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神戸・明石間メバリング釣行 ~二夜連続、梅雨メバル耐久戦~ 


 まさか二夜連続で釣行することになろうとは。


 金曜日。太古の昔、我が国では、週末を控えて浮き足立つこの日を“花金”と呼び、自分も含め、気の合う仲間と連れ立って嬉しそうに夜の街に繰り出しては、鬱憤や毒やお金を撒き散らしたものだが、今のご時世、というか我が職場ではそんな雰囲気や勢いは毛頭なく、無用で、不要で、理不尽で、厄介で、不可抗力で、墓穴を掘るような未来の無い、生産性の無い仕事がダラダラと続き、我が人生は何なのか、大きなお世話だが同僚達の人生は何なのか、さらに大きなお世話だが先輩方の人生は何なのか、それで良いのかと疑問、疑念、猜疑、憂鬱を抱きつつ、一人、立ち飲み屋で管を巻く曜日となって久しい。少なくとも、私にとって金曜日は、花金のような華やかさは無い。

 釣りバカと申し上げて何ら差支えの無い、釣友M 氏と釣行することと相成り、終業の合図とともに、字の如く、矢のように職場を飛び出し、釣りの準備を整えて一路、高速を駆って西へと向かうのであった。気分は、太古の花金宜しく、心ワクワク浮き足立ち、フロントガラスを叩く雨音や忙しく左右に踊るワイパーでさえ、音楽のリズムのように楽しみを増幅しているのは不思議だ。

 午後8時40分、釣り開始。小雨が降り注いでいる。


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 今日の目論みは、午後11時半頃に満潮位を迎えるため、潮が緩む午後10時半頃までが最初の時合と考え、潮が効いている時間帯での潮目や反転流付近をフロートリグで攻めて、捕食のために浮いている活性の高いメバルを効率的に狙おうと考えている。また、満潮位を境に潮が転流するが、その直後もチャンスであろう。私に、体力、気力、持久力が全て備わっていれば、明朝の太陽がきらりと姿を現すまで、大いに攻め切りたいところであるが、残念ながら丑三つ時にもなれば、体力、気力、持久力全てがゼロを示し、もはや釣りどころではない。開始早々に潮目とは無関係の小型のメバルがヒット。程なくして、別の場所でロッドを振っていたM氏が合流。


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 潮が西方向に勢いよく流れているが、暗闇に目を凝らせど大型メバルのキーになりそうな潮目は見当たらず、止む無く、潮流の影響が薄く、比較的水深が浅いエリアを丁寧に攻める。ワームの浮遊感と捕食時の吸い込みを考慮して、0.3gの軽量ジグヘッドで攻める。ポツポツとヒットするが、相変わらず小型である。M氏は、見事にパターンを見つけて、小型ながらメバルを連発している。


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 またしても小型のメバル。潮が徐々に緩み、メバルの反応が明らかに遠のいている。満潮時の潮止まりまでに、辛うじて6匹のメバルを捕獲したが、いずれも小型サイズばかりで満足のいくレベルではない。想定では、潮が効いている時間帯に、潮目に乗って回遊してきた大型メバルとの戦いがあり、意気揚々と引き揚げるつもりであった。現実は厳しい。


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 午前零時を過ぎて、潮が転流し、徐々に魚の活性が上がってきているはずだ。浅場の捨て石付近をタイトに攻める。カンッと鋭いアタリだが乗らず。再度、同じトレースラインを通し、反応があったところで少しだけフォーリングを入れると、再度カンッと鋭いアタリ。一瞬だけドラグがチリリと鳴るが、後はほぼ無抵抗で黒いか水面から姿を現したのはカサゴ。


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 満潮からの下げで、潮が東向きへと流れを変えている。“凪を釣れ”との格言で言えば、風も止み、理想的な凪の状態であるが、魚が岸際に寄ってくるような条件が揃わないと、凪を釣ったとしてもメバルは釣れない。フロートリグを遠投し広範囲を攻めて、メバルの反応を伺うが、コツッとアタリがあるのは決まって手前の駆け上がりで、きっとメバル達は、潮の流れの影響を受けにくい場所に陣取っているのであろうか。小型ながらも体高のあるコンディションの良いメバルが姿を現す。時すでに、花金の延長線上にあるが、日付が変わり午前零時30分。


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 本日、ようやくにしてパターンらしきものを掴む。ジグヘッドのサイズを0.3gから1gまでの範囲でローテーションを繰り返し、更にはレンジを下げる時にはスプリットリグを投入し、4種類のストレート系ワームをローテーションしたが、どうやら今日は、フロートリグの仕掛けで、0.3gのジグヘッドにダイワのビームスティック1.5インチ(白色)がベストマッチのようだ。しかも普段より少し早目のリーリングに反応が良い。速度に反応しているのか超表層レンジに反応しているのか、それを検証するような余裕と豊かな思考能力は、午前1時近くともなればもはや皆無に等しく、惰性で釣りを繰り返しているだけであるが、メバルの、あのコツッ、グググ・・・という感触の度に、どっか遠くへ行っていた幽体離脱の脳が、瞬時にして舞い戻るのである。冷静に考えれば、パターン云々の話では無く、それはただの時合だよとのご指摘がありそうだが、そのようなご意見は無視することにする。


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 キャストする方向を色々と変えて、本日のパターンを試す。サイズこそ20cmに届かない小型ばかりだが、結果、満潮からの下げの時合で、9匹のメバルの追加に成功した。


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 午前1時30分を確認して、さすがに意識朦朧としてきたために納竿として、高速を駆って三宮を目指すのである。眠りに就いたのは、午前3時を過ぎていた。


二日目。

 釣りバカと釣りバカがつるむとどうなるか・・・それはただ釣りバカが増幅されるだけである。



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 午後9時前、昨夜と同じポイントに立ってロッドを振っているバカがいる。紛れもない私であるが、釣友M氏から後ほど合流する旨の連絡が入る。昨夜より強く風が吹いている。降雨前の独特な湿気のせいか、清々しいはずの海峡を流れる風が、粘り気があって、どこか東南アジアの夜の肌触りに類似している。昨夜と同様の中潮で、満潮位の時間が少し後ろにずれただけで、海の状況はあまり変わらないと思われ、大型のメバルの捕獲は無いかも知れないが、昨夜のヒットパターンから開始する。3投目にして、本日の1匹目がヒットする。未だパターン顕在。


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 色々な方向にフロートリグを遠投して、メバルの反応を伺う。潮の流れに対して、リグをダウンクロス気味にキャストして、潮の流れに乗せながらゆっくりとリーリングを進めると、途中でリグの抵抗が軽くなり、つまりは潮の流れが緩む岸近くの転流地点で、決まってメバルが反応することが分かる。沖合でも、メバルらしきアタリが何度となくあるが、上手く乗せることが出来ない。


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 フロートリグからのリーダーを3ポンドから5ポンドに変える。海面が荒れているせいか、3ポンドのリーダーが、メインのショックリーダー5ポンドに絡まるようなトラブルが多発して、貴重な時合を逃してしまっては困る。ライン捌きが多少は楽になったが、ライトラインならではの利点がある筈なので、少し戸惑いつつ釣りを続行すると、すぐにメバルが反応した。


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 リグの抵抗で潮が効いてきていることが分かる。遠投してダウンクロスでリグを通すと、潮が翻って流れが緩む地点で、コンッと狙いどおりのアタリがあり、少し溜めてからフッキングを入れるとチリチリチリとドラグがなる。少しサイズが良いことが分かり、手前の捨て石に潜られないように一気に勝負をかけると、20cmほどのメバルが姿を現した。0.5gのジグヘッドにネジワームの組み合わせだ。
この二日間、なかなかサイズに恵まれない状況であるが故に、このサイズでも十分に嬉しい。8匹を捕獲したが、昨夜同様に満潮から下げに入っても、大型のメバルが期待できないと判断して、M氏とともに別の場所に移動する。


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 午後11時、本日2か所目のポイントで釣りを開始。週末ということもあり、釣り人がチラホラと見える。開始早々に小さなアタリを感知し、同じトレースランを通すと案の定、小型のメバルが姿を現した。大型のワームを使用しているのではなく、メバルが小さいだけである。


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 M氏は、明かにパターンを発見した様子で小型ながら次々にメバルを掛けている。ほぼ同じリグで攻めているのに、横に並ぶ私のワームには反応が断続的で、しかもなかなか乗らない。苦労してようやく乗せることに成功したのがこのメバル。二日間に及ぶ長時間の釣行で、すでに戦意喪失しつつあるが、M氏と肩を並べて、柔らかい潮風に吹かれつつ、昔話をしながら興じるメバリングは、釣果こそ満足ではないがこれぞ至福の時である。釣果を追及する釣りも面白いが、メリハリつけて、のんびりとした釣りも乙なものである。午前1時に釣りを終了して、海沿いの道を駆って三宮へ。思えば、花金に匹敵する週末であった!



■釣行データ

1日目
 釣行時間:平成27年6月19日(金)午後8時30分~翌午前1時30分
 潮回り:中潮
 天気:曇り時々雨 26度~22度、北東の風
 ポイント:神明間某所
 釣果:メバル15匹、カサゴ1匹(全てリリース)

2日目
 釣行時間:平成27年6月20日(土)午後9時30分~翌午前1時
 潮回り:中潮
 天気:曇り 24度、東の風
 ポイント:神明間某所
 釣果:メバル12匹、カサゴ1匹(メバル2匹キープ)


■使用タックル

(1)フロートリグ用
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン5lbs
(2)スプリットショットリグ用
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-710ULS
 Reel: Shimano Complex CI4 F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン5lbs


■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・ガイア ネジワーム1.5インチ
 ・ダイワ ビームスティック1.5インチ
(2) ジグヘッド
 ・カルティバ バランサーヘッド0.3g
 ・ダイワ ロックフィッシュ・ジグヘッド0.5g
 ・カルティバ メバル弾丸・ジグヘッド1.0g
(3) フロート
 ・アルカジック ぶっ飛びRocker F7.6g


■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/

6月19日
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6月20日
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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コメント

二日間お疲れっした!
メロウで最高な時間でした~
最後もっかい爆発してほしいっすね~

ドM #- | URL | 2015/06/22 08:11 * edit *

こんにちは

いい釣りできたみたいですね!
こちらは激シブでした
一匹釣るのがやっと・・・・釣れるだけましですが・・・
厳しいです

これもまた松皮造りになるのかな?
煮付けになるのかな?

YUTKUN #- | URL | 2015/06/22 12:00 * edit *

ドM様、こんばんはっ。

本当にメロウな二夜をありがとう!
梅雨メバル、釣りバカふたり、翻弄し。

っということで、有終の美を飾るべく、もういっちょ行きますか。

donfan #mQop/nM. | URL | 2015/06/22 21:40 * edit *

YUTKUNさん、こんばんは~。

遂に入魂成功されたようで。良かったです。
今の時期のカープ達はいまいち元気がないんですね~。アフタースポーンの荒食いがありそうですが。

ところで・・・
メバル→メバリング
バス→バッシング
アジ→アジング
カサゴ→カサギング

鯉→カーピング
って言わないですよね・・・。

donfan #mQop/nM. | URL | 2015/06/22 21:48 * edit *

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