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和歌山紀北チニング釣行 ~南風と、干潮と、時合と~ 


 やはりこの週末の潮汐と南風はよろしくない。夕暮れ時の絶妙な時間帯に干潮になり、しかも1日の干満差の小さい潮がこの時間帯に見事にハマっている。更には若潮とくれば潮位がより低く、おまけに南寄りの風が強く吹くと天気予報は言っているので、状況は悪いばかり。和歌山市に住まうようになり1年が過ぎたが、今まで北風を避けるようなポイントの開拓を重視してきたせいもあって、南風が吹くとたちまち路頭に迷ってしまうということに、今更ながらにハタと気が付いた。特にメバルやカサゴなどを対象とするライトリグの釣りには難儀である。

 今日は早朝から太刀魚狙いで出掛けたこともあって、睡眠不足が激しく、普段より思考能力の低下に拍車がかかっているが、揺らぐカーテンを見上げながら午睡に突入した後には、幾分かは脳が新鮮な状態になっている、ように感じる。再度、潮汐、風向きを調べて、地図を回転させながら逡巡し、結果、今日はダメもとになるかも知れないが、下津方面のポイントでチヌを狙うこととする。風をモロに受ける可能性はあるが、ルアーに重さがあるので何とかなるであろうという、時間をかけて考えた割には、奥が深くないところが我ながら情けないが、これ以外に選択肢は無いように思われる。今日のプランはこうだ。まだ陽が高く、満潮から下げのタイミングでは、活性の高い個体に狙いを定めてトップで誘い、夕暮れ時からは潮位が下がりきるまで、所謂、時合で捕食活動に入った個体をジグで確実に捕獲するというもの。うまくいくかどうか分からないが、せっかくの週末に部屋にこもっているのも勿体ないので、準備を整えて、とにかく車を走らせる。差し込む陽射しは、まるで夏である。


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 午後4時頃からトップウォータプラグを投げるものの、予想どおりに風に邪魔をされてトレースラインを選ぶことが出来ず、大きな弧を描いてしまい苦戦するも、小さなチヌが4度もバイトをしてくれたことは収穫である。一方で、1匹もフックアップに至らなかったのは痛恨であり、技術的に何かが足りないことは明白であるが。

 午後6時半、仕切り直してジグをぶら下げて再度ポイントに入る。相変わらず南寄りの風が吹いて、海面がザワザワと波立っている。更に風が強まれば釣りにならないが、半分意地になっていることもあり、帰り支度のアングラーに”全然釣れなかったですぅ”なんて無慈悲な言葉を投げかけられても、私は決してくじけないのである。一気に歩いて移動する。過去の釣行で、何度もジグを投げ倒して、水深が一気に落ち込むことを突き止めている場所。夕暮れ時には、魚が捕食のために差してくる場所であることも、薄々と分かってはいる。


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 3投目。風に歯向かいながらも、風が弱まった瞬間に、まるで抜け駆けのようにしてジグを投じる。うまくポイントに届いている。ラインを少し出して、なるべく真下にジグを落とし込み、そして素早くラインスラッグを取ってジグの着底を確認する。底には、漬物石サイズの石がゴロゴロと転がっていて、ラインテンションを疎かにすると、たちまち根掛かりに見舞われる。油断ならない。奥から手前の方に向かって、水深が深くなり、また手前で水深が浅くなる。ラインテンションを保ちながら、ジグが階段を降りるようにトントンと移動させる。クンッ・・・と怪しげなバイト。フグのバイトに似ている。気にせずに、更にジグをトントンと移動させると、グワン・・・グググ・・・・っと明らかなバイト。ラインを巻き取りながら、大きくフッキングを入れると、反動でロッドが大きく曲がり、ドラグがジャァァァ~っと唸る。水深があるポイントで魚を掛けると、その後のやりとりは至福である。今回の釣行では、ハイギヤのリールを用いている。チヌの引きは、一旦は激しく抵抗するものの、途中からは何らかの悟りを開くのか、岸側にスッと寄ってくることが多々ある。ちょうどこのタイミングとランディングネットの準備のタイミングがシンクロすると、リールの操作が出来ないことから、大いにラインが弛んでしまう。フックの掛かりが悪ければ、最悪バラシにも繋がってしまう。ハイギヤの強みを存分に活かして、ロッドを大きく曲げながら、最後は海面が白濁してランディング。背鰭が張り、とても綺麗なキビレだ。33㎝。


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 扇状にジグを投じていく。反応は無い。1匹目を釣った場所と同じ方向にジグを投じてみる。先ほどと同じような要領で、ジグの所在をしっかりとイメージしながら、丁寧にロッドとリールを操作する。ジグが一段下の石に落ちた瞬間、通常なら”コツ”と微振動が伝わるところ、”モゾッ”とした違和感。その直後にカンカンカンっと鋭いノッキング。すかさずフッキングを入れると抜けたかのような抵抗の無さ。僅かに曲がるロッドを確認しながら、念のため丁寧なやりとりをすると、掌サイズの小型のキビレ。これで勢いが乗ったのでは無いかと、思わず嬉しくなってしまう。

 しかしながら、まさに糠喜びであるが、その後、場所を移動しながらジグを次々に投じていくが、フグのような、チヌの幼魚のような、小さく鋭いバイトが度々あるも結果に繋がらず。相変わらず気ままな南風が強く吹いたり、ふと止まったり。8時半頃が干潮の潮止まりということを考えると、既に時合は終わっている。午後8時半、辛うじて坊主を回避して充実感に満ち溢れているはずが、何となく虚脱感に見舞われつつ納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年5月21日(日)午後6時30分~午後8時30分
 潮回り:若潮、下げ
 天気:晴れ、気温:21度、南風強い
 ポイント:和歌山下津
 釣果:計2匹(キビレ2匹)(全てリリース)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・JACKALL, Waver Shrimp 2.8inch, Sexy FUNAMUSHI
 ・JACKALL, Baby Dragon 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
(2) ジグヘッド
 ・直リグ(Cultiva直リグシンカー3/16oz, Decoy Trailer Single 29 #4)
 (簡単直リグの作り方はこちら

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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和歌山紀北チニング釣行 ~狙いが外れたものの~ 

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 南紀白浜アドベンチャーワールドにて、パンダ”結浜”の元気な姿を拝見。僅か197gで生まれた結浜も、今やこんなにも大きく育ち、元気いっぱい。無邪気な動きが可愛らしく、癒されました。


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 ”ワシは知らん”。どこの職場にも、こんな感じの方がいらっしゃるのでは。


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 醤油発祥の地である湯浅にて。伝統的建造物保存地区に指定されている古い町並みを歩くと、醤油の香りが仄かに漂ってきて、醤油醸造の地であることを認識する。太田久助吟製にて金山寺味噌を少し試食をさせて頂くと、程良い甘さと控えめな塩分。味噌と言いつつも”なめ味噌”の一種で、調味料としてではなく、おかずとして食べる味噌とのこと。大豆、豆、麹そして塩を加えて仕込んで、そこに茄子や瓜などを混ぜ合わせて10カ月ほど熟成させるとのこと。もろみがこんなにも美味しいなんて初めて知った。胡瓜に味噌を乗っけて食べたら、さぞ旨かろう。生醤油と金山寺味噌を購入。


 和歌山市に戻ってから、久しぶりに近場のチヌ釣りに出かけることに。潮回りは小潮。午後8時前が干潮であるので、上げ潮が効き始め、チヌがその流れに乗って入ってくるであろう午後9時から釣りを開始する。潮が引いている時間帯を利用して、潮位が高いと入り込むことが出来ない場所に進んで、直リグを護岸に対して斜め前方に投じながら進んでいく。開始早々に、カツカツっとチヌらしきバイトがあるも乗せるに至らず。


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 まだ潮の効きが悪いのか、バイトは少なく、なかなか釣果に結び付かない。護岸沿いをタイトに攻めていきたいとことであるが、如何せん潮位が低過ぎるために、そもそも魚が付いていない。護岸に対して45度ほどの方向にジグを投じていく。底をズル引くジグに、カツカツカツ・・・っと明確なバイト。ラインスラッグを取って、ロッドを立てて大きく強くフッキングを入れると、ジャァァーっと勢いよくドラグが唸り、ラインが引き出され、ロッドが叩かれるように激しく暴れる。抵抗する魚。左手でランディングネットを準備しながら、右手ではロッドを左右に切り替えしながら、そしてラインテンションを保ちながら、引きに耐える。チヌの場合、一定のラインテンションを保つと、不意に岸側に魚がスッと寄ってくるが、一向にその気配が無い。水深が浅く、ランディングが上手く出来るか不安であるが、一気に引き寄せて、その勢いを利用してランディングネットに引き込んでしまう。何とか取り込みに成功する。


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 なんとマゴチでは無いか。最後の最後まで、ロッドが上下に強烈に揺さぶられたが、なるほどこの魚であったか。いよいよ活性が高まり、チヌやキビレが連発するのかと思いきや、単発の怪しげなバイトが数回あるだけで、なかなか魚の顎を捉えることが出来ない。1時間で進めるところまで進んで、そして1時間をかけて戻りながら釣りを進めるが、戻りは小型のバイトが数回あっただけで、結局、魚を追加することが出来ず。午後11時を持って、瞬く星空を見上げながら納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年5月4日(木)午後9時~午後11時
 潮回り:小潮、上げっぱな
 天気:晴れ、ほぼ無風、気温:20度
 ポイント:和歌川
 釣果:マゴチ1匹 約50cm(リリース)

■使用タックル
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1)ワーム
 ・JACKALL, Waver Shrimp 2.8inch, Sexy FUNAMUSHI
(2)ジグヘッド
 ・直リグ(Cultiva直リグシンカー3/16oz, Decoy Trailer Single 29 #4)
 (簡単直リグの作り方はこちら

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和歌山紀北チニング釣行 ~動かぬ潮を攻めた結果~ 


 仕事を終えてから素早く釣りに繰り出すべく、事前に車のラゲッジに釣り具一式を積みこんでおいた。釣行を重ねて、釣りの熟度をあげるには、週末だけでは到底時間が足りない。今日の潮回りは長潮。仕事を終えてから急いで現場に向かったとしても、到着は早くても午後7時。干潮の下げ止まりが午後9時半頃であることを考えると、到着と同時に釣果をあげないと、厳しい結果に終わってしまうことは容易に想像がつく。しかも干満差の少ない長潮にあっては、更に苦戦が予想されるが、今日は有り難いことに、ほぼ無風であるとの予報であるので、まだ気持ち的には余裕がある。前回の釣行時には、突然の強風に撃沈してしまっただけに、無風ということだけでも気分が良い。何とか仕事を切り上げて、素早く準備を整えて南下する。相変わらず、夕暮れ時は仕事帰りの車が多く、随所で小さな渋滞に巻き込まれてイライラが募るが、無事に午後7時前にポイントに到着する。見るからに海に勢いが無く、それを証明するかのように、普段なら海面を賑わすボラ達の波紋が見えない。ボーズ覚悟で釣りを開始する。

 直リグを投入して、積極的に根が険しい場所を攻める。開始後20分、方塊ブロック数個が転がり、ストラクチャーを好むチヌがサスペンドしていそうな場所を掠めるようにジグを通すと、グンッ・・・ググググ・・・っと明らかなバイト。十分なトルクを確認してからフッキングを入れると、呆気なくラインテンションが消える。痛恨である。果敢に険しい場所を攻めた結果、直リグ2個を喪失する。しかもバイトは皆無。1時間半が素早く過ぎる。今日はボーズかも知れない。


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 潮が下げ切って、海が気だるく淀んでいる。少しでも海水の動きがありそうな角地に移動する。この場所、水深が深くなりつつある場所で、砂地と岩礁帯が隣り合わせになっている場所でもある。過去に潮があまり動かない時間帯に良型を捉えた実績があるものの、期待半分でジグを投じては丁寧に誘う。ジグから伝わる振動で、かなり険しい岩がゴロゴロと転がっていることが分かる。ラインテンションを緩めないように注意しつつ、障害物を乗り越えていく。フッ・・・とジグが浮くような感触が伝わる。単純に岩を乗り越えてカーブフォールしているだけのような気もするし、魚信であるような気もする。ラインテンションが抜けないようにリーリングとロッドワークに最新の注意を払い、更に進めると、クンッ・・・・っと明らかな魚信。リールのハンドルを早く回して、ラインテンションンを高めると、呼応するようにしてロッドが入る。ジジジ・・・っとドラグが鳴ったところで、フッキングを入れると、更にドラグが鳴り、大きくロッドが曲がる。感覚的には、良型では無いとすぐに分かったものの、数少ないバイトを捉えることが出来たことに一安心。丁寧に寄せてランディングネットに収める。キビレ34㎝。


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 その後、何度か小さなバイトがあるものの、いずれも乗せるに至らず。完全に潮が止まっているように見える。場所を移動しながら、ジグを投じていく。岸よりのシャローに魚が付いていると予想して、護岸法線に対して浅い角度でジグを投じていく。先日の釣行では、このトレースラインで多くの失敗をしているが、これも経験と思い、敢えてこのトレースラインを選ぶ。明確なバイトが無いままに、ジグを引き寄せようとした瞬間に、ガツンッっと強烈な反動があり、即座にドラグが反応して、激しくラインが放出される。ロッドをグイグイと押し込んで、思わず良型かと期待するも、バイトの出方や魚の走り方が明らかにチヌとは異なり、外道であることは容易に察しが付く。一向に魚の泳力は衰えず、ドラグを何度も鳴らしては、右へ左へと、元気に走り回る。スレ掛かりしていることは明らかである。数分間のやりとりの末、何度もランディングに失敗して、ようやく姿を現したのは、やはりボラ・・・・。

 これを持って、本日、無念の納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年3月23日(木)午後7時~午後9時
 潮回り:長潮、下げ~下げ止まり
 天気:曇り、気温:11度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:計2匹(キビレ34cm、ボラ)(全てリリース)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・JACKALL, Waver Shrimp 2.8inch, Sexy FUNAMUSHI
 ・JACKALL, Baby Dragon 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
(2) ジグヘッド
 ・直リグ(Cultiva直リグシンカー3/16oz, Decoy Trailer Single 29 #4)

■潮汐
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和歌山紀北チニング釣行 ~痛恨のバラシ、追い討ちの雨~ 


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 中毒性のある中華そば。そんな言葉を聞いたことがあるが、この1年間、和歌山中華そば探訪と称して、計70杯以上もの和歌山中華そばを啜ったのだが、その結果、ルーチン化されてしまった行動のせいで、週末になれば濃厚な豚骨醤油の中華そばが脳裏をちらついて、そしてお昼時ともなれば落ち着かなくなる始末。先日の職場での健康診断の結果が、やや怪しい方向であったので、濃厚な中華そばやマヨネーズを少し控えねばならぬと心の中では思いつつも、一路、紀の川市へとアクセルを踏んでしまうのは、習慣かもしくは中毒か。暖簾をくぐると、店内には猛烈な豚骨臭が充満していて、豚骨が苦手な人なら、一目散に逃げ出したくなるような、豚骨の野性味と言えば野性味であるが、知らずに匂いでしまったなら、ただ単純に臭いだけである。スープの量がもともと少な過ぎるので、更には麺を大盛にしたこともあって、スープの少なさが余計に際立ってしまう。初めてこちらの中華そばを啜った時には、しばし感動したものだが、今やその感動は薄れつつある。髪の毛や顔面に豚骨臭が染み込んでしまい、豚骨臭を風に棚引かせながら、買い物を済ませて和歌山市に一旦戻る。

しま彰
 住所:和歌山県紀の川市貴志川町長原102
 電話:0736-64-0710
 営業:11:00~13:15、18:00~スープが無くなり次第終了
 休み:火曜日(祝日の場合翌日)


 午後7時前にポイントに到着する。干潮からジワジワと潮が動き始め、魚の活性が次第に高まりはじめている時間だ。麦芽たっぷりのクッキーを齧り、それを温かい珈琲で流し込んで、小腹を満たす。車のハッチを跳ね上げ、ラゲッジに腰をかけて、珈琲を飲みながら釣りの準備にかかっている時が、まさに至福の時間と言えよう。今日の作戦を考えつつ、モゾモゾと作業をしていると、辺りが次第に暗くなってくる。


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 午後7時過ぎに釣りを開始する。空は鈍色の雲で覆われていて、いつものように瞬く星を眺めることは出来ない。風は無い。直リグにワームを付けて、斜め前方に投じながら進む。ラインを通して伝わる振動から、またロッドへの抵抗から、底の起伏を読み取るようにして、慎重にリールのハンドルを回す。ボラであろうか、海面が頻繁にざわついて、時折、逃げ惑う小魚が波紋を広げる。何度か怪しげなバイトがあるも乗せることが出来ず。いつも同じことを繰り返していると、自然に感覚が研ぎ澄まされていくのが分かる。以前には捉えることが出来なかった海底面の凸凹や、底に転がる石の大小や、硬いものや柔らかいものや、ジグが何かに接触することにより発せられる信号がラインとロッドによって伝達され、経験を積むことによってそれが何か次第に分かるようになる。ジグが大きめの石に引っ掛かり、スタックした状態となる。敢えて、間を作り、魚にバイトの機会を作る。コツコツ・・・っとバイトがあるも更なる食い込みは無い。平常心で少しラインを巻き取ると、追ってきていた魚であろうか、グンッと明確なバイト。素早くフッキングを入れると、ジャァァァ~っとドラグが鳴る。昨夜に対峙した40㎝超えの魚と比較すると、そのトルク感は明らかに弱いが、俊敏さが素晴らしく、浅場を左右に激しく走りまわる。落ち着いてやりとりをして、無事にランディングする。チヌ37㎝。幸先が良い。


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 10分後、漬物石のような大きめの石がゴロゴロと点在するポイント。油断すると根掛かり連発の場所であるが、前回から投入した直リグのお陰で根掛かりが少なく、積極的に攻めることが出来る。ズンッと突くようなバイト。しかし乗らず。更に進めるとラインを通して伝達されるジグの重みが消える。ラインを巻き取り、フッキングの機会をうかがう。ジワリと重みが増し、同時にフッキングを入れると、ロッドがしなる。ドラグが鳴り、ラインが引き出されるが、それほど抵抗は無い。強引にグイグイと寄せて、さぁランディングしようかと思いきや意外にも良型である。ここで突如、魚が暴れ出し、何度も海面が弾けて、その度にラインが引き出される。何度かの攻防の末に、無事にランディングネットに収まったのは、キビレ39㎝。


 今日は調子が良いと思ったのも束の間、明らかに良型であろう魚がラインを豪快に引き出したところで、ロッドを引き付けて、リールのハンドルを回して応じると、ふとラインテンションが消えて、無念のバラシ。更に続く明確なバイトを捉えることが出来ず。空には分厚い雲がかかり、怪しげだなと思ったと同時に、強い風が吹き始める。斜め前方からの強い風は、PEラインを遠慮なく左右に揺さぶり、ロッドを不規則に揺らし、海面が波立ち、先ほどまでの平穏を一瞬で変えようとしている。ラインコントロールが難しくなり、必然的にジグを思い通りに動かせなくなる。しかも雨が落ちてきた。強風が弱まった隙を見つけては、ジグを投じて釣りを続行するが、突風が吹くと簡単に集中力を削がれてしまう。明確なバイトを取り逃す。強風と雨に耐えつつ30分ほど頑張るも、すでに限界が近い。最後の一投と思いジグを投じると、劇的にも、クン・・・グググ・・・っと明確なバイト。素早くフッキングを入れると、ドラグが激しく唸り、ラインが一気に引き出されていく。ラインを巻き取りながら、ロッドを立てて応戦する。右から左へとロッドを切り返すと・・・またもやラインテンションが消える。魚がジグを咥えた場所が悪かったのか、本日、二度目のバラシ。痛恨である。更に風が激しくなり、雨が本降りになり、消化不良のまま止む無く納竿とした。 

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 後日、痛恨の2バラシの原因は何であったのかを考えてみると、風の影響もあって、ジグを投じる方向が護岸法線に対して角度が浅すぎたのでは無いか・・・ということ。仮説はこうだ。護岸と並行に、潮上(左)に頭を向けてサスペンドしている魚に対して(自分の立ち位置から魚は遥か右側に居る)、魚の真後ろ(右後ろ)からジグが迫ることになり、定位する魚をジグが追い抜いたところで、仮に魚がジグにバイトしたとして、魚の反転する方向が護岸側(手前側)であれば、唇の左側に咥えていたジグが、唇の中央部を通り越して、更に右側に移動して針が閂を捉える前に、違和感を察した魚がジグを放してしまい、結果、スッポ根けてしまうのではないか・・・ということ。更なる考察が必要であるが、以前にテレビで観た、フライでキングサーモンを狙う際にも同様に、バイト後の魚の反転に考慮したフライのトレースラインが、魚を獲れるか獲れないかの重要な要素になると。妄想は尽きない。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年3月20日(月)午後7時~午後8時20分
 潮回り:小潮、上げ
 天気:曇りのち雨、気温:12度→11度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:計2匹(チヌ37cm、キビレ39cm)(全てリリース)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・JACKALL, Waver Shrimp 2.8inch, Sexy FUNAMUSHI
 ・JACKALL, Baby Dragon 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
(2) ジグヘッド
 ・直リグ(Cultiva直リグシンカー3/16oz, Decoy Trailer Single 29 #4)

■潮汐
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和歌山紀北チニング釣行 ~欲張り釣行、直リグ導入~ 


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 狙える魚種が増えてくると、ついつい欲張りにあれこれと手を出したくなるのが釣り師の性であるが、結果、二兎追うものは一兎も得ることが出来ずに撃沈すること度々であり、ここは慎重にならなくてはいけないが、今日の潮回りを見れば、夕暮れ時にカサゴ、陽が落ちればチヌ、満潮の潮どまり前に常夜灯でメバルという、何とも贅沢な釣りを展開することが可能であると気が付いた。体力が続けばの話であるが。まずは潮が動き出す夕暮れ時の時合に合わせて、カサゴ狙いへと繰り出す。海水の透明度は高く、徐々に潮が入ってきていて、更には風が穏やかで、抜群の状況であるが、なかなかうまくいかず。4月から5月頃になれば、ジグヘッドが捨て石に挟まる前に、活性の高いカサゴが我先に食ってきてくれるが、今日は根掛かり先行である。辛うじて護岸の際でカサゴを捕獲するも、実に小さい。


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 時間がズルズルと過ぎて、気が付けば辺りは暗くなっている。予定では、この時間までにツ抜けを達成して、意気揚々として次なる獲物を求めて移動をしているところであるが、まだ水温が低くて沿岸部にカサゴが寄ってきていないのか、数メートル先に沈む消波ブロックの隙間を根掛かり覚悟で攻めて、辛うじて2匹目の小さなカサゴを捉えるに留まっている。緩やかなカーブフォールで反応した。


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 何となくパターンを掴んだような気もするが、再現性が乏しい。ジグヘッドを斜め前方に投じてから、ロッド操作で消波ブロックを回避しながら、ボトム付近をフワリと流すとクンッとバイトがあり、少しためてからフッキングを入れるとカサゴ。消波ブロックに波が当たって、程よく白濁している場所に幾度となくジグヘッドを投じて、中層付近を漂わせて、メバルを狙うものの、こちらはバイトすら皆無。和歌山に来て1年が経とうとしているが、未だにメバルが付いている場所を開拓出来ていない。


 午後7時前にチヌ狙いのために場所を移動する。


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 午後7時過ぎにチヌ釣りのポイントへと入る。完全に陽が落ちて、また月光も無く、理想的な暗がりが広がっている。遠くの照明が海面を照らしているが、ボラや小魚が頻繁に海面を揺らしている。潮が徐々に上げていて、陸地であった部分に海水が浸みこんで、プツプツと小さな音が聞こえる。まずはアピアのチヌパラドッヂにジャッカルのベビードラゴンを装着して様子を見ることに。ちなみにチヌパラドッヂは、ジグ部分の構造が起き上がりこぼし的な構造をしていて、先端部に窪みがあり引き抵抗が強く、更にクロー系のワームであるベビードラゴンは、アーム部分が水の抵抗を大きく受ける形状になっている。これららの組み合わせは、大きな波動を生み、活性の高まったチヌを素早く偵察出来るという強みがある。ジグを斜め前方、つまりはダウンクロスに投じていく。ゴツゴツとした底の形状を把握しながら、石などの障害物でジグの動きが止まると、ラインテンションをそのままにして少し間を作った後に、ラインテンションを緩めて障害物を回避する。


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 3投目。ロッドを立てて、底の形状を把握しながら丁寧にリールのハンドルを回す。モゾッとした違和感。そのまま一定の速度を維持すると、クンッ・・・ククク・・・っと引っ張られるように重みが伝わる。その抵抗にロッドで応えながら、重量感を確認したうえでロッドを立ててフッキングを入れる。一気にラインが張り詰めて、ロッドが大きく曲がり、ラインが真横に走る。同時に、強めに締めておいたドラグから甲高い音が鳴り、スプールから軽快にラインが引き出されていく。ロッドのグリップエンドを肘に当てて、強烈な引きに耐える。最初の引きに耐えてから、一定のラインテンションを保つことに注意しながら、魚の動きに合わせて素早くラインを回収する。左手でランディングネットを準備しながら、強烈な引きに対峙する。何度がドラグが唸り、大きくラインが引き出され、一進一退の状態が続く。幾度となく海面が白濁して、その度にラインが引き出されるが、ヘッドライトを灯すと目前に魚が見える。空気を吸わせてから、ゆっくりとランディングネットに収める。重量感が堪らない。チヌ44㎝。鰭が大きく発達していて、背が張って、貫禄がある。


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 バイトの数は少なく、集中力を維持することが課題となる。油断すると、雑なリーリングになり、魚に間を与えることが出来ないばかりか、根掛かりが頻発する。今回の釣行では、上げ潮に乗って浅場に入ってくる魚を狙い撃つべく、移動距離を最小限に抑えて、尚且つ浅場でありながら起伏に特徴がある場所に重点的にジグを投じていく。何度か”らしい”バイトがあるも乗せることが出来ず。夜空の星を眺めながら、意識が遠のき始めたときに、執拗にジグを突くようなバイトが伝わってくる。ジグが障害物に引っ掛かり、動きが止まったところで間を入れると、グンッっと力強いバイトがあり、ラインを巻き取りながら大きく合わせを入れると、グググ・・・っとロッドに負荷が掛かり、同時に違和感を察知した魚が勢いよく走る。ドラグが唸り、ロッドがしなり、ラインが走る。重量感ある最初の走りに耐えて、魚の動きが止まったところで勝負にかかる。ロッドの弾力を活かしながら確実に間合いを詰める。目の前で何度も強烈な引きがあり、その度にドラグが唸り、海面が弾け、心が躍る。ランディングネットに収まったのは、キビレ39㎝。


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 チニングの際の悩みと言えば、ルアーを頻繁に失ってしまうこと。オフショアのビッグゲームの際に使用するプラグのことを考えれば、随分と安いルアーではあるが、釣行回数が多く、毎度のことのようにルアーを失ってしまうと、さすがに経済的なことも考えないといけない。今までにも、バス釣りに使用するラバージグをチヌ用に自作してみたり、ダウンショットリグと軽量ラバージグを組み合わせてみたり、試行錯誤を繰り返しているが、根掛かりが少ないこと、経済的であること、手間暇がかからないこと、シンプルな構造であることを重視して直リグなるものを導入することにした。


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 チニングにラバーは必須であるような思い込みがあるが、今回はシンプルに直リグにクロー系のワームを装着するだけの状態で試してみることに。これで芳しくなければ、ラバーの装着を検討しなければならない。フックの部分に蛍光のゴムを差し込んで、ワーム留めとして使用することに。


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 直リグを投入する。ラバーが無い分、空気抵抗が圧倒的に軽減されて、キャスタビリティが抜きんでていることは意外な発見である。夜間であってもチヌは警戒心が強く、チヌと人間の間合いが近いと、海面に波紋を残して素早く逃げてしまうことがある。ダウンクロスの方向にジグを遠投して、ロッドを立てて丁寧に誘う。底に転がる石などの障害物に対する回避性能が高く、通常のチヌ用のジグでは攻略が難しいような場所でも、比較的、根掛かりせずに安心して攻めることが出来る。扇状にジグを投じる方向を変えながら、途切れそうな集中力を何とか保ちつつ、ロッドを操作する。スッと引っ張られるような違和感の後に、ジワジワと重みが増す。聞き合わせの要領でロッドで様子を伺うと、ジグが浮いていることが分かり、間髪入れずにフッキングを入れる。グンッとロッドが弾かれた後に負荷に応じて大きく曲がる。ドラグが甲高くなるが魚にスピード感は無いように感じられる。重量感がある強烈な引きに耐えながら、確実に魚との間合いを詰める。突如、今頃になってドラグ音を伴いつつ強烈にラインが引き出されていく。ロッドが強く曲がり、肘にグリップエンドをしっかりと当てないと、ロッドが伸されてしまう勢いである。何度も海面が白濁して、その度にロッドを右へ左へと切り返して、ラインに一定の負荷をかけることに注意を払う。ヘッドライトを灯すと、それに驚いて更に激しく抵抗する。ようやくのことでランディングネットに収めると、ズシリと重量感。チヌ46㎝。


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 更なる釣果を求めて常夜灯を目指すことも考えたが、十分に充実した時間を過ごせたことに感謝して、午後9時を持って納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年3月19日(日)午後6時~午後9時
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温:18度→10度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:計6匹(チヌ46cm、44cm、キビレ39cm、カサゴ3匹)(全てリリース)

■使用タックル
(1) チニング用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs
(2) メバリング用
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1)チニング用
 ワーム
  ・JACKALL, Waver Shrimp 2.8inch, Sexy FUNAMUSHI
  ・JACKALL, Baby Dragon 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
 ジグヘッド
  ・APIA, CHINUPARA Dodge 5.0g, Green AWABI, AKA-RAME
  ・直リグ(Cultiva直リグシンカー3/16oz, Decoy Trailer Single 29 #4)
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(2) メバリング用
 ワーム
  ・ダイワ ビームスティック2.2インチ、パールホワイト
 ジグヘッド
  ・カルティバ メバル弾丸・ジグヘッド2.0g

■潮汐
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和歌山紀北チニング釣行 ~欲張り釣行改めチヌ1本~ 


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 天気予報では、3月下旬の陽気になるでしょうなどと言っていたが、既に3月も半ばではないか。春である。今日は少し早めにポイントに到着して、水質や魚の状況などを確認した後に今日のプランを決める予定であるが、一応の想定では、午後4時頃から上げ潮が効いてくるので、夕暮れの時合に岩礁帯でメバルやカサゴを狙い、その後、完全に陽が落ちた時点で場所を移動し、上げ潮に乗って浅場に入ってきたチヌを狙う作戦。これでも納得しない場合には、上げどまり前を湾奥部の常夜灯が煌く突堤でメバルもしくはカサゴを狙って、撃沈を回避する目論見となっている。

 まずはチヌのポイントを確認。歩き回りながら、偏光グラス越しに海中を凝視すると、上げ潮に乗って浅場に入ってきたボラや小魚に交じって、良型のチヌやキビレがウヨウヨと泳いでいる。時折、銀鱗を翻して、底の餌を啄ばんでいる様子が伺える。夕暮れの時合とも相まって、海面には無数の波紋が広がっている。思いのほか、チヌを確認することが出来たため、一応の予定を変更してチヌ狙いを先行することに。一旦、車に戻り、ラゲッジルームに腰かけて、チヌ用の釣りの準備を整えてから、ロッド片手に、腰にランディングネットをぶら下げて、午後6時、ポイントに入る。浅場に居るチヌが、こちらに気が付いて、驚いて逃げる姿を何度も確認する。その度に、海面には激しい波紋が広がる。今までの傾向から、完全に陽が落ちないと魚の警戒心が溶けないのか、ヒットに持ち込むことが出来ない場合が多いが、刻々と変化する時間にロッドを振ることが出来ることに喜びを覚える。


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 場所を移動しながらジグを投じていく。何度か明確なチヌのバイトがあるも乗せることが出来ず。更には、陽が暮れるまでは、フグの攻撃によってワームが真っ二つに切られてしまうことも。ロッドを振り始めて1時間が経過。完全に陽が暮れて、頭上では星が瞬いている。今までこのポイントでは、下げ潮の時間帯に釣りをすることが多く、その場合には、水深がどんどん浅くなるためにチヌの居場所が湾口部に絞られて、結果、ポイントの絞り込みが容易であったが、上げ潮の時間帯では、逆にチヌが活動できる範囲が広がるために、ポイントの絞り込みが難しい。恐らくチヌは、餌を求めて、更には潮の流れに乗って、先ほどまでは陸地になっていた浅場に入ってくると睨んで、場所を大きく移動する。ジグを投じながら、ボトムの形状を想像しながら、時折、小さなシェイキングを入れつつ、丁寧に誘う。ふとジグの重みが消えて、ジワリとラインが引かれロッドに抵抗を感じる。僅かコンマ数秒の世界で、ロッドで重みを確認しつつ、間髪入れずにフッキングを入れると、ロッドが弾かれるような強烈な反動があり、直後にドラグがジャァァァっと唸りをあげて、リールからラインが放出される。ロッドが大きく曲がり、直ちに良型を予感する。水深が1mほどしかなく、行き場を失った魚が潮の流れに逆らったり、または潮の流れに乗ったり、ラインが左右に大きく動く。その度に詰めた間合いが広がる。ドラグを2ノッチ締めて、魚の動きを封じると、勢い余ってか海面が豪快に白濁する。あまりの遊泳力に、躍動感に、瞬発力に、シーバスでは無いかとの思いが過る。数分のやりとりの末に、ヘッドライトを灯すと黒い海に銀鱗が鈍く光る。ランディングネットを差し入れて、無事に捕獲に成功する。


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 43㎝のチヌ。餌を豊富に食べているのか体高が高く、腹回りに貫禄がある。腕の疲労感が充実感を意味する。

 まだ粘れば数を伸ばすことは可能かも知れないが、特に集中力を要するチニングでは、リーリング速度やロッド操作に注意を払うことが出来なければ、潮時と考えるべきであり、更には続くバイトも無く、午後8時に納竿とした。帰り際に、以前から気になっていた海南地区のポイントを確認するが、時間帯が悪いのか反応なし。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年3月18日(土)午後6時~午後8時
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温:10度
 ポイント:某河川の河口など
 釣果:計1匹(チヌ43cm、リリース)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1)ワーム
 ・JACKALL, Waver Shrimp 2.8inch, Sexy FUNAMUSHI
 ・JACKALL, Baby Dragon 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
(2)ジグヘッド
 ・Cross Factor, Chinu Maru 5.0g, Green&Black
 ・APIA, CHINUPARA Dodge 5.0g, Green AWABI, AKA-RAME

■潮汐
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和歌山紀北チニング釣行 ~プレミアムなチヌ~ 

 プレミアムフライデー?確か今日はそんな日であったが、気が付けば、午後6時半を過ぎている。まだ仕事は残っているものの、週末への滑り出しの良し悪しは、金曜日の仕事を終えてからの過ごし方によって左右されることは、今までの経験上、良く理解している。潔くパソコンの電源を落とし、珈琲をドリップして、並行してカップラーメンに熱湯を注ぐ。車のハッチを跳ね上げ、服を着替えて、タックルを準備する。まだ太陽の余韻が残っているが、濃密な夜の支配が及びつつある。足元から忍び寄る冷気を感じながら、ラゲッジに腰を掛け、少し冷めて伸びてしまったラーメンを啜る。準備は整った。アクセルを踏んでポイントへと向かう。

 午後8時過ぎ、ポイントに到着。素早く準備を整えて、海縁に立つ。ヘッドライトを灯して、海水の色を伺うと、何たることか、夏場の青野ダムのようなマッディウォーターではないか。周囲を見渡すと、付近で護岸等を改修する工事が行われていて、どうやらその影響が及んでいるようだ。早くも失意の底に沈み込んでしまい、プレミアムフライデーどころでは無い。濁りの影響の少ない場所を求めて、徒歩で移動するが、濁りは広い範囲に及んでいて、ことごとく過去の実績ポイントが死んでいる。随分と移動して、ようやく濁りが薄まっている場所に辿り着くが、もはやダメ元の境地である。満天の夜空には、星が瞬いている。

 5gのジグにクロー系ワームを取り付けて、微風を背負いつつ投じていく。PEラインを通して伝わる振動から、底の起伏や転がっている石の大きさや形状などを想像しながら、一定のテンションを保ちつつ、丁寧にジグを操作する。底に転がる石などで、ジグの動きが止まると、無理に引っ張ることはせず、少しの間を置いた後に、ロッドを小刻みに動かして、ジグに振動を与えながら、場合によってはロッドを横に倒して、その障害物を乗り越えていく。ゴンッ・・・っとワームをひったくるようなバイトがあるも、その一撃のみ。


 濁った海水と新鮮な海水が混ざり合うポイント。ジグを投じて、丁寧に操作する。気持ち的には、既に諦め半分で、釣りのことを考えつつも、全く別のことが頭をグルグルと巡る。ロッドを立てて、もはや無意識に近い状態で一定のラインテンションを保っていると、モゾッ・・・グワンッ・・・っと違和感が伝達され、ラインテンションが抜ける。素早くリールのハンドルを回して、ラインテンションを回復すると、ググググ・・・っと重量感。ロッドを引き付けて、ジワリとフッキングを入れると、ラインが張り詰め、同時に違和感を察した魚が突如走り出す。硬めのロッドが大きく曲がり、同時にジャジャァァァァァ・・・っと悲鳴に似た甲高い音が鳴り響き、強烈な勢いでラインが引き出されていく。水深は2mほどか。魚にとっては十分な遊泳層が確保されているのか、その引きは重量感があり、時に鋭く、伸び伸びとしている。グリップエンドを肘に当てて、魚の引きに耐えつつ、魚の体力の低下を待つ。左手でランディングネットを準備しつつ、強烈に曲がるロッドを眺めながら、不思議なことに冷静にやりとりを進めている自分に気が付く。程なくして、海面に豪快な水飛沫があがり白濁する。


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 ランディングネットに収まったのは、腹が大きく膨れた良型のチヌ。計測すると約45㎝(画像ではランディングネットのフレームでスケールが浮き上がり、正確な計測値が表示されていないが)。素早く魚をリリースして、充実感に浸る。更なる釣果を求めて、ロッドを振るも魚を掛けるに至らず、午後9時過ぎに納竿とした。


 良い週末が始まった。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年2月24日(金)午後8時~午後9時20分
 潮回り:中潮、下げ
 天気:晴れ、気温:6度
 ポイント:某河川の河口など
 釣果:計1匹(チヌ45cm)(全てリリース)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1)ワーム
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, IGAI Smoke
(2)ジグヘッド
 ・Cross Factor, Chinu Maru 5.0g, Green&Black

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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和歌山紀北チニング釣行 ~持久戦の行方~ 

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 明日は雨だという予報にも拘わらず、こうも気持ちの良い晴れ空であれば、薄汚れた車を綺麗にしたくなるもの。洗車して、水滴を拭き取り、液体ワックスを塗り、また拭き取り、ガラスコーティングを施し、車内のマットをはたいて、タイヤにコーティング剤を吹き付けて、作業の成果を確認すべく珈琲を啜りながら、少し遠くから眺めたうえで、満足しつつ作業を終了。心地良い労働だ。車が綺麗になると、今度は海沿いのワインディングを疾走したくなるもの。釣り道具一式をラゲッジルームに積み込んで、アクセルを踏んで紀北の道を南下する。1980年代に流行った軽快な洋楽を聴きながら、窓を少し開けて潮風を感じながら、そして少し温くなってしまった珈琲を啜りながら、ステアリングを右へ、左へ。午後3時、ポイントに到着する。あまり期待は出来ないが、家でじっと籠っているのも勿体ないので、釣り場の状況の観察も兼ねてロッドを振る。偏光グラスを通して海中を凝視すると、至る所に魚影を確認することが出来る。シーバス、ボラ、チヌ、キビレ、フグ、モクズガニ、何か小さな魚。


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 結局、午後3時から4時半頃まで、チヌ狙いを続けるも、下げ潮で状況が良さそうであったが、敢え無く撃沈する。干潮の潮どまり前に根魚の様子を伺うべく、と言うよりも坊主逃れのために、車を少し走らせてポイントを移動する。盛夏の頃には、カサゴとアオリイカが盛況であったが、今頃の季節はどのような状況なのであろうか。ライトタックルに持ち替えて、前面に広がるゴロゴロと転がる捨て石に向けてジグヘッドを投じていく。根掛かり頻発のポイントであるので、そのトレースコースやレンジの選択に非常に神経を使う。活性が高い時期であれば、根掛かりする前に魚が反応してくれるが、今日は明らかに根掛かりが先行している。捨て石の法尻付近をカーブフォールとシェイキングで誘うと、クッ・・・・ツツツツ・・・っとバイト。素早くロッドを立てて合わせを入れると、小さな躍動感にロッドが曲がる。小型のカサゴ。

 根魚の活性すら低く、粘っても状況は好転しないと判断して、再度、チヌ狙いへと転じる。またも車で移動する。夕暮れの薄暮の時間帯。ラゲッジに腰かけて、チニングの準備をしていると、地元のミカン農家のオジサンに声を掛けられ、色々な種類のミカンを栽培していることや、現在出荷しているミカンのことなど、世間話もほどほどにラゲッジのドアを閉じてポイントへと向かう。


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 明るい時間帯に魚が群れる場所を確認しておいたこともあり、狙いを定めて即座にその場所へと向かう。干潮の潮が緩み、ほぼ潮止まり状態であるが、夕暮れの時合の力を借りれば何とかなるであろう。5gのジグを結び、微風に乗せてダウンクロス方向にジグを遠投する。ボトムから伝わる感触に合わせて、ジグを動かしたり止めたり浮かせたり。モゾモゾ・・・っと違和感。ラインを少し巻き取り、ラインテンションを確認すると、微妙な重量感。素早くフッキングを入れると、グンッっと反動があり乗ったかと思いきや、ラインテンションが消える。一気にリールのハンドルを回すと、グググ・・・っとロッドティップが入る。素早く臨戦態勢に入ると、思いのほか力強い引きに戸惑いつつ、ロッドを曲げてラインテンションを保つ。硬めに締めたドラグが、ジリジリと鳴り、時折、ジャァァァ・・・っと悲鳴のように唸る。左手でランディングネットを準備しつつ、右手で強烈に曲がるロッドに耐える。明らかに良型であることを確信して、丁寧にやりとりを続けて、そしてランディング出来る場所を確認する。白濁する海面。ランディングネットに収まったのは、43㎝のチヌ。

 1投目にして成果が出たことに少し余裕が出たが、その後、何度か”らしい”バイトがあるも食い込みが浅く、フッキングに持ち込むことが出来ず。午後8時を持って納竿とした。なかなか難しい。


 見上げると下弦の月が煌々と輝き、その横にはオリオン座が瞬いている。星座に詳しくなれば、釣行時に夜空を見上げることがもっと楽しくなるだろうな。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年2月4日(土)午後3時~午後8時
 潮回り:小潮、下げ~下げ止まり
 天気:晴れ、気温:11度~4度
 ポイント:某河川の河口など
 釣果:計2匹(チヌ43cm、カサゴ1匹)(全てリリース)

■使用タックル
(1)チニング用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs
(2) ジグヘッドリグ用
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1)ワーム
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, IGAI Smoke
(2)ジグヘッド
 ・Cross Factor, Chinu Maru 5.0g, Green&Black
 ・Cross Factor, Chinu Maru 7.0g, Green&Black

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

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和歌山紀北チニング釣行 ~釣るまで帰らないプラン~ 


 週末になると狙ったかのようにして日本列島を寒波が襲い、雪や雹を伴う強烈な横風が吹いて、気温は恐ろしく下がり、もはや釣りどころの話ではない。平日は、仕事の帰りが遅く、意を決して釣行するまでには至らず、指折り数えると、何と10日間も釣りをしていないことになる。ロッドを振れないことによる精神的な負荷は、仕事による負荷をも凌駕する。天気予報を確認すると、気温は相変わらず低いものの、昨日までの爆風が嘘のように、ほぼ無風であるとのこと。よくよく考えれば、年末年始は、神戸で過ごす時間が多かったこともあり、和歌山での釣りは1カ月ぶりであることが判明する。こうなると、まずはフィールドの状況把握から始める必要がある。

 午後4時半頃に最初のポイントに到着する。まずは偏光グラスをかけて、手ぶらで辺りを確認する。12月初旬の頃は、サヨリが大挙して押し寄せて、それを捕食するシーバスの饗宴が長々と繰り広げられたポイントだ。数匹のチヌの姿を確認するも、ベイトの姿は見えない。下げ潮が効いていて、夕暮れ時には丁度良い状況になりそうではある。今日のプランはこうだ。まずは薄暮の時間帯には、浅瀬に差してくる活性の高いシーバスを狙い、これがダメなら、完全に暗くなる時間帯を待ってチヌ狙いに移行し、これでもダメなら、ラーメンを啜った後に、干潮からの上げ始めの時間帯に合わせて湾奥部に移動して、根魚狙いにて有終の美を飾る。一番の問題は、長時間にわたり体力と精神力を維持できるかどうかである。


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 まずはシーバス狙いから開始する。午後4時半、少し早めにポイントに入り、周囲の様子を確認しながらフローティングミノーをキャストする。緩やかな追い風に乗せると、綺麗にルアーが飛んでいく。ウォブリングアクションを抑えたローリングアクション主体のルアーの煌きもまた、心を癒してくれる。往年のシャロー専用のルアーを投げては、ルアーの妖艶な動きを見て時間を過ごす。夕暮れが迫り、下げ潮が効いて、緩やかな北西の風で海面は揺らぎ、シーバスが反応するならこの時間帯である。ここで鰯などのベイトが入れば完璧であるが、水温が下がり過ぎているせいか、相変わらずベイトの姿は見えず、シーバスのバイトも無い。午後6時過ぎ、完全に陽が落ちて、仰角を少しあげると、そこにはオリオン座が輝いている。


 敢え無く、シーバス狙いからチヌ狙いへと移行する。


 基本的にチヌは、護岸寄りに遊泳することが多いが、干潮に向かっていることもあり護岸寄りの水深はかなり浅くなり、またその付近は岩がゴロゴロとしていることもあり、トレースラインを選ぶことが出来ない。止む無く、ある程度、水深がある方向へとジグを遠投する。手元に伝わる振動から、砂地に大小様々な石が点在していることが分かる。ジグが石に接触した硬い振動が、チヌの捕食する際のカツカツカツっとした振動に似ていることもあり、どちらの振動であるかを見極めるために全神経を集中する。気温が下がり始め、指先が痛く感じるほどに冷たくなっている。カイロで手を温めながら、ジグを操作する。カツカツ・・・グンッ・・・っと明確なバイトがあるもフッキングに至らず。更にクンッ・・・っとバイトがあるも、これもフッキングに至らず。粘り強く、ジグを投じていく。思いのほか、沖側で魚の反応があることが分かる。


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 ジグが石を乗り越える際の、カツッ・・・カツッ・・・の後にモワァ~と抵抗感があり、その直後にグンッと引き込むようなバイト。即座にロッドを立てて、フッキングを入れると、ググググ・・・と重量感が増し、静寂を突き破るかのようにドラグが激しく鳴る。潮下の方向に鋭く走るラインを追いながら、ロッドで応戦する。良型であることを確信して、魚を取り込む場所を探しながら、ラインに一定の負荷をかけつつ慎重に魚を寄せる。ヘッドライトを灯すと、それに驚いたのか銀鱗を翻し、海面が白濁する。最後はランディングネットに収めて、無事に最初の1匹の捕獲に成功する。チヌ35㎝。午後6時40分。


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 少しずつ場所を移動しながら、流心付近を狙ってジグを遠投する。気が付けば、薄い雲が完全に消えて、全方向の星が見える。風も止んでいる。何度か明確なバイトを感知するも乗せることが出来ない。明らかに魚の口で引っ張られたようにしてワームがズレている。砂地に石が点在するような底質ということもあり、一定の速度でジグを引くことが出来ず、リールのハンドルを1回転するかしないかで、ジグが何らかに引っ掛かれば、一旦、その位置で動きを止めて、ロッド操作でそれをかわして、そしてリールのハンドルを回して、を繰り返す。不規則なストップ&ゴーにならざるを得ない。ようやくにしてバイトを捉える。27㎝のチヌ。午後7時10分。


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 投じたジグを不規則なストップ&ゴーで進めていると、スッと抵抗が無くなり、そして徐々に加速するように重量が増し、そしてジャァァァァァ・・・っとドラグが鳴る。その時点で、手を温めていたカイロを放り投げて、既にロッドを立てて臨戦態勢に入っているが、魚の勢いは止まらず、潮下方向に遠慮なくラインが走る。一定のラインテンションを掛けることを意識して、魚の体力を削ぐように丁寧にやりとりをする。程なくしてランディンネットに収まったのは、40㎝のキビレ。午後7時40分。このサイズになると、鎧のように鱗が硬く、何か古代魚を思わせる。


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 今の時点で、9回のバイトを感知しているものの、3匹の魚を捉えるに留まっている。今までもフッキングの間合いや、フックの種類など試行錯誤を繰り返しているものの、未だ明確な解決策が無く、フッキング出来るか否かが相手次第という状態である。干潮の潮止まりの時間も近く、魚のバイトが無くなったら納竿するつもりでロッドを振るが、さぁ帰ろうと決意した絶妙な瞬間に、痛烈なバイトを見せてくれる。足の爪先や指先がジワジワと確実に冷え切っている。さすがに10回近くもバイトがあると、魚の居場所が見えてきている。ジグを遠投して、慎重に魚を誘う。引っ張られるようなバイトを捉えて、そしてロッドが曲がる。35㎝のキビレ。午後8時。


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 忘れた頃に断続的にバイトがあり、なかなか帰ることが出来ない。しかしながら、徐々にバイトの頻度が少なくなり、時合が遠のいていることは明確でいよいよ最終の時間帯である。流心付近を目がけて、ジグを遠投して、まさに最後の力を振り絞るようにして、神経を集中してジグを操作する。痛烈なバイトを逃し天を仰ぐこと数回、最後の最後にバイトを捉えることに成功する。32㎝のキビレ。午後8時40分。

 確かな手応えと、程よい疲労感に喜びを交えて納竿とした。星が一段と輝きを増していて、見上げるような位置にオリオン座が煌いている。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年1月21日(土)午後4時30分~午後8時50分
 潮回り:小潮、下げ(下げ止まりまで)
 天気:曇りのち晴れ、弱い北西の風、気温:7度~4度
 ポイント:某河川の河口
 釣果:計5匹(チヌ35cm、27cm、キビレ40cm、35cm、32cm)(全てリリース)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs

■使用ルアー、リグ
(1)ワーム
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, IGAI Smoke
(2)ジグヘッド
 ・C.C.bait's 根魚ボンボン・チヌスペシャル5g、Green MAZIORA

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■潮汐
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和歌山紀北チニング釣行 ~雨上がり、フワッとバイトを捉えよ~ 


 深夜から降り始めた濃密な雨は、延々と日曜日も降り続き、視界に入る景色がモノトーンとなり更に明度が落ちて、そして気分も滅入る。炬燵に入ってミカンを頬張りつつ、釣り雑誌の釣行記を眺めながら、その地を巡るのも悪くないが、やはり現実にかなうものは無い。十分な休息と、十分な妄想とで、英気を養ったのは良いものの、夕方になっても密度の高い雨は止まず。天気予報を確認すると、午後8時ごろから降雨量が”0”との表示。それまでにシャワーを浴びて、実に簡単な夕飯を終えて、身支度を整えて、そして上下のレインコートに身を包んで、いざ出陣。霧雨に変わっている。

 長く降り続いた雨の影響で、恐らく水温は下がり、水は濁り、苦戦が予想される。ヘッドライトで水の様子を伺うと、意外にも普段と同じ程度の透明度が確保されている。護岸に対して斜め前方にジグを投じて、じっくりと探る。雨の影響で、上流から運ばれた細かい砂が堆積したのか、普段よりボトムから伝わる感覚が柔らかく、また根掛かりも回避しやすく感じる。今日は中潮で、満潮から下げ5分の時間帯。潮の動きも確認できる。


 開始から30分、護岸沿いにタイトに投じたジグを丁寧に、微速で動かしていると、フッとラインテンションを失った後にモゾモゾっと違和感。ロッドを引き寄せながら、ラインテンションを確保して、そしてフッキングをいれると、グググっと力強い魚の躍動感。幸先が良いと思った瞬間にテンションが消える。ワームだけを咥えていたのかも知れない。カツカツカツっと鳥が何かを啄ばむようなバイトもあれば、昨日もそうであったが、スッと吸い込むようなバイトもあり、前者の場合は小物のことが多く、後者は大物であることが多いが、これ以外にも、その時に捕食しているベイトによって差が出ているのかも知れない。


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 開始から1時間30分、何度かチヌのバイトがあるも、いずれもスッと吸い込むようなバイトで、フックアップには至らず、ジグを確認するとワームがフックからズレた状態であった。食いが浅いのかも知れない。半ば諦めの境地であるが、釣りのこと半分、別のこと半分で、無意識に近いような状態でロッドを操作していると、またしてもフワッと浮くような感覚が伝わり、そしてジワジワと重量感が増す。素早くフッキングを入れると、グンッとロッドが絞り込まれ、そして強く締めたドラグが、チリチリチリっと甲高く鳴る。過去の経験から、バイトした直後の走りに対して、ラインを極力出さず、重みをバットでしっかりと受け止めないとフッキングに至らないことが多く、まさに最初が肝心である。針がチヌの唇を捉えることが出来れば、後は丁寧にやりとりさえすれば高い確率で取り込むことが出来る。ラインテンションを一定に保ちつつ、チヌとの間合いを詰めて、そしてランディング。35㎝。


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 精悍な顔つき

 その後、貴重なバイトを取り逃し、更には潮の動きが悪くなり午後10時をもって納竿とした。分厚く覆っていた鈍色の雲が抜けて、夜空が狭間に見える。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年11月27日(日)午後8時15分~午後10時
 潮回り:中潮、下げ5分から開始
 天気:曇り、ほぼ無風、気温:13度
 ポイント:和歌川
 釣果:チヌ1匹 35cm(リリース)

■使用タックル
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1)ワーム
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
(2)ジグヘッド
 ・Cross Factor, Chinu Maru 3.5g, Black & Red

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
03-20161127.png

テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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