日本海若狭湾沖冠島 本命ブリの道険しく
2012/02/11 Sat. 23:31 [日本海ジギング紀行]
ビクトリーの仮眠所に到着した後、小さな電気ストーブを背負いながら、イモ焼酎のお湯割りで身体を温めつつ、タックルのセッティング。道中の外気温を示す電光掲示板には「-1」の数字が輝いていた。午前2時頃、冷蔵庫で冷やしたコンニャクのように冷たく重量感のある布団に滑り込む。小さな波音を聞きつつ、布団を温めるのに相当な時間を要して、ようやく心地良い温もりに包まれて夢の中へ。

山々は雪に覆われ、日本三景「天橋立」が遠くに見える。そこに天橋立があると分かっていなければ、ただの松林にしか見えない。やはり天橋立は、展望台から股覗きをして、そして松林を潮風に吹かれて歩くと言うのが正しい楽しみ方だ。土産屋の巨大なタコの乾物に驚くのも忘れてはならない。


桟橋前の駐車場には雪がびっしり。海沿いなので比較的、積雪量は少ないようだが、数日前には60cm近くも積雪があり、駐車場に入ることが出来ないと言う理由で欠航したこともあったようだ。
今日は、のんびり9時の出航。いつもなら気の早いアングラー達が船上であれこれと忙しく準備をしているのだが、我々以外に人影は無い。何度も欠航になり釣行出来なかった我々を不憫に思った船長が、どうやら我々3名のためだけに船を出してくれるようだ。船長の英断に感謝。今回の釣行は、パパ番長、パパ番長の長女(高校生)、そして私の3名。

出船後、間もなくして曇天に包まれ、周囲の視界が一気に霞む。いつも思うことだが、焦げるような陽射しの下で、凍りつくような極寒の中で、喉が渇き、汗を流し、寒さに震え、手が痺れ、時に大漁に歓喜し、多くは貧果に凹み、もう十分に釣りを満喫したから、この釣行で最後にしようかなと脳裏をよぎり、釣行後、少しの間は大人しくしていたかと思うと、心の奥底に潜む狩猟本能がメラメラと湧き出て、そして釣りに繰り出しては、先ほどの繰り返し。この濃淡が釣りを長く楽しめる秘訣なのだろうか、と顔面に当たる雪が冷たくて気持ち良いなと思いつつ思考を繰り返すのであった。

分厚い雲の切れ目から太陽の光が降り注ぐ。

ポイントに到着する間に娘さんが船酔いに。今日は割と波が穏やかとは言え、ここは冬の日本海。周期の短い波に雑に揺られてしまうと、少し油断すると船酔いをしてしまう。

冠島周辺に到着。船長がハマチの群れを捕えて釣り開始。水深は60メートル、群れが小さく、底で固まっている状態との情報。さらにこの状態は活性が低く、なかなかルアーに反応しないと言う残念な補足情報。まずは魚群の中のやる気のある魚を狙う作戦で、ダイワのサクリファイス250gで一気に底を取ってから丹後ジャーク。水深が60メートル程度しかないので、最初の1~2回で魚の反応が無ければ脈無しと見た方が良い。ボートが魚群を捕えても、魚群が逃げるように散ってしまうので、船長が頻繁にボートの位置を変えてくれるのだが、思うように魚が反応せず。ワンピッチ・ワンジャークで見せて食わせる方法に変更する。何度かバイトが有るもフッキングには至らず。

数度目の流しでようやくパパ番長さんにヒット。慎重なやりとりの後に姿を現したのはツバス。これで魚の活性が上がるのかと思いきや後が続かず。何度か場所を変えては流すが、相変わらずの沈黙が続く。
船長が、活性が高そうな魚群を捕える。ジグを投入すると魚が追っている姿が魚群探知機に反映される。船長が“魚が反応してるよ~”とアドバイス。丹後ジャークでロングスライドを意識したジャーキング。3度目のジャークで、間を長めに取ると、ピタッとラインスラッグが止まる。ラインを巻き取って、大きくフッキングを入れるとロッドが久々に曲がる。慎重にやりとりをして、姿を現したのは、本日の本命ブリの幼魚“ハマチ”。昨年末の釣行では、ハマチが入れ食い状態になり、“もうハマチはいらん”と思っていたのだが、今日のようは激渋な状態では、心よりこのハマチに感謝なのであった。

これ以上粘っても釣果が上向かないとの判断でサワラ狙いに変更。冠島から陸側に向かって30分ほど移動。この移動時間に食するインスタントラーメンの美味さは、極上この上ない。

ポイントに到着。貸切状態の船中。
ジグをアンダーキャストで風上に投げて、底を取ってから斜め引きを開始。ジャークを大きくすると鋭い歯でラインを切られる可能性が高くなるので、コンパクトなジャークで尚且つラインスラッグが出ないように注意する。水深は40メートル。中層付近でジャークを入れた瞬間にヒット。青物のような圧倒的なパワーは無いが、躍動感がロッドに伝わる。

サワラとは言い難い60cm程度のサゴシ。活性の高い群れを捕えることが出来れば、高い確率で魚を掛けることが可能だが、群れの動きが早いらしく、群れが散ってしまう前に素早くキャストをしてジャークが出来るか否かが釣果のカギを握る。

船長も釣り開始。動作に無駄が無く軟らかい。僅かな時間で次々にサゴシを掛ける。さすがだ。1時間もしないうちに魚の活性が極端に悪くなり、また天気も崩れそうになってきたので、午後4時前に釣り終了。結局、本命の青物、特にブリ、メジロには全く及ばず残念な結果に終わってしまった。船長曰く、この海域では、能登半島海域とは異なり、3月から4月にかけて水温が高くなる時期がブリの最盛期で、まだまだチャンスがあるとのこと。なんだそう言うことだったのかと今更ながらに知る。

本日の釣果。パパ番長さんも、同様の釣果であったが、娘さんは、結局、船酔いが激しくてまともに釣りが出来ず釣果には恵まれなかった。次回の釣行に期待!
■釣行データ
釣行日:平成24年2月11日(土)
潮回り:中潮
時間:午前9時出船、午後4時頃帰港
ポイント:冠島
釣果:ハマチ1匹(50cm)、サゴシ7匹(50~60cm)
■使用タックル
(1)
Rod: Daiko Hemingway HWVS-58/5
Reel: Shimano Stella 6000PG
Line: PE 3
Leader: 50lbs.
(2)
Rod: Wando Kookai KOCS601RF4
Reel: Shimano Twinpower 6000HG
Line: PE 2.5
Leader: 40lbs.
■ヒットルアー
・Fina St Rush 150g、125g
・Quadro 回天125g
■使用船
ビクトリー
http://www2.nkansai.ne.jp/users/victory/
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コメント
サワラがたくさん釣れていて羨ましいなぁと思ったのですが,
これでも渋いんですよね。
でっかい寒ブリ目指して頑張ってくださいね~(^^)/
楽しみにしています!
kazuさん、こんばんは~!
妄想しすぎなんですかね・・・。いつも釣行前には、釣友のパパ番長さんと、あれこれと自分たちの実力以上の夢を膨らませては、撃沈をしているんです・・・・まぁ、これも釣りの楽しみのひとつなんですが・・・・。
聞くところによると、こちらでは鰤の最盛期は3月下旬ごろからということが、今更ながら分かったので、それを目指して腕を磨こうと思っています。なかなか思い通りにならないってのも、我々アングラーを夢中にさせる魅力なのでしょうね・・・。
kazuさん、最盛期にこちらに遠征しちゃいますか?(笑)
その際には、遠慮なくご連絡下さいね~~~。
寒っ
donfan,お疲れっす。
しかし、毎度毎度、Mっ気漂う極寒釣行やねぇ…
俺には到底真似できない。
けど、俺も北西15m、気温1度で朝6時から夕方まで磯の上に立ちっぱなしなんやから、負けず劣らずバカです(笑)
春の水温が上がったころにブリをブリブリ釣りまくって送ってください。
日本海のブリはまいうーと聞くので一度食べてみたいです。
お礼は当然「うどん」ですが何か?
tam
あ~オレって、Mっ気たっぷりかも知れんなぁ~って思うわ。今更ながら。
極寒釣行が最近は気持ちイイなぁ~って。顔がチリチリする感じ、アレがサイコー。ってヤバいか。でも、やっぱ四季があるってのは良いねぇ。長いこと日本で暮らしていると、身体が四季を求めるもんね。
っつうか、そっちもたいがいアホやと思うよ(笑)。かなりストイックな釣りしてるもんね。tamらしいよ。
春鰤、釣りに来るか?
もしその気になったら待ってるよ。
お礼がうどん?
あ~最高やね。
最近、うどんを食べてないから、久々に丸亀でも行こっかな・・・。
今年は、キャンプを一緒にしよう!
松山で釣れるのさっ
donfan、日本海まで行かずとも、その辺でぎょーさん釣れま。
味は違うんやろうけど、こっちも激流にもまれ、ベイトの豊富さゆえ、脂ノリノリですぜ。
うちの息子と同じ名前の遊漁船で年に1,2回出撃してます。
まだ、ハマチしか釣ったことないけど(爆)
今は太刀魚も釣れてるね~
太刀魚ってバリ旨よなぁ~
3月って磯一休み(産卵時期)なので久々に行こうかな?
■オフショアジギング KAISEI(釣果)
http://homepage3.nifty.com/kaisei/tyouka-new.htm
遠征したいんですけどね~
妻からNG出されてるんですよ~(T_T)
去年1週間ほど高知にアカメ釣り遠征に行って,
20万円ほど散財してきたもので・・・(^_^;)
ちなみに,その模様はこちら↓です。
http://www.fimosw.com/u/kazu/cngk4ri83epkmr
tam殿
なんと!松山でも釣れちゃうんだねぇ~!っと言うことは、神戸から西方面に移動して、岡山や広島あたりから出ても釣れるってことやね~。わざわざ日本海まで繰り出す理由が乏しくなってきたなぁ・・・でも、距離的には似たようなものか?
※釣行までの苦難を楽しんでいるような気もするし・・・。
っで、リンク先を確認しちゃうと・・・・
ゲッ!!!!
でっぷりまるまるの鰤が釣れているではないか!しかも夏場でも上がってるし。今年は、四国遠征でも考えてみるかな・・・。その前にキャンプを実現せんとあかんね。去年は、キャンプ場の予約がなかなか取れなかったから、今年は早めに予約を入れよっと。
来週あたりに、またもや日本海に繰り出してやろうかと思案中・・・・鰤爆発間近か?????
kazuさん
平日は仕事で悶絶しており、土日になりようやくノンビリです。昨夜は、ミャンマーから知人が一時帰国していたので、海外話で盛り上がりました。最近、飛行機に乗っておらず(当然、海外にも行けず・・・)、どこか行きたい病でムズムズしています。民主化に向けて激動のミャンマーで釣り・・・ってのも面白そうだなと。
ところで、アカメ釣行記、拝見いたしました。いやいや、テレビでドキュメンタリーでも行けちゃうんじゃないのか!っと、もしくは開高健さんの”オーパ”仕立てでも行けちゃうぞ!なんて思いつつ、読破しました。オチが読めそうで、読めなかったのですが、いやぁ~釣りってロマンですよね。男のロマンです。
次回は???っと勝手に期待しちゃってますが、相当散在されたようで・・・・。私も似たような状況ですので、無理はしちゃダメですよね(笑)。
いつか、釣行をご一緒出来ることを願いつつ・・・。
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