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2017年総まとめ 

2017年総まとめ

 今年も残すところ後僅か。この1年、本当に良く遊んだなと我ながら他人事のように感心しています。時に撃沈を食らってブログの更新が出来なかった痛恨の日々も多数あったものの、敢えて同じポイントで同じ釣りを繰り返してみたり、一方でポイント開拓に奔走したり、新しい釣法に挑戦したり、新しい釣り具を試したり、合間に美味い中華そばを啜ったり、考えていないようで色々と考えながら、非常に充実した時間を過ごすことが出来たと実感しています。時折、ブログの記事の更新が面倒になり、幾度となくブログの更新をやめてしまおうかと挫折寸前の危機があったものの、冗長的な長文で駄文で、ただの私小説のようなブログであるにも関わらず、ご訪問して下さっている方々の温かいコメントや拍手、少しずつ増えるカウンターが励みになり、今年も何とか年末まで継続することが出来ました。ご訪問して頂いた皆様方のお陰だと思っています。また来年も同じ調子でブログを継続致しますので、お時間のある時にご訪問頂ければ幸いです。



総まとめ
 今年の釣りの総まとめをしてみようかと思います。メモリアルフィッシュを順に並べるという方法もありますが、今年は意地になって釣行を繰り返したということもありますので、簡単に整理しておいたデータを参考にして、多くを釣り上げた魚をランキング形式で紹介しようと思います。


釣行回数:163回(うち撃沈:34回)
実釣時間:341時間(1回の釣行の平均実釣時間:2時間)

 思いの他、撃沈の回数が多くて我ながら驚いてしまいます。撃沈の主な原因は、未だパターンを掴むことが出来ていないチニング釣行が元凶ですが、意外にも太刀魚釣行での失態が多いことも明らかになりました。まだまだ修行が足りません。対象魚を決めて釣行をしていると、撃沈回数をゼロにするのは至難の業ですが、積み重ねた経験とデータをもとにして、翌年はもう少しマシな結果を出せるように、仕事に支障を来さないギリギリのところで頑張りたいと思います。


1.撃沈回数の上位
(1)チニング釣行:釣行回数31回(うち撃沈:20回)
(2)太刀魚釣行:釣行回数48回(うち撃沈:8回)
(3)シーバス釣行:釣行回数10回(うち撃沈:3回)
(4)アオリイカ釣行:釣行回数22回(うち撃沈:3回)


2.総匹数:1,042匹
 (1回の釣行で平均約6.4匹、撃沈時を除くと約8.1匹)


3.魚種別の釣魚数の上位


(1)太刀魚:366匹

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 今年の太刀魚釣行では、”ワインドしない釣法”を導入して、ワインドの動きでは捉えきれなかった個体を掛けることが出来るようになったことや、釣行回数を増やすことで場所と時合をピンポイントで見極めることが出来るようになったこともあり、結果、多くの釣果に結び付きました。太刀魚の釣りは、あまりにもパターンにハマり過ぎてしまうと、釣りを楽しむというよりか、単なる労働と化してしまうので、例えば大物に照準を絞ったり、釣れそうもないルアーで釣るなど、趣きあるバスフィッシング的な要素も必要であると実感しました。


(2)カサゴ:354匹

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 今年も多くのカサゴを釣ることが出来ました。カサゴは坊主逃れの代表的な魚で、誰でも簡単に釣れる印象が強い魚ですが、良型のカサゴを釣ろうとすると時期や場所が非常に重要な要素になりますし、また数を出そうとすると、他の魚と同様に場所と時合が重要になります。また根が激しい場所での釣りが主になるため、風向きや潮流を考慮しながら、使用するジグヘッドの形状や重さを吟味して、またロッドワークやラインメンディングを駆使する必要もあり、なかなか奥深くて釣技が磨かれる釣りでもあります。ナメてかかって、時に痛い目に合っていますので、いつもしっかりと準備をして挑みました。今年の後半の産卵期のカサゴを十分に捉えきれていないのが心残りです。


(3)アオリイカ:193杯

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 通っていたポイントは、アオリイカの釣果が上向く時期と、太刀魚が接岸する時期が見事に重なるため、太刀魚の動きを把握しながらアオリイカを狙う必要がありました。特に暗い時間帯は、太刀魚の活性が高いことから、アオリイカが怯えてしまって釣ることが出来ず、主に陽が昇ってからの釣行が主となりましたが、偏光グラス越しに海中の地形を観察して、餌木のトレースラインや餌木を沈める場所を熟考しながらの釣りとなり、自分の考えと身体の動きを如何にして餌木に伝達し、そしてそれが如何にして釣果に結びつくかを確認することが出来、頭脳的な釣りであるとの認識が高まったシーズンでした。釣行回数の割に、数を伸ばすことが出来ませんでしたが、今後は、身につけた技術が真夜中のブラインドの釣りにも通用するか試してみたいと思います。また、大型に照準を合わせた釣りにも挑戦してみようかと思います。


(4)メバル:44匹

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 巷にある情報を見ていると、皆さん簡単にメバルを釣っておられる印象が強いですが、私にとってメバルは非常に難易度が高い魚です。メバルが居着く場所を把握出来ていないことが主な原因だと思っていましたが、実は目の前にメバルが居るのにジグヘッドを通すレンジがズレていたことが原因で釣れていなかったことが分かり、目から鱗ということがありました。フロートリグで広範囲に探って、回遊性の高い良型を捉える釣りも面白そうですが、まずはメバルの習性を知るために数釣りを極めたいところです。


(5)タケノコメバル:32匹

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 以前は、カサゴ狙いの外道としてタケノコメバルが掛かることがありました。最近は、厳冬期に産卵のために接岸したタケノコメバルを狙って釣ることが少し出来るようになってきました。筋肉質な背中や大きな尾鰭から繰り出される圧倒的な遊泳力は、ロッドを大きく曲げてラインを引き出し、単調になりがちなライトゲームの中で心を高揚させてくれます。最近では、バイトを捉えた瞬間にタケノコメバルであることが分かるようになり、ロッドワークを変えて強烈な引きに対峙することが出来るようにもなりました。今年はタケノコメバルの数が少なかった印象です。環境の変化などで個体が減っていないか心配です。


(6)キビレ:18匹

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 この魚にはいつも翻弄させられました。捉えきれないバイトは小型のキビレかチヌの仕業で、心身ともに擦り減り、更にはワームの在庫も擦り減り、いつも歯痒い思いをしていましたが、稀に掛かる良型の強烈な引きが心を高揚させて、そして心を癒してくれました。ロッドが絞り込まれて、ドラグが唸り、ラインが走り、海面が白濁して、ようやくにしてランディングネットに収まった魚体にしばしば見とれることがありました。いつも夜空には星が瞬いていて、静寂の暗闇での釣りが怖くて嫌いでしたが、好んで暗闇に繰り出すきっかけにもなった釣りです。


(7)チヌ(黒鯛):14匹

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 撃沈回数最多の20回を記録した釣行がチニングです。目の前に魚が居ることは分かっているんですが、未だに時合が分からず難儀しています。地形的なことから根掛かりが多く、また水温が高い時期にはフグの猛攻に合い、ジグとワームの消耗戦になることもしばしばで、釣果に恵まれなかった時の落ち込みは半端ではありませんでした。その反面、良型のチヌがランディングネットに収まった時には、暗闇で思わず握り拳を掲げてみたりして、陰陽がはっきりした釣りでした。精神力と持久力が要求される釣りなので、1年を通して連続して釣行することはありませんが、修行と思って継続したいと思います。


(8)シーバス 8匹

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 神戸港で太刀魚を狙っていた時に、気まぐれでシーバスでも狙ってみようかと常夜灯付近にアイマ・コモモを投げ入れたことがきっかけに。まさかの一投目でヒットし、最後の最後まで激しく抵抗するシーバスの引きは、今から15年ほど前にシーバスに夢中だった頃の古き良き思い出を一気に引き出してくれました。体高の張った良いコンディションのシーバスは、とても精悍な顔つきをしていて、シーバスを狙いたいという気持ちが再び沸いてきました。それ以来、真鰯などのベイトの群れの状況を見ながら、昔のミノーを投じていますが、やはり今も敵はしたたかで、苦戦を強いられています。当面は、引き続き手元のタックルで神戸港の湾奥のシーバスを狙おうと思います。


(9)真鯖 3匹

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 海面が黒々と蠢いていて、偏光グラス越しに凝視すると、それは巨大なベイトの塊でした。魚群のエッヂ部分で水柱が上がり、大雨が降り注いでいるかのように海面が暴れていました。追われる魚と、それを追う魚の動きを観察しながら、ここぞのタイミングでメタルジグを投じると、狙い的中でヒット。回遊魚らしい早い動きがラインを左右に走らせ、ロッドを揺さぶり、ドラグの悲鳴ととともに凄い勢いでラインが引き出されました。真鯖を狙って釣るのは、陸ッパリでは至難の業ですが、チャンスが到来すれば是非狙ってみたい魚です。

(10)クロソイ 3匹
(11)真鯛 2匹
(12)ボラ、マゴチ、ヨロイメバル、アコウ、アオタナゴ 各1匹



 最後に、今年は何と134回もの長文・駄文を記事にしてしまいました。お付き合い頂きました方々に感謝致します。引き続き、来年も宜しくお願い致します。
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神戸港シーバス釣行 ~粘って1本、お土産に極上の真鰯~ 

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 寒くなると余計に温かい麺類が恋しくなるもの。蓮華で豚骨白湯スープを掬い心静かに啜ると、円やかな豚骨が良い具合の塩加減で広がり、そして舌に染み渡る。割箸で細麺を引っ張り出して啜れば、絶妙にスープが絡んで、細麺ならではの芯のある歯応えが堪らない。箸の速度が上がる。見るからに美味そうな叉焼を噛み締めると、豚バラ肉の脂身がジワリと染み出てきて、豚肉の野性味が前面に出てきたところで、シャキシャキのモヤシでリフレッシュする。満を持して煮卵を齧ると、濃厚な黄身が存在感を存分に発揮して、間髪入れずに熱々の白米を合流させれば、即席の玉子かけご飯の出来上がり。豚骨白湯スープにおろしニンニクを投入すれば、スープの味が更に深みを増して、更に箸と蓮華が進む。至福の昼ご飯を終えると、緩やかな昼下がりの時間帯が訪れる。

麺蔵 加納町本店
 住所:兵庫県神戸市中央区加納町3-13-1
 電話:078-242-1709
 営業:11:00~翌5:00


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 午後5時、神戸港にて釣りを開始する。そろそろ浅場に入ってきているであろう産卵期のカサゴやタケノコメバルに照準を絞ってライトゲームから開始する。目ぼしいポイントに次々にジグヘッドを投じて、底付近を丁寧に誘うが、潮が動き、薄暮の時間帯となり、通常であれば絶好のマズメ時であるにも関わらず、時合が訪れる気配は無く、確実に時間だけが過ぎていく。顔面で北西の風を受けると、寒いを通り越して、じりじりと痺れて痛い。それでも根気強くジグヘッドを投じていく。仕事の時にも、この粘り強さがあれば、随分と違った人生になっていたに違いない。潮がヨレる護岸の角で、ようやくのことでバイトを捉える。気持ちよくソリッドティップが弧を描き、ドラグが唸ることもなく、ラインが走ることもなく、数秒後には小型のカサゴがお目見えした。40分程、ジグヘッドを丁寧に護岸沿いに落とし込んでは、粘りの釣りを展開するもバイトは無い。程なくして、ベイトの群れが入り海面が賑やかに揺らいでいる。


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 本日のルアーは、この5本。DUELのリップレスミノー(一番下)を追加。近頃のシーバス用のルアーは、随分とお高い値札が貼り付けてあり、野口英雄さん2枚はくだらない。一方でこのDUELのルアーは、陳列棚の下の箱に乱雑に放り込まれていて、高級なルアーの1/2~1/3の値段で買うことが出来る。実にありがたいことである。


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 完全に陽が暮れて、常夜灯が効きだすと海面のざわつきがより顕著になり、至る所でシーバスのボイルを確認することが出来る。時に勢い余って銀鱗が海面から飛び出す光景に出くわすこともあり、シーバスの活性よりむしろ、釣り人の活性の方が高い状態となる。海面を凝視すると、真鰯が群遊している姿が見える。海面が小さく波立ち、数匹が跳ね、そして四方八方に逃げまどったかと思うと、バシャと海面が白濁する。シンキングミノーを投じて、そして10秒から15秒ほど沈めて、そして微速でリールのハンドルを回す。真鰯がルアーにコツコツと接触している。何度も何度もルアーを投じては、丁寧にリールのハンドルを回して、神経を研ぎ澄ましてルアーのウォブリングアクションと、ルアーに接触する真鰯の姿を想像し、そして来るべきチャンスに備える。っが、そんなに長く集中力を維持出来るわけもなく、あまりの釣れなさに、如何にして真鰯をトレブルフックで掛けることが出来るかを真面目に研究する始末。真鰯の群れの位置を把握して、そして真鰯の頭の向きを確認して、頭側からルアーを通すとスレ掛かり率は高くなることを掴む。何やってんだか。


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 粘りに粘って掛けたシーバス。DUELの特価ルアーがこの釣果をもたらしてくれた。


 ルアーを遠投して、そしてじっくりと沈めてから、真鰯の群れの真下を通すイメージでロッドティップを下げて、ゆっくりとゆっくりとリールのハンドルを回す。コツンッと真鰯にルアーが接触すると、ついつい掛けに行ってしまうが、何とかこれに堪えて、真面目にシーバス釣りを続行する。夕方に海を眺めながら食べた”粒あん入り最中”だけでは、さすがに空腹で集中力が途切れつつある。クンッ・・・真鰯にルアーが接触したかのような微妙な違和感。咄嗟に手首を少し返して、ロッドに角度をつけるとズンッと重量感。一気にリールのハンドルを回してラインを巻き取り、ラインテンションを高めると、それに同調してロッドが大きく曲がり、そしてドラグが鳴りラインが走る。左右に走るシーバスの動きに驚いて、真鰯が激しく逃げまどい水面から無数の真鰯が弾け飛ぶ。これに連動して他のシーバスの活性があがったのか、至る所でボイルが見える。時間をかけてじっくりと駆け引きを楽しむ。ロッドの弾性力を活かして最後の突っ込みを制御すると、海面にゆらりと銀色に輝くシーバスが横たわる。いつしか潮が下げていて、ランディングネットが届くか届かないかの際どい状態であり、片膝を付いて、左腕を真下に突き出して、辛うじてランディングに成功する。


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 約54㎝のシーバス。良いコンディションだ。

 気が付けば午後9時。海に落ちて死んでいるのでは無いかと心配した家族からの電話で、ふと我に返って納竿とした。何事も集中していると時間の経過は驚くほど速い。


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 スレ掛けした真鰯のうち良型5匹を持ち帰る。20㎝を超えている。


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 3枚に捌いてから、塩を振り1時間ほど寝かせる。水分が出たところで、塩を日本酒で洗い流して、そして最後に酢で〆るところであるが、酢が無く、すし酢で代替する。上手く出来るかな。


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 最後に皮を取ってから、生姜を添えて出来上がり。家族の評価は上々であり、過去の釣魚による料理の中で、トップ5に入るぐらいに美味しかったとのこと。真鰯を専門に狙おうかと邪念が・・・。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年12月28日(木)午後5時~午後9時
 潮回り:若潮、下げ
 天気:晴れ、気温:7度、水温:12.3度
 ポイント:神戸港
 釣果:計2匹(シーバス1匹(約54㎝)、カサゴ1匹)(全てリリース)

■使用タックル
(1) ジグヘッド用
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs
(2) シーバス用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Hiroshima Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・Daiwa Beam-Stick 2.2inch、Pearl White
(2) ジグヘッド
 ・Aqua Wave, Rock Bait Jig Head 2.0g
(3) プラグ
 ・Tackle House, K-TEN Blue Ocean 90mm 15g , Sinking
 ・Lucky Craft, Wander 80mm 11.5g, Sinking
 ・Megabass X-80 (改)
 ・Duel, Lipless Minnow 90S, 90mm, 11g

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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神戸・明石間メバリング釣行 ~痛恨のラインブレイク、そして~ 

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 あまり関西ではお目にかからない「Jack in the donuts」が神戸にも上陸。有名なドーナツ店と同じような商品構成にも見えるが、所々に特徴的なドーナツも。ブラックの珈琲をお供に、この甘さ炸裂のドーナツを齧ると至福の昼下がりが訪れる。


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 午後5時、薄暮の時間帯を目指して神戸港へと向かう。干潮からの上げの時間帯に突入し、期待が高まる。開始早々に繊細なバイトを捉えるも極小のカサゴ。時間帯的には、明度と潮流からして既に時合に入っているが、釣行回数が激減していることもあり、魚の居場所や反応の良いワームを把握出来ておらず、手探り状態から開始することに。再現性が無いままに時間が過ぎる。護岸沿いにジグヘッドを投じてから、緩やかな風にPEラインを流されぬようラインメンディングをした後に、しっかりと底を捉えたうえで、ジワリとリールのハンドルを回す。ジグヘッドが底に接触するかしないかの微速で、ソリッドティップに一定の負荷を掛けつつ、魚を誘う。ツッ・・・と触れるような微細なバイト。小型か?リーリング速度をそのままに保つ。もたれる様なジワリとした重量感の後に、ソリッドティップの曲がり具合が強くなる。ロッドのバット部にトルクを移動させるように、ラインを巻き取りつつロッドを引き付けると、ジリジリ・・・っと強めに締めたドラグが鳴る。魚の躍動感より重量感の方が増している。下に突っ込むような粘りのある引きを制して、最後は一気に引き抜くと良型のカサゴ。22㎝ほどの抱卵したカサゴ。遂に神戸港の湾奥部にも入ってきたのか。これは期待出来る。


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 しかしながら思い通りにはいかない。


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 過去の実績ポイントだけを重点的に、場所を変えながらジグヘッドを投じていく。 40分ほど時間をかけて5匹のカサゴを捉えるも、次なる劇的な展開を期待するには至らない。


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 場所を移動しながら海の様子を伺う。海面がざわついている。ヘッドライトを灯すと無数の鰯の群れ。時折、鰯が逃げまどい海面が白濁している。一旦、車に戻ってライトゲーム用のタックルからシーバス用のタックルに持ち変える。シーバス用っとは言うものの、元々はエギング用のタックルであり、チニングにも使用するし、ワインドにも使用するし、ライトショアジギングにも使用するし、無論シーバスにも使用する何でも用のタックルでるが、格好をつけて言うならば所謂バーサタイルなタックルである。


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 第一投目で殉職した「Tackle House, K-TEN Blue Ocean 90mm」。逃した魚は大きいと言うが。


 最初に取り出したるは絶対的な信頼を寄せるK-TENブルーオーシャン鰯カラーのシンキングモデルだ。鰯の群れの奥にルアーを投じて約10秒、しっかりと沈めてからリーリングを開始する。鰯の群れの下にルアーを通して、群れから逃げ遅れた弱った鰯を演出する作戦だ。リールのハンドルを回すこと10回。鰯にルアーが接触したかのようなコツッっとした微細な振動が伝わる。直後、一気にラインが張り詰めてロッドが曲がる。最初は穏やかであった重量感が、ラインテンションを高めてロッドにトルクが乗った途端に、異変を察知したシーバスが激しく抵抗する。左右にラインが走り、鰯の群れが逃げまどい水面から飛び出している。主導権を握ったかと思いきや、激しく横に走るシーバス。寄せてはラインが出され、寄せては出され。数回の攻防の末に、ようやく主導権を握ったかのように思えた瞬間、銀鱗を煌かせて強烈な力で横に走る。刹那。銀鱗に心を奪われたせいか、ロッドの切り返しが少し遅れてしまう。障害物の下にシーバスが猛然と突っ込む。ドラグが激しく唸り、ラインが止まらない。PEラインが障害物に触れた瞬間に呆気なくロッドからラインテンションが消える。大失態である。逃した魚は大きいと言うが、確かに良型であった。


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 今日の手持ちのルアーは残すところ4本。予備のスプールに交換し、そして迷いなくK-TENブルーオーシャンを結ぶ。


 まだ目の前で鰯が群遊している。整然と泳ぐ鰯の群れが、突如乱れては海面が白濁する。まだチャンスはある。1本目のシーバスを掛けた際と同じ要領でルアーを投じていく。ただ、同じ失敗を繰り返す訳にはいかない。鰯の群れの動きを見ながら、更に掛けたシーバスに走られたとしても障害物を交わせるように、先程とは立ち位置を変えている。鰯の群れの奥にルアーを投じてから、10秒から20秒の時間をかけて、中層付近から底付近までルアーを沈め、そして一定の速度でハンドルを回す。粘り強く、扇状にルアーを投じていく。


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 10分後。底付近をユラユラと泳ぐルアーにクンッ・・・と違和感。素早くロッドを引き付けると、グググ・・・っと魚の躍動感。ロッドが一気に絞り込まれ、同調するようにドラグが鳴き、左右にラインが走る。一定のラインテンションを保ちながら、魚の距離を少しづつ縮めていく。焦りは禁物だ。障害物がある方向にラインが向くと、スプールを手で止めて強引に魚の動きを制御する。1本目とは明らかに力強さが異なるが、スリリングなやりとりを楽しみ、そして程なくして無事にランディング。心が高揚し、身体が熱い。50㎝を少し超えるシーバス。


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 更なる釣果を求めて、鰯の群れの動きにあわせて場所を移動して、立ち位置を確認しながら釣りを続けるも、ルアーを見切られたのか、ルアーを投じる方向がマズイのか、トレースラインがズレているのか、シーバスの活性が落ちたのか、なかな次なるバイトを得ることが出来ない。何度か鰯を掛けてしまうが、その大きさに驚いてしまう。実に立派な真鰯で、8㎝のルアーが小さく見える。今更であるがマッチザベイトとは程遠いではないか。最後に往生際悪く、再びライトタックルにて根魚を狙うも、こちらとも相性が悪く、午後8時をもって納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年12月23日(土)午後5時~午後8時
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温:12度、水温:12.9度
 ポイント:神戸港
 釣果:計6匹(シーバス1匹(約50㎝)、カサゴ5匹)(全てリリース)
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■使用タックル
(1) ジグヘッド用
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs
(2) シーバス用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Hiroshima Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・Daiwa Beam-Stick 2.2inch、Pearl White
(2) ジグヘッド
 ・Aqua Wave, Rock Bait Jig Head 1.5g
(3) プラグ
 ・Tackle House, K-TEN Blue Ocean 90mm 15g , Sinking
 ・Lucky Craft, Wander 80mm 11.5g, Sinking
 ・Megabass X-80 (改)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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神戸・明石間メバリング釣行 ~真鰯の群れ、作戦変更~ 

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 久しぶりの神戸港でのライトゲーム。水温が下がり、良型のカサゴやタケノコメバルが接岸する季節はもう間近だ。最盛期にはまだ少し早いが、様子見がてらに午後5時前から釣りを開始する。神戸の街は、冬を彩るルミナリエや神戸港開港150年で有名になったメリケンパークのモミの木の宣伝効果もあって、多くの人達で賑わっている。喧騒を抜けて海に出ると、六甲山から吹き降ろす風が海面を駆け抜けて、時間の経過とともに耳と指先がキリリと冷えて、やがて痺れだす。大いに期待して1.5gのジグヘッドから開始したものの、まともなアタリはなく、時間だけがジワジワと過ぎる。ジグヘッドの重さを2gに増して、まだ攻め切れていない護岸沿いや、護岸の法尻から駆け上がりにかけてを丁寧に誘う。ツッ・・・と海藻に触れるような微妙なバイトを聞き合わせてから、ソリッドティップに重みを乗せると軽快な躍動感。鞭のようにしなる太刀魚の引きも魅力的ではあるが、カサゴ等の根魚の引きも、魚のサイズにあわせて繊細なタックルに持ち替えれば、それはそれで面白みはある。


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 3gのジグヘッドに変えて、場所を変えつつジグヘッドを投じていく。ジグヘッドを護岸沿いに投じてから、ラインを送り出して底を取り、超微速を保ちつつ底付近を浮遊させて、時に障害物に引っ掛かった際には、数秒止めて食わせの間を作り、そしてロッドを立てて障害物を回避してから再び超微速で誘う。クッ・・・っと僅かなバイト。ラインテンションを保ちつつ、ティップが入ったところで合わせを入れると、柔らかいロッドが大きく曲がる。サイズ的には満足できるものでは無いものの、背鰭がピンと張りつめて、身体の斑点が際立つカサゴを見ると嬉しくなる。この後に時間をかけて更に2匹を追加する。


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 後が続かず、場所を移動する。カサゴ等の居着きの魚の釣りは、魚の居る場所を如何にして探し当てるかが釣果を大きく左右する。兎に角、場所をこまめに移動をしながら丁寧に探っていく。底付近でジグヘッドを滑らせるようにして誘うと、ツンッ・・・と明確なバイト。そのままの速度を保ちながら、次の動きに備える。グン・・・と魚が反転したような強い動きが伝わり、遅れを取らないように間髪入れずにロッドを引き付けると、グググ・・・っと力強い引き。躍動感ある引きを楽しんでから丁寧に抜きあげると、腹がパンパンに張ったタケノコメバルが姿を現した。この魚が釣れると、本格的な冬の到来である。


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 タケノコメバルを捉えた直後に、ジグヘッドの動きに追随するようなバイトを感知してフッキングを入れると、ラインが走り、強い遊泳力に期待が高まる。程なくして、魚を抜きあげると、そこには見慣れぬ魚が。背鰭の黒色が特徴的だ。タナゴっぽいが、ウミタナゴとは違うようで、逃がした後に新種だったのではと後悔と不安が募るが、帰宅後に調べると”アオタナゴ”ということが判明した。もし新種であれば、どのような名前を付けるべきか、ほんの一瞬思考したが全くもって不要であった。


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 海面が騒々しく、時折、海面が割れている。ヘッドライトを照らしてみると巨大な真鰯の群れ。このままカサゴ狙いを続けるのも悪く無いが、劇的な釣果アップを期待することは難しそうなので、一旦、車に戻ってからシーバス狙いの道具に切り替えて、気持ち新たに釣りを開始する。


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 但し、車に積んでいるシーバス用ルアーは、たったこの4つだけ。幸いなことに真鰯を模したルアーであることは、先見の明があったと自画自賛しながらも、これで釣れるのかと不安が過るが、まぁやってみるしかない。まずはジグヘッドにエコギアのパワーシャッドの組み合わせで、真鰯の群れの奥にジグヘッドを投じてから、数秒沈めたうえで上下に浮遊させてみたり、ただ単に引いてみたりして、何千、いや何万と言う単位で泳いでいる美味そうな真鰯では無く、オンリーワンである我がルアーに食いついてくれと祈りながらロッドを振り続けるも、やはりシーバスの反応は無い。さすがにシーバスも阿呆では無い。


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 ここで投入するはタックルハウスのK-TENブルーオーシャンのシンキングモデル。往年の名ルアーである。世間では、シーバスフィッシングの黎明期から絶大な釣果を叩き出している必釣ルアーであり、現在においても未だに釣具店に多数陳列されていることからも、揺るぎない地位を確立したルアーであることが伺える。因みに私がこのルアーでシーバスを釣りあげた回数は、実は片手で足りるほどであるが、単純に釣りが未熟であるからに他ならなず、決してルアーのせいではない。群遊する真鰯の奥にルアーを投じてから、じっくりと10秒ほど時間をかけて沈めてから、真鰯の群れの下にルアーを入れるようにしてリトリーブを繰り返す。随分と時間が経過した。粘り強くルアーを投じる。十分に遠投したうえで、15秒ほどルアーを沈めて、そしてジワジワと微速でリーリングを進めると、リールのハンドルを10回ほど回したところで、クッ・・・と何かに触れたかのような違和感。その直後に、グググ・・・っとトルクが増していくような力強い引き。すぐさまロッドを立ててフッキングを入れると、ジャァァァっとドラグが鳴る。魚が乗った。魚をバラさないように丁寧にロッドを切り返して、最後はランディングネットに誘導して、無事に捕獲。50㎝を少し超えるシーバス。嬉しい1本。


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 頻繁に真鰯がフッキングする。投じているルアーより遥かに良型である。20㎝ほどあるだろうか。トレブルフックで真鰯を引っ掛けるという姑息な釣りが思い浮かんで、狩猟本能が変に刺激されるが、ふと我に返ってシーバス狙いを続行する。数少ないルアーをローテーションして、ラッキークラフトのワンダーに辿り着く。


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 目の前で頻繁にボイルが起こっているものの、サイズが小さめの偽物のベイトへの反応は無い。ルアーを出来る限り遠投した後に、じっくりと沈めてから、魚が弱った様子を演出すべく、ラインテンションを掛けたり抜いたりしながら、ゆっくりとリールのハンドルを回す。クンッ・・・っと真鰯に触れたかのような微妙な感触。更にリールのハンドルを回し続けると、グググ・・・っと力強い引き。おっ、シーバスだ。ロッドを立てて、ラインテンションを加えると、ロッドが徐々に絞り込まれドラグが鳴り、海面が白濁する。逃げまどう真鰯が海面から飛び出している。ロッドを左右に切り返して、丁寧に寄せる。潮が下がり、ランディングネットが届くか届かないかの微妙な距離感。片膝を付いて、右腕でロッドを高く掲げ、そして左腕を目一杯下げてランディングネットに魚を誘導する。辛うじてネットインに成功する。先ほどのシーバスより、やや良型だ。

 更なる釣果を期待してロッドを振り続けるも、シーバス達の食欲が満たされたのか、ルアーを完全に見切られただけなのか、その後はロッドが曲がることも無く、午後9時をもって精根尽きて納竿とした。


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 拍手を送るべき本日のルアー。どちらも10年以上前に購入した年季入りである。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年12月15日(金)午後4時45分~午後9時15分
 潮回り:中潮、下げ
 天気:晴れ、気温:9度、水温:14.1度
 ポイント:神戸港
 釣果:計8匹(シーバス2匹(約50㎝)、カサゴ4匹、タケノコメバル1匹、アオタナゴ1匹)(全てリリース)
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■使用タックル
(1) ジグヘッド用
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs
(2) シーバス用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Hiroshima Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン10lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・ダイワ ビームスティック2.2インチ、パールホワイト
 ・Gulp SW Baby Sardine 2inch, PW(Pearl White)
 ・Gulp SW Baby Sardine 2inch, CBRS(Clear Black Red Silver)
(2) ジグヘッド
 ・Aqua Wave, Rock Bait Jig Head 3.0g、2.0g、1.5g
(3) プラグ
 ・Tackle House, K-TEN Blue Ocean 90mm 15g , Sinking
 ・Lucky Craft, Wander 80mm 11.5g, Sinking
 ・ima komomo SF-125mm (Iwashi)
 
■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山中華そば探訪(65) ~ハヤシラーメン~ 

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 本日は、中之島の変則五差路を西に進んだところにあるハヤシラーメンに。平成29年9月にオープンしたばかりのお店とのことで、昔ながらの和歌山中華そばのお店とは少し違うぞっ、と言わんばかりに、オシャレ方向のモノがチラホラ見え隠れする。

ハヤシラーメン
 住所:和歌山県和歌山市中之島1607 岩尾マンション 1F
 電話:073-432-6636
 営業:火~土曜日11:00~14:00、17:30~24:00
     日曜日11:00~14:00
 休み:月曜日
 駐車場:なし


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 店に足を踏み入れると、ファッショナブルな女性店員の方が元気良く迎えてくれる。店内は中華そば店らしからぬ、大きなバイクや木彫りの象が鎮座していたり、立派な革製のソファが置いてあったりして、まるでカフェのような雰囲気が漂っている。木を多用した内装であること、観葉植物がたくさんあること、また差し込む陽光が清々しいことから、視覚的な効果が存分に発揮されていて椅子に座ってみると実に居心地が良い。


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 和歌山中華そばの店にしてはラーメンの種類が多いが、迷うことなくチャーシューメンを注文する。


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 「チャーシューメン」850円也。見た目は、一般的な和歌山中華そばの面持ちであるが、濃い緑の葉っぱ(後にチンゲン菜と判明)が控えめにオリジナリティを主張している。まずは蓮華にてスープを啜る。柔らかい豚骨の味に控えめな醤油の味、これにモヤシを炒めた際の香ばしい油が混ざりあって少しだけコクが増している。最初は物足りなかったスープも、何度も蓮華を口に運ぶうちにジワジワと奥底から旨味が効いてくる。スープの温度は高い。


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 麺を啜る。スープの表面が油に覆われているので、麺の温度も高く保たれている。麺が暴れないようにお上品に啜って麺を噛み締めると、麺自体に味が付いているかのようにスープが絡んでいる。モチモチとした歯応えが気持ち良い。麺の分量は少な目。


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 お次は叉焼。周囲が焦がしてあるのか、もしくは醤油が染みているのか、見るからに食欲をそそる色合いである。箸で叉焼を丸めてから口に放り込むと、香ばしさの次に脂身が優しく溶けて、そして豚肉の野生味が浸みだしてくる。素材の味を楽しむという趣旨なのであろうか、見た目とは裏腹に叉焼の味は極めて薄い。チャーシューメンと銘打ちつつも、薄い叉焼が4枚というのは実に物足りない(普通のラーメンに200円アップで叉焼2枚が追加される)。雰囲気が良い店なだけに、心意気の無いラーメンが残念だなぁ。

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店名:ハヤシラーメン
「チャーシューメン」
 ◇お値段:850円
 ◇トッピング:叉焼、青葱、蒲鉾、モヤシ、チンゲン菜
 ◇麺:中細麺ストレート
 ◇スープ:豚骨醤油
 ◇叉焼:豚バラ叉焼4枚
 ◇満足度:★★★☆☆
 ◇その他:全体的に味薄め、叉焼少ない。
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テーマ: ラーメン

ジャンル: グルメ

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和歌山紀北チニング釣行 ~限りなくバイトが続くも~ 

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 ミカンが美味しい時期になった。貴志川近くの農産物直売所には、農家の方々が持ち込まれた季節の野菜や果物が所狭しと並び、いずれも良心的な価格で販売されている。ここに来れば、旬の野菜と果物が何であるかを、旬を理解していない無知な自分でも知ることが出来る。農家の方々が持ち込まれた野菜や果物には、バーコードとともに生産者の識別番号が貼り付けられている。今の季節のミカンは、甘さと酸味のバランスが抜群に良いが、生産されている農家によって、その味は随分と異なるので、好みのミカンを見つけるのも楽しみのひとつだ。1袋に10個~20個のミカンが入って、100円~200円という価格帯であるが、中には大きさが不揃いであったり、小振りなものがあったりして、決してスーパーで販売されているように整ってはいないが、自宅で食べる前提であれば何ら問題はなく、スーパーで売っている大ぶりなミカンより、この小さいミカンの方が味がぎゅっと凝縮されていて、むしろ美味いと思うほど。店の方に伺うと、生産者番号は、一度発番されると、その先ずっと同じ番号を使い続ける仕組みであるということなので、好みのミカンを発見できた際には、その番号をしっかりと記憶しておかなければならない。昨年の記憶を頼りに「210番」と「540番」を購入する。


 海水温度が18度を切ったと同時に、太刀魚の釣果が怪しくなり、遂には太刀魚の動きを完全に見失ってしまっている。ネット上の釣果情報では、まだ太刀魚が釣れているとの情報もあるが、いずれも夜通しの餌釣りでの釣果であり、ワインドでの釣果は見当たらない。昨年の今頃の釣行データを確認すると、”某所の河川に大量のサヨリが入り込み、シーバスのボイルが2時間も続く”とあるので、久しぶりに、シーバス、チヌ、キビレを対象魚として出かけることにする。午後5時にポイントに到着するもアングラーの姿は無い。直観的にサヨリ等のベイトが入ってないことを悟り、厳しくなることも悟る。

 まずはジグヘッドにシャッドテールの組み合わせで、表層から底層までを誘ってみるが反応は無い。もしかすると底にはヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュがいるのでは無いかと、欲を出して底層を丁寧に探り過ぎて痛恨のラインブレイク。リーダーごと切れてしまい、薄暗い中、北風に背を向けつつFGノットを組む。気分を変えて、表層をミノーで誘う。5分後、予期せぬところにブロックか何かの障害物があったようで、ルアーが引っ掛かってしまい、またしてもラインブレイク。ヘッドライトを灯しながら、北風に背を丸めて再びFGノットを組む。かなり精神的に落ち込んでしまうが、何とか耐えて釣りを再開する。


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 チヌ狙いに変えて一投目で。

 完全にチヌ狙いに移行する。潮が上げてきている。手前側に落ち込むブレイクがあり、その奥にジグを投じてから、ロッドを立ててラインテンションを保ちながら、底に転がる大小様々の岩を転々と交わしていく。ラインテンションが抜けてしまうと、たちまち根掛かりに見舞われるので、集中力を継続することが必要だ。北風が強く、ロッドやラインが揺さぶられてしまい、ジグのコントロールが非常に難しい状態であるが、ジグを投じる方向を工夫することで、その影響を最小限に抑えることが出来る。ジグが岩をコツコツと叩く際の硬い感触に交じり、ジワリと鈍い重量感を感知する。バイトだ。ジグが岩と岩の間を斜めに駆け下りたときに喰った感触だ。いつものカツカツカツっというような鋭いバイトでは無いので、油断していたら見逃していたに違いない。それほど分かりづらいバイトだ。一定のラインテンションを保ちながら様子を伺う。ヌッ・・・っと重量感が増す。間髪れずに、ロッドを立てて、そして更に後ろに傾けると、グワンっと大きな躍動感の後に一気にロッドが絞り込まれ、そしてドラグがジャァァァァ~っと唸る。久しぶりの引きに興奮しつつ丁寧に寄せてランディング。キビレ32㎝。チニングに切り替えて一投目での釣果に、もし他人に見られていたら確実に恥ずかしい、典型的なガッツポーズをとる。

 北風を真横から受けてしまうため、ジグを投じる方向が限定されてしまい難儀する。おまけに陽が落ちると一段と風が冷たくなり、指先がチリチリと痛んでくる。場所を移動しながら、風向きを考えながらジグを投じていく。底層の平坦な場所で、明らかなチヌのバイトがあるも乗せることが出来ず天を仰ぐ。群青色の空に白い雲が漂っている。幾分か風が弱まる気配があり、それを踏まえて場所を移動する。風に逆らわないようにジグを投じて、ロッドを立てつつ丁寧に底を探る。普段ならあまりトレースすることは無い、護岸に平行してゴロタ石が点在する場所。根掛かりを恐れつつ丁寧に探る。ガツガツガツ・・・・ジャァァァ~っと激しくドラグが鳴き、ロッドが大きく曲がる。右斜めに立てていたロッドを左に切り返す・・・ラインテンションが消える。フッキングが完全に決まっていたと思ったが、ジグを咥えていただけなのか。ロッドを切り返さなければ、うまい具合に乗っていたかも知れない。千載一遇のチャンスを逃し、さすがに落胆する。


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 頻発するバイトをようやく捉えたものの、掌サイズ。魚の下にネットがあるのは、ネットで掬い上げたのではなく、魚が暴れるのを防止するため。

 おかしなことに風向きが、北風が吹いたかと思いきや、突如にして南風に変わる。いずれも突風を伴っていて、この突風が大人しくなるまではロッド操作もままならない。突風が止んだ隙を狙って、護岸と直角方向に遠投する。潮が上げてきている。ジグを投じる度に何らかの明らかなバイトがあるも、ワームがずれたり、ワームが切れたり、なかなかフッキングには至らない。小型のチヌかキビレが突いているに違いないが、その中に交じって、大型と思しき痛烈なバイトがあるも乗せることが出来ない。10回以上のバイトを取り逃し、ようやくにして遠いブレイクで掛けた魚は、掌サイズのキビレ。どうやら殆どのバイトは、このサイズのチヌかキビレであろうが、この小さな魚に心躍ったり、翻弄されたりしながら時間があっという間に過ぎていく。


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 ロッドを根元から絞り込み、甲高いドラグ音を鳴り響かすような良型と対峙してみたいものだが、かなり妥協して、ワームを短くして小型に照準を合わしてみる。20㎝ほどのチヌがロッドを少しだけ曲げる。


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 限りなく続いていたバイトが遠のきつつある。既に3時間も経過している。気温が下がり、爪先が痺れてきている。痛い。相変わらず気まぐれな突風が釣りの邪魔をするので、ジグを重くしつつ、風と風の合間を見計らって、まだ攻め切れていない奥の方にジグを投げ入れて魚を誘う。グググ・・・っと躍動感。ロッドを立てた瞬間の抜けるような抵抗に、小型であることが即座に分かってしまうが丁寧にやり取りをする。小型のチヌ。

 昨年の傾向では、1月に入れば良型が荒食いする季節になるので、それまでは我慢の釣りを楽しもう。午後8時を過ぎて精根尽きて納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年12月9日(土)午後5時00分~午後8時10分
 潮回り:小潮、上げ
 天気:曇り、気温:4度、北風と南風が入り乱れ
 ポイント:和歌山下津
 釣果:計4匹(キビレ2匹 最大32㎝、チヌ2匹)(全てリリース)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・Gulp SW Sandworm 2inch, C(Camouflage)
(2) ジグヘッド
 ・直リグ(Cultiva直リグシンカー3/16oz, Decoy Trailer Single 29 #4)
 (簡単直リグの作り方はこちら

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山中華そば探訪(64) ~中華そば研究所 マルケン~ 

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 和歌山では、まだ歴史の浅いマルケンへ。県道135号(国体道路)と県道13号の交差の西側にあり、県道13号に面しているので容易に発見することが出来る。暖簾をくぐると同時にスライド式の扉を開けて店内に入ると、威勢良く”いらっしゃいませぇ”の声。店内は夜のお店のような佇まいで、割箸や胡椒やメニュー等の備品を変えれば、バーにでもなりそうなオシャレな雰囲気。カウンター席とテーブル席がある。

中華そば研究所 マルケン
 住所:和歌山県和歌山市手平5-8-19
 電話:073-425-3150
 営業:10:00~15:00
 休み:日曜日
 駐車場:店舗横に4台(横並びに4台でははく、2台×2列=4台で、奥の2台は前の車があると出入りできなくなる。客同士で融通を利かせる必要あり。)


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 アルバイトと思しきうら若き女性に、席に着くなり何を注文するか聞かれ、思考するまでもなく反射的に咄嗟的に「中華そば、叉焼増しで」と発する。「中華そば」と言ったか言ってないかの瞬間に、厨房方面に向かって「中華そば一丁」の高らかな声。


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 「特製中華そば」830円也。実に落ち着いた佇まいである。店名に「研究所」の文字があったので、もしや挑戦的な革新的な前衛的な変わったラーメンが出てくるのではと、心配半分、期待半分であったが、これぞ和歌山中華そばといった王道の具材と素朴な配置である。まずは蓮華を手に取って、心静かに透き通ったスープを啜る。豚骨の風味は何処へ、醤油ベースのスープであるが、奥深くに優しく豚骨のような鶏ガラのような旨味を感じる。スープの温度は極めて高い。


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 麺を啜る。一気に啜ると、スープと油を纏った程良い太さの麺がツルツルと滑り込んでくる。噛み締めると外側は柔らかく、中心部は具合よく芯が残っている。スープの温度が高いこともあり、食べ進むと麺が徐々に柔らかくなっていくのが分かる。


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 こちらのお店では、叉焼の分量を律儀に公平に重さで管理しているとのことで、普通の中華そばの場合は50g、特製中華そばの場合は100g。透明感ある脂身とホロホロの赤身部分が見るからに美味そうである。割箸で叉焼を摘まみ上げて、そして口に放り込む。柔らかい脂身がふわりと溶けて、同時に生醤油のような、強い醤油の甘みと香りが一気に広がり、野性味あるホロホロの赤身と混然一体となる。美味い。次々に叉焼を頬張っていくが、5枚目あたりから脂身が厳しくなってくる。これはお店側に問題があるのではなく、こちらの内臓に問題があるわけで、食欲旺盛な頃であれば、叉焼10枚以上(こちらのお店の基準で言えば200g)でも、何ら胃もたれせずに楽しめたに違いない。


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 店内を見回すと「肉そば」の文字。次回はこれを試してみよう。

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店名:中華そば研究所 マルケン
「特製中華そば(叉焼2倍)」
 ◇お値段:830円
 ◇トッピング:叉焼、青葱、メンマ、蒲鉾
 ◇麺:中細麺ストレート
 ◇スープ:豚骨控えめの豚骨醤油
 ◇叉焼:フワフワ脂身の醤油きっぱり豚バラ叉焼6枚(100g)
 ◇満足度:★★★☆☆
 ◇その他:豚骨スープがもっと濃厚であれば最高
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テーマ: ラーメン

ジャンル: グルメ

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