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和歌山紀北チニング釣行 ~煩悩を解除しての1匹~ 

 関東以北では寒波襲来による降雪で大変なことになっているにも関わらず、ここ和歌山では、小春日和のような陽気で、そうなると流れ込む風を感じながら、軽快な音楽を聴きながら、アクセルを踏みたくなるもので、濃緑に橙色が輝くミカン畑を左右に切り抜けながら、進みゆく紅葉を遠くの山々に見ながら、ランチへと向かう。


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 先週末にも訪れた加勢田商店。美味しさを再確認するために、再度、同じ1杯を啜る必要がある。目の前の1杯にどれほどの思いが詰まっているのか、隠された美味さの秘訣は何なのかを店主から伺うと、美味さはより現実味を増す。店主曰く”食べログ”の評価点には納得がいかないとのこと。私も同感である。

加勢田商店
 住所:和歌山県紀の川市貴志川町丸丸栖892-5
 電話:080-4568-3774
 営業:11:00-14:00、18:00-23:00
 休み:月曜日
 駐車場:10台

 午後6時、少し早い時間から釣りを開始する。満潮からの下げの時間帯に入っているが、海面は鏡のように平穏で、ボラなどの小魚の波紋も無い。潮目が出来るのを待ちながら、ジグを投じていく。今日の作戦は、一級ポイントで最初の1匹を捉えた後に、少しポイントを休ませがてら別のポイントを探り、潮が強く流れる時間帯になれば、再度一級ポイントに入って有終の美を飾るというもの。狙いどおりに事が運ぶのだろうか。


 緩やかな追い風にジグを乗せて投じて、ボトムの形状を把握しながら、丁寧にハンドルを回し、ジグが硬いものに接触した場合には、ラインテンションを少し緩めて、ロッドワークで回避する。根掛かりしてしまうと、ポイントを潰してしまい、折角のチャンスを逃すことになりかねず、ここは慎重に操作することが求められる。潮が動いていれば、潮が当たり、潮が淀み、転流するはずであるが、まだそこまでは下げていない。


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 つぶらなハートの目

 流心付近に潮のヨレが出来始めており、根掛かりのリスクが高まるが、護岸に対して直角方向にジグを投じる。ジグの着底を確認してから丁寧に探ると、スッと触れるような感触を捉えるが、それがバイトなのか何かゴミに接触したのかは分からない。微振動のようなシェイキングを入れると、スッとジグの重量感が失せて、そして抵抗がなくなり、ラインを通じて重量感を感知し、素早くフッキングを入れる。ググググ・・・っと流れるような動き。魚の動きを封じるべく、ロッドの角度を保ち、ドラグで対抗すると、違和感を感じた魚が激しく暴れ、綺麗な円弧を描くロッド、バット付近から激しく揺さぶられる。瞬間的に本命のチヌでは無いことを知る。魚の動きを抑え込みながら、丁寧に寄せてランディング。40㎝を少し超えるワニゴチであった。思えば、数日前にバラしてしまった魚は、マゴチであると思っていたが、もしやこのワニゴチだったかも知れない。

 開始から30分で最初の1匹を釣りあげた後は、怪しげな正体不明のバイトがあるだけで、チヌのバイトは無く、時間だけがダラダラと過ぎる。すでに釣りを開始して2時間以上が経過。さすがに集中力が切れ始めている。再度、ワニゴチを掛けた一級ポイントに入り直す。ここぞと言うトレースラインを幾度と無くなぞるが、バイトは無い。潮の当たりが弱く、潮のヨレや転流が起こっておらず、更には流れに押されて溜まるはずの小魚の姿を確認することも出来ない。半ば諦め半分で、冷たい風を背負いながら、流心に近い方向にジグを遠投する。


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 先ほどより潮目が強くなっていることを確認することが出来る。ロッドを立てて、ジグヘッドがボトムの小さな障害物に引っ掛かったり、障害物を乗り越えたり、横に回避したり、そんなことを脳裏に描くことすら出来ないほどに集中力は切れかかっている。まったく釣りとは関係のない別のことを、もはや放心状態で考えるでもなく夢を見るかのように任せていると、前触れもなく、スッとジグからの伝達が途絶え、その直後にトルク感ある鮮烈な引きに、ロッドのバット部が抑え込まれるようにして角度が浅くなる。瞬時にスリープモードを解除して、臨戦態勢に入る。ジャァァァァァ・・・・っと雄叫びのようにドラグが唸り、魚が潮に乗って潮下方向へと勢いよく走る。これを許すと、水没している複数の杭にラインを巻かれてしまう可能性が高い。ドラグを2ノッチ絞り込み、まずは魚の動きを止める。ロッドのバット部に大きな負荷が掛かると同時に、動きを封じられた魚が、勢いあまって盛大に白濁をあげる。遠くで聞こえる水飛沫が良型を予感する。左手でロッドのバット部を支えながら、ゆっくりと魚を引き寄せてはラインを巻き取っていく。ラインブレイクを回避できるところまで魚を寄せてから、1ノッチ分だけドラグを緩めて、魚の体力の消耗を待ってからランディング。チヌ42㎝。良型である。

 海面に小さな波紋。雨が落ちてきた。


■釣行データ
 釣行時間:平成28年11月26日(土)午後6時~午後8時30分
 潮回り:中潮、下げ2分から開始
 天気:晴れ、弱い北風、気温:15度
 ポイント:和歌川
 釣果:チヌ1匹 42cm、ワニゴチ1匹(ともにリリース)

■使用タックル
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1)ワーム
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
 ・JACKALL, Cover Craw 2inch, IGAI Smoke
(2)ジグヘッド
 ・Cross Factor, Chinu Maru 3.5g, Black & Red

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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コメント

donfanさん

いいサイズの黒ですね、羨ましいぞ~
本日、スーパーで同サイズが 3k円で売られてましたよ。。。

追伸:本日、早朝3時に起きたら雨、、、布団に戻りヒツジ?を数えていたら止みやがった。 あ~っ 釣りに行きたかった~ ^^;

bottu #mQop/nM. | URL | 2016/11/27 15:33 * edit *

bottuさん、おはようございます。

おぉ~3Kですかぁ。結構な値段ですね~。ちなみにこちらでは、太刀魚F4(1本分)のパック入り(20㎝ほどにカット)で、800円~1000円してましたよっ。

ついつい自分が釣った魚の値段を確認して・・・そしてB/C出したりして・・・あぁ~余裕で「1」を切っていて・・・そして考えないことに(笑)

donfan #mQop/nM. | URL | 2016/11/28 08:11 * edit *

最後の一文カッコいい!小説見たいですよー!

kazu #- | URL | 2016/11/28 19:43 * edit *

kazuさん、こんばんは~

いやいや~・・・照れます。
っと言うか、kazuさんのブログの文章、いつ拝読しても魚を釣り上げるまでの過程、背景の描写、躍動感、虚脱感ときに達成感、うまく工夫されているなぁ~と感心しています。

最近、文章を書くから釣りをしている、釣りをしているから文章を書ける・・・なんかそんな風に思います。相互に作用して、相互に満足でき出来れば・・・。今日は飲み会で釣行はナシです・・・。

donfan #mQop/nM. | URL | 2016/11/29 22:02 * edit *

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