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瀬戸内エギング釣行 ~有終の美どころではない、苦悩のアオリイカ釣行~ 

 大型で非常に強い台風であるスズメバチことヴァンフォンこと台風19号がこの三連休に日本を直撃する可能性があるとの気象庁の情報を鋭く凝視するのは、釣り師なら過去に経験がある方も多いと思うが、大荒れの前後に爆釣するという都市伝説的な自然現象が脳裏にチラついているからであり、仕事上の災害対応を考えてのことでは無いということがバレ無いように、心静かに、余りに余った有給休暇を有効に活用すべく、今シーズン最後のアオリイカ釣行になるかも知れない今回の釣行を、爆釣で終えることが出来ればと、内心では、ラピュタ帝国の復活を目論むムスカ大佐のように、不敵な笑いを蓄えつつ虎視眈々と準備を整え、実際は、寝ぼけマナコで眠い目を擦りながら、一路、高速道路を南下するのであった。

 午前5時に最初の漁港に到着。まずは前回の釣行で、起死回生の釣果を飾ることが出来た石積みの突堤で開始。空が明るみ始め、東からの風が緩やかに流れるように吹いている。風に乗った餌木が綺麗な放物線を描き、まだ明度が低い海に消えていく。30分ほどキャストを続けるが、反応なし。


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 漁港に突き出る防波堤の先端に移動。先行者に様子を伺うが、2人で1杯釣っただけだと言うことで、どうやら状況は良くないようだ。干潮から徐々に潮が動き始めている。足場が高いため、膝をついて、ロッドを下げて、餌木が着水してから30秒を数えて、ようやく餌木の着底を確認し、柔らかく慎重にロッドを煽ると、港外側から流れ込んだ海水が渦を巻いて滞留するあたりで、グイと力強いアタリ。激しく黒い墨を吐きだすアオリイカが見えた。胴長20cmには満たないが、今シーズン最大のアオリイカを捕獲。


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 その後、アタリは無く、数か所の漁港を彷徨い、4つめの漁港に到着。防波堤の付け根には、良い感じの地磯が連なっていて、如何にも釣れそうな雰囲気が漂っているが、その日の夕刻に出会った地元の釣り師に聞いたところ、この漁港は、アオリイカの実績はあまり無いとのことであった。満潮の潮止まり前に、一度は明確なアオリイカのアタリがあるが乗らず、更に一度は、アオリイカらしいアタリがあるも、これも乗らず。現場で出会う釣り人に釣果を確認するが、いずれも1杯ないし2杯の釣果。


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 青い空に赤い灯台が絶妙な色の対比を見せる。


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 各漁港でイカ墨の噴射後を確認出来るが、以前のように新鮮なものは少なく、シーズンが終わりつつあるのかと少し残念な気持ちになる。


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 車のハッチを跳ね上げて、簡単なランチに。松の木の下に車を入れると、松の木々から漏れる細い太陽の日差しと、海から柔らかく流れてくる風が見事に合わさり、非常に気持ちの良い環境が出来上がった。食後には、車のラゲッジスペースに横になり、鳥のさえずりを聞きながら、うつらうつらと最高の昼寝タイムに突入する。環境は爽やかで申し分が無いのに、何故かこんな時に見る夢はろくでもないものが多いのは、きっと仕事を休んで遊んでいるという罪悪感が心の片隅にあるからなのか。


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 指紋とFGノット

 夕方までに時間があるので、コンビニで休憩したり、リーダーを結び替えたりして、のんびりと過ごす。ところで、皆さんはどのようなラインシステムを使用されているのだろうか。南洋のGTや日本海の鰤をターゲットとしてのラインシステムならFGノットが最強ノットの雄であると確信しているが(ラインが太いので作業も容易であるが)、極細のPE0.6とフロロカーボン5号でラインシステムを組むとなると、明るく風が無い場所なら何とか形になるが、夜のフィールドでは難儀するというか不可能に違いない。繊細なラインの場合には、どのようなラインシステムが適しているのだろうか。GTのようにタックルや人間の技術の一部の弱点が、大失敗に繋がるような場合には、ラインシステムにも十分な配慮が必要になると思うが、エギングのようなそれほどシビアでない釣りならば(いやいやエギングはシビアだよ、そんなこと言ってるか釣れないんだよとご指摘を頂きそうだけど)、電車結びなどの簡易なものでも、実は全く問題が無いのかも知れない。


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 巨大なLEGOブロックもしくはルービックキューブかと思いきや、当然ながらそんなことは無く、航行の安全のための灯台であった。過酷な環境に晒される灯台には、従来から色褪せを防ぐためにタイルが使用されているようだ。

 アオリイカの話題も写真も無いということは、つまりはそういうことで、別の漁港でもアオリイカの反応は無い。以前は至る所でアオリイカの浮遊する姿を目撃したが、今回の釣行では、ほんの数杯しか目撃することは無く、これらをサイトで攻めるも、猛烈なセレクションの結果か、選ばれし頭脳を持ったアオリイカ達であり、稚拙な我がテクニックでは攻略することが出来ず、ただただうな垂れるばかりである。


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 日暮れのアジングも良かろうと思い、夜になると漁港内が煌々と照らされる良い場所を発見していたので、この場所で有終の美を飾り、悠々と帰途につく作戦も虚しく、日が陰ると猛烈な風が吹き付けて、有終の美どころではなく、ロッドを振ることもままならず、すごすごと撤収することに。綺麗な夕焼けが、我が心を十分に癒してくれた。


 爆釣で締め括る予定であったので、今回の釣行が今シーズン最後のアオリイカ釣行の予定であったが、この文章を作成している最中に、釣友(白ねこさん)から“只今6杯ゲット、4ポチャ”とのメールが届き、腕、知識、経験を総動員すれば、まだまだ釣れる場所もあると言うことが十分に分かってしまったので、心がもやもやしつつ三連休に突入するのであった。



■釣行データ
 釣行日:平成26年10月10日(金)午前5時~午後5時
 潮回り:大潮
 天気:晴れ
 ポイント:瀬戸内某所
 釣果:アオリイカ1杯

■使用タックル

1.餌木2号~2.5号用
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン5lbs

2.餌木3号~4号用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Twinpower 4000mg
 Line: PE 1.0号
 Leader:フロロカーボン10lbs

■使用ルアー
 ・YO-ZURI、アオリーQ 2.0号
 ・YO-ZURI、アオリーQ Neo 2.5号
 ・YO-ZURI、アオリーQ Neo 3.0号
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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コメント

今回は前回までの釣行とは打って変わって、苦労されたみたいですね(^_^;)
アオリは今年が初めてなので知らなかったんですけど、シーズンも終わりに差しかかっているのですか…
確かに、先週末の台風前が直近の釣行でしたが、狙いが明確になっていっているはずなのに、釣果は一度も上向くことなく下降線をたどっています。
墨跡をいっぱい作ってしまったので、その場所だけエギンガーが入るようになって、その日も先行者が入っていました(~_~;)
太刀魚、青物も気配が薄く、天候が良くても張り切って準備をして、早起きする気にはなりませんね。

…釣果のほうばかり気にするとネガティブになってしまうので(笑)、話題をノットのほうに変えさせていただきます。
僕も現場での結び方として取り入れたばかりなので、強度面の実証データはお伝えできませんが、トリプルサージャンス・PEだけ1回プラス、というのが組みやすさではなかなか良いです。細いPEとリーダーのペナペナさが逆に良いほうに作用して、形が崩れることなく簡単に締め込むことができます。メバル釣りのノットでyoutubeで紹介されていました。リーダーが細くて結束部の強度に神経質にならなくて良い釣り向けのノットですね。

今回もまた、長文コメントで失礼しましたσ(^_^;)

yot #- | URL | 2014/10/11 17:12 * edit *

yotさん、こんばんは~。

私は昨年からエギングを初めて、2年目(釣行回数6回?7回?)のド素人なので、特定の場所しか傾向が分からないんですけど、小型の数釣りの最盛期は終焉を迎えつつあるようで、これからは大物が主になるようです。釣れる数が少なくなるので(上手い方は関係なしに成果を出されると思いますが)、私の場合は、今シーズンはおしまいです。昨年は11月に釣行しましたが、随分とてこずりました・・・・。

>墨跡をいっぱい作ってしまったので・・・
特にポイントを開拓すべく、歩き回っているアングラーにとっては、とても有難いマークでしょうけど、自分で探し出したシークレットなポイントとなると墨跡は困りますよね~。私の場合は、なんやかんや言いながら、むしろ墨跡頼りに釣行しているので、助かります(笑)。

>話題をノットのほうに・・・
お気遣いありがとうございます!(笑)

トリプルサージェンスノット・・・を調べました。なるほど、結び方が分かりました。簡単な結び方で、これでしたら夜でも素早く出来そうですね!事前にセットしたリーダーを喪失した場合には、現場でこのノットを試してみます。特にこれからは寒くなるので、手がかじかむとFGが難しくなるので!




donfan #mQop/nM. | URL | 2014/10/11 20:21 * edit *

補足

すみません、曖昧な情報で動画を探しにくかったのではないでしょうか?
武田栄さんという方のアジングの動画でした。
※URLは貼れませんでした。
3.5ノットという名称も付けられていて、もうすでにかなり認知されていたようです(^^;)

ただ、エギングではあまり使われていないみたいです。
重い物を投げる釣りの場合、結束部がキャストのたびに締め込まれ、緩衝しなくなるという考察がありました。
こちらは僕の仮説ですが、根掛かり多発地帯においてリーダーが新品の状態で即カンナが根掛かりし、リーダーは根掛かり付近で擦れずに、引っ張り強度の弱いところから切れるしかない…というような場合は結束部から破断しやすいかもしれません。
秋イカ用の小型エギで、かつ細仕掛けであればこれらのデメリットも気にならずに釣りが成り立つかもしれないので、僕ももうちょっと試してみてからまた使用感をお伝えします(^^)

yot #- | URL | 2014/10/12 11:55 * edit *

yotさん、補足情報ありがとうございます。

なるほど~。フィールドで試された結果をまた教えて下さいまし。

私は、日本海ジギング釣行や瀬戸内の太刀魚またはタイラバ釣行用にと、現場での結束が素早くできるPRノット(ボビンを用いるノットです)も興味があります。知人(コレクターN氏)が、現場でクルクルとボビンを回して、あっという間に結束したのを見て良いなと。何より、うつむいてモジモジしている時間が少ないので、何だか熟練アングラーっぽくて、作業が格好イイというのも魅力です(笑)。

donfan #mQop/nM. | URL | 2014/10/12 17:21 * edit *

お疲れ様!

なかなか厳しいかったんやね。
自分も最初二時間釣れんかったから、シャローの居残りランガンに切り替えて
何とかって感じやったわ。
もうそろそろ昼は止めてマズメだけでいいと思うわ。

ノットは、PE04でリーダー5ポンドで電車結びで、3号フルキャストしてるで。

白ねこ #- | URL | 2014/10/14 00:33 * edit *

白ねこさん、こんばんは!

>シャローの居残りランガンに切り替えて
なるほど~。ダメなときにいかに機転を利かすかが勝敗の分かれ目ですね~。勉強になります!

今シーズンは、前回釣行でラストになってしまうので、また来年に向けて、もぞもぞイメトレして備えます!

donfan #mQop/nM. | URL | 2014/10/14 21:33 * edit *

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