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瀬戸内エギング釣行 ~早朝から晩まで耐久アオリイカ釣行~ 

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 前衛的な芸術家の作品かと見まごうばかりの烏賊墨の噴射跡を発見すると、この時期にアオリイカを求めて彷徨い歩く釣り師なら、誰しも興奮し、高揚し、タックルの準備ももどかしく、早足で釣り場に向かうことになる。そんな季節が到来したようだ。先週と同じく、今週もアオリイカ釣行に繰り出すことに。先週の釣行では、短時間で良い釣果が出たが、恐らく、偶然にも潮が動く良い時間帯に重なったことによるものだと思われるが、1週間も経過すると、当然ながら潮のパターンも変わり、思い通りに事が運ぶとは思えない。更に天気予報によると、北寄りの風が強いとある。最初から完全なる風裏に直行する手もあるが、不利な風が吹いたとしても、例えば同じ漁港内でも風の影響を受けにくい場所もあるはずだし、風が吹いているからこそ釣果が良くなる場所もあるだろうと、いつもながらの前向きな解釈で、前回の釣行の続きで、効率的に“ラン&ガン”可能なポイント発見も兼ねて、朝も早くから神戸を後にした。


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 午前5時前に最初のポイントに到着。すでに北寄りの風が強く、港外側の海が荒れている。ヘッドライトを海面に投げかけると、打ち寄せる波が白く砕けている。風の影響で、海底の砂が舞いあがり、海水の濁りも確認出来る。まずは全幅の信頼を寄せるアオリーQ3.0号と言うか、アオリーQ以外の餌木を使用したことがないので、更に言えば、餌木のカラーバリエーションも非常に少ないので、餌木のサイズ以外で心の迷いは無いに等しいため、風を考慮して、普段より大きめの餌木を選択すると、アオリーQ3号と言うことになる。海面が荒れているため、アオリイカはボトムに張り付いているであろうと、明かに貧弱なエギングの経験を踏まえて、集中的にボトムを狙うことに。開始から10分、遠投した餌木が数十秒後にようやく着底し、2度目のシャクリの後の長いフォーリングでガシッとロッドに躍動感が伝わってきた。硬めのロッドでしっかりとアオリイカを受け止め、身切れを防ぐため慎重に、慎重に寄せる。まずは1杯。


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 風が吹いているためにキャストできる方向に制限があるものの、左右90度ほどの角度でキャストが出来る。シャクリの後のフォーリングの際に、ラインが風に煽られてしまい、結果、餌木が海中でドリフトしていて、これが良いのか悪いのか、単純に時間帯と潮の動きが良いのか、可能性は極めて低いが自分の腕が良いのか、その直後に反応があり、2杯目を追加。今回、敢えて硬めのロッド(ダイコー・バートレット)を使用しているが、第一線で活躍しているメバル用ロッド(バレーヒル・エクスクイーパー)では、アオリイカのバイトを弾くことが皆無だったものが、この硬いロッドでは、何度も弾いてしまい、貴重なバイトを相当逃してしまった。空が明るくなると、アオリイカの反応が無くなり、結局、50分ほどで5杯の釣果。


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 広大な空を見上げると、羊雲と言うのか、鰯雲と言うのか、すっかり秋の空に様変わりしている。


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 少し冷え込んだ気持ちの良い潮風が吹き抜ける。珈琲片手にパンを齧りながら、地図を睨んでは、広がる景色を眺めて、本日のプランを練る。楽しい1日は始まったばかりだ。


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 車載ナビと地図を見比べながら、今までに行ったことが無いポイントを探す。15kmほど走ったところで、眼下に小さな漁港が見えた。県道から分岐する道を探し当てて、左右を草木に覆われた細い下り坂を慎重に進む。突堤が2か所ある小規模な漁港だ。突堤の先端部を中心に餌木を投げるが本命の反応は無い。偏光グラス越しに海中をじっくりと観察するが、アオリイカらしき姿は見えない。近くには、雰囲気の良い岩場もあり、潮が動いて入れば、濁りが無ければ、時間帯が良ければ、チャンスはありそうだ。


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 10分ほど移動して、次なる漁港に到着。北寄りの風が強く、港外側では餌木を操ることが難しく、止む無く、港内側を探ることに。高い護岸で覆われていることもあり、港内側は静穏度が保たれている。足元に餌木を落とすと、稚魚の群れが一瞬だけフワッと散った。餌木を底まで落とし込んで、軽くトゥイッチを入れると、紺色を背景に白い物体が動いた。アオリイカだ。何度かシェイクして誘うと、痺れを切らして触腕が伸び、そしてロッドが曲がった。


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 風で揺れる海面の細波の下に白い軍団が見えた。映画でしか見たことは無いが、宇宙に未確認飛行物体が浮遊するように、白く細長く形を整えたアオリイカが集団でこちらを向いている。その数、50杯以上はいるだろうか。群れの奥に静かに餌木を投入して、少し沈めてからシャクリを入れると、整然と隊列を組んでいた群れの後方が崩れた。数杯のアオリイカが猛烈な速度で餌木にアタックして、数匹の中の1匹が、その瞬間に体色を白色から黒色に変えて、黒煙を数度噴射した。ロッドが弧を描く。この漁港では、その後に辛うじて1杯を追加して、3杯に留まった。


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 更に20㎞ほど移動。地図の上では、風裏になりそうな開口部を持った漁港であったが、現地に到着すると、ほぼ真横から風が吹きさらしている。海を覗き込むと、鯵、鯖、雀鯛らしき稚魚の群れが、そこかしこで集団を作っている。目を凝らすと、アオリイカの姿も確認出来る。以前に釣行したことがある漁港で、その際には深夜に辛うじて数杯をキャッチすることが出来たが。


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 餌木を追尾するアオリイカを確認出来るが、時合が悪いせいか、反応は芳しくない。数少ないあの手この手を繰り出して、何とかバイトに持ち込むことに成功。


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 港内を歩き回って、その後に2杯を追加し、この漁港では合計3杯。釣り人も多く、また風の影響もあって、同じようなポイントに人が集結してしまうので、なかなか厳しい。


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 更に10分ほど移動。今回、初めての港だ。港外側に砂利浜から続く岩場を発見。風の影響が少ないことと、底質が砂利ということもあり、海水の透明度が非常に高い。気が付けば、すでに正午を過ぎている。


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 アオリイカの追尾を確認することが出来ないが、雰囲気が非常に良いので、釣れなくともロッドを振っているだけで良い、と言うような大自然をこよなく愛する心豊かな釣り師にはほど遠く、何とか仕留めてやろうという狩猟本能丸出しで、餌木を追い風に乗せて遠投し、しっかりと底を取ってから、シャクリを続けること30分。ようやく反応があった。


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 更に砂利浜で3杯、港内の突堤で1杯を追加。この港では、約1時間を費やして計5杯。


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 干潮の潮止まりの時間帯を利用して昼食を。10年以上も前に大活躍していたランチジャー(今は、もっとナウイ名前があるのだろうか)を自宅の物入れから発掘し、昨夜の夕食の残りを自分で適当に詰めて持参。車のリアハッチを跳ね上げて、ラゲッジスペースに胡坐をかいて、海を眺めながら、潮風を感じながらの昼食は、例え見栄えが悪い適当な弁当でも美味く感じるのは不思議だ。潮が動き出すまでには時間があるので、昼食後には、ラゲッジスペースに寝っ転がって、潮騒を聞きながら、風のざわめきを聞きながら、撫でるような風に誘われて、後半戦の釣りのことを考えようとしたが、数秒で理想的な午睡に突入した。


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 漁業で使用する巨大なウキ?の割れたものの中にカニが閉じ込められていた。

 午睡から目覚めると、近くの漁港に移動して、釣りを再開。家族連れが多く、サビキ釣りなどの簡単な釣りでワイワイと楽しそうな雰囲気。地図上では、完璧な風裏と確信していたが残念無念、風が岬を回り込んで来るのか、見事な横風で港外側では釣りにならないので、止む無く、微妙な笑顔を交えつつ、サビキ釣りのちびっこ達の間に入れてもらう。しかしながら、餌木を取り囲むのは、餌木と同サイズの所謂、新子ばかりなり。それでも、将来、有望な釣り師になるかも知れないちびっこ達の手前、格好良いところを見せる必要があると勝手に義務感に燃えて、今日一番の集中力を発揮して、サイトで辛うじて2杯のアオリイカを追加したものの、あまりにアオリイカのサイズが小さすぎるので、私が獲物を釣り上げたことを誰も気が付かず、悲しくなりポイントを移動。


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 午後3時。帰宅の行程を考慮しつつ、再度、移動を開始。午前中に訪れた砂利浜の港で1杯を追加。


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 更に別の漁港で何とか2杯を追加するも、アオリイカのサイズが小さく、またライバルとなる釣り人が、夕刻の最高の時合いを逃してなるものかと、少なくとも私より技術、経験が豊富そうな熟練アングラーの皆さんが虎視眈々とロッドを振りつつ、その適時を狙っておられるので、ここは潔く身を引くべきであると感じて、別のポイントに移動することに。珍しく、若い女性のアングラーがロッドを操っておられたが、可愛らしい雰囲気とは裏腹に、非常に鋭いシャクリであった。間違いなく、私より上のレベルだ。


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 陽が落ちて、今からが時合であると言うこの時間帯に止む無く移動。車の窓を全開にして、暮れなずむ時を感じようとしたが、先週から運転席側の窓の具合が悪く、窓を全開にすると閉まらない可能性があるので、窓を開けずに、心静かにアクセルを踏んだ。


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 朝一番に入ったポイントに移動。すでにどっぷりと陽が落ちて、更には風が威力を増し、波が激しく捨て石を洗っているが、こんな状況で釣れるのか、かなり不安を感じながらヘッドライトを照らすと、舞い上がった水飛沫の細かい破片が霧のように舞っていて、まるで雲の中に突入したようなことになっている。20分ほど投げたところで、全く反応が無く、これまでかと思いきや、追い風を利用して遠投した餌木を着底させて、ボトム中心にトレースしていると、ガシッとアオリイカのバイトが。硬いロッドを使用しているため、身切れしないように慎重に引き寄せる。無理は禁物だ。まずは1杯。


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 その次のキャストで、何とすぐにバイトがあり2杯目。これは時合が来たぞと、内心ほくそ笑んだが、それっきりバイトは無く、30分ほど粘ったものの、状況が好転しそうではないので撤収することに。時すでに午後8時。移動や昼食や昼寝などの時間もあったが、実に午前3時から午後8時まで釣りを満喫したことになる。仕事で同じ時間帯に拘束されたなら、疲労困憊、体力限界、意識朦朧で死にそうになるが、釣りになると、逆に明日への活力を充電出来てしまうので、我ながら驚いてしまう。長い1日が終わった。


■釣行データ
 釣行日:平成26年9月日13(土)午前5時~午後8時
 潮回り:中潮
 天気:晴れ、北寄りの風強し
 ポイント:瀬戸内某所
 釣果:アオリイカ24杯

■使用タックル

1.餌木2号~2.5号用
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン5lbs

2.餌木3号~4号用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Twinpower 4000mg
 Line: PE 1.0号
 Leader:フロロカーボン10lbs

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 バートレットでは固すぎるし、エクスクイーパーでは柔らかすぎるので、この2本のロッドの間のスペックのものが、どうしても欲しくなってくるのだが、その前に小型のリールも欲しい、と物欲は尽きない。



■使用ルアー
 ・YO-ZURI、アオリーQ 2.0号
 ・YO-ZURI、アオリーQ Neo 2.5号
 ・YO-ZURI、アオリーQ Neo 3.0号
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テーマ: フィッシング

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コメント

お疲れさま!
そろそろサイズが上がってくるころやから、3号投げるのにドンピシャのロッドがほしい所やね。
自分も気が付いたらエギロッド三本になっとたで(笑)

白ねこ #- | URL | 2014/09/16 01:14 * edit *

こんにちは

墨が現代書道を思わせる出来栄えですね

イカこんなに釣れるんですね・・・
現在は仕事で全然釣りどころではないです
精神衛生上よくないことです

釣り行きたい・・・・・

YUTKUN #- | URL | 2014/09/17 12:59 * edit *

白ねこさん、おはようございます。

そうですね~3号の餌木をビシッと投げることが出来るロッドが欲しいですね~。バートレットでも何とか釣りが出来るんですが、固すぎで腕が疲労してしまい、耐久エギングになると、ちょっとしんどです。

その前にリールも何とかせねばな~・・・・と。

donfan #zQHIT1rU | URL | 2014/09/18 07:48 * edit *

YUTKUNさん、おはようございます!

アオリイカは、季節限定なので今の季節を外すと陸っぱりでは、全然ダメなので集中的に釣行しようと目論んでます。連休も連チャンで行きたかったのですが、なかなかそうもいかず。

ブログの更新が無いのでどうされたのかと思いきや、お仕事多忙でしたか・・・。釣りにいけないとムズムズしちゃいますね~。

私の場合、仕事が忙しくて釣りに行けないときは、物欲を解消してストレス発散してますが、逆に新規投入した道具が使いたくても使えず、ストレスたまります(笑)

donfan #mQop/nM. | URL | 2014/09/18 07:54 * edit *

re:こんばんわ

最近は釣りのブログになりませんね

今回はネタもないのでトラックバックの
テーマに従い
初デートについて書いてはみましたが
意外と覚えているので自分でビックリしました

donfanさんは覚えてます?

YUTKUN #- | URL | 2014/09/18 19:27 * edit *

う~む・・・・

思いがけない問いかけで、うーむと唸ってしまいます・・・。このあたりの記憶を思い起こすこともなく、今まで能天気に生きてきたので・・・・私の場合は、時系列が定かでなく、しかも記憶も定かでなく、これといったドラマティックなこともなく、正直ちゃんと思い出せませんね~(笑)。なんとなく断片的に覚えているので、今日は、そんな大昔の記憶を手繰り寄せつつ、眠りにつこうかと思います・・・。

しかし、まさかYUTKUNさんから、こんな問いかけがあるとは(笑)

っで、ブログを拝見して、こちらも何だか淡い感じでモジモジしちゃいました。

donfan #mQop/nM. | URL | 2014/09/18 23:43 * edit *

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