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ハンドメイドルアーの作り方、ソルト用ペンシルベイト(その2:コーティング) 

 本来であれば、最初にハンドメイドルアーの作り方のコンセプトを記載しておくべきところをすっかり忘れていたので、今更ながら記載することに。基本的には、特殊な工具や機械を使用せずとも作ることが出来ることを前提にして、可能な限り丁寧に仕上げることとして、特にコーティング前までの成形については、モノづくりの本にも紹介されているプロの工程と同様なものとした。コーティングからカラーリングについては、住宅事情や懐具合など、色々な制約があるので、極力簡易的にかつ特殊な機械がなくても何とか完成形に持ち込めるように、過去の苦い失敗や経験をもとに、今回新たに考え出した方法を紹介することにした。更に付け加えると、ハンドメイドルアーを購入した方が安くて、完成度が高くて、釣れると言うのでは、あまりに虚し過ぎるので、プロ相手に完成度で勝負するのは無理として、せめて価格だけでは勝負が出来るように工夫をした。



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 成形の最終工程。こちらは先端部分。まだ角があるのでこれを綺麗に削る。


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 このように角を落とす。こうしておくと、後のセルロースセメントのドブ漬けの際に、先端から余分な液体が綺麗に流れ落ちるので、綺麗に仕上がる。先端が紡錘形をしていないと、余分な液体が流れず、ダマになったり、空隙が出来たり、気泡が出来たりするので要注意。


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 こちらは尻尾の部分。


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 こちらも先端と同様に角を取る。


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 サンドペーパーで仕上げる。大きな番手から、最終的には320番で仕上げる。この段階でいかに表面を綺麗にしておくかが完成度を大きく左右するので、ここは心静かに、精神を集中して磨く。サンドペーパーで磨くと細かい木屑が出るので、恐らく屋外で作業をすることになるが、屋外は太陽の光が強く、以外にも微妙な凹凸が分かりづらいので、最終的な確認は屋内で行った方が良い。


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 この段階で念のため重量を確認。見本としたボラドールの完成重量が60g程度なので、この段階で58gと言うことは、これからのコーティングを加味すると予定より重いことになる。


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 こちらはシンキング用のもの。果たしてこの重量が良いのか悪いのか、さっぱり分からず。完成後に海でこのルアーを投げてみてようやく判断が出来ると言う、何ともチャレンジングな・・・と言うより何とも無謀な状態。


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 直径12㎜のアイ。可愛く仕上がるように大きめのものを購入。


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 立体的なアイなので、ボディにそのまま張り付けると盛り上がり違和感が出てしまう。アイを装着する部分を彫り下げるための線を引く。


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 彫刻刀とサンドペーパーを駆使して綺麗に仕上げる。深く掘り過ぎるとコーティングの際に液体が溜まってしまうので、ほどほどにしておく。


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 アイのフィッティングを確認。


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 ポスターカラーでボディを黒く塗る。頭から尻尾方向にかけて一定の方向に塗りつぶす。木目の逆方向に塗ると、木目が毛羽立ってしまうので注意。


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 ポスターカラーが乾いてから、木目が毛羽立っている部分がある場合には、800番程度の目の細かいサンドペーパー(耐水ペーパー)で磨き、その後に再度ポスターカラーを塗る。最後にティッシュペーパーなどの柔らかいもので表面をこすると光沢が出る。


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 段ボール箱を使用して、乾燥用のブースを作る。前方に扉を作っておくと、ボディをドブ漬けした後にフックにかけやすいので便利。


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 乾燥時に埃が付かないように蓋も作成しておく。この時に前方の扉が開いてしまわないように、蓋を被せるような形状にしておく。


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 筆で塗るときに使用するためのセルロースセメントを小さな瓶に入れる。模型を扱っている店やヤマダ電機など玩具を扱っている店で購入が出来る。1つ100円程度。セルロースセメントを希釈する時には、専用のシンナーがあるのでそれを使用すること。画像の左に写ってるシンナーは、筆などを洗浄するためのもので、ホームセンターなどで普通に購入できる。


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 筆でセルロースセメントを塗る。木の繊維にセルロースセメントを染み込ませて、後のドブ漬けの際にノリが良くなるようにする。筆を素早く動かしてしまうと、表面に気泡が出来るのゆっくりと塗る。下地にポスターカラーで色付けしているが、ポスターカラーは油性ではないため、シンナーに浸食されずに色流れはしない。


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 今回使用するセルロースセメント。釣り具店で購入が出来るもの。1リットル入りのセルロースセメントを2缶(1缶2600円程度)、セルロース専用のシンナー(950円)、リターダー(550円)。リターダーは、湿度が高い時に白濁するのを防ぐもので、つまりは乾燥の速度を遅らせるもの。今回は、セルロースセメント1.8リットルにシンナーを50ミリリットル、リターダーを50ミリリットル程度を混ぜた。
 セルロースセメントを入れる瓶は果実酒などを作るためのもので、無印商品で700円程度で購入(容量2リットル、セールで3割引き)。


※季節的な環境によるが、夏場はどうしても気温が高く、セルロースセメントが早く乾いてしまうので、この混合率では粘度が高く、ドブ漬けがうまくいかなかった。出来れば、セルロースセメント:シンナーの割合を10:1程度にした方が良いと思われる。特にアイの部分を彫り込む場合には、セルロースセメントの粘度が高いと、ダマになりやすいので注意が必要。


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 ボディをドブ漬けした直後の状態(2度目)。1度目に頭を上にドブ漬けをしたために、アイに溜まったセルロースセメントが硬化しながら下の方に垂れたために、表面に凹凸が出来てしまった。


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 表面が凸凹に(涙)。現在、耐水ペーパーで平滑にして対策を検討中。



(苦難の道はつづく)



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コメント

本当に器用ですね~ 一回作ってみたいとは思うのですが、ズボラな私には、どうやら無理なようです(T_T)

kazu #- | URL | 2012/07/21 21:54 * edit *

性格的にじっとしていられないだけですよっ。ちょこちょこやりますが、結局、中途半端に終わってしまうことが多々あるので、今回は何とか最後まで到達したいところです。

今回は、極力テキトーな方法で製作しますので、暇でやることないなぁ~なんて時に、是非、お試しくださいまし~。

donfan #mQop/nM. | URL | 2012/07/22 22:11 * edit *

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