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日本海丹後半島 巨大鰤を狙え~3度目の挑戦~ 

 午後11時頃、京都府の北部にある京丹後市網野町のアルバトロス仮眠所に到着。随分と冷え込みが強くなり、吐く息が白い。熱々のイモ焼酎をすすりながらY氏とともに明日の作戦を練る。と言っても今回で3度目のまだまだド素人。しかも1回目、2回目ともに釣果に恵まれず、悔しい思いをしている。それ故に、今度こそ大物を釣ってやるぞと鼻息荒く、この釣りに没頭してしまっているのだ。過去に色々なルアーフィッシングに夢中になった。富士五湖のトラウト、東播野池のバス、千葉リザーバーのバス、三浦半島の南下シーバス、横須賀のメバル、東京湾のボートシーバス、管理釣り場のトラウト、フィジー共和国のGTなどなど。色々な思い出がよみがえる。

 今まで船で狙う青物ジギングには、いまいち魅力を感じていなかった。魚群探知機を駆使して魚群を捉え、その群れの真上からジグを落とし込む。魚の居る所に船長が連れて行ってくれるのだから、誰だって簡単に意中の魚を手にすることが出来る・・・と思っていた。しかし、現実は違っていた。船が群れを捉えたとしても、魚の活性が低ければ、ジグの形状が、ジグの色が、ジグの動きがその日、その時のパターンにマッチしていなければ、当然ながら魚は全く反応しないのだ。しかし、いくら厳しい状況であっても、上手な人は確実に魚をキャッチしているのだ。


 午前6時前に起床して、船着き場へと向かう。すでに釣友のN氏が現地に到着している。タックルを船に積み込んで準備万端の様子。天気も問題なさそうだ。午前7時頃に出船。白煙を後方に棚引かせて、沖を目指す。丹後半島沖には、白石グリと呼ばれる広大な瀬が広がっていて、魚影が濃く、時に10㎏を超える巨大な鰤があがることで有名だ。正月用の寒鰤として富山県の”氷見の鰤”は、こと有名であるが、この白石グリの鰤も生息域の環境はほぼ同じであると思われるので、氷見の鰤にも全く引けを取らぬ高級品であろう。取らぬ狸の何とやらではあるが、ネットで巨鰤のさばき方を勉強済みである。とある釣り雑誌によると、遊魚船は白石グリには、午前10時以降でなければ入ることが出来ない規則だと言う。


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 出船後、まだ丹後半島が間近に見えるポイントで、船が白煙を上げて減速し、大きくターンをした。魚の群れを捉えたようだ。水深は60mより少し深い程度。乗船している10名程度のアングラーは、獲物を追うハンターの如く、素早くロッドを握り、戦闘態勢だ。準備運動を兼ねて、120gの軽めのジグでゆっくり目の丹後ジャークを繰り返す。今回は右舷ミヨシに陣取った。相変わらずジャーキングがぎこちない。周りにいるエキスパート達の動きを盗み見しながら、ジャーキング・パターンを勉強する。数回目の流しで、独自のスロージャークを繰り返すY氏のロッドが曲がる。明らかにロッドが躍動感にあふれている。船中で最初のヒット!程なくして姿を現した魚は・・・ハマチが2匹。フロントとリアフックに1匹ずつ掛かっている。船長のタモ入れを待っていると、船長から”抜いてください!”との言葉。メジロクラスの魚が掛かると、船長が中肉中背の身体を翻して、巨大なタモで華麗にランディングしてくれるのだが、我々は、船上のこの一瞬の檜舞台に大いに憧れを抱いていたので、この”抜いてください!”は、ズルッと足が滑りそうな残念な言葉である。ロッドが曲がって、船長がタモ片手に躍り出るこの瞬間は、同船しているアングラー達の実に熱い視線を受けるのだ。Y氏のハマチを皮切りに、ハマチが上がりだした。我がロッドに反応は無い。

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 何度か場所を変える。特にミヨシに陣取っているアングラー達は、彼らが持っているタックルを眺めてみてもセレブな機種がずらりと並びかなりの熟練者もしくは中毒者のようで、また一挙手一投足にも無駄が無く、エキスパートと呼ぶに相応しい。一流し1本程度の頻度でメジロが上がる。120gのジグで見よう見真似の丹後ジャークを繰り返していると、3ジャーク後の長めのフォーリングを終えて、ハンドルを回し始めた瞬間に鈍重な重さが手に伝わってきた。大きく、ゆっくりと合わせを入れる。ロッドにじわじわとトルクが乗ってくる。ラインが海中に突き刺さるように真下に張りつめている。船長の身体が翻った。船長のアドバイに基づいて、魚が暴れないように、無理なポンピングはせずに、ゆっくりとラインを巻き取る。姿を現したのは、躍り出た船長の期待を裏切ってしまう、ハマチを卒業したばかりのぎりぎりメジロサイズ。なぜかがっくりする船長とは裏腹に、初の(一応)メジロを手に喜ばないわけにはいかない自分。


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 随分と時間が経過。久々のアタリを捉えた。姿を現したのは、60cm程度のサゴシ。残念ながら、まだまだ小さいのでサワラとは呼んでもらえないらしい。過去の釣行で、このサゴシもしくはサワラと思しき魚に何度もラインを切られている。特に丹後ジャークを激しくやっている時に切られているのだが・・・。今のところこの魚には、見た目も凶悪だし魅力を感じていないので、自分にとっては、厄介この上ない魚だ。

 魚の反応が無くなり、船長が”上げてください”っと指示して数秒後、船のミヨシとトモの2人のアングラーのロッドが根元から強烈に曲がっている。スプールが煙を上げんばかりに回転して、高速でラインが引き出されている。この圧倒的なパワー、スピード・・・マグロか?と思いつつ、ファイトの行方を見守っていると、数分後に姿を見せたのは、巨大な弾丸の如き黒々とした鰹であった。船長曰く、なかなかこの海域では鰹にお目にかかれることは無く、またジギングでは狙ってもなかなか釣れる魚ではないようだ。


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 クーラーボックスが大きいのでカツオの大きさが霞んでしまうが、2リットルのペットボトルと見比べると、その大きさが窺い知れる。

 午後に入ってから西方面に船が移動。大物鰤のポイントである白石グリで釣りが出来たのかどうか不明だが、魚の群れを求めて移動するらしいのだ。N氏の釣果が芳しくないぞと心配をしていたが、新しいポイントに着くやいなや、ハマチにスイッチが入り、N氏が次々にロッドを曲げている。何かパターンを掴んだ様子だ。こちらは全然が反応無い。船上では、僅か数メートルしか離れていないのに、この釣果の差は、一体・・・何が違うのだろうか?我がルアーにも、一瞬、魚がコンタクトしたらしき反応が有り、フッキングを入れると何故かすっぽ抜けてしまう。ルアーをチェックすると、なんと強靭なDecoy Pikeの3/0サイズのフックがボッキリ折れていた。N氏によると、大きな真鯛だろうとのこと。強靭な顎のパワーに驚くばかりであるが、大物を逃したと思うと残念でしょうがない。


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 船には、アングラー達の期待を反映するかの如く、巨大なクーラーボックスが並ぶ。これらのクーラーボックスが満杯になることが実際にあると言うのだから、この海域のポテンシャルは侮れない。

 午後3時頃に帰港。今まで惨敗続きだっただけに、メジロ1匹、サゴシ1匹と言う、一般的には十分な釣果では無いが、3度目の挑戦で取りあえず本命であるメジロを手に出来たことは良かった。

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N氏が釣りあげたメジロ。この他にもハマチを数匹。

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Y氏が釣りあげたハマチ。

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一応メジロ。


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 翌日、悪戦苦闘して魚をさばき料理をした。皮を引く際に、旨みを随分と皮に残してしまったが、何とか刺身らしい形になった。家族に大好評。

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 鰤大根の予定であったが、グレードダウンしてメジロ大根に。鰤に比べると脂の乗りが甘いけれども、臭みも無く、上品に仕上がった。



■釣行データ
釣行日:平成23年11月23日(水)
時間:午前7時出船、午後3時帰港
ポイント:丹後半島の西側
釣果:メジロ1匹(60cm)、サゴシ1匹(60cm)

■使用タックル
(1)
Rod: Daiko Hemingway HWVS-58/5
Reel: Shimano Stella 6000PG
Line: PE 3, PE4
Leader: 50lbs.
(2)
Rod: Wando Kookai KOCS601RF4
Reel: Shimano Twinpower 8000HG
Line: PE 4
Leader: 50lbs.

■ヒットルアー
・Fina St Rush 150g, 125g

■使用船
アルバトロス
http://www.profisher-albatross.jp/
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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