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「北陸乗り放題きっぷ」で行く金沢の旅 ~男二人旅~ 


 次男との男二人旅も今回で3回目。JRのお得な切符があってからこその電車の旅であるが、今回は、「北陸乗り放題きっぷ」なるものを発見し、利用期間が平成27年3月13日までとのことで、つまりは北陸新幹線が開通して金沢市以北、以東の一部区間の特急が廃止されるまでしか利用できないもので、この切符を利用して、今何かと北陸新幹線で注目を浴びている石川県は金沢に、北陸新幹線開通の1週間前に滑り込みで旅をすることに相成った。ちなみに関西から北陸への旅は、北陸新幹線が開通しようがしまいが、今までと何ら変わりなく、いやむしろ、もっと金沢より北上したいような場合には、特急電車が廃止されたりして不便になってしまうし、関東からどっと観光客が押し寄せる前に、地価高騰で物価が上がる前に金沢を旅するのは、タイミング的には適宜を得ていると思いつつ、親子でバックを背負って、三宮から大阪へと向かうのであった。

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 大阪駅。あまり大阪駅を利用することが無いので、こんなにもダイナミックな造りになっているとは知らなかった。まだ構内を一部改装中らしいが、ヨーロッパの駅舎を彷彿とした解放感のあるアーチ型の高天井であり、なおかつ重厚感ある趣に、“鉄分少な目”であるが思わず写真を撮りたくなってしまう。外国人の旅行者の方々もこの光景がお気に入りのようで、珈琲を片手にパンを頬張りながら、行き来する電車を眺めていたが、何だか絵になるんだよな。


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 特急サンダーバードが滑り込んできた。確か構内の放送によれば、記憶がおぼろげだが、全9両編成(もっと短いか?)で前の3車両は金沢で切り離されて富山まで行き、後ろ6車両は金沢止まりだとか(前後、数量が違う可能性あり)。顔面が真っ二つに割れて、そこに連結器があり電車内を行き来できるように通路もあるようだが、鉄道好きのちびっこ達にはこの図が格好いいらしく大人気。この醍醐味の部分を理解しきれていないが、子供たちに交じって、私も念のため撮影。


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 往復特急「サンダーバード」指定席に加えて、北陸JRフリーエリア(福井以北~和倉温泉~直江津)であれば3日間特急乗り放題がついた切符。大人15400円、子供2000円。新大阪駅と京都駅で停車した後は、右手に琵琶湖を眺めつつ、左手に比叡山を眺めつつ、分厚い雪が残る滋賀県と福井県の奥深い県境を越えて、そして福井駅で停車。とても快適。


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 金沢駅の手前で、金沢から福井方面へと延びる工事中の北陸新幹線の高架を眺めていると、車両の倉庫のような整備場のような建物が見えたかと思うと、今を時めく“かがやき”の姿を発見。


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 大阪駅から2時間半ほどで金沢駅に到着。駅構内はまだ工事中。1週間後に迫る北陸新幹線の開通に間に合うのだろうかと、少し心配になるが、ここは日本なので心配無用であろう。


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 金沢駅のシンボリックな鼓門。奥にあるガラスと鋼材で作られたドームも見事な造形。


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 事前の情報によれば、金沢市内はバス路線が非常に充実しているとのことだったので、今回はレンタカーを借りることはせず、その代わりに“金沢周遊1日フリー乗車券”を購入。これを活用すれば、金沢市内の主要な観光地が殆ど網羅されているし、思いのほかバスの本数が多いので、むしろレンタカーで道に迷い、駐車場の確保に悩むよりも便利であろう。駅構内の観光案内所や北鉄バス案内所さらにはホテルでも購入できる。


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 香林坊のバス停には、次々と色々なバスが停車する。


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 今回の宿はこちら。金沢東急ホテル。少し前に全面改装したようで、趣ある和の雅さと、海外の高級リゾートのような煌びやかさが融合し、さらにはホテル内に漂う香りが南国リゾートを彷彿としていて、自然にリラックスした気分になる。


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 ホテルのロビー。ホテルの従業員の方々の応対は、本当に気持ちが良く素晴らしい。


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 スタンダードなツインの部屋。9階の部屋から金沢の街並みが一望できる。


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 金沢に来たら、加賀百万石の時代から受けつがれる城下町の歴史と日本海の新鮮な魚介類や加賀野菜を華やかな器に乗せて、高級懐石料理(加賀料理)でランチを楽しむのが相場だが、残念無念、生魚が苦手で、更に甲殻類アレルギーのため、やや負け惜しみにも聞こえるが、ご当地グルメに走るのもやむを得ない。香林坊にある「カレーハウス ターバン本店」にてカツカレーを頬張る。適度なピリ辛にジューシーなヒレカツが完璧の融和を見せる。いい年して、こんな脂っぽいものばかり食べていたら、そのうち病気になるだろうなと思いつつ、この黄金の組み合わせは、問答無用で食欲に訴えてくるので、ガッツリと頂くしか他なく、我慢してこの手の料理を食べることが出来なくなるより、食べることが出来るうちに食べる、これだ。


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 「金沢21世紀美術館」にて。特別展“ジャパン・アーキテクツ”を含め、親子で2000円也。仕事柄、構造物とは関わりが深く、面白そうだと思ったが、展示内容が凡人には突飛過ぎて理解できず、この分野にドンぴしゃりでハマっている方以外は、全然面白くないと思われる。ちょっと期待外れ。


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 気を取り直して、バスで“石川県観物産館”に移動。事前に、和菓子体験を予約していたので、すんなりと受付終了。今回の体験では、3つの和菓子(右3種類)を作るというものだが、餡自体は事前に準備されているので、和菓子のプロのご指導を賜りながら、粘土細工のように形を整えるというもの。幼稚園児の頃、粘土細工は大好きで得意でもあったのでお茶の子さいさいと思ったが、ちょっと待て、いかんせん数十年も前の太古の話であるので、謙虚な気持ちで作業に挑む所存。


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 プロの講釈を聞きながら30分ほどかけて、餡をこねくりまわして何とか形になった。聞くところによれば、和菓子職人の世界は厳しく、技を完璧に習得するには、割とシンプルな形状の和菓子を包むのに数年、凝った細工であれば十数年の歳月を要するとのこと。加賀百万石の時代から受け継がれる、和の伝統技法を伝承するのも楽ではないが、そんな話を聞きながら、幼稚園時代に粘土細工が得意でしたというようなド素人が餡をこねくりまわすのもどうかと思いながら、その対価を支払っているので良かろうと開き直って、神経を集中して楽しんでみた。“ダイナミックかつ繊細に”というのが和菓子を成形する際のポイントであるらしい。桜の和菓子が、地面に叩きつけられたようにペシャンコになってしまい、あわやサイズオーバーで入れ物に入らないという危機的な状況に陥ったが、強引に入れたらこのようになってしまった。無念。


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 金沢駅にバスで移動。せっかくの「北陸乗り放題きっぷ」なので、特段の目的も無いが、特急電車を使って金沢駅から富山駅に行ってみることに。富山駅前に何か良いお店があれば、夕食を食べてから金沢に戻れば良いと思っていたが、富山駅前は想像以上に何も無く、富山駅の改札を出て、再度改札を通過するまでの間、たったの5分。往路は“しらさぎ”、帰路は“はくたか”に乗車。いずれの特急も北陸新幹線の開通に伴って、全線もしくは一部区間が廃止になるらしく、地元の鉄道ファンのみならず、地元の富山の方々も名残惜しそうに写真を撮っておられたのが印象的であった。


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 こちらは金沢駅構内の“金沢百番街あんと”という土産物店が勢揃いしたところで、金沢の老舗の和菓子や地元の食品を購入することが出来る。日本酒を取り扱う店もあり、店の中に見慣れないものを発見して、にじり寄ると、日本酒を有料で試飲出来るというもので“試飲用日本酒少量自動販売機”とでも言おうか。普段、日本酒は飲まないが、せっかくなので、“金沢限定幻の酒、御所泉原酒”(100円也)を試飲してみたところ、子細な表現の仕方が分からないのが無念であるが、とても飲みやすい日本酒であった。他の土産物店で珍味系のものを試食できるので、この試飲用日本酒を片手に“あんと”内をうろついてやろうかと一瞬、間が射したが、“この場所で飲んでください”と注意書きがあった。お見事!


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 夜の鼓門。これもまた素晴らしい。


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 夕食は、近江町市場内の和食店で加賀料理のひとつ“治部煮”というものを食べてみた。鴨肉と加賀野菜と“麩”を煮込んだもので、出汁は控えめで、あくまで素材の味を尊重した素朴な料理であった。近江町市場は、夜になると閑散としていて、食事をすることが出来る店が数えるほどしかなく、更にどのお店も(特に魚介類の料理が)非常に高いお値段であった。約290年の歴史を有する金沢市民の台所とのことだが、素材を購入するには新鮮なものをお安く手に入れることが出来るのだと思うが、食事となればスイッチが入り完全に観光地価格になっているので、事前に地元の方々御用達のお店を探しておくんだったなと。


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 2日目。ホテルで優雅な朝食の後、素早く身支度を整えて、まだ空気が冷たい朝の金沢城を訪れてみた。過去に何度も大火を経験しているとのことで、建立ウン百年などというのでは無く、復元されたものであるらしいが、石垣や建物の配置などは、往時を踏襲していて、外敵からの攻撃に耐えうる仕組みで、城マニアならずとも威厳に満ちた数々の建物や創意工夫に敬意を表さずにはいられない。ところで、お城と言えば、大阪城や姫路城やノイシュヴァンシュタイン城やラピュタのように天空に天守閣を鋭く突き刺しているのが標準的な形状であると思っていたのだが、ここ金沢城は(場内の模型を見ると)それほど高くない建物が街のように点在するように配されていたようだ。要は、敵からの攻撃に耐えうる構造になっていれば良いので、結果的に平面的に防御出来る構造であれば、建物の高低はあまり関係が無く、敢えていうならば城下町のシンボルたらしめれば良かったのではないかと、勝手に想像するのであった。ちなみに歴史はもっとも苦手な教科であった。


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 菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の中。伝統的な建築技法が用いられていて、総工費なんと46億円。建物自体のみならず、応じの技法を伝承することも、この建物を復元した目的であるとのこと。


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 兼六園。息子は、当初、兼六園に非常に興味を示していたが、いざ訪れてみると、子供の心を魅了するものでは無かったようで、感動なく通過。その後、石川県立美術館へ。本当は、石川県立歴史博物館に行きたかったのだが、北陸新幹線の開通に合わせて、鋭意、大リニューアル中とのことで、国の重要文化財に指定されているレトロな建物の外観を遠目に眺めて終了。


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 ひがし茶屋街にある、本気で歴史ある“コールドパーマ”店。ところでコールドパーマって何だ?


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 ひがし茶屋街。時間が無いので素早く通過し、バスで香林坊まで戻り、地元の天ぷら屋さんで昼食を食べた後にホテルに戻り、午後2時にレイトチェックアウト。香林坊からバスで金沢駅に行こうとした際に、ホテルの部屋にお土産を忘れてしまったことが判明し、ばたばた悶えていると時間が無情にも過ぎて、金沢駅に到着した時には、特急サンダーバード出発の15分前で、大慌てでお土産を購入して(土産店の方の包装のスピードが神業のように早かったために起死回生の大逆転で)、字の如く、目的の電車に飛び乗った。キャリーバックであれば、こうはいかなかった。


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 (本来であれば、こんなことしている場合ではないが、ホテルに忘れ物をしたことに気が付く前であったので、呑気に)薄っぺらい信号機を撮影。LEDの発明により、今や信号機はこんなにも小型になっている。信号機を支える支柱なども強度を落とすことが出来るので、LEDの発明が色々な部分に二次的・副次的な効果をもたらしている良い例ではないだろうか。日本人に誇りを感じながら、見上げる空は清々しい。


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 将来、関西から北陸まで新幹線が繋がれば、その時は新幹線で訪れてみよう。それまで生きているか自信が無いが・・・。リニアモーターカーも乗りたいしなぁ。
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コメント

こんにちは

今一番熱い金沢に行っちゃったんですね
自分も同級生が住んでいて
昔よく行きましたよ
まだ野々市とか合併されてない頃かな~
カレー見ましたよ
銀の器にキャベツとカツと黒いドロ目のカレー
フォークで食べる…
イッツ金沢カレーですね

何故かゴーゴーカレー行きたくなった…
健康診断は再検査確定ですね

yutkun #- | URL | 2015/03/16 10:16 * edit *

yutkunさん、こんばんは~

金沢に初めて行ったのですが、城下町の風情がしっかり残り、趣があって本当に良い町でした。新幹線開通を間近に控えて、何だか街中が浮足立っている感じでしたけど。

”ターバン”は、ガイドブックに載っていたお店で、事前に行きたいなと決めていたところです。素直に美味しいカレーでした。なるほど、あれが金沢カレーでしたか。おでんを食べることが出来なかったのが心残りですが、また行ってみたいなと思います。

donfan #mQop/nM. | URL | 2015/03/16 23:30 * edit *

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