が無くなってしまったというのも一理、別の釣りを開拓してそちらが忙しいのも一理ありで、いずれにしても時の流れを痛感。てっきり日本海ジギング釣行依存症かと思っていたが、意外にも心身ともに充実しているので、今の状況でも健全なのかも知れない。
 午前4時前、快晴を予感する空を見上げると、すでに東の空がうっすらと明るんでいる。最近は、随分と身の程を知っているので、以前のような過剰な期待をしなくなったが、やはり釣行の前は気持ちが昂ぶってしまい、いらぬ妄想をあれこれしてしまう。午前7時過ぎ、無事に京都府北部の浅茂川漁港に到着する。

 今回の同行者は、いつもの釣りバカを含む5名。右舷側にずらりと並んで釣りをすることになる。右舷側の前から2番目に陣取って、穏やかな日本海を眺めながら、遠くに霞む山々を眺めながら、仲間と談笑しながら久しぶりにロッドを操る。ジグを操る動きがぎこちない。


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 港を出てすぐのポイントで釣りを開始。船はドテラ流しの状態で、左舷側にジワジワと移動している。第一投目でいきなりにしてM氏のロッドが曲がる。幸先が良い。時折、グイグイと絞り込むような鋭い引きに、いきなりメジロかとの期待が膨らむ。数分後に姿を現したのはヒラマサ。更にN氏もロッドを曲げているが、こちらはハマチ。船内、いっきに人間の活性が上がるが、魚の活性は上がらず、バイトがピタリと止まる。


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 何度か場所を変えての流しで、またもやM氏とN氏のロッドが曲がるが、今度はお二人ともにタヌキメバル。船内、またもや沈黙。これにて朝の時合が終わったようで、のどかな時間が流れる。船は一気に東へと進路を取る。白石グリの手前まで移動して、何度も何度も流すが、たまに船内12名のうちの誰かのロッドが曲がるが、爆釣スイッチは入らず時間がズルズルと過ぎるだけで、空から降り注ぐ陽射しは鋭く、潮風が気持ち良くとおり過ぎてシャツをヒラヒラと弄ぶ。白石グリ付近に移動して100m以深を粘り強く攻めるも、投入したエネルギーと獲得した釣果は全くつりあわず、グリップが当たる右脇腹や脇の下が痛くて堪らないことも加えると、費用対効果は限りなくゼロに近い。現実逃避のように、異次元空間に身を置いているこの状態こそが、唯一、プラスに転じるものとなる。


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 船長は電話であれこれ僚船から情報を得ているようで、白石グリを見捨てて、一気に西へと進路を取る。以前より、船長の動きが機敏で、ポイントの見切りが素早く、さらに船の流し方も左舷と右舷が平等になるような配慮も見えて、更に人柄の良さが溢れているので、安心して、集中して釣りを楽しむことが出来る。しかしながら、魚は釣れない。


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 船も西に向かい、鳥も西に向かう。


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 時刻は、とっくの昔に正午を過ぎて、いまや遠慮なく夕刻に向かっている。船中、未だ魚信を捉えてない方が半分ほど。私も漏れずにその内数にいる。風が吹き、海がざわつき、鳥があちこち飛んで、いかにも釣れそうな雰囲気に突入する。今日のヒットジグがシルバー系であることは、他の方々の釣果からして、明らかであり、それ故に説得力があるが、我がジグバックには、赤金、緑金ばかりで、残念ながらシルバー系は皆無である。遂に時合に突入したようで、流しの度にメジロや鰤の反応がある。N氏のロッドが大きく曲がり、N氏の顎が上がり泣きが入る様子を見ていると、思わず笑みがこぼれてしまう。10分ほどの格闘で鰤が姿を現した。後の計測で7.4kg。実に2年ぶりの鰤とN氏は満面の笑み。


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 お次はY氏。右舷艫で黙々とジグを操っていると、次々にヒット。こちらも何年ぶりかの鰤。こちらは7.6kg。船中では、あちこちで雄叫びがあがり、魚があがり、歓声があがり、人間の活性があがる。M氏も漏れずにメジロをゲットしている。気がつけば、船中で取り残された者が数名でいるが、気がつけば明らかに魚の活性がさがり、船長の活性もさがり、釣り師の活性もさがり、魚を逃した釣り師は更に活性がさがりうなだれる。


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 午後5時、無念にもラストの流し。ドラマティックなことは一切起こらず、久しぶりの坊主を期してしまう。


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 夕刻の時合、我が最初で最後の唯一のヒットがあり、曲がるロッドを見て、我も遂に皆の仲間入りかと笑いが漏れたが、あぁ刹那、無念、無情、痛恨、落胆、ラインテンションが消えてしまいフックアウト。後にフックを確認するとあろうことがフックが折れているではないか。

 今日の失敗の原因は、久しぶりのジギングでジャークに切れが無かったこと、ヒットカラーを持ち合わせていなかったこと、ヒラマサが吐き出した小さなイカを見てダイワTGベイト(赤金、緑金)でいけると判断してしまったこと、貴重な魚をバラしてしまったこと・・・・。失敗だらけだな。

 「釣りは結果ではなく、プロセスを楽しむもの」と言ったものの、それなりに結果が伴わないとプロセスが成立しないということを知る。そりゃそうだな。


■釣行データ
 釣行日:平成28年5月2日(日)
 潮回り:中潮
 天気:晴れのち曇り
 時間:午前8時出船、午後5時30分帰港
 ポイント:網野沖~白石グリ
 釣果:なし
 利用した船:オーシャンズ http://www.oceans2009.com/

 同行者の釣果:
  Y氏:3匹(鰤、メジロ)、N氏:3匹(鰤、メジロ、ハマチ)、M氏:2匹(メジロ、ヒラマサ)、YJ氏:1匹(メジロ)、R氏:なし

■使用タックル
(1)ジギング用(ジグ150g~175gに使用)
 Rod: Shimano Ocea Jigger S584
 Reel: Shimano 2013 Stella 8000PG
 Handle: Studio Ocean Mark, NO LIMITS08SW10000/8000
 Spool: Studio Ocean Mark, 08SW8000
 Line: PE 3号(Unitika Power Jigging 47lbs. 8本撚り)
 Leader: 50lbs.

(2)ジギング用(ジグ140g~160gに使用)
 Rod: Shimano Ocea Jigger S603
 Reel: Shimano 2013 Stella 8000HG
 Handle: Studio Ocean Mark, NO LIMITS08SW10000/8000
 Line: PE 3号(Unitika Power Jigging 47lbs. 8本撚り) 
 Leader: 50lbs.

(3)ジギング用(ジグ100g~120gに使用)
 Rod: DAIKO Jacker JB-60/3
 Reel: Shimano Ocea Calcutta301HG
 Line: PE 2.0
 Leader: 30lbs.
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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日本海丹後半島沖オフショアジギング ~狙うは寒鰤、釣り納め釣行~ 

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 午前3時に三宮を出発し、西宮経由で高速を駆って網野町浅茂川漁港に到着したのは、出航時刻午前7時の30分前。空には鉛色の雲が覆いかぶさり、霧雨が舞う中で出航の準備に余念がない。遠征釣行の前は決まってワクワクして睡眠不足に陥るため、久しぶりの日本海釣行ということも相まって、内心は変なテンションで気持ちが昂っている。今回の同行者は、釣りバカトリオであるY氏とN氏、今回初挑戦のR氏、そして夜な夜なのメバル釣行でつるんでいるM氏の5名。11月に予定していた仲間内8人でのチャーターが荒天のためにキャンセルになり、その延長線上で今回は自分も含めて5人での挑戦と相成った。


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 昨日までの波浪の影響で長周期の深いウネリがあり、盛り上がる海面を眺めたり、突き抜ける空を見上げたり、その度に胃袋をぐるぐると揺さぶられて、頭がぐるぐる回り、なまあくび連発で油断すれば即座に船酔いに突入しそうな状況でありながら、渾身の力でロッドを煽り、ハンドルを回す。網野町から西側に30分ほど移動したポイントで必死にジャークを繰り返す。水深は60メートル程度で、久しぶりのジギングの準備運動には丁度良い。しかし、なかなか魚が反応しない。船長が頻繁に船のポジションを整えては、各自がジグを投下するが、その下に魚群があるのかないのか、魚群の活性が高いのか低いのか、疑心暗鬼になりながらも、時間だけはしっかりと過ぎていく。太陽が昇ると、曇天は消え、波が少しずつ穏やかさを取り戻しつつある。


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 あまりに状況が芳しくないため、一気に沖合に移動する。ポイントに到着し、船長から告げられた水深は、ジギングでは未体験ゾーンである140m。風で船が流されることを考慮すれば、ラインは160m~170m放出されることになる。この日のために調達したナムジグ・ジョーカー165g(Lots of Art http://lotsofart.co.jp/)を投入する。丁寧にサミングして底を取ったあと、丹後ジャークを繰り出す。20メートルほどジャークした後に再度、底を取ってジャークを繰り返す。2本目の流し。底を取ってから、ハンドルを高速で回し一気にジグを加速させてから、大きなジャーキングでジグを跳ねあげ、再度、ジグを加速させ大きくジャーキング。ラインスラッグを取るためにハンドルを少し回し・・・違和感・・・ラインテンションをかけると、圧倒的な重量感。ロッドが一気に絞り込まれ、ドラグが唸る。ラインを確認すると150mほど出ている。悶絶しつつ必死にハンドルを回し、天を仰ぎ、運動不足を嘆き、耐えること数分・・・。オシアの4番が綺麗に曲がっている。バラすことなく、悶絶の後に無事に鰤がネットに収まった。後に計測すると、ぎりぎり鰤サイズの82cm。重量は軽めの5.5kg。目標の10kgには到底及ばない。


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 その後、船中で10kg近い寒鰤があがったものの状況は一向に良くならず。再度、水深60m~80mの浅場に戻り、ハマチというよりかはツバスサイズを何とか釣り上げて場をしのぐ。同行のR氏が、サワラの捕獲に見事成功し、船中、活況を取り戻すが、反応するのは相変わらずのツバス。


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 午後1時を過ぎると、西の空がどんどん暗くなり、じわりじわりとこちらに向かってきている。風が強くなり、波が荒くなり、船が揺さぶられ、午後2時には釣りが難しくなり、止む無く撤収せざるを得なくなり、本日、見せ場が無いままに納竿となった。自然相手の釣りは、なかなか狙いどおりにいかないことを思い知る。


■釣行データ
 釣行日:平成27年12月28日(月)
 潮回り:中潮
 天気:曇り時々雨
 時間:午前7時出船、午後2時30分帰港
 ポイント:網野沖~西方面
 釣果:ブリ1匹(82cm、5.5kg)、ツバス4匹
 利用した船:ブルーウォーター http://jigging-bw.com/

 同行者の釣果:
  Y氏:ツバス4匹、N氏:ツバス8匹?、R氏:サワラ1匹、ツバス1匹、M氏:ツバス6匹

■使用タックル
(1)ジギング用(ジグ150g~175gに使用)
 Rod: Shimano Ocea Jigger S584
 Reel: Shimano 2013 Stella 8000PG
 Handle: Studio Ocean Mark, NO LIMITS08SW10000/8000
 Spool: Studio Ocean Mark, 08SW8000
 Line: PE 3号(Unitika Power Jigging 47lbs. 8本撚り)
 Leader: 50lbs.
(2)ジギング用(ジグ140g~160gに使用)
 Rod: Shimano Ocea Jigger S603
 Reel: Shimano 2013 Stella 8000HG
 Handle: Studio Ocean Mark, NO LIMITS08SW10000/8000
 Line: PE 3号(Unitika Power Jigging 47lbs. 8本撚り)
 Leader: 50lbs.
(3)ジギング用(ジグ100g~120gに使用)
 Rod: DAIKO Jacker JB-60/3
 Reel: Shimano Ocea Calcutta301HG
 Line: PE 2.0
 Leader: 30lbs.

テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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日本海丹後半島沖オフショアジギング ~白石グリ、水深160m、チャンス到来~ 

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 京丹後市網野町の浅茂川漁港には、満を持して釣行に挑むアングラー達が大勢集まり、本日の釣行での大漁に思いを馳せつつ、談笑をする者、準備に余念がない者、瞑想に耽る者、気合を入れる者などで賑わっている。誰の顔にも、期待と自信に満ちた時の笑顔と、そして釣れるかどうかという少し不安の表情が入り混じっているが、老いも若きも皆、釣り師の良い顔をしている。既にアルバトロス1号艇、2号艇、そしてブルーウォーターが出船した。今回も、由良船長の人柄の良さに魅かれて、そして由良船長を応援したい気持ちで、オーシャンズにお世話になっている訳だが、船上には我々を含めて4グループ総勢12名が乗り込んでいる。満船である。


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 オーシャンズでは、アングラーの釣り座は、我が国の伝統的な平和的勝敗決定法である由緒正しきかどうかは知らないがジャンケンで瞬時にして決められる訳だが、我がチームは、Y氏の渾身の戦いぶりにより、見事にミヨシを確保することに成功した。あまりにもジャンケンの戦いが白熱してしまったので、これで本日の運と力を使い切ってしまったのでは無いかと、そこにいる誰しもが心配になってしまうほどであった。今回は、Y氏、N氏そしてM氏と私の釣りバカ4名体制での釣行である。本来であれば、仲間内で1隻チャーターする予定であったが、異動あり、ご子息の卒業あり、就職ありの年度末のクソ忙しい時期であり、結果的に仕事や家庭より、釣りを優先してしまった前述のバカ4名しか集まらず、止む無く、乗り合いに変更してもらったのであった。いや違う、仕事や家庭や資金繰りなど全ての諸問題を事前に完璧に解決したうえで、釣行と相成ったのが我々4名の精鋭(釣りバカ)である。


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 午前8時出船。ここ数日間の釣果は、春の訪れを彷彿とする鰤やヒラマサの大型魚による喜ばしい釣果に恵まれていたので、クーラーボックスに入らないほど釣れたら困るので、早めにリリースせねばならぬと、余計な心配をしつつ、船長に何気なく昨日の様子を聞いてみたところ、“大水深の鰤のポイントを攻めましたけど、全然ダメでしたわ~”・・・とのこと。なんだとっ!話が違うではないか・・・。

 嫌な予感を感じながらも、艱難辛苦の流れを察知すると、自動的に瞬時にそれを忘れてしまう都合の良い性格なので、一同、団結して前向きな姿勢で本日の久しぶりの釣行に挑むのであるが、最初のポイントである網野沖の水深50~60m地点では、数日前にヒラマサを爆釣したらしいポイントであるにも関わらず、魚信ゼロ・皆無・静寂・暗黒・虚無であったのは、何かの前触れであろうか。いやそんなことはない・・・はずだ!と何の根拠もなく、前のめりでシャクリに没頭するのである。


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 白石グリの水深120mのポイントで撃沈し、浦島へ移動。魚探には、ボトムにべったり張り付く魚群を察知したときの映像がチラホラ見えているようだが、一向に反応する気配が無いとのこと。早くもボウズ回避行動を取らざるを得ない状況に陥り、タイラバでねっとりとボトムの根魚狙いに徹すると、出航から苦節3時間、全くもって本命ではないが、タヌキメバルを捕獲することに成功する。しかし、このタヌキメバルすらパターンにハマらず、後が続かない。


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 浦島の水深は150mほどあるため、180gのジグを投入して果敢に攻めるが、すぐにへこたれてしまう。風も穏やかで、潮流もあまり無く、緩やかな海流に乗るように、船長の操船が綺麗に決まっているので、ラインが少し斜めに落ちる状態で快適であるが、やはり水深があるのでとても辛い。何より魚が釣れないのがもっと辛い。


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 ジギング歴15年以上のエキスパートN氏。幾多の試練を乗り越えた手練れも、ここまでアタリが無く、緩慢な時間が過ぎると、さすがに疲労困憊でこんな状態になってしまう。熟練アングラーですらこの状態なので、にわか仕込みの私は、キャビンで寛いだり、シャクったり、ラーメンを啜ったり、シャクったり、デッキで午睡を貪ったり、シャクったり、パンを食べたり、シャクったり・・・を繰り返すぐらいが精一杯。こんな怠けたジギングライフでも、両腕はパンパンになり、明かに疲労が蓄積してきているのが分かる。連続的に鋭く正確なジャーキングは、最早、昔日の彼方で、切れの無い丹後ジャークやリズムバラバラのワンピッチ、ジャカジャカというよりかはガシャガシャなジャークを辛うじて繰り出すのが精一杯の状態。


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 浦島での反応も悪く、船長同士の無線の情報によれば、他船でも鰤が1匹あがるかあがらないかで、今のところどの船も苦戦を強いられている様子だ。浦島を切り上げて、白石グリに移動。この界隈のメジャーなジギング船が周囲に10隻ほど浮いている。午後4時を過ぎ、ボトムに張り付いていた鰤が捕食活動に入ったのか、他船で鰤があがっている様子がチラホラ伺えるが、由良船長が操るオーシャンズ号では、未だ鳴かず飛ばずの状態が続いている。もうこれまでかと誰もが思っていた時に、右舷トモのアングラーのロッドが絞り込まれた。数分後に本日のオーシャンズ号初となる鰤がネットに収まった。すでに出航から8時間が経過し、誰しも疲労の色が見える状態であったが、俄然、アングラー達のジャーキングに力がこもるのだ。

 午後4時45分、船長から最後の流しである旨が告げられる。本当のラストチャンスだ。現在、船中で鰤1本のみ。


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 水深160m、ラインは170mほど出ている。145gの軽めのジグでボトムから30mまでを探る。右舷胴の間のアングラーのロッドが一気に曲がる。右隣にいる彼の動きを見ていたので、ほぼボトムで喰ってきたことが分かり、一度、ジグをボトムに落としてから、緩やかな2ピッチ1ジャークで誘うと、ボトムから6mほどで、グンッと強いアタリがあり、間髪入れずに巻合わせを入れると、ロッドの彎曲部がみるみる手元に押し寄せ、そして待ちに待った重量感が両腕に伝わる。乗った!
 慎重にやりとりしながら船内を見渡すと、俄かに船内が騒々しくなっている。様子を見に来てくれた由良船長に、まだラインが150mほどあることを告げて、他のアングラーの様子を聞くと、自分も含めて、5人のロッドが同時に曲がっているとのこと。午前中の余力がある時なら、魚との駆け引きを十分に満喫できるものの、すでに体力は限界にきているので、魚の動きに遅れを取らないように、辛うじて主導権を握りつつ、腰や腕や背中などの痛みに耐えながらハンドルを回すこと数分。ラインが残り50mを切ると、魚の動きが急に強くなり、時折、ステラのドラグがカチッ・・・カチッ・・・チリチリチリっと鳴る。悶絶しながらハンドルを回しながら、船長にリーダーが入ったことを告げる。紺碧の青に白い魚体が見え、そして無事にネットに収まった。恐らく、5分以上の時間がかかっていたと思うが、苦戦した1日だっただけに喜びもひとしお。

 結局、最後の流しで、船中5本の鰤があがった。


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 午後5時過ぎに納竿となり、浅茂川漁港に戻った頃には午後6時を過ぎて薄暗くなっていた。


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■釣行データ
 釣行日:平成27年3月21(土)
 潮回り:大潮
 天気:晴れ
 時間:午前8時出船、午後6時頃帰港
 ポイント:網野沖~浦島~経ヶ岬沖(白石グリ)
 釣果:ブリ1匹(82cm、6kg)、タヌキメバル1匹
 利用した船:オーシャンズ http://www.oceans2009.com/

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■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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■使用タックル
(1)ジギング用
 Rod: Shimano Ocea Jigger S584
 Reel: Shimano 2013 Stella 8000PG
 Handle: Studio Ocean Mark, NO LIMITS08SW10000/8000
 Spool: Studio Ocean Mark, 08SW8000
 Line: PE 4号
 Leader: Silver Thread FC 40lbs.
(2)ジギング用
 Rod: Shimano Ocea Jigger S603
 Reel: Shimano 2013 Stella 8000HG
 Handle: Studio Ocean Mark, NO LIMITS08SW10000/8000
 Line: PE 3号(Unitika Power Jigging)
 Leader: 50lbs.
(3)ジギング用
 Rod: DAIKO Jacker JB-60/3
 Reel: Shimano Ocea Calcutta301HG
 Line: PE 2.0
 Leader: 30lbs.
(4)タイラバ用
 Rod: DAIWA 紅牙69HB-S
 Reel: Shimano Ocea Calcutta 201HG
 Handle: Studio Ocean Mark AC30S
 Line: Duel Hardcore X8, PE 1.0, 20lbs.
 Leader: 20lbs.

■ヒットルアー
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 Victory 白石仕様145g (一番手前)。


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 霜降り状態。



テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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日本海丹後半島沖オフショアジギング ~今季最後の日本海釣行、巨鰤を求めて~ 


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 季節は移ろい、春を一気に通り越して、夏日なんて言葉が飛び交い、世間では衣替えの季節も待たずして、Super Cool Bizで軽装だと言うのに、未だ分厚い毛に覆われて暑いのなんの・・・と思わずぼやきの声が漏れ聞こえてきそうな、六甲山牧場の羊を眺めつつ、山は緑の木々に満たされ、空は青く、雲は薄く爽やかに流れ、心地よい乾燥した風が吹き抜け、このような環境で深呼吸すれば、柔らかな気持ちになれる。


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 六甲山牧場のベーカリー&カフェ「デルパパ」の「六甲山チーズシェイク」。六甲山牧場の自家製チーズをミックスしたオリジナルシェイクとのことで、お値段は380円とやや高めだが、未だかつて味わったことが無い濃厚なミルクの味が口の中に満ち溢れ、美味いと唸ってしまった。


 冬の日本海と言えば、断崖絶壁に打ち寄せる波頭が白く高く跳ね上がり、斜めに吹きすさぶみぞれ雪に視界を遮られ、白い息を吐きつつ、背中を丸めて、寒さに耐えつつロッドを握り、ハンドルを回す、大物に出会えばまだしも、魚を見ずして終わることもあり、まるで修行のような釣行に終わってしまうこともあるのだが、春の日本海は一気にその性格を変える。


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 今シーズンのジギングトーナメントも残すところあと半月。何とか大物を釣り上げて、上位に躍り出て、名声とともに賞金を手中にして、栄光に酔いしれたいところ。過去2シーズンは、残念ながら一度もランクインしたことが無いので、何とか粘り強さを発揮したい。今回も、オーシャンズの由良船長のお世話になることに。早朝、午前3時半に神戸市を出発し、西宮市を経由してY氏とともに京丹後市は網野町に辿り着いたのは、午前6時半。


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 午前8時に出船し、15分もすればポイントに到着。水深は50~60m。スパンカーは立てずに、ドテラ流しの状態。日本海にしては珍しく、潮が流れているようでラインが斜めに入る。スピニングタックルで、キビキビと丹後ジャークすると魚信がある。船中ではポロポロとハマチが上がっている。我がロッドにもハマチが反応するが、今日の狙いは大物なので、数匹のハマチを釣るもリリース。

 目先を変えて、ベイトタックルに持ち替え、ハマチが反応しないようにボトムを集中的に攻めて、うわつくハマチの群れの下のボトムにへばり付く老練な大物を狙う作戦にするが、そうそう簡単にはいかない。柔らかいワンピッチ&ワンジャークにステイを入れて、間を入れるジャーキング。力強いアタリがあり、ロッドが絞り込まれ、躍動感ある鋭い引きに、スプールが滑りながら応じる。数分のやりとりの後に姿を現したのは、側線部に黄色の線が鮮やかなヒラマサであった。


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 60cmには足りないが、綺麗なヒラマサ。


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 帰宅後に捌いたヒラマサの胃袋からは、5cmにも満たない小さなイカが10匹ほど入っていた。TGベイト100gと比較しても、随分と小さい。鰯や鯵などのベイトが少ないのか。


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 徐々に波が穏やかになり、早朝は冷たさを感じる潮風が、陽が昇るとむしばむほどになった。毎度の流しの時間が長いため、じっくりと釣りが出来るのが有り難い。魚群が活発なのか、船の真下に次々に魚群が通り過ぎる。そのたびにポロポロとハマチがヒットする。水深が50m程度と浅いせいか、なかなか大物が反応しない。


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 魚の反応が悪くなり、船上のアングラーもお昼寝モード、食事モード、くつろぎモードに突入して、次なる時合に備える。ローソンで購入したリンガーハットの長崎ちゃんぽん。美味い。ある程度、魚が釣れたため、場所を網野町沖から丹後半島経ヶ岬方面に移して、次なるは深場に潜む大物を狙うことに。


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 本日絶好調のY氏。メジロの二本掛けのお次はロッドを根元から絞り込む鰤がお目見えした。トーナメントにエントリー出来るかと思いきや、6kg以下のためエントリーならず。


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 船上でポツリポツリだが鰤、メジロがあがる。ようやく我がロッドも絞り込まれたが、鰤には程遠いメジロ。今日のヒットパターンは、丹後ジャークのようなジグを超高速で一気に移動させて、大きく跳ね上げるようなアクションには喰ってこないようで、丹後ジャークの一連の流れを短縮して、速度も落として、なおかつジャークを2~3回入れて、間を長めに取る方が良いような感じ。ジグの色は、一様に赤金、ジグの形状はサイドがフラットなもので、あまり大きなシルエットではなく、コンパクトなジグに反応が集中している様子。


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 同行者のU氏のロッドが絞り込まれた。オシアジガーのドラグがズルズル滑り、ラインが吐き出されては、ラインを巻き取る、吐き出されては巻き取る、スリリングな攻防戦が続く。大物であることは間違いない。


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 数分後に姿を現したのは、丸々と太った鰤。約8kg。エントリーサイズだ。ちなみに、現時点のトーナメントのトップは、約12kg。


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 依然、ドテラ流しが続く。左舷側からポイントに入っていく格好で、左舷側に陣取っているため、ラインが船の真下に入る。ボトムから10mほどのところで、2サイクル目のジャークを入れて、少し間を取ると、強引にロッドが絞り込まれた。たまにドラグがチリチリなる程度だが、それなりに大きさがあることが分かる。慎重にやりとりして姿を見せたのは、なんとか鰤と呼べるサイズ。求めているサイズでは無かったのでリリース。


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 午後1時を過ぎたあたりに時合が過ぎ去り、魚の反応が非常に乏しくなった。あまりに気持ちが良いので、珈琲を啜ったり、昼寝をしたり、気が向けばロッドをしゃくったりして過ごす。夕刻に、鰤乱舞の時合が来ることに、何の根拠もなしに大いに期待しながら体力を温存する。


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 時折、青い海面が騒ぎだし、青い空に鳥が舞い、鳥山が形成されるが、船が近寄る前にスッと消滅してしまう。黙々とロッドを操るが、“らしい”バイトすらない状況が続く。時折、魚群が船の下を通過しているようだが、午前中の活況は何処、全く魚の反応はない。


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 午後5時過ぎに、尻すぼみ気味に納竿となった。結局、トーナメントにエントリーできるような大物を釣ることが出来ず、今シーズンの日本海ジギング釣行を終えた。日本海の来シーズンが到来するまでは、鳴門海峡や明石海峡にて、タイラバで真鯛、ジギングでタチウオ、エギングでアオリイカを楽しもう。


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 ヒラマサの刺身


■釣行データ
 釣行日:平成26年5月17(土)
 潮回り:中潮
 天気:晴れ
 時間:午前8時出船、午後5時30分ごろ帰港
 ポイント:網野沖~経ヶ岬沖
 釣果:ブリ1匹、メジロ1匹(65cm)、ヒラマサ1匹(58cm)、ハマチ2匹
 利用した船:オーシャンズ http://www.oceans2009.com/


■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/)
16-20140517_2823_03.png


■使用タックル
(1)ジギング用
 Rod: Shimano Ocea Jigger S584
 Reel: Shimano 2013 Stella 8000PG
 Handle: Studio Ocean Mark, NO LIMITS08SW10000/8000
 Spool: Studio Ocean Mark, 08SW8000
 Line: PE 4号
 Leader: 50lbs.
(2)ジギング用
 Rod: Shimano Ocea Jigger S603
 Reel: Shimano 2013 Stella 8000HG
 Handle: Studio Ocean Mark, NO LIMITS08SW10000/8000
 Line: PE 4号
 Leader: 50lbs.
(3)ジギング用
 Rod: DAIKO Jacker JB-60/3
 Reel: SHIMANO Ocea Calcutta301HG
 Line: PE 2.0
 Leader: 30lbs.

■ヒットルアー
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 本日使用したジグ。長いジグには反応せず。右から3本がヒットルアー。


テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

[edit]

日本海丹後半島沖オフショアジギング ~春の日本海、小型ジグふわり釣法~ 


 街の景色はピンク色の淡い花弁に包まれて、いよいよ春の到来を思わせる。これに水を差すかのように、毎年のことだが春一番が吹き、冷たい雨粒が木々を叩き、ヒラヒラと舞う花弁を見ては、切なく感じるのは、やはり季節の変わり目であり、別れの季節だからかも知れない。日本海の波浪状況を見ると、2週間前と同じく、週末に向けて荒れ狂い、金曜日の夜半をピークにして、徐々に穏やかな春の海へと変化を遂げる、と報じている。またもや土曜日に釣行が出来るかどうか微妙な状況であり、金曜日の夕方の花見に参加するか否かを思案しつつ、“釣り”と“花見”の2つを奇妙な天秤にかける。夜の黒い寒空を見上げると、そこには満開の桜。綺麗だなと、桜を話題にするのは最初だけで、花より団子に変わり身するのは既に分かっているけど、花見も捨てがたい。

 午後7時、“明日、出航する”とのメール。念のため花見には参加せず、自宅で待機していたものの、内心は欠航するだろうなと予測をしていて、欠航との連絡が入れば、即座に花見に馳せ参じる予定であったが、出航するとなれば、現地に金曜日中に入っておきたい。慌てて準備にかかる。午後9時、西宮市のY氏宅を経由し、一路、京丹後市を目指す。迷いに迷って午前零時に船長宅に到着。今回は、船長のご厚意で船長の実家に泊めて頂けることになった。外の気温はぐっと下がり、ビールを飲んで震えてしまう。午前2時に就寝。


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 午前8時半に浅茂川漁港に到着。港内は静穏度が保たれていて、雨の予報が晴れに変わったこともあり、実に気持ちの良い朝となった。


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 一方、港外側に目を向けると、防波堤の消波ブロックに波が打ち寄せて、霧のような水飛沫が高く、高く、空に舞っている。乗船者は、Y氏、N氏と私の三バカトリオと明石の某ジギング船の船長、そして神戸市北区から来られた方の合計5名。当初は10名の予定であったが、直前になって5名のキャンセルが出たとのことで、結局、5名での出船となった。タックルやクーラーボックスなどを積み込んで、いざ出船。

 10秒ごとに波頭が押し寄せる。日本海にしては長周期の波が船を上下に大きく揺さぶるが、思いのほか波の状況は悪くない。程なくして最初のポイントに到着。魚探には、ボトムにへばり付くようにして魚群が映っている。右舷を風上にして、ドテラ流しの状態で釣り開始。5名とも右舷に陣取って、ジグを投入する。水深は50メートルほど。ジグが着底すると、ボトムから10メートルまでの範囲を中心にジグを操り、そして再度、ジグを着底させる。これを繰り返し、繰り返し行うと、右舷側に風を受けているため、ラインがどんどん斜めに入る。魚がジグにじゃれつくようなアタリが何度かあるが乗らない。

 船のポジションが整えられ、二度目の流しに入る。今度は船首が180度回転したため、左舷側に陣取ることになる。魚の活性が低いのか、海が荒れた後で警戒心が強くなっているのか分からないが、食いが浅いようなので、ジグのサイズを一気に小さくして、TGベイト100g(緑金)に変更する。通常、日本海の大物狙いで、このような小さなジグを使用することは無いが、捕食しているベイトが小さいかも知れないと思い、試してみることにする。
ベイトタックルで、ボトムを集中的に攻める。ジグを浮かせてドリフトさせるようなイメージで、柔らかく、柔らかくジグを操ると、ジグがふわりと浮いた。すかさずラインを巻き取り、腕を掲げて慎重にフッキング。ロッドにジワリと重さが加わり、そしてスプールがズルズルと滑りだした。ロッドのグリップを脇に挟み込んで、久しぶりの重量感を楽しむ。


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 数分のやりとりの後に姿を現したのは、どちらかと言えば、ハマチ寄りのメジロ。今回は、鰤狙いのために、やや大きさに不満があるものの、久しぶりの魚に大満足。何より開始早々にボーズを回避できたことで、肩の荷が一気に下りた感覚だ。

 10分~20分ごとに船のポジションが整えられる。1匹目を釣った際の攻め方が正しいかどうかを試すために、再度、TGベイトをボトム周辺で柔らかく操り、ジグをふわりと柔らかく浮かせた瞬間に反応があった。ロッドが絞り込まれ、ベイトリールのスプールがズルズルと滑る。底付近では、トルク感のある重量感が伝わり、中層まで浮いてくるとロッドティップが小刻みに揺さぶられ、表層付近に銀鱗が舞うと鋭い動きで大きくロッドを絞り込み、スプールからラインを引き出してくれる。まずは、TGベイトのドリフト釣法で4本のメジロをキャッチ。船尾に陣取る某ジギング船の船長、もう1人の方も同様に、小型のジグでボトム付近を柔らかく攻める方法で着実に数を重ねる。今日は、緑金がヒットカラーのようだ。


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 海面付近で翻った魚体の黄色のラインが鮮明だ。もしやと思いきやヒラマサだ。某ジギング船の船長が、高級魚として名高いヒラマサをキャッチした。未だ、ヒラマサを釣ったことがない我が身にとって、ヒラマサと船長を交互に羨望の眼差しで食い入るように見る。

 船に船長が2名いるので、ややこしいが、オーシャンズの船長によると、時折、漁礁があるポイントを流しているので、ヒラマサが居る可能性も高いとのこと。俄然にヤル気が出る。聞くところによると、メジロを釣るときのアクションと、ヒラマサを釣るときのアクションは異なると言うことで、受け売りで言えば、ヒラマサを釣るときのアクションは、ジグをワンピッチ&ワンジャークで規則的に操ることがキモであり、ステイの際にジグを完全に真横に向ける必要があるとのこと。


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 TGベイトを底まで落とし込んで、小さくワンピッチ&ワンジャークで数回動かしてから、柔らかくジグを浮かして数秒間止める。やはり同じパターンで魚が喰ってくる。完璧にパターンにハマっている状態であるが、久しく迷走する釣りばかりだったので、なんだか気持ちが良い。数分後にネットに収まったのは、魚体の側線部に黄色のラインが輝き、胸鰭、背ビレ、尾鰭の端も黄色が鮮やかな魚であった。船長に確認してもらうと、憧れのヒラマサであった。感無量。


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 ある程度、魚を確保することが出来たので、スピニングタックルで別の釣り方をすることに。ジグは、CB-ONEの160g(緑金)。底を取ってから、ショートジャークにロングジャークを混ぜる。鋭い動きに魚が反応出来ていない様子なので、スローに動かす。ジグが着底して、1度目のロングジャークで、ジグの重量感が失われるような違和感がロッドに伝わってきた。ラインを巻き取って、しっかりとフッキングを入れると、時折、ドラグからチリ・・・チリ・・・と甲高い音が鳴る。メジロが姿を現した。


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 徐々に波が穏やかになり、暖かい春の日差しと冷たい潮風が混ざり、とても気持ちが良い。ラーメンを食べたり、温かいカフェオレを飲んだり、餡パンを食べたり、飴をなめたりしていると、次第に瞼が重くなり、脳の活動が緩慢になり、そしてキャビンに寝っ転がって、午睡へと突入した。どのくらいの時間が経過したか分からないが、船長の発するマイクからの声で目が覚めた。どうやらハマチの群れが上ずっていて、良い反応を示しているようだ。冬眠から覚めた熊のように、キャビンから抜け出した。


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 鉛色に変色した分厚い雲が陸を覆っていた。一雨来るのかも知れない。


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 後半戦に一発、大物を仕留めたいところであるが、どうやらハマチの群れの活性が高いようで、まずはハマチが反応してしまう。なるべく、ハマチが反応しないように、キビキビ鋭い動きを抑えて、上ずったハマチの群れを避けるようにボトム付近を集中的に攻めるが、活性の上がったハマチにとっては、そんなことはお構いなし。2本のアシストフックに2匹のハマチがヒット。次回の勝負に備えてリリース。


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 魚の胃袋から出てきたわずか6~7cm程度のイカ。魚を殆ど捕食しておらず、どうやらイカがメインベイトらしく、それ故にTGベイトがハマったのかも知れない。


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 午後4時半に納竿となったが、後半戦の夕暮れ時に、大物との一戦があろうかと期待したが、残念ながら尻すぼみの終了となった。


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 本日の釣果。オーシャンズの船長の依頼により、このような状態に魚を並べて記念撮影。左側がN氏の釣果。何と聞けば、私が午睡で怠けている間にも、着実に釣果を伸ばし、このメジロ4本に加えて、ハマチ15本を仕留めたとのこと。右側が私の釣果。


■釣行データ
 釣行日:平成26年4月5(土)
 潮回り:中潮
 天気:晴れ
 時間:午前9時出船、午後4時30分ごろ帰港
 ポイント:網野沖~久美浜湾沖
 釣果:ヒラマサ1匹、メジロ5匹、ハマチ4匹
 利用した船:オーシャンズ http://www.oceans2009.com/


■潮汐
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出典:Tide736.net(http://tide736.net/


■使用タックル
(1)ジギング用
 Rod: Shimano Ocea Jigger S584
 Reel: Shimano 2013 Stella 8000PG
 Handle: Studio Ocean Mark, NO LIMITS08SW10000/8000
 Spool: Studio Ocean Mark, 08SW8000
 Line: PE 4号
 Leader: 50lbs.
(2)ジギング用
 Rod: Shimano Ocea Jigger S603
 Reel: Shimano 2013 Stella 8000HG
 Handle: Studio Ocean Mark, NO LIMITS08SW10000/8000
 Line: PE 4号
 Leader: 50lbs.
(3)ジギング用
 Rod: DAIKO Jacker JB-60/3
 Reel: SHIMANO Ocea Calcutta301HG
 Line: PE 2.0
 Leader: 30lbs.

■ヒットルアー(左から4本)
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 ・ダイワ TGベイト、100g(緑金):ヒラマサ1、メジロ4、ハマチ2
 ・CB ONE Zero 1、160g(緑金):メジロ1
 ・ハヤブサ Fina St Rush 、120g(赤金):ハマチ1
 ・Victory 白石仕様:ハマチ1



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 メジロ(ハマチ、鰤)とヒラマサを見分ける際に、一番確実で簡単な方法は、上唇の角の形状を比較すると言うもの。上唇の角が直角に鋭く尖っているのがメジロ(左側)、そして上唇の角が丸く彎曲しているのがヒラマサ(右側)。また、魚体(断面)は、メジロの方が丸く、ヒラマサの方が細長い。鱗の数(大きさ)も異なるようで、メジロの方が細かく、ヒラマサの方がやや大きくて、硬い。


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 メジロとヒラマサの刺身。一見すると違いが無いが、ヒラマサの方が身が白く、身に歯ごたえがある。自分は刺身を食べることが出来ないので、家族に刺身の味を判定してもらったところ、何とメジロの方が美味しいとのこと。


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 ヒラマサのカマの塩焼き。クセが無く食べやすく、非常に美味い。


テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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日本海丹後半島沖オフショアジギング ~気難しい魚群との戦い~ 


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 久しぶりの日本海釣行を目前にして、桜の季節だと言うのに日本海は真冬の波浪を彷彿とするかの如く、北風に煽られて猛烈に荒れている。土曜日の釣行日に向けて、徐々に回復する傾向にあるものの、かなり微妙な状態で、船が無事に出航できるかどうか、かなり怪しい。本来であれば、前日である金曜日の夕方に現地に入り、仲間と釣り談議に花を咲かせつつ、酒宴を繰り広げる予定であったが、出航が危ういため、船長と相談の後に、釣行当日の午前中に現地に入ることとなった。


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 午前9時の波浪予報。丹後半島付近には、まだ波が残っていることが分かる。海が荒れる前、または海が荒れた後は爆釣が予想されるだけに、都合よく勝手に期待が高まるが、冷静になって過去の経験に基づくと、決して油断はできない。頭で爆釣をイメージしたり、厳しい状況をイメージしたりして、準備を進めている過程もこれまた楽しい。


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 午前6時半頃に神戸を出発し、目的地に近いコンビニで休憩を取り、現地に午前9時半頃に到着した。今回は、職場の仲間6人で船をチャーターすることになった。今回お世話になるのは、網野町の浅茂川漁港を拠点にしているオーシャンズ。オーシャンズの船長である由良さんは、脱サラしてフィッシングガイドの世界に入って来られたと、オーシャンズのHPにあった。なるほど、他の船長と異なり、実に柔和で低姿勢なのは、そういうことだったのかと納得。


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 浅茂川漁港を出航し、左右からせり出す防波堤を縫うように抜けると、港外側の消波ブロックに力強く波が弾けて、水飛沫がヒラヒラ舞っている。幾分弱まってはいるものの、雑な波が船を揺さぶる。15分ほどで最初のポイントに到着するも、なかなか魚群を捉えることが出来ない様子で、周辺を右往左往しつつ、ようやくハマチの群れを捉えるも、どうやら海底にべったりと張り付いているようだ。最初のジグの投入で、この海底べったりの饅頭のような形の魚群が、トンガリハットのように三角形に盛り上がれば、活性が高いという証拠であり、その結果がロッドに明確に表れるはずなのだが、どうやら饅頭のままのようだ。水深は60m。久しぶりの日本海ジギングのスタートとしては、ちょうど良い準備運動になって良い。海の濁りが気になるなと思いつつ、心地よい重量感のジグを操作する。船長曰く、魚群が少し反応して盛り上がったとのことだったが、バイトは無く、苦戦が続く。

 魚群を捉えるとドテラ流しで魚群に近づくが、風が強く、船が流される速度が速いのと、すぐに魚が散ってしまうようで、なかなかじっくりと狙うことが難しい。数投、数分で船のポジションを整え直すことになるので、なかなか集中してロッドを操れない。



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 あまりにハマチの反応が無いので、底物を狙ってやろうと思い、ダイワTGベイト100gで底付近を集中的に攻めると、微妙にロッドにアタリが表れた。程なくして、お馴染みのカサゴが姿を現した。


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 ロッドを操っているより、移動している時間の方が長い。網野沖から白石グリの西側に移動する道すがら、ヒラマサのポイントも攻めるが、ウンともスンとも言わない。干潮からの上げ潮で、これから徐々に活性が高くなるだろうと、前向きに言ってはいるものの、ここまでバイトが無いと、脳裏に最悪の事態を想像してしまう。最初は軽口を叩いていたが、徐々に会話が少なくなる。


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 今回、初挑戦のノロ。出航後、1時間もしないうちに目がトロリ、涙目、ナマ欠伸状態となり、遂に船酔いで具合が悪くなりキャビンでお昼寝。ところで、オーシャンズのキャビンは、非常に広くて清潔。更に船首にも空間がある。キャビンには、電子レンジ、ポット、エアコンが装備されていて快適なのだ。また、インスタントコーヒーなども用意されていて、心遣いが垣間見える。遊漁船は往々にして狭くて汚いが、このオーシャンズはこの限りではない。


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 I氏とY氏がツバスを1本ずつ釣り上げ、遂に魚の活性が上がり、爆釣モードに突入するのかと思いきや、またもや沈黙。まずはなかなか魚群を捉えることが出来ない状態であるのと、仮に魚群を捉えてもこじんまりとしていて、更には海底に饅頭状態でべったりと張り付いている。


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 丹後半島の先っちょ、経ヶ岬の白亜の灯台を遠目に見つつ、気持ちの良い潮風を浴びつつ、無心で機械のようにロッドを操作するものの、魚信は無い。丹後半島沖の魚達が、大挙して何処か遠いところに移動してしまったのだろうか。事前の予報通りに、波は徐々に穏やかさを取り戻してきているが、我が心はメラメラ穏やかではない。


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 太陽が橙色に変化しつつ、水平線を目指して落ちてきた。いよいよ後が無い。数か所のヒラマサのポイントを攻め、小規模の魚群を攻め、一瞬で通り過ぎ、船のポジションを整え、今度こその気持ちで攻め、移動してまた攻めて、そして天を仰ぎみて、経ヶ岬から網野沖まで戻ってまた攻めて、やることはやったが全くアタリなし。午後6時前に無念痛恨の納竿となった。自然を相手にしていると、こんなこともあるのだなと、改めて痛感したのであった。他船からの情報によると、どの船も苦戦したとのこと。


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 大型のクーラーボックスには、I氏が捉えた貴重なツバスが1匹。


■釣行データ
 釣行日:平成26年3月22(土)
 潮回り:小潮
 天気:晴れ
 時間:午前10時過ぎ出船、午後6時帰港
 ポイント:網野沖~丹後半島白石グリ手前
 釣果:(外道のカサゴ)
 利用した船:オーシャンズ http://www.oceans2009.com/


■潮汐
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出典:Tide736.net(http://tide736.net/


■使用タックル
(1)ジギング用
 Rod: Shimano Ocea Jigger S584
 Reel: Shimano 2013 Stella 8000PG
 Handle: Studio Ocean Mark, NO LIMITS08SW10000/8000
 Spool: Studio Ocean Mark, 08SW8000
 Line: PE 4号
 Leader: 50lbs.
(2)ジギング用
 Rod: Shimano Ocea Jigger S603
 Reel: Shimano 2013 Stella 8000HG
 Handle: Studio Ocean Mark, NO LIMITS08SW10000/8000
 Line: PE 4号
 Leader: 50lbs.
(3)ジギング用
 Rod: DAIKO Jacker JB-60/3
 Reel: SHIMANO Ocea Calcutta301HG
 Line: PE 2.0
 Leader: 30lbs.

■ヒットルアー
 ダイワ TGベイト 100g

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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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日本海丹後半島沖オフショアジギング ~ジギング大会 in 丹後~ 

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 N氏からの電話。“フィッシングヒカリ主催の釣り大会が丹後半島であるけど申し込むか?”、“もちろんヨロシクお願いします”・・・との会話を交わして2か月、ようやくその日が到来。過去に何度か“釣り大会”と冠するものに参加したが、芦ノ湖の解禁釣り大会でも、山中湖のバス釣り大会でも、相模川のシーバスミーティングでも、入賞者を羨むだけで、いずれも参加賞で終わり。今回も自分の技量を考えると、入賞なんて期待は出来ないが、もしかしての一発大物大逆転もあるし、参加者が100人程度と少ないと言うこともあって、密かに入賞できるのではないかと、自分の技量や経験は忘却の彼方にして、気持ちは高揚するのである。


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 いつものように前日に現地、網野町に入り、Y氏、N氏そして私の釣りバカトリオは、明日の準備に余念がない。ここ数日のジギング船の釣果は、鰤を筆頭に良い状況であるようで、時に鳥山、ナブラ、そしてトップで水面爆発の興奮堪らないヒットもあるようで、誰しも心が躍り、明日は俺様が・・・と鼻息荒い。更に事前の情報によると、ベイトがイカであるらしく、大型のイカであれば、アルミ素材のボリュームのあるジグで攻めることが出来るが、ホタルイカのような小さなイカの場合であれば、苦戦が強いられる。


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 午前6時半に網野町の朝茂川漁港に到着すると、すでに大会に参加する人達が準備を始めている。今回の大会では、約100名が7隻のジギング船に分かれて勝負に挑む。乗船する船は、各自の希望をもとに事前に決められているのだが、各船での釣り座は、じゃんけんで決める。我々は、ミヨシの左側を陣取ることになった。


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 各船で準備が進む。ちなみに我々は、ビクトリー2号艇に乗船。


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 出船後、一眠りしようと船底に潜り込んで、横になってウトウトしていると、ものの15分も経たないうちに最初のポイントに到着。今大会では、ファーストヒット賞があるので、まずは各自これを目指してジグを操つることになる。水深は40~50m。ジグが着底すると、まずは準備運動がてらに軽めに操ってみる。潮が効いていないらしく、ジグの引き重りは無くスカスカ。大丈夫かこれは。


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 網野町の沖合から、船は東に進路を取って、移動しては釣り、移動しては釣りを繰り返す。相変わらず潮が動いていないらしく、なかなか魚の活性が上がらない。昨年の秋頃から、この周辺でヒラマサが上がっているので、ヒラマサを意識してジグを動かすのだが、如何せん、今までにヒラマサを釣ったことがないので、何が正解なのか全く不明なままに、人から聞いた情報だけを信じて、ワンピッチ&ワンジャークを繰り返す。雨がサラサラと落ちてきた。

 午前10時に丹後半島沖の白石グリに入り、水深100mオーバーの深場に潜む、巨鰤を求めて、長いジグ、短いジグ、センターバランスのジグ、そうでないジグ、細いジグ、そうでなジグ、赤金、緑金、ならばイワシカラーか!とルアーローテーションを繰り返し、アクションを変えて、場所が変わり・・・何をやってもダメ。そういえばファーストヒット賞は、左側に陣取るアングラーのヒラマサで決まり。ならば大物を狙うしかない。

 他船でメジロが数本上がったと無線が入る。活性の高い魚は海底から表層まで浮き上がり、鳥山の下にナブラを作っている。トップウォータープラグを鳥山に送り込もうと奮闘するも、右舷側を中心にしたドテラ流しが多く、左舷側にチャンスは皆無。右舷側にアルバトロスの常連客が乗り込んでいるらしく、どうやら船長は彼らに便宜を図っている模様。すでに午後2時を過ぎても、船中は、ヒラマサ1本、鰤1本、メジロ1本、いずれも右舷の釣果。


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 午後3時前、網野町沖で魚群を求めて、移動しては流し、移動しては流しを繰り返し、いよいよ時間切れが迫ってきた。魚探を覗き込むと、フラットな海底に小さな山のようなものがあり、その後ろに魚群らしき反応。海底から10m程度に集中している。丁寧にかつ動きにバラつきが無いように、ワンピッチ&ワンジャークを繰り返す。ボトムから15回ほどしゃくったところで、繊細なバイトあり。いつもの青物の引きとは明らかに違う。青い海から姿を現したのは、何と鮃。外道とはいえ、予想だにしない高級魚に、更にストップフィッシングの直前の釣果に、喜びと言うよりかは、安堵感が勝る。結局、アルバトロス2号艇の釣果は、本命が3本、他魚が2匹の貧釣であった。無念。


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 鋭い歯が見える。


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 帰港後、各船で釣られた魚が計量される。鳥山を追いかけて、トップの釣りに徹したオーシャンズが成果を残したようだ。


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 上位に食い込んだ鰤はこのサイズ。お見事。


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 こちらは見事優勝に輝いたアングラー。おめでとうございます。

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フィッシングヒカリHP(ジギング大会の結果)
http://esamitsu.sakura.ne.jp/blog/2013/05/519-in.html

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 オリンパスTG-2のGPSを使用して、今回の釣行の動きを記録してみた。網野町沖から丹後半島に沿って白石グリに向かい、そして同じルートで戻ってきたことが分かる。


■釣行データ
 釣行日:平成24年5月19日(日)
 潮回り:長潮
 天気:晴れ
 時間:午前4時出船、午後3時半帰港
 ポイント:丹後半島白石グリ、網野町沖
 釣果:鮃51cm


■潮汐
15-20130519_2823_03.png

出典:Tide736.net(http://tide736.net/


■使用タックル
(1)ジギング用
 Rod: Shimano Ocea Jigger 584S
 Reel: Shimano Stella 6000PG
 Line: PE 3
 Leader: 50lbs.
(2)ジギング用
 Rod: Daiko Hemingway HWVS-62/4
 Reel: Shimano Stella 8000PG
 Line: PE 2
 Leader: 30lbs.
(3)キャスティング用
 Rod: G Craft FDS-882GJ-EXH
 Reel: Shimano Twinpower 8000PG
 Spool: Studio Ocean Marks TP8000F
 Line: PE 4
 Leader: 50lbs.


■使用船
アルバトロス
http://www.profisher-albatross.jp/

テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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日本海丹後半島沖オフショアジギング ~ベタ凪、無風、動かぬ潮~ 

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 前日に海況を確認すると見事にベタ凪。気温は夏日の境界である25度近くにまで上昇するとのこと。みぞれが真横に吹きすさび、吐く息が白く立ちのぼる極寒の日本海も、いかにも自然と対峙している感があり、更に異次元空間で格闘している感があって、そんな環境の中で釣りをしている充実感で自分に少し酔いしれたりするのだが、いざ気温が緩んでくると、あぁ、こっちの方が楽ですわ、とすんなりと馴染んでしまうのである。明日は、ベタ凪、快晴、更に大潮後の中潮とあって、過去の船長のコメントや、ジギング船の実績そして何より自分の経験などの良いところを紡ぎ合わせて、爆釣に違いなく、巨鰤を釣った後のことを考えては、釣れすぎては困るなぁ~と、捕らぬ狸の皮算用で脳味噌は大忙しの状態に突入する。


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 今回は、ゴールデンウィーク真っ只中ということもあって、常宿ならぬ常ジギング船としている、ビクトリーもアルバトロスも満船で予約することが出来ず、今までに利用したことがないハピネスに乗船することと相成った。いかにも自分で段取りをしたようであるが、全てY氏にお願いしていたので、実は前日になるまでハピネスの母港を知らなかったのは、Y氏に内緒にしておこう。ハピネスには仮眠所が無いため、午前4時半に神戸を出発し、午前7時半頃に現地に到着。


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 乗船場所は、丹後半島の東側の宮津市養老漁港。今回は、ハピネス3号艇にお世話になることになった。車を船に横付け出来ないので、巨大なクーラーボックス、タックルボックスなどをエンヤコラ運ぶのが大変。定員25名、全長58フィートの大型船で、キャビンは広く、座り心地が良いソファーもあり、とても快適。一方、キャビンが広い分、デッキが狭く、大型のクーラーボックスの置き場に困ってしまう状態であることが判明。ビクトリーの黒田船長が、“ビクトリー号はデッキが広いから、釣りがしやすいんやで~なにがし”と自慢されているが、遅ればせながらようやくその良さを理解した次第。しかも、ハピネス3号艇には、20名近くが乗船していて、かつてない窮屈な状態で、お祭りしないかとやや心配に。今回の釣り座は、N氏の尽力により、いつものように最先端を確保して貰ったお蔭で、両サイドの激セマ釣り座から逃れることが出来たのは幸い。


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 午前8時、養老漁港を後にしてポイントを目指す。


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 起伏に富み、大自然に包み込まれた丹後半島を左側に見て、ぐいぐいと白石グリがある北へと進む。風は心地よく、海も穏やかで言うことなし。柔らかいソファーに腰を下ろすと、低音でドロドロ響くエンジンが身体を小刻みに揺さぶり、頭が仰け反り、瞼が重くなりそして夢の中へ。


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 午前8時半過ぎにポイントに到着。スパンカーが立ち上がると、南風を受けて、船首は丹後半島を捉える。水深は100メートルと少し。準備運動なしの100メートル超えは厳しいなぁと情けないことを言いながら、南風を大きく吸い込んでジギング開始。


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 巨鰤を爆釣したらどうしようかとの捕らぬ狸の皮算用が、本日の突き抜けるような晴天とは裏腹に、早くも怪しげな雲行きに。魚探に魚の群れが映っているらしいのだが、船長曰く、潮が全く動いておらず、魚の活性が全然上がらないとのこと。なんと、ここ数日間、潮の動きが恐ろしく緩慢であるらしく、それに習って魚達も緩慢ライフを続けているらしいのだ。1時間が経過したものの、バイトらしきものすら一切なく、嫌な予感が頭の片隅をよぎる。いやしかし、ここは巨鰤の宝庫、丹後半島沖白石グリ。京都新聞によると、ここ数年で際立って鰯が豊漁だとか。相変わらず、ポジティブ思考全開。


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 陽が昇り、風が強くなってきた。デッキに寝っころがったら、最高の昼寝が出来そうだなと話しつつ、誰しもそんなことはせず、心に余裕がある最初はニコニコ、そして徐々に片眉をあげて、時に眉間に皺を寄せて、必死にロッドを操る。


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 紺碧の海にジグをスルスルと落とし込んで、銀鱗が舞う光景をイメージして、懸命にしゃくり、しゃくって、しゃくりまくる。船の周囲をぐるりと見渡すと、普段なら、鰤を狙う漁船や遊漁船が大挙して、ここ白石グリに集結しているのだが、何故か今日は、数隻しか見当たらない。


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 冠島と沓島を北側から眺める。眺めている場合では無いのだが、あまりの魚の反応の無さに徐々に集中力が薄れて、食べること、飲むこと、景色を眺めること、話すことなどの楽な方向に流れていく。現実逃避行動なんだよなこれが。昼前に白石グリを撤退する。未だ船中アタリゼロのドツボ状態を危惧して、船長の判断によりハマチ確保が我々の最重要課題として掲げられ、先ほどぼんやり眺めていた冠島周辺に移動することに。鋭意ハマチ狙いを展開するが、あぁ無念、こちらでもアタリなし。数回の流しで更に移動。


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 時間をかけて移動した場所は、福井県大飯町沖。微風、ベタ凪、海鳥、ナブラ。あの船、羨ましいぞ。


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 ナブラが凄い。遂に我々に爆釣モードが訪れてしまい、船上は大忙しになるに違いないと誰しも確信したに違いないが、どうやら本日の日本海はご機嫌が宜しくないようで、船が滑るように静かに魚群に近づくも、呆気なく群れが沈んで、そして散ってしまう。水深は50~60メートル。アンダーキャストでジグを遠投して、ジグがボトムに到達したことを確認してから、ジャカジャカ巻きにロングジャークを織り交ぜる。ステイを長めにとると、ようやくのバイト。鰤やメジロのような鈍重なトルクは無いが、ラインがアクティブに左右に動いて、躍動的なやり取りを楽しんだ後に姿を現したのはツバス。パターンを見つけるため、ジグを交換して、同じ動きで誘ってみると、またもやツバス。船中、数本のツバスが上がるが後が続かない。


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 真っ青な空が、いつしか冬の日本海のように灰色の雲で覆われている。陽が雲の隙間から顔を出すと汗ばみ、雲で覆われると空気が一気に冷える。重ねている服を着たり、脱いだり、着たり、脱いだり、ラーメンを食べたり。


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 いつしか海鳥は去り、ナブラは消え、風も無くなり、海は凪いで、アングラーはくたびれ、そして灰色の空を見上げて、ため息吐息。

 船長の好意で、あまりの貧釣に見かねて、通常は午後4時で納竿となるところを午後6時まで延長して頂くも、結局、誰しも期待に応えることが出来ず、無念の帰港となった。自然相手のことなので、こんなこともありますわなぁとお互いを慰めあう。


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 養老漁港。帰港時は、漁港の岸壁に船が着くので、楽に荷物を降ろすことが出来る。漁港内で真水を使用出来るため、タックルを綺麗に洗うことが可能なので非常に有り難い。乗船時は、漁業者が漁港で仕事をされているため、自家用車を横付け出来ないが、帰港時は自家用車を横付けすることが可能。


■釣行データ
 釣行日:平成24年4月29日(月)
 潮回り:中潮
 天気:晴れ、8度~25度
 時間:午前8時出船、午後6時半帰港
 ポイント:丹後半島 白石グリ、若狭湾大飯沖
 釣果:ツバス×2


■潮汐
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出典:Tide736.net(http://tide736.net/


■使用タックル
(1)ジギング用
 Rod: Shimano Ocea Jigger 584S
 Reel: Shimano Stella 6000PG
 Line: PE 3
 Leader: 50lbs.
(2)ジギング用
 Rod: Daiko Hemingway HWVS-58/5
 Reel: Shimano Stella 8000PG
 Line: PE 4
 Leader: 50lbs.
(3)ジギング用
 Rod: Daiko Hemingway HWVS-62/4
 Reel: Shimano Twinpower 8000PG
 Spool: Studio Ocean Marks TP8000F
 Line: PE 4
 Leader: 50lbs.


■ヒットルアー
・HOTS Keitan Jig 125g, MH Green/Gold (写真、下から2つ目のジグ)
・KOMO Victim Swimmer 178g, WH Maiwashi (写真、下から1つ目のジグ)

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 使用したジグ。120~180グラム。色は丹後半島海域で定番の緑金、赤金を中心にナチュラルカラーを織り交ぜた。


■使用船
HPPINESS
http://www2.nkansai.ne.jp/users/happiness2/


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 定番の刺身。

テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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日本海丹後半島沖オフショアジギング ~白石グリで鰤神様が微笑んだ~ 


 2週間前に寒鰤を大いに期待して鼻息荒く釣行したものの、寒鰤どころかメジロさえ、さらにはハマチさえもが微笑まず、残念無念、見事惨敗に終わった。普段から貧釣には慣れているものの、直前の寒鰤の爆釣劇をジギング船のホームページで見ていただけに、さすがに精神的ダメージは大きく、この調子では新年度に入ってからの仕事に悪影響を及ぼすとの理由で、いつもの釣りバカトリオで再度釣行と相成った。


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 前日の午後11時頃に現地入りして、いつもの仮眠所にて釣りバカトリオで作戦を練りつつ、酒を酌み交わしつつ、タックルの準備をしつつ、そして夢の中へ。翌朝、窓を開けるとそこに広がっている景色は、鏡面のように見事に静まり返った日本海があった。遠くの天橋立がくっきりと見えている。海況と天候は文句なしのようだ。


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 今年の開花は思ったより早く、気が付けば桜は満開。


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 午前7時前に田井宮津ヨットハーバーの桟橋に到着。タックルを積み込んで出航を待つ。


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 丹後半島を左に見て北上すること1時間半、ようやく白い灯台が乗っかった経ヶ岬が見えてきた。すでに漁師の船が浮かんでいる。


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 出航から約2時間、ようやく白石グリの周辺に到着。海鳥の群れが慌ただしく飛び上がり、そして海面でざわついている。かつて見たことが無い海鳥の大群にアングラー誰しも高揚し、ロッドを握り、そして船長の釣り開始の合図を今か、今かと待ちわび、そして釣り開始。マイクを通して、船長の期待の声とともに喝が入る。魚探には寒鰤らしき魚影が岩盤のようにみっちりと赤色に染まっている。


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 水深は100メートル前後。前回の釣行の際に黒田船長から購入した“鰤神 白石仕様”の175gを一気にボトムに送る。何度かバイトらしき怪しげな感触を感じるも乗らず。右舷ミヨシから2時の方向にジグをアンダーキャストで投げる。青色のスパンカーが棚引き、船首は明確に風上を向いている。中層にも反応があるとの船長の情報が入る。ジグを50~60メートルほど沈めたところで、すでにラインは100メートル近く出ている。ドテラの状態に似たような状況となった。大きめのトゥイッチングを入れながら、時折、ステイとジャークを織り交ぜる。30メートルほど巻き取っただろうか、突然、グンッと衝撃があり、ラインが張りつめ、そしてロッドが曲がる。一呼吸置いてから、ドラグがジワジワと鳴る。数分後に姿を見せたのは、70cmほどのメジロであった。船中第一号。ジグの後方にくっきりとバイトの跡が残っていた。


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 ほどなくして隣のアングラーが鰤をキャッチ。使用ルアーは同じく鰤神。黒田船長を心酔しているビクトリーの常連さんだ。


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 気が付けば左舷ミヨシでロッドをしゃくっていたN氏も同時ヒットで鰤をキャッチ。7kgオーバーの良型。船中でポツポツと鰤の姿が見えるが、爆釣モードと言えない状態。周辺には、漁船や遊漁船が20隻近く浮かんでいる。いずれの船も青色のスパンカーを船尾に張って、同じ方向を向いている。

 潮止まりのせいか、船中沈黙の時間が続く。久々の船酔いで気持ち悪く、撃沈しそうな状態であったが、何とか持ち直して、昼食にカレーを食べる。午前中はやや波が高かったが、徐々に収まりつつある。心地良い風に吹かれて、クーラーボックスをベッド代わりに仰向くと、そこには芸術的な雲が広がり、空が左右に揺れて、そして緩やかに睡魔に襲われる。

 午後3時半、船長のマイクからの情報によると鰤の活性が上がっているとのこと。睡魔を振り払い、本気モードで釣り開始。すでに何時間もロッドを操っているため、ロッドの操作とリールのハンドルを回す両手にキレが無い。ジグをボトムまで送り込んで、丹後ジャークを諦めて、ワンピッチ&ワンジャークに時折ロングジャークやポーズを入れる・・・予定であったが、ジグが着底し、底を切ってから、ジグをワンアクション・・・。


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 ガシッ・・・と重量感あるアタリ。水深100メートルからジリジリと・・・こちら側の体力と筋力を奪われつつ、数分後に海面に翻った白い魚体は、久しぶりの寒鰤であった。嬉しいの一言に尽きる。ちなみにここ丹後半島沖の海域では、一年でも3月の水温が最も低く、良質の脂が乗った鰤が居つくという。寒鰤と言えば師走が旬と思われがちだが、こちらでは3月が旬だという。氷見の寒鰤にも負けてはいまい。


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 そして遂にその時がきた。時折、船の真下を通過する寒鰤の魚群がジグに鋭く反応する。右横のアングラーのロッドも曲がる。左舷艫でも曲がる。右舷艫でも曲がっている。


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 我ら釣りバカトリオのY氏のロッドも曲がる。思わず“根掛かりと違いますか?”と言ってしまったほどの地球を釣っているかの如く、圧倒的な引き。ラインを巻き取ってはドラグが唸り、巻き取ってはドラグが唸る・・・を繰り返すこと5分以上?


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 寒鰤が横たわった。


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 ここまで不調であったY氏にスイッチが入り、何と寒鰤三連発!そのうちの1匹は9kgオーバーの良型。ジグのチョイスとジャーキングが見事にマッチした成果だ。


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 船中15本ほどの寒鰤が水揚げされ、午後4時45分頃に納竿となった。いつもよりヨットハーバーが綺麗に見えたのは気のせいか。


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 Y氏のクーラーボックスには、寒鰤3本。75リットルの大型クーラーボックスが小さく見えてしまう。


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 こちらは別のアングラーのクーラーボックス。こちらにも寒鰤3本。一番大きい鰤は9kgオーバー。


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 ファーストヒット賞の商品として船長からこれを頂く。


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 帰宅してから寒鰤を撮影してみた。見事な紡錘型。ようやく鰤神様が微笑んだ。これで気持ち良く新年度を迎えることが出来る。全てに感謝!



■釣行データ
 釣行日:平成24年3月30日(土)
 潮回り:中潮
 天気:晴れのち曇り、気温3~10度
 時間:午前7時半出船、午後4時半帰港
 ポイント:丹後半島 白石グリ
 釣果:鰤(7.2kg、85cm)、メジロ


■潮汐
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出典:Tide736.net(http://tide736.net/


■使用タックル
(1)ジギング用
 Rod: Shimano Ocea Jigger 584S
 Reel: Shimano Stella 6000PG
 Spool: Studio Ocean Marks SW8000F
 Line: PE 4
 Leader: 50lbs.
(2)ジギング用
 Rod: Daiko Hemingway HWVS-58/5
 Reel: Shimano Twinpower 6000PG
 Spool: Studio Ocean Marks TP8000F
 Line: PE 4
 Leader: 40lbs.
(3)ライト・ジギング用
 Rod: DAIKO Jacker JB-60/3
 Reel: SHIMANO Calcutta 201
 Line: PE 2
 Leader: VARIVAS VEP50lbs.



■ヒットルアー
・ビクトリー 鰤神様 白石仕様

■使用船
ビクトリー
http://www2.nkansai.ne.jp/users/victory/



テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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日本海丹後半島沖オフショアジギング ~鰤神様は微笑まず~ 



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 梅の花が咲き、いよいよ春らしい季節に。土曜日の夕刻に神戸を経ち、午後10時頃に宮津入り。仮眠所でいつもの如く作戦会議と称して、翌日の爆釣を夢見て釣り談議に花が咲く。昨年末以来の3カ月ぶりの釣行。数日前の釣果に文句なし、潮回りは、新月後の中潮2日目。前日の予報によると波高は1m前後、西の風が徐々に強くなるとのこと。


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 突き抜ける晴天。今のところ微風。


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 今回は、いつも釣行を共にしているY氏とN氏、そして今回初挑戦のI氏とK氏、計5名で釣行。


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 乗船時に黒田船長から “このジグじゃないと白石グリの鰤を釣ること出来ん、昨日もこれで鰤が7本・・・うんぬん”との熱い口上を半分信じて、半分はいつもお世話になっている感謝の意を込めて、最新作である“鰤神様”なる大仰なネーミングのジグを購入。1本2000円。市販価格よりお得とのこと。高いか安いかは、各自の価値観だが、目的の獲物が甲板に横たわれば、誰しも納得するはずだが。Y氏とN氏も、もちろん購入。


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 なるほど。そういうことですか。


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 晴天。


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 午前7時半に田井宮津マリーナを出港し、丹後半島の出っ張りを左に見ながら進むこと1時間半、何故か反転して南に30分戻った時点ですでに午前9時半。ようやく釣り開始。西からの風が徐々に強くなってきているが、この段階では、久々の日本海の潮風は心地良いなと余裕の心持ち。波高は依然低い。スパンカーが西の風をいなして、船首は丹後半島を向く。


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 皆さん、思い思いのジャーキングで、水深100メートル付近に潜む巨鰤を誘う誘う誘う。I氏が開始1時間ぐらいにツバスを釣り上げる。船首部分がフラットなデッキに改造されたため、6名が船首側で快適に釣りをすることが出来るようになった。


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 ジグを海底にスルスルと落とし込んでは、渾身の力でしゃくり上げ、そして移動移動移動。経ヶ岬沖、白石グリの巨鰤はどうしたんだ?同船者12名、ロッドが曲がる者は全くの皆無。誰も予想だにしなかった釣れない時間が続く。今日の釣果を予告するかの如く、西からの風が徐々に増してきた。


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 粘りに粘ったが、白石グリの巨鰤達はおろか、メジロ、ハマチ、ツバスまでもが、我々のジグに反応せず、風から逃げるように白石グリを勇気、失意、無念の撤退。目指すは、切り札、ハマチの宝庫、時にヒラマサも躍る冠島周辺。水深は70メートル前後。出るか・・・・でも出ない。


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 移動を繰り返しつつ、海水を浴びつつ、新たなポイントに僅かな希望を持って、海中のジグの動きをイメージしつつロッドを操る。誰もが今日はヤバいなと焦燥感に駆られつつ、夕まずめのラストチャンスがあるからきっと大丈夫だ・・・と。


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 水飛沫と低い角度から差し込む太陽の光で虹が見え隠れする。


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 ラストチャンス。冠島を後にして、丹後半島最寄りの水深30~50メートルの、これぞ本当の切り札ポイント。無数の海鳥が舞い、時にボイル。魚探にも魚群がちらほら映っている。完全に釣れるモードに入っているが、誰のロッドが曲がることもなく沈黙。12名のアングラーが数時間にも及んで真剣にロッドを操ったにも関わらず、船上にはたった2本のツバス、1本のハマチのみの釣果。久しぶりの日本海は厳しかった。こんな日もあるんだな。自然相手だからしょうがないよな・・・と無理矢理に納得して、日本海を後にした。



■釣行データ
 釣行日:平成24年3月16日(土)
 潮回り:中潮
 天気:晴れのち曇り、気温3~15度
 時間:午前7時半出船、午後4時半帰港
 ポイント:丹後半島 経ヶ岬付近、白石グリ、冠島
 釣果:無念のボーズ


■潮汐
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出典:Tide736.net(http://tide736.net/


■使用タックル
(1)ジギング用
 Rod: Shimano Ocea Jigger 584S
 Reel: Shimano Stella 6000PG
 Spool: Studio Ocean Marks SW8000F
 Line: PE 4
 Leader: 50lbs.
(2)ジギング用
 Rod: Daiko Hemingway HWVS-58/5
 Reel: Shimano Twinpower 6000PG
 Spool: Studio Ocean Marks TP8000F
 Line: PE 4
 Leader: 40lbs.
(3)ライト・ジギング用
 Rod: DAIKO Jacker JB-60/3
 Reel: SHIMANO Calcutta 201
 Line: PE 2
 Leader: VARIVAS VEP50lbs.



■ヒットルアー
・なし

■使用船
ビクトリー
http://www2.nkansai.ne.jp/users/victory/

テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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