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和歌山紀北シーバス釣行 ~難攻不落のサヨリパターン~ 


 和歌山で生活するようになった4月以降、新たなポイントを開拓すべく・・・と言うよりも、知っているポイントがそもそも皆無であったこともあり、地図を眺めたり、ネットの情報を調べたり、足を運んだりと、我ながら粘り強く、時間をかけてポイント開拓に励んでいるところであるが、偶然にも夏頃に発見した小河川の河口には、チヌやキビレが、まさにウヨウヨと遊泳していて、これは間違いなくいけると確信していた。しかしながら、護岸の足場が高いため、一段下がった水叩き部分まで下りないと釣りにならず、しかもその水叩きは潮位によって水没したり露出したりで、釣りが出来る時間帯が限定されていた。更には、ランディングネットを持たずに釣りをしていたこともあって、そのうちに・・・切り札的に・・・っと言う気持ちで時間を過ごしていた。先日、ランディングネットを導入したこともあって、土曜日の夕方に様子を見がてら、軽くロッドを振ることにしたのだが、そこで衝撃的な光景を目の当たりにすることになる。


 完全に陽が暮れて、東の空に煌々と輝く下弦の月が、川面に揺らめきながら黄色く落ちる頃、大量の水をバケツで空から放ったかのような大きな音が、河口部の至る所で聞こえる。最初は、何の音なのか分からずに不安を感じたが、月光が煌びやかなこともあり、すぐにそれが、ベイトが追われている音であることに気が付く。ベイトが逃げ惑う際に生じる豪雨のような音の後には、ゴボッ、バシャ、ドバッ・・・っと、シーバスの捕食音が際限なく響く。その回数が尋常では無い。シーバス用のルアーを持参しなかったことを悔やみつつ、止む無くチヌ用のジグを投じつつ、シーバスにとっては饗宴であり、捕食されているベイトにとっては震撼の時間帯を呆然としながら眺めていたが、実に1時間半ほどにも亘り、ボイルが継続していた。こんな光景は過去に見たことが無い。


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reed, Albatross 150FG
http://reed-lure.com/


 地元の老練なる釣り師に偶然にも出会い、色々な話を伺うことが出来た。ベイトはサヨリであるとのこと。言わずと知れた、難攻不落と言われるサヨリパターンというやつである。早速、日を改めて、釣具屋に足を運んで、ハードルアーを吟味することになるのだが、ここ最近、正確には過去5年で、ヒラスズキ釣行を計画した際に、ハードルアー(プラグ)を3本ほど購入した記憶はあるものの、ジグ以外のハードルアーとの付き合いを随分とご無沙汰していることが分かり、更には釣具店に所狭しと並ぶハードルアーの種類に圧倒されつつも、事前調査の甲斐もあって、ようやく選び出したハードルアーがこの2本。サヨリパターン攻略のために開発されたアルバトロスというルアー。水面直下数センチしか潜らず、動きは微妙なウォブリングで、ウェイトは固定重心で、トレブルフックが4本並び、微妙な湾曲がセクシーな、何とも変わったルアーである。


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 日曜日の夕刻、満潮からの下げの時間帯を狙って、いざ出陣。夕暮れ時と下げ潮とのシンクロで雰囲気は抜群である。人工的な構造物の隙間が作り出す潮だまりには、モクズガニだろうか。腕に生えた毛のようなものが柔らかく動く。


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 夕暮れとともに、潮が効きだすと、シーバスが周囲を徘徊しているのか、魚が逃げ惑う音が辺り一面に轟き、時折、単発ではあるものの豪快なボイル音が聞こえる。風で海面が乱れているものの、豪快な白い水飛沫が弾けるのが見える。これはいきなりにしてチャンス到来である。少々焦りつつ、入魂でルアーを投じていく。風向きが悪く、非常にキャストしずらいが、アップクロス、クロス、ダウンクロスと、様々な方向にルアーを投じては、流れを横切るようにトレースしたり、ドリフトさせるように大きな弧を描くようにトレースしたり、流れを遡上するようにゆっくりとトレースしたり。しかし、ヒットするのは、ベイトであるサヨリである。しかも油断すると、簡単にスレ掛かりしてしまい、釣りにならない。


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 サヨリを本命として狙っているのなら、さぞ嬉しかろう状態であるものの、照準はあくまでシーバスである。どの方向にルアーを投げ入れても、コツッ・・・ゴッ・・・コツコツっと毎度サヨリに接触するため、その瞬間にはラインテンションを抑えて、サヨリがフックに掛かることを軽減すべく神経を使うが、そんなことはお構いなしに次々にサヨリが掛かる。老練の地元釣り師の言葉を思い出した。師曰く、サヨリパターンの時は、サヨリがフックに掛かると釣りにならないため、フックをカドニウム製の針先が甘いものに変えて使用するとのことで、そんな針でも、貪欲にサヨリを捕食するシーバスなら、しっかりとフッキング出来るとのこと。どんな釣りでも一朝一夕には成らないということを思い知る。


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 この時ばかりは、トレブルフックの多さと、日本の技術、すなわち鋭利な針先を恨めしく思う。シーバスの捕食音が激しく続く。


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 気分を変えて、チニングに変更する。5gのジグを取り出して、ややダウンクロスに投じる。ラインにサヨリがコツコツと接触するため、まるでバイトが分からないが、カツカツカツっと明らかに鋭いバイトを感知して、反射的にフッキングを入れると乗った。サヨリでは無いことは明白である。小型のキビレだ。これに気を良くして、移動しながらジグを投じていくが、その後、ワームを真っ二つに引きちぎられる鮮烈なバイトを感知するも、噛みどころが悪かったのかフッキングに持ち込めずチニングを終了する。


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 目の前の激しいボイルは未だ継続している。再度、ハードルアーに変えて、サヨリパターンを攻略すべく、ルアーを投げ入れては慎重に探るも、ロッドの先端を揺さぶるのは相変わらずサヨリである。時にサヨリのダブルヒットと言うことも。すでにシーバスも満腹であろう、こんな状態で、わざわざルアーを選んではくれまい。試しにヘッドライトを海面へ灯してみると、その瞬間に逃げまどうサヨリの軍団、その後ろを悠々と泳ぐ巨大な銀鱗が数匹。まだシーバスは、虎視眈々と捕食の機会を狙っているようであるが、吹き付ける北風が身体の芯まで冷やし、集中力を失ったために納竿とした。


 不思議と虚脱感はなく、むしろ満足感に満ちている。目の前に見た、自然の圧倒的な力強さのせいだろうか。気が付けば、黄金色に煌々と輝く月は、見上げるまでの高さになっている。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年12月11日(日)午後5時~午後7時30分
 潮回り:中潮、下げ
 天気:晴れ、北東の風強く、気温:11度~9度
 ポイント:某河川の河口
 釣果:キビレ1匹 25cm、スレでサヨリが十数匹(リリース)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs

■使用ルアー、リグ
(1)シーバス用
 ・reed, Albatross 150FG, 12.8g, サヨリレンズホロ
 ・reed, Albatross 150FG, 12.8g, ブラックキャンディー
(2)チニング用
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
 ・Cross Factor, Chinu Maru 5.0g

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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和歌山サーベリング釣行 ~完全迷走中~ 


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 和歌山は言わずと知れたミカンの産地であり、街中を抜けると急峻な山の斜面から裾野にかけて、煌く流星群の如くに橙色が輝いている。今までにミカンが実るような土地で暮らしたことが無く、この景色を見ると子供のように嬉々としてしまう。


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 道端にはミカンが無人販売されている。普段、スーパーでしかミカンを購入したことが無いこともあって、値段を見ては驚愕してしまう。小振りなミカンが15個ほど入ったものを反射的に購入する。1袋100円也。


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 更に進むと農産物直売所を発見する。素早く道を逸れて、駐車場に車を突っ込んで店内へ。実りの秋に相応しく、ミカンと柿が並ぶ光景は壮観である。よくよく見ると、小さく区分けされたうえで販売されており、それぞれ生産者が異なるようで、値段と併せて生産者を識別するための番号が振られている。ミカンは大小様々あり、1袋に10個~20個ほど入っていて、その殆どが100円の値が貼られている。一番高いものでも1袋250円。お店の方に伺うと、生産者や畑によって酸味や甘みが異なっていて、順番に食べ較べして自分の好みを探すのも面白いと説明してくれる。


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 順番に食べ較べするにも、こうも種類が多くあると確実に秋が終わってしまうので、もっぱら酸っぱいミカンを好む私のために、オバサンに数種類を選んで頂いた。更には、数種類のミカンの試食をさせて頂き、あれこれ悩みつつ、このお店で最も人気があるという生産者のミカンを1袋。15個ほど入って、このお店では高級品に分類される250円也。更に酸っぱさの中にも濃厚な甘さが特徴の小振りなミカンを1袋。10月初旬であれば、酸っぱさ際立つミカンがあったとのこと。来年は早めに買いに来よう。


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 合計3袋、50個以上、450円也。単身赴任の身であるが、こんなにも購入してどうすんだよ。指先がオレンジ色になるのを覚悟で食べるしかないか。いや職場に持って行こう。


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 前置きが長い時の釣行は、往々にして思い通りにいかずに悪戦苦闘しては、失意の撤退との結末であることが過去の分かりやすい傾向であるが、先に白状すると、今回もまさにそれである。土曜日の夕刻に、和歌山では初夏からの久しぶりの根魚狙いとなるが、良い思いをした某突堤へと向かう。11月中旬だと言うのに、気温が20度もあり、万全を期して着こんできた4枚重ねが苦行のような暑さで迫り、もともと乏しい思考能力を奪う。汗だくである。突堤には、誰も釣り人がおらず、一抹の不安が過る。大ぶりな捨て石がゴロゴロと転がる難攻不落の難易度A級のポイントにジグヘッドを送り込む。1投目にしてラインブレイク。久しぶりのポイントで、ロッドさばき、ラインさばき、ともに劣化していて、更に向かい風が追い打ちをかけるように難易度を上げている。根掛かりと格闘しつつ、辛うじてカサゴを1匹。


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 つるべ落としの如く、秋の夕暮れは素早く夜へと変わる。場所を変えて、繊細なバイトを捉えるも痛恨のネンブツダイ。午後7時に脱力感と喪失感と敗北感を背負いながら帰宅する。


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 昨夜の釣行の際に貴重な情報を入手する。ここ最近、太刀魚の釣果が急に良くなっているとのこと。日曜日の午前3時半頃に起床して、素早く身支度を整えて、アクセルを踏んで南下する。我ながら実に単純な思考回路であるが、あまりの釣れなさに藁にもすがる思いである。毎年、季節の変わり目は、次なる釣りへのシフトに苦悩するものだが、今年は和歌山という新天地ということもあり、見事に迷走している。この季節にしては珍しく、南寄りの風が緩やかに吹いている。快適である。潮回りは中潮で、夜明けに向けてジワジワと確実に潮が上げている。条件は完璧である。ジグヘッドを遠投して、表層から底までレンジを変えて、またタダ引きや軽いワインド、ストップ&ゴーなどを繰り出しつつ丁寧に探る。開始10分、軽くワインドでジグを操っていると、ツンッと触れるような違和感。タダ引きに変えてゆっくりと引いていると、ガジガジガジっと太刀魚のバイトを感知。リーリング速度を一定に保ち、食い込みを待つ。グググ・・・の瞬間にフッキング。ドラグがジリジリ鳴り、大物かと期待をするも途中で無抵抗となり、スリムな太刀魚がスポっとあがる。素早くリリース。しかし後が続かない。気が付けば、空が明るみ、低音を響かせ漁船が海を横切り、鳥が飛び、雲が白く漂い、納竿とした。


 完全に魚を見失っている。
 

■釣行データ
 釣行時間:平成28年11月20日(日)午前4時30分~6時
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温17度
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:太刀魚 1本(F2.5)、カサゴ1匹、ネンブツダイ1匹

■使用タックル
(1) ジグヘッドリグ用
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs
(2) サーベリング用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・Gulp 2.35” Micro Shaky、#104 Clear Green Holo, #100 Clear Lavender Pearl Holo
 ・ダイワ ビームスティック2.2インチ、パールホワイト
(2) ジグヘッド
 ・カルティバ メバル弾丸・ジグヘッド1.5g~3.0g
(3) サーベリング用
 ・Fujiwara 太刀魚ジグヘッド21g
 ・サンマの生餌

■潮汐
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和歌山サーベリング釣行 ~北風を避けたものの、太刀魚も~ 


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 スーパーで丁度良い大きさのキビナゴを発見。綺麗に並べて冷凍庫へ。自らが食す訳ではなく、無論、太刀魚釣行のためである。こうしておけば、潮汐、天候、風、時間などの具合が良ければ、必要な分だけ冷凍庫から取り出して、いち早く、釣行することが出来る。ここ数日は、冬の到来を予感する北寄りの冷たい風が強く吹いて、更には朝夕マズメ時の絶好の時間帯に満潮位で潮が止まってしまうと言う潮回りであり、それでなくとも釣果が優れないのに、難易度が上がるばかり。


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 あれこれと作戦を練った結果、北東からの強風を避けつつ、尚且つ潮が動き始める時間帯を狙うこととして、午後4時半頃からポイントへと向かう。途中のガソリンスタンドで給油すると、見事なゾロ目では無いか。釣果との関連性は当然ながら一切ないし、何の根拠もないが爆釣の予感がする。不調な時ほど、何かに頼りたくなるのである。


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 ポイントに到着すると、先行者は2名。状況を確認すると、まだアタリすら無いとのこと。早速、準備をして釣りを開始する。天気予報どおりに北東の風が強く吹き、急峻な山々の深い緑がワサワサと激しく揺さぶられていて波打っている。普段は夜景や月を柔らかく映す海面も、色々なものを歪めて映し出している。幸いなことに、風向きを十分に考えたうえでポイントを選んだこともあり、背後の山が風を遮ってくれていて、更には緩やかな追い風である。ちなみに、このポイントでの最近の釣果は芳しく無いとのこと。キビナゴをジグヘッドに取り付けて、追い風に乗せて遠投し、ボトム付近を丁寧に探る。夕暮れの時合で、激しくバイトがありそうなものの、投じたキビナゴは、太刀魚に齧られることなく、ただただふやけて劣化してしまうだけで、餌だけが順調に減っていく。ボトム付近を丁寧に漂わせていたジグに、ようやくの魚信。突堤先端部の捨て石の法尻部分にジグが差し掛かったかどうかの位置で、ガツンっと衝撃を伴う実に分かりやすいバイトを感知する。ドラグがジリジリと鳴り、まずは1本。


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 潮が動き出し、ジグを通して感じる重みが刻一刻と変わるのが分かる。同じ方向にジグを投じていても、ジグを通す深さによって潮流の向きが異なるのか、その重さが違う。なかなか釣れるパターンが分からないままに時間が過ぎ、キビナゴが着実に減っていく。太刀魚が回遊するレンジを探るべく、ジグを投じてからジグを沈める深さを色々と調整して、ボトム付近まで20秒ほど数える必要があれば、17秒、12秒、10秒、7秒、5秒など、玉葱をスライスするが如くに丁寧に探る。表層付近にて、バイトを取り逃がし、再度、同じレンジにジグを投入して、ヒョロヒョロを1本追加するも素早くリリース。ダウンベストを着こんで来て、正解だったなと思いつつも、北風の威力は絶大で、徐々に寒さが身に染みる。やはりこの界隈から、太刀魚の主となる魚群は去ってしまったのであろう。辛うじて、ボトム付近で1本を追加するも、苦戦は続き、午後8時半頃に精根尽きて納竿とした。

■釣行データ
 釣行時間:平成28年10月29日(土)午後5時30分~8時50分
 潮回り:大潮、満潮の前後
 天気:曇り、北東の風強い、気温:19度~14度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:太刀魚 3本(F3)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Cultiva D-AX 12g、15g
 ・JACKALL Booster Head 10g、14g
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)
 ・JACKALL EZ Dart 3inch、3.5inch(Clear Silver Flake、Pink Silver Flake)
 ・Fujiwara 太刀魚ジグヘッド14g
 ・サンマ、キビナゴ

■潮汐
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和歌山サーベリング釣行 ~10切れのサンマ餌で5本の太刀魚~ 


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 天気予報で風向きと風速を確認し、潮の動きを確認すると、かなり理想的な状況であることが分かり、すでに現在の時刻は午後10時を過ぎているが、素早く、遅めの夕食を流し込んで、カラスの行水の如くにシャワーを浴びて、釣りの準備を整えてから、アラームを午前3時過ぎにセットして、少しだけ小説を読んで、一気に眠りに入る。予定どおりに午前3時過ぎに目覚めて、たっぷりの珈琲を煎れて、マグカップ片手に外に出ると、柔らかい金木犀の香りが漂っている。エンジンを始動し、静かな夜に繰り出す。運転席側の窓を少し開けると、湿気を帯びた生暖かい風がなだれ込み、車中で音楽と珈琲の香りが掻き混ざる。フワフワでバターたっぷりの塩パンを齧りながら、国道42号のワインディングを楽しみながら、午前4時過ぎに目的の港に辿り着く。

 木曜日の早朝とあって、釣り人は僅かに一人。軽く挨拶を交わして、魚の状況を確認すると、ポツポツと太刀魚が上がっているとのこと。


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 今日もサンマ餌の威力、効果を確認すべく、事前に仕込んでおいた媚薬入りのサンマ10切れを小さなタッパーに入れて携えている。早速、ジグにサンマを取り付けて投じてみる。ケミホタルが放物線を描きながら消えていく。底付近までジグを落とし込んで、シャクリを入れた後にゆっくりとラインを巻き取り、そしてまたシャクリを入れてラインを巻き取り、徐々にレンジを上げていく。足元を覗き込むと、潮が動き出している。遠くには漁に出る漁船のシルエットが写る。暫くすると、ガジガジガジ・・・っと太刀魚らしきバイトがあり、様子を伺いながら、ロッドに負荷が増したところでフッキングを入れると、グンッと衝撃がありロッドが曲がる。まずは幸先良く、太刀魚の捕獲に成功する。


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 サンマ餌を付け替えてから、再びジグを投じる。時に、ガジガジガジっと如何にもなバイトが伝達されることもあるし、何か小さなものが針に掛かったかの如く、微妙に微妙に負荷を感じることもある。体全体をクネクネと躍動させて泳ぐ太刀魚ならではの遊泳力所以のバイトであろう。または、ガシッと一度の鮮烈な衝撃とともに餌を真っ二つに切られることもある。着実にサンマ餌を消耗している。10切れのサンマで何本の太刀魚を仕留めることが出来るのだろうか。F3に満たない太刀魚を2本、立て続けに掛けるが、素早くリリースする。


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 場所を変えつつ、トレースするレンジを徐々に上げつつ、太刀魚の居場所を探りながらキャストを繰り返す。魚を探し出す一連の動きや思考は、ルアーを使用する釣りも、餌を使用する釣りも変わらない。ちなみに、太刀魚の餌釣りにも色々な方法があるが、やはり魚を探す要素が多く含まれる”引き釣り”が面白いと思う。ソフトルアーを用いたワインド釣法でも、太刀魚の居場所を如何にして捉えるかが釣果を左右することから、餌釣りに転じたとしても、その経験が有利になる。小型の太刀魚の群れを避けるべく、潮の動きが強い場所を選んでジグを投じていく。船で縦方向に攻める太刀魚ゲームにおいても、良型は小型の下のレンジに位置していることが多くあったことを思い出し、ジグを投じてから沈める秒数を2秒加えて、やや下のレンジを攻めることとする。夜明けとともに徐々に明度が高くなり、その瞬間、つまりは時合の時間帯は、太刀魚が遊泳するレンジが上ずってくるので、それも考慮しながら、妄想しながら釣りを続ける。カサゴ釣りの場合には、良型であればあるほどに、その遊泳力が増すからか、バイトが繊細になるが、太刀魚においては、まだ経験が乏しく、最初のバイトによって魚の大きさを判断することが出来ていない。

 何度か惜しいバイトもあり、取り逃がしてしまうが、更に2本の良型を追加したところで、サンマ餌が尽きてしまう。まだ時合の時間帯は続いていると考えて、ソフトルアーによるワインド釣法に切り替えるも、やはり太刀魚のバイトを捉えることは難しく、時間切れとなり納竿とした。色々な釣り方を経験することで、それぞれの釣りで引き出しが増えると良いと考え、暫くは、太刀魚に限っては、ルアーと餌を併用して楽しむこととする。

 さぁ、仕事に行くか・・・。


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 ボロボロになったサンマ餌。10切れのサンマで5本の太刀魚を捕獲。
 

■釣行データ
 釣行時間:平成28年10月20日(木)午前4時15分~5時40分
 潮回り:中潮、上げ
 天気:曇り、気温20度
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:太刀魚 5本(F2.5~F3.5)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Cultiva D-AX 12g、15g
 ・JACKALL Booster Head 10g、14g
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)
 ・JACKALL EZ Dart 3inch、3.5inch(Clear Silver Flake、Pink Silver Flake)
 ・Fujiwara 太刀魚ジグヘッド21g
 ・サンマの生餌

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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和歌山サーベリング釣行 ~釣友M氏ご推奨の禁断のアレ~ 

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 平日は仕事で心身ともに疲弊してしまう。如何に週末を楽しみ、如何に充実した時間を過ごせるかが翌週のモチベーションへと繋がることもあり、その導入部分である土曜日は非常に重要となる。以前は、週末に突入する扉は、金曜日の夜にあったはずであるが、和歌山と言う土地柄もあってか、最近は、お目にかかっていないなと思いながらも、まずは土曜日の午前中に美味い中華そばから始めるとする。JR和歌山駅の地下にある丸美商店で至福の一杯を頂く。スープを最後まで飲み干すと、本日の摂取可能塩分8gに達しているなと少し気に掛かるが、美味さで自然と顔が綻ぶ。炊き込みご飯も美味い。


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 駐車場に戻りがてら歩いていると、何やらイベントが開催されている。美味そうな南紀の練物を発見して、これを3つ購入する。釣りに行く道中にでも、齧ってみよう。


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 更に最近お気に入りの地元密着型のパン屋さんに立ち寄る。山形食パンを分厚く切ってもらい(厚み5cmの極太)、これをトーストにしてバターもしくはマーガリンをたっぷりと重ねて、そして大口で齧ると、パンの香ばしく甘い香りを感じながら、サクサクと気持ち良い音が響き、中から柔らかくしっとりとした小麦の豊潤な味が広がり、そして至福の朝となる。熱々の珈琲との相性も抜群である。

Baking Garage HARIYAMA
 和歌山市塩屋5-7-58、塩屋街道沿い
 TEL:073-460-7825


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 菓子パンも豊富にあるが、やはり素材の味がダイレクトに伝わる食パンが良い。日曜日が定休日なので、土曜日の遅い時間に来ると、欲しいパンが売り切れてしまい買いそびれてしまうので注意が必要だ。聞くところによると、パン生地を発酵させるのに二日間かけているとのこと。それ故に、食パンを予約する時にも、直前であると既に予約が入っていて買えない場合もあり、やはり数日前に電話を入れておいた方が無難となる。


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 週末は釣り以外にも色々と雑用がある。あまりに天気が気持ち良いので、綺麗に洗車をした後に少しだけメンテナンス。ポジション球の調子が悪かったので、オレンジ色のハロゲン球からアンバーのLED球に交換。小さな電球の色を変えるだけで、少し落ち着いた雰囲気になり、夜の運転も楽しみになる。ただの自己満足の世界だが、こんな小さなことが心の充実感向上に一役買っている。


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 土曜日の導入部分は完璧であった筈だが、そう簡単に事が運ばないのが世の中であります。まずは、土曜日の夕刻に、太刀魚の新規開拓も兼ねて、下津付近のとある突堤にてロッドを振るも、ものの2時間、バイトは皆無。隣の餌釣り師と談笑しながらも、餌釣り師のロッドが大きく弧を描き、その度に銀色のサーベルが何本も舞うのを見るのは、さすがに心が乱れてしまう。特にドラゴン級が上がった時には、腰が折れ曲がり、膝をつき、そして心がポッキリと折れた。
 翌、日曜日の早朝。気を取り直して、ポイント開拓のために和歌浦漁港の防波堤へと足を運ぶが、何たることか、何十人もの太刀魚狙いの餌釣り師が並ぶ中、夜明けにサーベルが舞ったのは僅かに数本。もちろん、防波堤の端っこに辛うじて陣取って、細々とジグヘッドをシャクる私には、バイトすら無く、更には水深が浅いことに気が付くのが遅れて、ジグヘッドをロストしてしまう始末で、楽しい週末が良い具合に滑り出さない危機に瀕してしまう。


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 そこで満を持してと言うよりか、妄想癖の強い釣友M氏の言葉が蘇り、”太刀魚釣りは、絶対に餌釣りには勝てないことが分かったんで、太刀魚だけは割り切って餌釣りにしてるんですよぉ。でも動かし方は、ワインドでやってますよっ。”と言うことで、私もこれを機に禁断の餌釣りに手を出すことに。ただし、あくまで太刀魚釣りに限って餌釣りを解禁するというルールとする。


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 サンマ漁解禁時の東京での初値が1匹が2万8千円と聞いて驚愕したが、スーパーに立ち寄ると、脂が乗った美味そうなサンマが1本100円で売られている。心躍りながら、良型のサンマを1匹購入する。秋の味覚を堪能するのは、私では無く、もちろん太刀魚殿であるが・・・。


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 自宅に戻ってから、サンマを三枚に卸して、そして腹側の銀色部分がヒラヒラと舞うように細長く斜めに切り分けて、塩を振って、天日に干して水分を飛ばす。その後、釣友M氏からの直伝である魔法の媚薬を投入して冷蔵庫で寝かして、夕刻の出陣へと備える。釣具店でも、太刀魚用の餌を購入することは可能だが、結構値段もするし(私が普段食べる魚の値段より高いのではないか・・・)、自分で餌を仕込むあたりから釣りの面白さが始まっているので、この一連の作業を省くのは勿体ない。


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 満を持して、普段通い慣れたポイントへ。日曜日の夕刻という時間帯のせいか、天気が崩れるとの予報のせいか、何故か数えるほどしか釣り人はいない。今日は大潮。午後6時20分頃に満潮位を迎えるので、これより前の上げの時間帯をルアーによるワインドに使い、そして下げの時間帯を餌釣りに使うという、何とも贅沢なプラン。しかしながら、前半戦の、つまりはワインド釣法では、うんともすんとも反応が無く、綺麗な状態でワームを収納するこの無念、何とか晴らしてやる。渾身のサンマをジグに縛り付けて、そして遠投して、ボトムまでしっかりと沈めてから、ワインド釣法と同じく軽くシャクってから、そしてジワジワと引いてくる。やはり餌の効果は抜群である。カツカツカツっと如何にも太刀魚が餌を齧っているような振動が手元に伝わり、一定のリーリングを継続しながら、グググっと抵抗が大きくなったところでフッキング。餌釣りで初の太刀魚の捕獲に成功する。


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 どのレンジに太刀魚が付いているか分からないが、毎回、とりあえず忠実にボトムまでジグを沈めてから、軽くシャクリ、そして一定の速度でリーリングして、時折、シャクリを入れて誘い・・・を繰り返す。まだ潮の動きが悪く、太刀魚の活性はいまいちであるが、2~3投に1回程度の頻度で、餌が食い千切られたりして、何かしらの反応がある。ワームを用いたワインドとは、明らかにバイトが違う。ワームの場合は、左右にスライドするワームに接触するような瞬間的なバイトだが、餌の場合は、カツカツカツ・・・カツカツカツ・・・っと長い時間バイトが持続する。さらに1本。少しサイズアップ。


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 海面を覗き込むと、ジワジワと潮が動き出している。媚薬を含んだ餌を頻繁に取り換えては、慎重にジグを投入して、ボトム付近から徐々にレンジを上げたり下げたりして、バイトするレンジを探る。ボトムでの反応が多い。更に1本を追加。


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 何度かバイトを逃して悔しい思いをするが、負けじと根気強くジグを操作する。山の稜線に掛かる黒い雲が頭上を覆ったかと思いきや、大粒の雨が落ちてきたり止んだり。少しボトムから浮かしたレンジで更に1本。いよいよ調子が乗ってきたぞと言う肝心なところで、ジグを根掛かりさせてしまい痛恨のロスト。予備の餌釣り用のジグを持参しておらず無念の納竿となったが、幾つになっても新しいことに挑戦する時は心躍るものである。気が付けば、あっという間に貴重な週末が終わろうとしている。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年10月16日(日)午後5時~午後7時15分
 潮回り:大潮、満潮の潮止まり前後
 天気:曇り時々雨
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:太刀魚 4本(F3~F3.5)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Cultiva D-AX 12g、15g
 ・JACKALL Booster Head 10g、14g
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)
 ・JACKALL EZ Dart 3inch、3.5inch(Clear Silver Flake、Pink Silver Flake)
 ・Fujiwara 太刀魚ジグヘッド21g
 ・サンマの生餌

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
14-20161016.png

テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山サーベリング釣行 ~シャクらない~ 


 週末の釣行の計画を組み立てるために、金曜日の早朝に太刀魚の様子を伺うことに。当然ながら、今日は平日のため通常通りに仕事があり、特に心配な点としては、午後の絶妙な時間帯に会議があると言うこと。睡魔との戦いになるに違いないが、まずは太刀魚との戦いを制することに全力を注ぐ。

 午前4時30分にポイントに到着。今日は大潮で、朝の時合が満潮からの下げっぱなと重なっているが、もう少し潮の下げ始めが早い方が、太刀魚の活性が上がり良い結果を得ることが出来る筈であるが、今更、止むを得ない。昨夜から風が強く、モロに向かい風と対峙する格好となり、晩秋に向かいつつある今日この頃、久しぶりに顔面で受ける北風の厳しさ、切なさ、もちろん冷たさを思い出す。

 向かい風のせいもあり、遠投が出来ず、必然的に手前を攻めざるを得ない状況となるが、ジグヘッドを投じて、そしてシャクッた後に、何気にジグヘッドを回収しようとリールのハンドルを巻いていると、クンッと何かに接触するような振動が手元に伝わる。海面は真っ暗で、ゴミでも当たったのかと思いつつも、念のためにワームを確認すると太刀魚の鋭い歯で切られた後が。今日の釣り方はこれだ。

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 いつもシャクってばかりだが、今日はシャクらない。


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 前回の釣行で得た経験をもとに、護岸沿いにジグヘッドを投じて、岸際を中心に攻める。幸いなことに、風が強く吹く金曜日の早朝に太刀魚釣りに興じているバカは限りなく少なく、歩きながら好きな方向にキャストが出来る。2投目、護岸沿いに投じたジグヘッドをただ巻きしていると、グンッとバイトがあるも乗らず。再度、微妙にトレースラインを変えて、ジグヘッドをただ巻きして、先ほど反応があった付近で、一瞬だけリーリングを止めると、ガツンッと狙い通りにバイトあり。素早くラインを巻き取りつつ、ロッドにテンションを与えて、そして一気に引き抜く。F3サイズの太刀魚だ。

 鬼の首でも取ったかのような勢いであったが、その後、何度かのバイトがあるも早くも太刀魚の居場所が変わり、そして完全に見失ってしまい、素早く失速する。時間が刻々と過ぎ、気が付けば午前5時45分。新しい釣り方で釣れたことには納得出来るが、再現性の無さに失望しつつ納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年10月14日(金)午前4時30分~5時45分
 潮回り:大潮、満潮の潮止まりから開始
 天気:晴れ、北東の風、気温:13度
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:太刀魚 1本(F3)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Cultiva D-AX 12g、15g
 ・JACKALL Booster Head 10g、14g
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)
 ・JACKALL EZ Dart 3inch、3.5inch(Clear Silver Flake、Pink Silver Flake)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
03-20161014.png

テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山サーベリング釣行 ~灯台下暗し~ 


 オリオン座の横を掠めるように流れ星。咄嗟に願いごとをして嬉々とするような年齢でもないが、瞬きの間に思うことは多々ある。海からの緩やかな風が海面を揺さぶっている。昨夜は仕事が遅くなり、今日の釣行も危うかったが、何とか予定どおりに目覚めて、こうして無事にロッドを操っている。

 午前4時15分釣り開始。潮回りは新月からの小潮2日目。干潮からの上げっぱなで、朝まずめの時間帯と良い具合に潮の動きがシンクロしていることから、自然と期待が高まる。速いテンポにならないように、ジグを投じた後に10秒ほど数えてから、手元に伝わるジグの抵抗とロッドの揺れ動き具合から、ジグが左右にしっかりとスライドしていることを確認しながら、丁寧にロッドをシャクる。今日は、何故か釣り人が極端に少なく、お陰で快適にロッドを振ることができる。しかし、こんな日に限って、ライントラブルに見舞われて、ジグは彼方に飛んでいくわ、PEラインに結びこぶが出来るわで、予備のスプールを使い、更にはFGノットを結び直す羽目になり、ふと見上げると空がジワジワと明るんでいる。時計の針は5時過ぎを指している。


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 一度だけバイトがあるも乗らず。ジグを遠投して、いつものように粘り強くロッドを操作する。そろそろ時合と思えるような時間帯になっても太刀魚の反応は無い。今日は撃沈か・・・っと焦燥感に駆られ、ジグを回収するためにリールのハンドルを回していると、ゴンッと目の前でバイトらしき違和感。もしやと思い、護岸沿いに斜めにジグを投じて、ゆっくりとシャクっていると、ガツン・・・っと、鋭いバイト。ジジジ・・・っとドラグが鳴り、ロッドがしなる。どうやら岸際に太刀魚が寄ってきているようだ。必死になってジグを遠投していたのがマズかった。
 すでに時刻は5時30分を過ぎている。再度、岸際を意識しながらジグを投じて、柔らかくロッドを操作すると、グググ・・・っとバイト。ロッドをグイグイと絞り込むような太刀魚独特の引きを味わいながら、最後はロッドの反発力を活かして抜きあげる。先週より少し太くなっている。更に何度か惜しいバイトがあるも、瞬時にして反応が無くなり、敢え無く、納竿とした。いち早く、太刀魚が回遊しているポイントを見つけることが出来れば、また普段と同じように沖合に固執することなく柔軟な発想が出来ていれば、もう少しマシな釣果であったに違いない。


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■釣行データ
 釣行時間:平成28年10月8日(土)午前4時15分~5時45分
 潮回り:小潮、上げ
 天気:晴れ、気温:23度
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:太刀魚 2本(F3)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Cultiva D-AX 12g、15g
 ・JACKALL Booster Head 10g、14g
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)
 ・JACKALL EZ Dart 3inch、3.5inch(Clear Silver Flake、Pink Silver Flake)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

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和歌山サーベリング釣行 ~痛恨の打率7分の2~ 

 アオリイカも渋くなり、カサゴはめっきり反応が悪いままだし、メバルはまだ早く、アジングはいまいち要領が掴めないし等と週末の釣行プランを妄想していると、やはり今は太刀魚しか相手にしてくれないという結論に至り、予定どおりに午前3時に目覚めて、珈琲を煎れて、パンを齧りながらポイントへ。ここ最近、一連の行動が完全にパターン化してしまい、新鮮さも面白みもを欠いてしまっている。

 午前4時過ぎに某漁港に到着する。さすがは日曜日であり、恐らく夜通し釣りをしていたであろう人達で賑わっている。入る余地を見つけて、先行者に声をかけると、仕掛けを扇状に広い範囲に投げ込んでいるから無碍なくダメとのこと。邪魔にならない方向を指さして、こちらはいかがと問うと、面倒くさそうな応対。思わずカチンと来てしまい、”己は一体どこからどこまで占領してんねん、己の場所違うやろボケ。ちょっとは周囲のこと考えんかい!ふざけんなコノヤロー!”と優しく丁寧にご意見を述べておいた。


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 ちょうど帰り支度をしている二人組が、ウロウロしている彷徨える羊(ではなく狼?)に”よかったらどうぞ”と場所を譲ってくれたので、有り難く、入らせてもらうことに。左右の電気浮きを気にしつつ、釣りを開始するも、かれこれ40分以上反応がない。ジグを狭い範囲で遠投して、トレースする深さを変えて、太刀魚の反応を伺うも、明確なバイトもなくズルズルと時間が過ぎる。太刀魚の活性が高まる時間帯になれば、表層が太刀魚の活動の場となることから、ジグが着水してから5秒から10秒の範囲で沈めて、表層付近を中心にジグをシャクリ続ける。ガツンっと明確なバイトがあるも乗せることが出来ず。更に何度かロッドが弾かれるような痛烈なバイトがあるも、これも乗らず。午前5時過ぎに辛うじてF3あるか無いかのサイズを1本追加。苦戦が予想される。


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 今日は大潮。夜明けと満潮の時間が重なっていて、時合は極めて短いか、もしくは既に夜中に干潮から潮が上げだした瞬間に終わっているかも知れない。徐々に空が明るみ、遠くに漁船のシルエットが見える。今日は数えること5度のバイトがあるも、残念ながらまだ1本しか捉えていない。遠投したジグを5秒沈めて、緩急つけながらスライド後の間を作りながら丁寧にシャクリを繰り返す。意識が遠のき、何も思考していない状態で、ガシッと衝撃が伝わる。咄嗟にロッドを引きつけて、リールのハンドルを回し、一瞬で我に返り、丁寧にやりとりをする。ようやくの2本目。既に時合が終わったかのような雰囲気。その後、貴重なバイトがあるもこれも取り逃がし、結局、7回の明確なバイトのうち、捉えることが出来たのは僅かに2本。まだまだ修行が必要である。


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 まだ夏の名残が。
 

■釣行データ
 釣行時間:平成28年10月2日(日)午前4時15分~5時45分
 潮回り:大潮、上げ
 天気:雨、気温:22度
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:太刀魚 2本(F3)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Cultiva D-AX 12g、15g
 ・JACKALL Booster Head 10g、14g
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)
 ・JACKALL EZ Dart 3inch、3.5inch(Clear Silver Flake、Pink Silver Flake)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

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和歌山サーベリング釣行 ~僅か15分の時合に~ 

 予定どおりに午前3時前に起床し、珈琲を煎れて、さぁこれから楽しい週末が始まると思えば心が躍り、素早く車に乗り込んで、いざ釣りにいかん!と気合を入れた瞬間に雨男の威力を発揮して、フロントガラスには大粒の雨が転がり落ちてきている。これぐらいで挫ける釣りバカでは無いので、意に関せずアクセルを踏みこんで、ポイントを目指す。国道が急峻な山沿いに差し掛かると、夕立のような大粒の雨がボトボトと落ちてきて、ワイパーで盛大に掻き分けなければならない。対向車のヘッドライトがランタンのように丸く白くぼやけている。

 車の屋根を激しく叩く音を聞きながら、ラゲッジルームに厳かに座り込んで、釣りの準備に取り掛かる。4時15分、レインジャケットを着こんで、長靴を履いて、いざポイントへ。さすがにこの大雨なので、先行者は僅かに1名。今日は新月の大潮。午前6時20分頃に満潮を迎えることを考えれば、さもすれば夜明け前の絶好の時間帯に潮が止まってしまうのでは無いかとの不安を抱きつつ、兎に角、ジグヘッドを投じる。投げてもシャクっても、一向に反応が無い。5時過ぎに明確なバイトがあるも乗らず。釣りを開始してから、呆気なく1時間以上が経過する。


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 ジグを扇状に遠投し、更には少し移動しながら広範囲に攻める。既に時刻は5時30分。鈍色の空が広がり、普段よりかは夜明けが遅いような印象だが、夜明けまでに残された時間は後僅か。粘り強く、丁寧にジグをシャクる。既に太刀魚が浮いてきていると判断して、表層付近を重点的にトレースする。グン・・・っと力強いバイト・・・素早くロッドを立てて、一気にラインを巻き取り、フッキングを確認した後は、一定のリズムで寄せる。ようやくの1本。


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 活性があがってきている。今日は、太刀魚が岸側に寄ってきておらず、沖合での反応が多い。なるべくジグを遠投して、20回ほどシャクって反応が無ければ、素早くジグを回収して、再度ジグを投じていく。バイトがあった付近であれば、再度、ジグを投じることで、逃したバイトを改めて捉えることが出来る。ジグを投じた後のフォーリングで1本を追加。更には、表層を10回ほどシャクッたところで2本を追加。15分ほどで4本の捕獲に成功して、本日は納竿とした。土砂降りの雨も、いつしか止んでいる。


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 鋭い歯。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年10月1日(土)午前4時15分~5時45分
 潮回り:大潮、上げ
 天気:雨、気温:22度
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:太刀魚 4本(F3~3.5)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Cultiva D-AX 15g
 ・JACKALL Booster Head 10g、14g
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)
 ・JACKALL EZ Dart 3inch、3.5inch(Clear Silver Flake、Pink Silver Flake)

■潮汐
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和歌山サーベリング釣行 ~超短時間、時合を狙い撃てっ~ 


 最近このパターンが多くなってきている。歳を重ねると目覚めが早くなると言うが、これがそうなのかどうか分からないが、足が異様にモゾモゾして気持ち悪くて、思わず目が覚める。片目を開けて、時計を確認すると午前3時30分。まさか平日のこんな早朝から釣りに行くバカはおるまい。しかもまだ1週間が始まったばかりの火曜日。今週を乗り切るためには、まだまだ体力の温存が必要だ。布団を抜け出したついでに、念のため、あくまで念のため、ほんの参考のためにと、パソコンを立ち上げて、天気と潮汐を確認する。晴れ、ほぼ無風、中潮、新月に向かう月齢、満潮からの下げっぱな、そして夜明け。完璧な時合が到来しつつある。ほんの5秒ほど、心の葛藤をしてから、素早く身支度を整えて、釣り道具を引っ提げて、車のエンジンを始動して、まだ夜の支配が続く街中を駆け抜ける。バカである。我ながら本当にバカである。


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 午前4時30分、釣りを開始する。徹夜で太刀魚を狙っているという、(時間ならなんぼでもありそうな)年配の方々に話を伺うと、昨日の夕方から太刀魚の反応が全然無かったものの、たった今、本当に今、太刀魚が餌に反応し始めて、時合が到来しているとのこと。ヘッドライトの光の線が交錯して、そして太刀魚がギラギラ踊っている。”ホンマにええタイミングに来たなぁ~”っと。狙い通りである。

 第一投目を投じる。すでに太刀魚の活性が高まっていると判断して、5秒だけジグを沈めてゆったりとした動作で、かつロッドをシャクる時には鋭く、緩急をつけて、表層を意識してジグをスライドさせる。いきなりの痛烈なバイト。ロッドにガツンっと衝撃があり、合わせを入れるものの、すぐにフックアウト。もしくは、そもそもフックアップしていなかったのかも知れない。幸先が良い。まだ太刀魚は沖合を回遊しているということが判明し、ジグを遠投したうえで、表層を意識してジグを操作する。惜しいバイトがあるも、なかなか乗らず時間がズルズルと過ぎる。既に午前5時を過ぎている。トレースするレンジを変えながら、太刀魚の泳層を探るべく、粘り強く、ロッドをシャクる。表層をスライドするジグに、グンッと鋭いバイト。素早くフッキングを入れると、ググググ・・・っと太刀魚の引き。一気に引き寄せて、まずは1本目。


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 餌釣り師もポロポロと太刀魚を上げている。今日は平日のため、釣り師の数が少なく、それ故にジグを投じる方向も、多少は融通が効く。薄っぺらいイチゴショートぐらいの鋭角の隙間で、ジグを投じては、シャクリを続ける。ジグを遠投して、5秒、シャクリを開始して、10回目ぐらいのスライドで、グググ・・・っとバイトあり。素早くフッキングを入れて、一気に寄せて抜きあげる、1本目も2本目も、シングルのリアフックが下顎を完全に捉えている。ダブルのアシストフックよりも、フックアップの確率が高いように感じる。


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 夜が明けてきた。惜しいバイトが何度かあるが、なかなか乗らず。餌釣り師達のロッドが曲がる頻度が明らかに少なくなってきている。そろそろ時合が終了したかと思いながら、3投目の”最後の一投”。少しレンジを下げながら、丁寧にシャクリを続けていると、ゴンッっと明確なバイト。一気にフッキングを入れて、あとは一気に巻き上げる。本日3本目。午前5時30分、時合が終了したと判断して、素早く撤収。山から緩やかに流れてくる空気が冷たくて気持ちが良い。清々しい火曜日が始まった。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年9月27日(火)午前4時30分~5時30分
 潮回り:中潮、下げっぱな
 天気:時れ、気温:21~24度
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:太刀魚 3本(F3)

■使用タックル
(1)サーベリング用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Cultiva D-AX 15g
 ・JACKALL Booster Head 10g、14g
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)
 ・JACKALL EZ Dart 3inch、3.5inch(Clear Silver Flake、Pink Silver Flake)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
04-20160927.png

テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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