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和歌山エギング釣行 ~拾い釣りも苦戦~ 

 昨日のエギング釣行で随分と体力を消耗し、日曜日の今日も、朝早くから出かけようかとの意気込みは霧散して、車のオイル交換や買い物をしたりして、のんびりと時間を過ごすことに。昼下がり、まだ陽光は鋭くギラギラと輝いて、風が僅かに漂っているものの外気温は未だ酷暑の威力がある。午後3時半頃にアイスコーヒーをボトルに注ぎ込んで、これを片手に車に乗り込む。干潮からの上げの時間帯に合わせて、午後4時頃にポイントに入る。西風が強く、餌木を投じることが出来る方向が限定され、必然的にポイント選びも限定される。海面が波立ち、餌木を投じたものの、PEラインが風で撓むとともに、餌木が波で揺さぶられてしまい、安定して落とし込むことが出来ない。小型を避けつつも、サイトの釣りが不十分のため、2杯の小型のアオリイカを捕獲する。アオリイカにダメージが無いように、海中でリリースしたために写真は無し。


 午後4時半、場所を移動する。


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 岩場の際に被覆ブロックが敷き詰められたポイント。被覆ブロックの法尻を攻めるのが、このポイントのセオリー。餌木を投じて、10秒ほど沈めてから、縦のシャクリで餌木を跳ね上げてから、餌木が被覆ブロックの上っ面に差し掛かると5秒沈めてから横のシャクリ。偏光グラス越しにオレンジ色の餌木が藍色の海に揺らめいているのが見える。オレンジ色が、スッとスライドして、そして消える。この間、僅かに1秒ほど。素早くフッキングを入れると、ソリッドティップが柔らかくしなり、そしてバイトを捉える。海面に黒煙が噴射される。丁寧に寄せる。場所を変えてから1投目で反応があると嬉しくなる。狙い通りだ。餌木を投じる角度を変えて、扇状に探るが、その後はアオリイカの姿は見えず。


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 潮が低い時にのみロッドを振ることが出来る岩場に移動する。相変わらず横風が強く、海面が乱れ、エギングには不向きであるが、陽が傾いて徐々にその威力が衰えつつあるこの時間帯、更には潮が上げてきていて海の生き物が最も活況を呈する時間帯、このゴールデンタイムにロッドを振らないという選択肢は無い。なるべく低い弾道で餌木を投じてから、ロッドティップを素早く下げて、余分なラインが踊らないように丁寧なラインメンディングを心掛ける。沖の駆け上がり付近に投じた餌木をじっくりと沈める。約20秒。縦のシャクリを入れると、折角のラインメンディングが台無しになるので、横のシャクリを入れては素早くラインを海面に置く。3度目のルーティンのシャクリ。グンッ・・・っとロッドが弾かれるが、柔軟なティップが自動的にバイトを捉えてくれる。しばし、アオリイカとのやりとりを楽しんだ後に静かに抜きあげる。まずまずのアオリイカ。


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 少し移動して餌木を投じる。海面が上下に波立ち、偏光グラス越しであっても餌木を目視することが難しく、波が盛り上がった瞬間に、揺らめくオレンジ色が一瞬だけ垣間見える程度。サイトの釣りを諦めて、沖合で活性の高い個体を捉える釣りに切り替える。横のシャクリでリズミカルに餌木を操作する。駆け上がり付近で、グンッと重量感。バイトを捉えた後は、一定のテンションを掛けながら丁寧にやりとりする。盛大に墨が吹きあがる。アオリイカを追加。その後、ブラインドの釣りであるが故に、フッキングのタイミングが合わず、明確なバイトを取り逃してしまう。潮が高くなると、元の場所に戻れなくなる危険もあるため、岩場の釣りを早々に切り上げる。


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 場所を移動する。お次は水深が浅い砂利浜。風向きが良ければ、遠投すると辛うじて沖合のブレイク付近にまで餌木を投じることが出来る。居着きのアオリイカは少ないが、群れが回遊してくれば連発が期待出来る場所。活性の高い個体に絞り込んで、次々に餌木を投じては、場所の移動を繰り返すが、小型の怪しげなバイトは何度かあるものの、全く釣果には繋がらず。いよいよ陽が落ちて、これからの時間帯と言うのに一向にアオリイカの反応が無い。何故か不思議でしようが無いが原因が判明した。歩き回って、他の釣り師の動きと、追われているベイトを見ていると、指2本~3本の活性の高い太刀魚の群れが入ってきて大暴れしているようで、どうやらこれが原因でアオリイカが反応しないのである。小魚の群れがザワツキ、海面が乱れ、線を引くように太刀魚が捕食活動を繰り返している。陽が完全に落ちて時間が経てば、アオリイカの反応が向上するかも知れないが、今日はこれにて納竿とした。

 哀愁漂うツクツクホウシの消え入るような声を打ち消すようにして、秋の虫の大合唱がこだまする。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年8月27日(日)午後4時30分~午後7時
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温32度~29度、水温26.5度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:アオリイカ 6杯(3杯キープ、残りはリリース)
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■使用タックル
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1)餌木
 ・YO-ZURI、アオリーQ大分型布巻 2.0号(6.0g)
 ・YO-ZURI、アオリーQ RS 2.0号(8.6g、沈下速度 3秒/m) など
 ・シマノ Sephia Egixile 4×4tune 2.5号

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
06-20170827.png
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和歌山エギング釣行 ~時速2杯~ 

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 下げ潮が効き始める時間帯を目指して、現地に入る。潮が下がれば行動範囲が広がるポイント。高い角度から降り注ぐ陽光にジワリと汗が染み出るが、吹き渡る風のお陰で随分と気持ちが良い。天気予報によれば、北寄りの風が吹くとのことであったので、風裏のポイントを選んだものの、風が回り込んで、前から吹いたり、後ろから吹いたり、横から吹いたりとと、気まぐれこの上ない。PEラインが風で煽られて、まるでフライのラインの様に空中で大きくS字を描いているが、何とかなだめつつ、シャクリを入れる。1投目から、アオリイカの姿を複数確認出来るも、いずれも小さい。浅場に点在する岩の横付近を中心に誘う。風に乗せて、奥に投じた餌木を丁寧にシャクる。早々にバイトがあり、遠くで海面から墨が噴射されている様子が見える。小型のアオリイカ。サイトで釣る場合には、小型を避けることも出来るが、ブラインドの場合はサイズを選ぶことが出来ない。


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 鰯の群れを確認。フィッシュイーターに追われている様子ではなく、海面付近でプランクトンを捕食しているように見える。偏光グラスを通して観察すると、銀色の無数の魚体がキラキラと輝いて、口をパクパクと上下させ、無数の目玉が動いている。視線が合う・・・ような錯覚を起こす。鰯の群れ付近には、アオリイカが付いているであろうと予測して、餌木を投じては誘うが全く反応なし。夕暮れ時であれば、何らか前向きな結果が出たであろう。


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 最初にアオリイカを捉えた場所で、小型を追加。場所を休ませて、深場からの駆け上がり付近を狙って、良型を期待するもなかなか狙い通りにはいかない。


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 まるでミルフィーユのように薄い層が折り重なっていて、純白の何かの結晶のような石が陽光を浴びて煌いている。地層や地質に疎いため、これが貴重なもの否か不明であるが、純粋に見ていて心躍るのは何故だろうか。


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 潮位が下がり、行動範囲が広がる。相変わらず、自由奔放な風のお陰で、狙いたいポイントが目の前にあるのに、トレースラインを絞り込むことが出来ず翻弄される。餌木を投じて、PEラインがフワフワと宙を漂うのを何とかなだめつつ、ラインメンディングをした後に風の影響を極力受けないように配慮しながら、尚且つ躍動感あるキレのあるダートを演出すべく、縦のシャクリと横のシャクリ、場合にとってはトゥイッチングを織り交ぜて、餌木を操りアオリイカを誘う。海面が乱れていて、偏光グラスが効きづらく、餌木の動きを目視出来ない状態が続くが、近くまで餌木を寄せると、背後に攻撃態勢のアオリイカを確認することが多々ある。しかしながら、いざという時に限って、PEラインが風で流され餌木がスライドし、そしてアオリイカが我に返ったように姿を消す。なかなか難しい。時間をかけて、4杯のアオリイカを追加するも、時間と労力を費やした割に数は伸びず。攻略性が高い状態での釣りの方が、面白いことは面白いが、心が折れるかどうかの戦いにもなるので、なかなか厳しい状態である。


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 岩の隙間から小さく可愛い花弁が見え隠れして、そして心を癒してくれる。


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 当初の予定では、夜まで通しで釣り続ける意気込みであったが、あまりの暑さと貧釣に意気消沈し、何とか気持ちを立て直すために、美味い和歌山中華そばを啜ることにする。下唇の内側に数日前から鎮座して、その存在感を圧倒的に発揮している口内炎がピークを迎えていることもあり、美味さと痛さを交互に感じながら、麺を啜り、スープを啜り、叉焼を噛み締める。今日の豚骨醤油スープは、やや角が立っているように感じるが、何杯もラーメンを啜ってると、こんな違いにも気が付くようになる。何でもそうであるが、継続は力なりで、色々な感性が研ぎ澄まされていくんだと、そんなことを思いながら、スープを飲み干した。


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 昼寝を挟んで、再度、ポイントへと向かう。幾分かは風が穏やかになっている。草木を掻き分けて、ポイントに入る。浅場には岩礁帯が広がり、手前には被覆ブロックが綺麗に並んでいる。その真横には、紺碧の青が広がり、つまりは被覆ブロックから環礁帯のドロップオフのように深場へと繋がる駆け上がりが形成されている。昨年も、この場所でロッドを振って、それなりの釣果をあげている。まずは軽く餌木を投じて、手前からアオリイカを誘うことにする。10秒ほど餌木を沈めてから、被覆ブロックから海面までの空間を存分に使って、餌木を縦横に跳ねて躍動させる。1投目から数杯のアオリイカを確認する。良型のアオリイカに狙いを定めるべく、一旦、餌木をピックアップしようかと思った瞬間に、先に小型が反応してしまう。まずは1杯。

 角度を変えながら扇状に餌木を投じては、アオリイカを誘い掛けていくが、まだ活性が高まる時間帯に早いのか、個体数が限られているのか、粘りに粘って数を重ねる状態。1時間で4杯を数えたが、これ以上粘っても数もサイズも期待出来ないと判断して、場所を移動する。


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 今日は土曜日と言うこともあり、更には今日の潮回りが中潮で、夕刻に向けての上げ潮と言うこともあり、至る所で多くの釣り人が見える。当然ながら入りたいポイントには、既に多くの釣師の竿が上下している。人気の無い場所を選んでロッドを振るが、先ほどまでは穏やかであった風が、日の入りと同時に、またもや自由奔放に吹き出して、海面が波立ち、浅場には濁りが入りだしている。やりづらい。


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 岩礁帯で小型を1杯追加するも後が続かず。過去に実績があった小場所に餌木を次々に投じていくものの、アオリイカの姿を確認することが出来ず、当然ながらラインが入るようなバイトも無い。時間が過ぎていく。陽が落ちて、辺りが完全に暗くなると、風は少し穏やかになり、打ち寄せる波も呼応して穏やかになりつつある。もう帰ろうかとも思ったが、数日前に良型を捉えたポイントに移動して、往生際悪く、これでダメであれば切り上げようと決心しつつ、緩やかな追い風に乗せて餌木を投じていく。餌木をじっくりと20秒沈め、そして縦のシャクリを入れようかと思った瞬間、ラインが怪しげに真っすぐに延びていることに気が付く。ロッドを立てて、シャクルようにしてラインテンションを掛けると、グン・・・っと重量感の後にロッドが大きく曲がり、そしてジェット噴射の勢いが伝わり、ロッドの曲がり具合がそれに同調する。丁寧に寄せると良型のアオリイカ。釣りの技術や経験と言うよりかは、ただ単に粘り勝ちの状態であるが、この1杯は嬉しい。山から吹き降ろす涼しくなった夜風が心地良く、これにて納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年8月26日(土)午前10時30分~午後1時30分、午後5時~午後7時30分
 潮回り:中潮、下げと上げ
 天気:晴れ、気温32度、水温26.5度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:アオリイカ 12杯(5杯キープ、残りはリリース)
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■使用タックル
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1)餌木
 ・YO-ZURI、アオリーQ大分型布巻 2.0号(6.0g)
 ・YO-ZURI、アオリーQ RS 2.0号(8.6g、沈下速度 3秒/m) など
 ・シマノ Sephia Egixile 4×4tune 2.5号

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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和歌山エギング釣行 ~時合に助けられて良型を~ 


 まるで梅雨時のような、じっとりと肌にまとわりつく濃密な湿気を振り払うかのように、吹き出し口から勢いよく吐き出される冷気を浴びつつアクセルを踏む。蝉時雨もおとなしくなり、朝夕に吹く風も爽やかで、そろそろ秋の気配だなと思っていた矢先に、この蒸し暑さ。ここ数年の日本の気候は、最早、インドネシアやカンボジアなどの東南アジア諸国の気候に酷似してきている。そのうち四季が無くなり、二季になってしまうのかも知れない。そんなことを考えつつ、まだ高さのある角度から差し込む陽射しで、ギラギラと輝く海を横目に南下する。


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 午後5時半、釣りを開始する。今日の潮回りは大潮。午後8時前に満潮位を迎えるので、薄暮の時間帯がまさにゴールデンタイムと言えよう。早速、餌木を投じてアオリイカの様子を伺うことにする。餌を求めて浅場に差してきている個体を狙い撃ちする作戦であるが、アオリイカが追尾している形跡もなく、呆気なく作戦が失敗する。潮の流れが抜群のポイントは、ご家族で餌釣りを楽しむ集団に占拠されていたが、タイミングよく撤収されたので、こちらに目ざとく素早く入ることに。ご家族のタックルを横目で確認したところ、どうやらアオリイカは対象外だったようで、まだまだ十分にチャンスはある。餌木を投じてから、深く沈めて、縦のシャクリでビシビシと跳ね上げる。手前まで寄せると、餌木の背後にはワラワラと数杯のアオリイカが寄ってきているのが見えるが、餌木との距離があり、随分と警戒しているように見える。しかも周囲には、小魚の群れが海中に何個も漂っていて、視力が良さそうなアオリイカは、わざわざ偽物の餌を捉えようとは思わないはずである。元来、粘り強いというよりかは、釣りに関してはシツコイ性格なので、潮の流れが吐き出している方向に餌木を投じて、まずは四方八方からアオリイカを寄せることに専念して、そして複数のアオリイカが餌木に興味を示していることを確認して、アオリイカ達のライバル魂に火をつけて、餌木を抱かせる作戦に変更する。これが功を奏して、まずは良型を捉えることに成功する。


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 時刻は午後6時、徐々に良い時間帯に突入しつつあるが、何故かイマイチ反応が悪く、掛かっても小型ばかり。潮通しの良いポイントには、太刀魚狙いの釣り師が多く並んでいる。どうやらアオリイカ達は、これら獰猛な太刀魚に警戒をしているようでもある。割と静穏度が高く、太刀魚の気配が無さそうなポイントに餌木を投じては誘うも、反応は無く、場所を変えて辛うじて捉えたのは、またしても小型。なかなか難しい。


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 偏光グラスを外して、LEDのライトを首からぶら下げつつ釣りを続行する。太刀魚の釣果を横目に、思わずワインドに浮気しそうになるが、辛うじて踏みとどまってロッドを持ち替えることなく餌木を投じていく。辺りはすっかり暗くなり、遠くの街の煌きが見える。餌木を投じてから、5秒ほど沈めて、横のシャクリで表層付近を重点的に誘う。活性の高い個体は、表層を通り過ぎる獲物に素早く反応するであろうとの考えである。狙いが的中したというよりかは、単純にアオリイカの活性があがっているお陰で連続でアオリイカのバイトを捉えることに成功する。更に餌木を投じて、メリハリをつけて誘う。シャクリを入れる瞬間に、ズンッ・・・っとゴミでも引っ掛かったような重量感。ジワリとロッドが曲がる。しっかりとロッドを曲げて、丁寧に寄せると良型のアオリイカ。


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 結構な確率で浮遊ゴミが餌木のカンナに引っ掛かってくることを思うと、潮が美味い具合に淀んでいて、そこにアオリイカも集結しているようである。餌木を投じて、横のシャクリであまり沈めないように探っていく。餌木を手前までシャクリ、そろそろピックアップしようかと思った瞬間に、ズンッとロッドティップが引き込まれるような重量感。反射的にフッキングを入れると、ブシュー、ブシューと盛大に墨が吹きあがっているのが見える。豪快に噴射される墨を警戒しつつ、最後は優しく引き抜くと良型のアオリイカ。その後、小型を数杯掛けたところで、満潮の潮止まりのせいか、20分ほど粘ってみるもののパッタリをバイトが無くなり納竿とした。昨夜と同じ10杯の釣果には満足できるが、貴重なバイトを何度か取り逃しているので、それを考えると少し悔しさが残る。肌にまとわりつくような粘り気のある潮風が緩やかに吹いている。

■釣行データ
 釣行時間:平成29年8月23日(水)午後5時30分~午後7時45分
 潮回り:大潮、上げ
 天気:晴れ、気温31度、水温26.5度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:アオリイカ 10杯(5杯キープ、残りはリリース)
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■使用タックル
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1)餌木
 ・YO-ZURI、アオリーQ大分型布巻 2.0号(6.0g)
 ・YO-ZURI、アオリーQ RS 2.0号(8.6g、沈下速度 3秒/m) など
 ・シマノ Sephia Egixile 4×4tune 2.5号

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
06-20170823.png

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和歌山エギング釣行 ~横風に翻弄されつつ辛うじて~ 


 今日の潮回りは大潮。ちょうど夕暮れ時の絶妙な時間帯に、満潮の潮止まりを迎える。狙いは午後6時前後か。国道42号を南下して、一路、ポイントへと向かう。午後5時半頃、東寄りの風が吹く現地に到着する。車のハッチを跳ね上げて、タックルの準備をしてポイントに入ろうとするも、”時間ならなんぼでもあります”というような雰囲気のご年配が既に鎮座されている。潮通しが圧倒的に良い最高のポイントで良型を数杯手にしてからラン&ガンで要所を攻める予定であったが、早くも計画が崩れてしまう。


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 止む無く、砂利浜に移動する。最も潮通しの良いポイントから始める。横風に邪魔されつつも餌木を投じて、20秒ほどじっくりと沈めてから、風のご機嫌を伺いつつ、縦のシャクリとトゥイッチングで餌木を跳ね上げるように操作する。偏光グラス越しに、遠くでオレンジ色の餌木が水面近くまで急浮上している様が目視出来る。実は今シーズンのアオリイカ釣行では、最適なスナップが無く、取り合えず大きめのスナップを使用していたこともあって、シャクリを入れても餌木が綺麗にダートしずらく、尚且つ、縦方向の機敏な動きを演出出来ずにいたものの、遅ればせながら”00サイズ”のスナップを購入して、餌木本来の緩急メリハリある華麗な動きを演出出来るようになった。スナップのサイズを変えるだけで、随分と動きに違いが出るものである。数投目、餌木を投じてからじっくりと沈めて、2度目のシャクリのタイミング。海面にS字を描く黄色のPEラインが、スッと素早く一直線に。間髪入れずにフッキングを入れると、なかなかの重量感。ブシュ、ブシュと墨が盛大に吐き出され、最後は丁寧に抜きあげて、本日の1杯目。まずまずのサイズ。


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 1杯目は確かに狙いどおりであったものの、その後がなかなか続かない。陽射しが入り込む角度が浅くなり、更には明度が落ちてきて、徐々に偏光グラスが効かなくなってきている。PEラインの動きでアタリを察知すべきであるが、横風で邪魔をされて、明確なアタリが出ない限り、どうしても反応が遅れてしまう。アオリイカの触腕が触れただけのような小さなバイトを何度か察知するも、活性が低いのか、単純にこちら側が分かっていないのか、なかなかバイトを捉えることが出来ない。辛うじて、バイトを捉えても小型ばかり。場所を変えながら、海中を必死に覗き込んで、アオリイカの追尾を確認しつつ誘いを入れる。場所によっては、10杯程度のアオリイカの姿を確認することもあるが、まだ掛けるには小さいため、餌木を抱かないようにしながら良型を探す。ポロリ、ポロリとバイトを捉えるも、いずれも小さい。


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 日が暮れて、偏光グラスを外して、代わりに首にLEDライトをぶら下げる。風が幾分か緩やかになり、ラインコントロールが容易になりつつある。満潮の潮止まりの時間帯。最初に良型を捉えたポイントに移動する。潮汐表の数字上は、既に潮が止まっている筈であるが、現場では強く潮が効いている。それが証拠に、餌釣り師の緑色の電気浮きが、見ていても分かるぐらいに横に流れている。消波ブロックの際を意識しつつつ、根掛かりをしないギリギリのラインで餌木を投じては操作する。シャクリを入れる瞬間に、グンッと重量感ある反動がロッドを曲げる。ソリッドティップならではの柔軟さが、己の技量を随分と手助けしてくれる。海面から吹きあがる墨が見える。丁寧に寄せて、まずまずのアオリイカ。活性が高いのか、餌木をしっかりと抱いている。更に小型を数杯追加するも、なかなか良型には巡り合えず、カウンターでツ抜けを確認して納竿とする。時間はたっぷりありそうなご年配は、まだまだ釣りをするぞと言う意気込みで鎮座されている。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年8月22日(火)午後5時30分~午後7時30分
 潮回り:大潮、上げ
 天気:晴れ、気温32度、水温26.3度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:アオリイカ 10杯(2杯キープ、残りはリリース)
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■使用タックル
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1)餌木
 ・YO-ZURI、アオリーQ大分型布巻 2.0号(6.0g)
 ・YO-ZURI、アオリーQ RS 2.0号(8.6g、沈下速度 3秒/m) など
 ・シマノ Sephia Egixile 4×4tune 2.5号

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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和歌山エギング釣行 ~遊び惚けるプラン~ 

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 午前4時前に起床して一路、和歌山下津方面へと車を走らせる。水分が抜けたレーズンパンを齧りながら、冷たい珈琲を啜りながら、朝っぱらから鼻歌交じりに国道42号を南下する。午前5時前には目指すポイントに到着し、タックルを準備してロッドを振り始めるも、明るみ始めた空を見上げると鈍色の雲で覆われていて、気が付けば霧雨のような粒子の細かい雨が降り注いでいる。暫くして雨粒が大きくなり始めたので、車に戻りしばし雨宿り。するとタイミングを見計らったように大粒の雨がフロントガラスを叩き、滝のように流れている。シートを倒して目を閉じると、車を叩く雨音が心地良く、意識が遠のいていく。20分ほどすると雨が止み、冷たい珈琲をごくりと飲み込んで、再度ポイントに立つ。


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 今日は長潮。午前7時が干潮の潮止まり。昨夜、好調であった場所に餌木を投じてアオリイカを誘うも反応が無い。夜が明けて、十分に海中を見通せるようになっても、一向にアオリイカの姿を確認することが出来ない。場所を変えながらアオリイカを探す。群青色の海にユラユラと揺れ動きながら沈んでいくオレンジ色の餌木を凝視して、その周囲にアオリイカの姿を懸命に探し、ようやくのことで餌木を追尾する個体を複数発見する。しっかりと餌木を見せたうえで、鋭く跳ね上げると、黒煙が広がりようやくのことでヒットに持ち込むことに成功する。


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 場所を変えて苦戦しながら2杯を追加。


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 砂利浜に移動する。


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 潮の下げどまりの時間帯に近いが、活性の高い個体が、きっと浅場に寄っているであろうと推測して、心地よく砂利を踏み鳴らしながら餌木を投じていく。風が無く、水面が鏡のように凪いでいる。駆け上がりが顕著な場所に餌木を投じては、10秒沈めて縦のシャクリを繰り返す。活性の高い個体を効率よく拾う作戦で、沖側に重きを置いて手際よく餌木を投じていく。ようやくのことで、アオリイカを追加する。


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 更に1杯を追加するも、潮の動きが悪いせいか、いまいち流れに乗ることが出来ない。


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 上げの潮に転じるタイミングに備えて、場所を移動する。石積みの突堤から離岸堤を狙うことが出来るポイント。過去のカサゴ狙いでは敢え無く撃沈してしまったことがあるが、周囲の地形や潮の当たり具合等から推測するに、アオリイカが付いている可能性は非常に高い。開始早々に、明確なバイトを捉えきれずに、海中に盛大に煙幕を広げてしまう。餌木を投じる方向を変えて、アオリイカを誘い出すも、まだまだサイズが小さく、バイトをする前に餌木をピックアップすることも。上げ潮が効き始めているのか、離岸堤にヨレが生じて、小魚の大群が海面を賑わしている。追い風に乗せて餌木を投じてから、10秒沈めて縦のシャクリを入れる。再度沈めてシャクリを入れると、グインっとソリッドティップが曲がり、バイトを捉えることに成功する。丁寧に寄せる。この突堤で1時間もかけて、辛うじて3杯のアオリイカを追加する。3度ほど、明確なバイトを捉えきれずに黒煙をまき散らしてしまう。


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 一旦、休憩がてらに釣りを切り上げて、コンビニで朝食を取った後に、下津方面の浅瀬で1杯を追加するも後が続かない。状況が良くないと判断して、一気に南下することに。由良町の海岸沿いを走ると、いかにも釣れそうな岩場が広がっている。念のため餌木を投じてみるも、アオリイカの姿を確認することは出来ず。


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 午前10時半、更に南下して江奈漁港に到着する。海水浴場横の突堤で釣りを開始する。抜群の透明度で突堤の基部に沈む被覆石がしっかりと見て取れる。偏光グラス越しに見れば、更にくっきりと明確に見える。如何にも釣れそうな雰囲気が醸し出されているが、餌木を追尾するアオリイカは餃子サイズの小物ばかり。熱帯魚のような青い小魚が足元でチラチラと泳いでいる。


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 偏光グラス越しに、20杯ほどのアオリイカの群れを確認する。沖合で悠々と泳いでいて、獲物を狙っているような雰囲気には見えない。群れの右奥に少し距離をとって餌木を投じる。餌木を沈め始めると、数杯の餌木が反応して、餌木の方向に足を向けているのが見える。これはチャンスだ。群れ全体がジワリと餌木に近づく。縦のシャクリで鋭く餌木を左右にダートさせて、そして沈めると数杯のアオリイカが競うようにバイト。透明な海に黒煙が噴射される。ブシュブシュと黒煙を吹く音が聞こえる。丁寧に寄せて、ようやくの1杯。更なる釣果を期待して、再度海中を観察するも、既にそこには群れは無い。黒煙だけが虚しく漂っている。


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 午前11時30分、江奈漁港の別の場所に辿り着く。こちらも抜群の透明度で護岸の被覆石がくっきりと見える。夕暮れの時合にカサゴを狙えば、良い釣果を期待出来そうである。消波ブロックの沖側で、複数のアオリイカを確認する。即座に反応したのは小型のアオリイカ。サイトが効けば良型に狙いを定めることが出来るものの、陽射しの角度によっては偏光グラスをかけていても海中の中を覗き見ることは出来ず。小型を掛けてしまったのは止むを得ない。場を荒らしてしまったので少し移動する。


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 黒い魚の群れの下のレンジにアオリイカを確認する。餌木を投じて、しっかりと20秒沈めてから縦のシャクリで誘いをかけるも、警戒心が強く、餌木と一定の距離を保ったままで、なかなかバイトに持ち込むことが出来ない。普段は、ヨーヅリ・アオリーQ2号を色も変えずに使い倒すものの、今日は別の餌木を取り出して、アオリイカの行動の変化を探ってみることに。アオリーQのRSのシンカー部分を削って、沈下速度を調整した餌木を投入する。普段使用するアオリーQよりも少しだけ沈下速度は速い。何故かこの餌木を投じると、反応が更に悪くなり、むしろ逆に興味を示さなくなってしまう。ならばとアオリーQのRS(純正状態で沈下速度は速い)を取り出し、これを投じてみると、体色を威嚇色に変化させて大いに興味を示している。チャンスである。かなり餌木との距離が近くなっているものの、なかなかバイトに持ち込めず。一旦、餌木をピックアップした後にアオリイカの背後に餌木を投じてから、ノーアクションで海面を滑らせた後に、テンションを抜いて沈めると・・・乗った。ようやくにしてアオリイカを捉えることに成功するも後が続かない。


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 江奈から湯浅方面に向かう途中での景色。まるでジオラマ。

 当初の計画では、午後も釣りを続けて”遊び惚けるプラン”のつもりであったが、あまりに疲労が蓄積しているため、一旦、和歌山市まで戻り、自宅でシャワーを浴びてから午睡に突入する。シーブリーズの香りが心地良い。


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 午後5時30分、和歌山下津某所に到着する。先行者があり、狙っていたポイントに入ることが出来ず、まずは砂利浜を攻めることにするが、満潮の潮止まりが近いのか、まったくもって反応が無い。歩いて場所を移動しながら次々に餌木を投じていくが、アオリイカの姿を全く見つけることが出来ない。偏光グラス越しに海中を見ると、随分と深いレンジにアオリイカらしき白い浮遊物を発見する。もしやと思い、普段より2mほどレンジを下げて餌木を操作すると、白い浮遊物がワラワラと動き出し、アオリイカであることを確認する。しかしながら、なかなかバイトに持ち込むことが出来ない。活性の低い個体を諦めて、別の場所に移動する。深場にサスペンドしているアオリイカを発見する。今までと同じ誘い方では反応しない。餌木をシマノ・セフィア2.5号(沈下速度はアオリーQのRSより更に速い)に変えて、アオリイカの奥に餌木を投じてから、しっかりと沈めて縦のシャクリで誘う。アオリイカが餌木に反応する。数秒後にグンッとロッドティップが入る。ジェット噴射の引きを楽しんで、ようやくのことでアオリイカを捉えることに成功する。


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 潮の流れが良く当たる離岸堤の際に移動する。先ほど先行者が散々攻めていたので、望み薄かも知れない。夕暮れが近づき、偏光グラスが効かなくなってきている。砂利浜に続く駆け上がり付近に餌木を投じて、縦のシャクリで誘うと、弛んだラインがスッと滑るように入り、ここでフッキングを入れると、グンっと反動がありロッドが曲がる。柔軟なソリッドティップが、アオリイカを身切れさせることなく確実に寄せてくれる。


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 表層を重点的に探るべく、餌木をアオリーQに変えて、縦のシャクリと横のシャクリを織り交ぜて誘う。夕暮れの時合が味方したのか、更に2杯のアオリイカを追加する。早朝から夕暮れ時まで、十分に遊んだので、午後7時半をもって納竿とした。後片付けやシャワーを浴びてから和歌山を出発し、神戸に到着したのは午後10時半であった。心地良い疲労のお陰で、数秒で深い眠りに。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年8月16日(水)午前5時~午後12時30分、午後5時30分~午後7時30分
 潮回り:長潮
 天気:雨のち晴れ、気温29度~32度、水温26.2度
 ポイント:和歌山下津~由良
 釣果:アオリイカ 16杯(小型はリリース)
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■使用タックル
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1)餌木
 ・YO-ZURI、アオリーQ大分型布巻 2.0号(6.0g)
 ・YO-ZURI、アオリーQ RS 2.0号(改)
 ・YO-ZURI、アオリーQ RS 2.0号(8.6g、沈下速度 3秒/m)
 ・シマノ Sephia Egixile 4×4tune 2.5号
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■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山エギング釣行 ~シーズン開幕~ 

 仕事を早々に切り上げて下津方面某漁港へ。昨年であれば、8月に入ればアオリイカが好反応を示していたが、今年は台風襲来による海水の濁りの影響があるのか、まだ良い状況ではないあ。釣行の際に幾度となく餌木を投じては、アオリイカの反応を確認するも、餌木に興味を持ってユラユラと漂ってくるのは、餌木とさほど大きさが変わらない小さな個体のみ。紺碧の深場から、季節外れの親イカが何処からともなく姿を現して、餌木にスッと忍び寄り、そして攻撃色に転じた瞬間に餌木を襲う光景を想像するも、いつも妄想だけで期待外れに終わってしまう。アオリイカを空振りすることも想定して、今回は太刀魚用のタックルも携えて、ポイントに入る。


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 今日は小潮最終日。海を覗き込むと、護岸の基礎部分の被覆石をはっきりと確認することが出来る。抜群の透明度である。干潮の潮止まりから、徐々に潮があげていて、至る所で潮の流れを確認することが出来る。特に潮の流れが効くポイントに入り、消波ブロック沿いに餌木を投じる。ラインをメンディングして、餌木とロッドティップを一直線で結ぶようにラインを海面に置いて、そしてしっかりと20秒を数えてからシャクリを入れる。紺碧の海にオレンジ色の餌木が左右に跳ね上がり、そしてユラユラと沈んでいくのが見える。手前まで餌木を寄せると、数杯のアオリイカの姿を確認する。縦のシャクリでしっかりと跳ね上げて、ラインテンションで餌木が引っ張られないようにラインを送り、餌木が頭をやや下げる姿勢を維持するようにしながら沈めると、攻撃色に変わった数杯のアオリイカが、我先に餌木に攻撃を仕掛けてくる。黒煙が広がると同時に、ロッドがアオリイカを捉える。今年初のアオリイカを捉えることに成功する。


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 港外側の潮の流れが良く、更には駆け上がりが隣接している方向に、追い風に乗せて餌木を投じる。低く差し込む太陽の陽射しが、海面をギラギラと輝かせて、偏光グラスをもってしても餌木の動きを十分に確認することは出来ない。イマジネーションの世界。20秒をかけて餌木をしっかりと沈めて、縦のシャクリで一気に跳ね上げる。そして再度じっくりと10秒ほどかけて餌木を沈めてはシャクる。ロッドティップから垂れ下がるPEラインがスッと伸びる。手首を返してフッキングを入れると、柔らかいソリッドティップが大きく曲がり、そしてジェット噴射で抵抗するアオリイカの動きがロッドに伝わる。海面から、ブシュッ、ブシュッと墨が吹きあがっている。丁寧に寄せる。


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 餌木を投じる度にバイトがあるか、もしくは手前まで寄せると餌木の背後に複数のアオリイカを確認出来るなど、何らかの反応がある。体色を乳白色から褐色に変化させて、いまにも攻撃に移ろうとする個体も確認できる。時合に入っている。港内側の消波ブロック沿い、港外側の消波ブロック沿い、または砂利浜に面する駆け上がり、餌木を投じる方向をその都度変えて、ポイントを休ませながらアオリイカを誘う。ラインが明確に吸い込まれるバイトや、アオリイカの触腕が触れるだけの餌木がスッと僅かにスライドするような微妙なバイトや、シャクリ始めのタイミングと同時のバイトもある。ロッドを返すタイミングが合えば、それを捉えることが出来るし、コンマ何秒のレベルで遅れると、そこに黒煙が盛大に広がる。もしくはアオリイカのバイトに気が付かないこともある。次々にアオリイカが反応する。その度に海中に煙幕が広がる。


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 場所を変えてアオリイカの様子を伺う。地元の元漁師のオヤジさんと会話をしながらロッドをシャクる。会話に集中しすぎると、餌木を沈める秒数や、シャクリの動きが雑になり、また最後の誘いが疎かになり結果に繋がらない。昔は、本当に魚が良く獲れたけど、最近は目の細かい網で根こそぎ小さな魚を獲ってしまうからアカンのやとオヤジさんが嘆いている。昔は良く儲かったけど、今は漁に出ても油代にもならんとのこと。アオリイカが散らばっているのか、先ほどとは異なり次々にバイトがあるような状態では無いが、しっかりと餌木を沈めて、そしてしっかりと誘えば、深場からワラワラとアオリイカが出てきて、上手くいけばバイトへと繋げることが出来る。数杯を仕留めてから場所を移動する。


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 陽が落ちて、ようやく涼しい風が吹いている。砂利浜に移動して、捕食のために浅場に差してきている個体を狙う。微風に乗せて餌木を投じて、10秒ほど沈めてから、縦のシャクリで誘い、そして再度沈めてから縦のシャクリで誘い、浅場に差し掛かれば餌木が海面から飛び出ないように横のシャクリに変える。海面の波頭の大小で、その場所の水深を想像して、極力、水深がある駆け上がり付近を重点的に誘う。餌木の動きを確認することが出来ないので、餌木の動きを想像しながら、アオリイカの行動を推測しながらロッドを操作する。活性が高い個体であれば、深場で即座に反応を示してくれるので勝負が早いが、浅場まで餌木を追ってくる個体もいるので、最後まで気を抜かずに誘い続ける。扇状に餌木を投じて、広範囲を手短に誘って、活性の高い個体を2杯追加する。

 まだ潮は上げていて、粘り続ければ更なる釣果を期待出来るが、明日も釣行を控えているため、程々にして帰途に就く。今年のアオリイカはどうなるのかとヤキモキしたが、何とか結果に繋がり一安心である。

■釣行データ
 釣行時間:平成29年8月16日(火)午後5時30分~午後7時30分
 潮回り:小潮、上げ
 天気:晴れ、気温29度、水温26.2度
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:アオリイカ 18杯(小型はリリース)
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■使用タックル
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1)餌木
 ・YO-ZURI、アオリーQ大分型布巻 2.0号(6.0g)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山紀北メバリング釣行 ~狙い不的中~ 

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 赤い皮にナイフを入れると、まるで香水を放ったかのような濃厚で甘酸っぱい香りが広がり、まるで南国の島にでも舞い降りたかのような錯角を起こす。真上から降り注ぐ力強い陽射しや、環礁の奥に広がる群青色の限りなく続く海や、真っ赤なハイビスカスや、たわわに実るパパイヤや、白黒の景色と化する猛烈なスコールや、停電や断水で途方に暮れる夕暮時など、フィジーに住んでいた頃の様々な記憶が次々に蘇り、溢れてくる。不思議なもので、匂いというものは奥深くにある過去の記憶を瞬時にして引き出してくれる。スプーンで果肉を掬い、口に運ぶと、柑橘系の果物を濃縮して、更に数倍増したかのような甘酸っぱさが口中に弾けて、そして鼻腔を強烈な香りが突き抜ける。プツプツと種を噛み締めながら、思わず目を閉じる。美味い。


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 知人から沖縄土産として頂いたパッションフルーツ。


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 午後6時半に現地に到着する。実はここ数回の釣行で、芳しい釣果が無く撃沈し、しかも湿気を含んだ嫌味な暑さも相まって、釣行回数が激減していたところであるが、そろそろアオリイカが好反応を示すであろうと読んで、仕事を終えてから、お盆休みで混雑する道路を抜けて、ようやくのことで釣り場に立つ。潮風が心地良く流れている。手始めに、群青の海に潜むアオリイカを誘い出すべく、2号の餌木を投じては、じっくりと沈めて丁寧にシャクリ、また沈めてはシャクリを繰り返す。夕暮れ時、すでに活性があがっている筈の時間帯であるが、偏光グラス越しにアオリイカの姿を確認することは出来ない。昨年の経験をもとに、アオリイカが付いていそうな場所に次々に餌木を投じるも、結局、姿を確認することが出来ず。止む無く、ジグヘッドに切り替えて、狙いをカサゴに変える。まだ明るい時間帯であるので、出来る限りジグヘッドを遠投して、底を捉えてからロッドワークで障害物を交わしつつ、カサゴを誘う。2gのジグヘッドにネジワームのウォーターメロン。カサゴ釣りは、一般的には簡単な釣りに分類されているが、この釣りもやればやるほどに奥が深く、まだまだ釣技を磨く余地はある。根を攻める釣りなだけに、ロッドワークが釣果を大いに左右する。昨年の自分の技量であれば、間違いなく根掛かりしていたようなコースであるが、果敢に攻める。ツッ・・・と突くような違和感。更にロッドを少し立てながら誘うと、クンッっとティップが入る明確なバイト。間髪入れずにフッキングして、魚の顎を捉える。この場所では、良型に分類できるカサゴ。


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 底の形状が、砂地から砂利や岩に変化する境界付近でのバイトであったので、同じような場所にジグを投じる。緩やかな向かい風が、微妙に飛距離を落としているが、辛うじてポイントには届いている。ジグヘッドが岩に引っ掛かり、ロッドを揺さぶってそれを外し、そしてカーブフォールで底を取った瞬間にクンッとバイト。ロッドを立ててフッキングをする。カサゴを追加する。


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 すっかりパターンを掴んだかと思いきや、なかなか続かない。念入りに虫よけを頭から振りかけて、完全防備出の筈であるが、大きな羽音で遠慮なく蚊が攻撃を仕掛けてくる。数か所を噛まれてしまい、集中力が散漫になってしまう。痛烈なバイトを掛けて、ロッドの曲がりを見て良型を予感するが、痒みに耐えつつのフッキングが甘かったらしく、途中でラインテンションが抜ける。遠くから風に乗って、強弱しながら盆踊りの音色が聞こえてくる。皆、楽しそうに踊っているんだろうなと想像しながら、こちらは蚊と戦いながらロッドを振る。風向きが180度変わり、追い風に転じている。ワームをダイワ・ビームスティック2.2インチのパールホワイトに変えて、アピール力で魚を誘う。ジグヘッドを扇状に投じて、やっとのことでカサゴを捉えることに成功する。釣り始めの時に、テンポよく魚を探し当てたので、今日は調子が良いと思ったが、なかなか思い通りにはさせてくれない。


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 ジグヘッドを何個かロストしてしまい、費用対効果が著しく悪い状態であるが、辛うじてカサゴを1匹追加する。完全に暗くなると、護岸沿いでも活発にカサゴが反応する筈であるが、何故か今日はお留守のようで数を伸ばすことが出来ない。更には、早くも時合が終わったのか、カサゴの反応が無くなってしまい、蚊にやられてプックリと膨れたところを掻きながら、とても虚しく納竿とした。遠くで響く花火の音が夏の終わりを告げるようで切ないが、まだまだ残暑は厳しいであろう。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年8月14(火)午後6時30分~午後8時
 潮回り:小潮、上げ
 天気:晴れ、気温:29度、水温:25.5度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:計4匹(カサゴ4匹)(全てリリース)

■使用タックル
(1) ジグヘッド用
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs
(2) エギング用
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・ガイア ネジワーム1.5インチ、Glow Pink、Watermelon Seed
 ・ダイワ ビームスティック2.2インチ、パールホワイト
(2) ジグ
 ・Aqua Wave, Rock Bait Jig Head 2.0g

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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紀伊半島の最南端へ小旅行 ~心を癒す~ 

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 すっかり「あら川の桃」の虜になり、灼熱の太陽を浴びながら、再び桃源郷に向けて車を走らせる。短期的な自分自身の変化は特に気が付かず、年単位のもう少し長いスパンで我を見つめれば、出来たことが出来なくなったりしていて、着実に時間が経過していることと、確実に何かが劣化していることに不意に気が付くのだが、店先に並んでいる桃を見れば時間の経過は一目瞭然で、確実に季節は移ろい、確実に果実は完熟し、確実に時計の針は回転し、つまりは人間も深みを増していることに間接的に気が付く。2週間前は、店先にはまさに桃色の白鳳が尻のような面持ちでズラリと並んで甘い香りを放っていたが、いまや色白で少し冷涼な感じがする白桃が幅を利かせている。贈答用の高級な桃達は、形や大きさが見事に揃い、圧倒的なセレブ感が漂っていて、値札がその価値を如実に表現していて、それらを前に私は手も足も出ず、不揃いな白桃と白鳳を少しづつ購入することにする。お盆の頃までが、桃の最盛期とのことなので、今年はこれで最後になるかもしれない、と思うと少し寂しくなる。心して味わおう。


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 車を2時間ほど走らせて、和歌山市から紀伊半島の最南端に位置する串本へ。当初は、シュノーケリングで海に潜り、ドロドロに汚れた心をサンゴと熱帯魚に癒して頂くという素晴らしい計画であったが、南海上を彷徨う複数の台風の影響で、うねりがここ串本にまで達していて、サンゴを見ることが出来る唯一のシュノーケリングポイントが痛恨の閉鎖。早朝の橋杭岩を眺めながら途方に暮れそうになるが、辛うじて気持ちを立て直して太地町へと向かう。


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 太地町営の「くじらの博物館」。3年前にも訪れたことがあるが再び。


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 3階建ての建物の中には、捕鯨に関わる様々な展示物がある。古式ゆかしき捕鯨の道具であったり、変遷期の捕鯨用の銃であったり、繁栄を極めた往時の写真であったり、臓器のホルマリン漬けであったり、恐竜のような巨大な骨であったり。大昔には、銃一丁ではなく、ふんどし一丁と手槍で巨大な鯨と対峙していたというのだから、その心意気は本当に圧巻であるが、命を懸けてまでして戦うだけの金銭的な魅力とともに、英雄のような誇らしき職業であったに違いない。少しだけ想像をしてみる。貧相な身体にふんどしを締めて、木造船に乗り、そして巨大な鯨と手槍で戦っている我が姿を想像するも、残念ながら全くもって似合わず、むしろ滑稽さが勝り、首を振って想像を打ち消す。


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 自然の地形を生かして造られた巨大な生け簀には、多数のイルカやクジラが泳いでいる。300円で購入した餌が入っている黄色の小さなバケツをぶら下げていると、それを見たイルカやクジラが、甲高い音を立てながら近くに寄ってくる。頭の空気孔から放たれる吐息が、予期せぬほどに臭くて、鼻がもげそうになるが、愛らしい目で見つめられると、まぁそれも許そうと思ってしまう。大海原で好きなように泳ぎたいだろうなと思うと、少し切なく、罪悪感を感じてしまう。


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 さらに東に進み、マグロで有名な那智勝浦町へ。夕立のような大粒の雨が落ちるのを窓越しに眺めながら昼食を。外国人の旅行者が多いことに驚く。


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 那智勝浦町の公式HPによると、山仕事人や筏師たちのお供として南紀で広まったという、おにぎりを高菜でくるんだ「めはり寿司」。目を見張るほど美味いというのが名前の由来であるらしいが、ほんまかいなと思いつつ、いかにも素朴な風情の丸い塊を大口で頬張ると、高菜の程よい塩味と酸味が広がり唾液が溢れ出て、混ぜご飯のような優しい味のご飯に到達し、その調和が見事であり美味い。想像よりも遥かに美味くて、ついつい目を見張ってしまったが、これを食べれば午後の仕事も、よし頑張ってやろうかという気持ちになる。


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 「くじらのほねはぎ」。イルカやクジラを見た後に、早速もって鯨を食するというのは、甚だ節操がない気もするが、日本の食文化に触れるのも旅の醍醐味でもあるので、心を整理しつつ味わうことに。生姜醤油に浸けて頬張ると、水分が飛んでしまった安物の牛肉のような粗雑な噛み応えではあるが、顔を斜めにして、首に筋を浮かべながら鋭意噛み締めると、遂に観念したかジワジワと旨味が溢れてくる。決して上品な味では無いが、野性味溢れるダイレクトな素材感が堪らない。ふんどし一丁で自らが仕留めた鯨であれば、噛み締める度に溢れる野性味は、さぞ充実感に満ちたものであったに違いない。ちなみに「ほねはぎ」と言うのは、骨に残った身の部分であり、つまりは中落である。

 その後、午後に早々に宿にチェックインして、最寄りの海水浴場でコーヒー牛乳のような泥水状態の海水に浸かって、意地になってシュノーケリングをしたものの、視界10㎝ではどうにもならず、海パンの中を砂まみれにしつつ早々に撤退。


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 翌日、やはり台風のうねりの威力は衰えず、サンゴと熱帯魚を見ながら楽しくシュノーケリングの夢は完全に絶たれてしまい、止む無く、清流で有名な古座川へ。車載ナビを見ながら適当に上流へと向かうと、突如としてそそり立つ巨大な岩に到達する。どうやら、かの有名な「一枚岩」に到達した模様である。縦100m、横500mの大きさの岩というのだから、エアーズロックには及ばずとも、その異様な大きさに圧倒される。


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 陽が昇り、一枚岩の側面に影が無くなり、この山間にも暑さが漂ってきていて、透きとおった清流を目の前にすれば泳ぎたくなるもの。遠くに蝉時雨。素早く海パンに履き替えて、ネオプレーンが入ったラッシュガードを着て、水中眼鏡、シュノーケルとフィンを持って入水したものの、あまりの冷水に牛歩の如くのスローな動きになり、10分以上をかけて、小学生の時に習った要領で心臓から遠いところから水に慣らして、最後は覚悟を決めてザブンと入水する。冷たさが心地良い。オイカワ、ゴリ、チチブや名も知らぬ魚の姿を確認する。警戒心の強い鮎は、なかなかカメラの射程に入らないものの、多くの鮎が縄張りを意識しつつ、銀鱗をギラリと煌かせながら苔を食んでいる。子供の頃の愛読書、釣りキチ三平の第3巻を思い出す。


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 気が付けば、カメラのレンズと液晶画面が内側から曇ってしまい撮影不可になるばかりか、この状態を知らずに撮影した写真が台無しに。3時間ほど涼を楽しんだ後に串本へ。


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 串本海中公園へ。水族館で魚を観察し、海亀と戯れて、そして海中展望台へ。そこには見事なサンゴの世界が広がっている。これが見たかったのだが。シュノーケリングは次回のお楽しみとして、串本を後にした。計画どおりにならない小旅行であったが、やはり旅は良いものである。

テーマ: 旅日記

ジャンル: 旅行

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