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日本海丹後半島沖オフショアジギング ~寒鰤豊漁とは裏腹に~ 

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 ルミナリエが終わるといよいよ師走も佳境に入り年の瀬に。日本海丹後半島的に言えば、いよいよ寒鰤シーズンに突入し、10kgを超える大物を狙える時期に。京都府舞鶴市の新聞記事によると、定置網に10kgを優に超える寒鰤が6000本も入り、キロ当たり1,300円で取引された後に京阪神などに出荷されたとのこと。正月にかけて絶妙のタイミングでの豊漁に漁業関係者はホクホクだとか。さらに記事によると、このような豊漁は実に10年ぶりとのことで、寒鰤を狙うアングラーも自動的にニヤケ、突如、真顔になってジギング船の空き状況を確認するのである。10kgの鰤1本で13,000円、市場価格でこれの3~5倍ぐらいになるのだろうか・・・と、いらぬ計算をしつつ、自分が寒鰤を両手に掲げている図を頭の右上らへんに浮かべるのである。確か氷見の寒ブリは、キロ1万円はくだらないとか。スイッチオン。


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 “女心と秋の空”以上にこの時期の日本海の天候はころころと変わる。往々にして不機嫌なことが多く、やや不機嫌、猛烈に不機嫌、さらに強烈に不機嫌と目まぐるしく不機嫌の程度が変わり、突然、ニコリと微笑むことがある。一瞬だけど。この間隙を見事に捉えて12月22日(土)に釣行決定。
 しかし、やはりここは日本海。午前中は何とかご機嫌が麗しい予報だが、午後からは北風がビュービューと吹き荒れて、いつものご機嫌斜めに突入するとのこと。黒田船長の判断により、今日は午前7時に出船して、一気に勝負をかける作戦になった。


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 一時間ほどかけて一気に白石グリ付近まで移動。午前10時の白石グリ解禁と同時に寒鰤を狙う作戦だ。船長曰く、天気が悪化しているので、白石グリで寒鰤を狙うことが出来る時間は、せいぜい正午までの1~2時間、この間に寒鰤を仕留めることが出来なければ、今日は寒鰤を仕留めることは無理とのこと。船上のアングラー10名が眉毛が険しくなった・・・気がした。


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 いつもなら肩慣らしに立ち寄る冠島を遠く東の方向に見て、丹後半島に沿って北上する。これぞ冬の日本海的な、演歌的な鉛色の重厚な雲が空を完全に覆う。今のところ、雨粒が気になるものの、微風で波高は低い。


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 出船から1時間後の午前8時に白石グリ付近に到着し、水深70~100メートルラインにジグを投入するも、魚の反応は皆無。船長の判断で、早い段階で切り上げて、丹後半島北端の経ヶ岬付近に逆戻りして、白石グリ解禁までの時間をボウズ回避のためのハマチ狙いに変更。船首を風上に向けて釣りを開始。潮の動きはなく、素直にジグを着底させることが出来る。

 今回、熟練ジギンガーのN氏と、ジギングが初めてのUスケと3名で釣行。魚を釣ることが出来るかどうか心配顔であったUスケだが、開始早々にボトム付近で小刻みにしゃくっていると見事にヒット。初めのジギングで最初のハマチがダブルの快挙。良い感じにロッドが絞り込まれている。コツを掴んだのか更に2匹のハマチを追加。初ジギングで上出来である。

 一方の私は、ワンピッチ・ワンジャークでハマチを2本捕獲した後に、またもやワンピッチ・ワンジャークにドスンと鋭いアタリ。ラインを巻き取ってから確実にフッキング。ハマチとは明らかに異なる引き。船長がマイクで“ヒラマサかも知れんなぁ”と。ヒラマサには規則的なアクションが効くと、雑誌に書いてあったことをポンピングしつつ思い出し、本当にヒラマサかも知れぬと期待が膨らむ。リーダーが見えた。今までにヒラマサを釣ったことが無く、心の中でニヤリとした瞬間に銀鱗が翻ったかと思うとフックアウト・・・・。無念。


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 午前10時に白石グリに突入。風が徐々に強くなり、波も高くなってきた。ボトムに寒鰤らしき魚群が張り付いているとのこと。自然とジグを操る両腕に力が入る。水深は100メートル前後。波によって船は上下に激しく揺さぶられる。特に船首はその動きが顕著だ。今更ではあるがミヨシに陣取ったことを若干後悔しつつも、船が上下に揺さぶられる動きを考慮して、丹後ジャークを中心にしてジグに動きを伝える。スパンカーを立てた船は、北風を真面に船首に受ける。冷たい雨も降り注いでいる。

 左舷の常連アングラーが鰤らしき強烈な魚を掛けたが、ロッドが完全に伸されていて、トルク感溢れる引きに耐えきれずラインブレイク。その直後に右舷のアングラーが魚を掛ける。雄叫びをあげつつメジロをネットに収めた。更に風が吹き、波が高くなり、雨が降り注ぎ、そしてわずか1時間足らずで白石を撤収せざるを得なくなる。


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 白石グリを諦めて、波風が穏やかな舞鶴市沖に大きく移動。徐々にこちらにも風の影響が出てくるに違いないが、今の時点では釣りに問題なし。船はドテラ流しの状態。北からの風を右舷に受けてはいるものの、潮の流れが北西に向いているため、右舷前方から2時の方向にジグを遠投しても、水深50メートルをジグが捉えた頃には、ラインが船の真下に入ってしまっている状態。非常にやりにくい。左舷に陣取るN氏とUスケの間に入れてもらったり、右舷で悶絶したりを繰り返す。


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 左舷ミヨシで頑張るN氏。

 左舷でジグを流した後にトゥイッチングの要領でジグを斜め引きしていると、ドスンと鋭いアタリ・・・しかし乗らず、更にジグに動きを与えるとドスン・・・またもや乗らず。サゴシではなく、サワラクラスのアタリだ。ジグの後ろ側のアイにトレブルフックを装着する。


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 船中では、サゴシがあがりだした。1メートルを超えるサワラも上がった。続いてN氏のロッドが絞り込まれた。強烈な引きに耐えて捉えたのは、1メートルに近いサワラ。精悍な面構えだ。やはり、リアフックが捉えていた。


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 船長からの情報によると、魚群がボトムから中層に上ずってきているとのこと。と言うことは表層まで気が抜けない。
 ジグが着底すると、トゥイッチングで鋭く動きを付ける。トゥイッチングの間に微妙な“間”を入れると、その瞬間にバイトが集中する。ジグが中層に達した頃にドスンとアタリ。1匹目は70cmのサワラ。更に85cmのサワラ。2匹ともリアのトレブルフックが顎を捕えていた。その直後にもバイトがあるも、リーダーをスパッと切られてしまった。

 午後2時半頃に魚の反応も悪くなり納竿。なかなか思い通りにならぬものである。年末にもう一度、釣行するチャンスがあるので、その時には寒鰤を。案鰤を仕留めることが出来るか否かは、移ろいやすい日本海のご機嫌次第なのかも知れない。





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 脂が乗って良い感じのハマチの刺身。


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 定番の西京漬けにするためにサワラを切り身に。今の時期のサワラはまさに旬であるらしく、真鯛やメジロなんかよりも断然に美味いとのこと。船上で腸を取っているので、刺身でも食べることが出来る。西京漬けにすると、1週間ぐらいから食べ頃となり、1か月近くも保存が可能だとか。今からだと、ちょうど正月前後に味が浸みてきて食べ頃かなと。全て黒田船長からの受け売りですが・・・。






■釣行データ
 釣行日:平成24年12月22日(土)
 潮回り:小潮
 天気:曇時々雨、気温6度~10度
 時間:午前7時出船、午後3時頃帰港
 ポイント:丹後半島 経ヶ岬付近、白石グリ、舞鶴市沖
 釣果:ハマチ2匹、サワラ2匹


■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
13-20121222_2601_03.png


■使用タックル
(1)ジギング用
 Rod: Daiko Hemingway HWVS-58/5
 Reel: Shimano Stella 6000PG
 Spool: Studio Ocean Marks SW8000F
 Line: PE 3
 Leader: 50lbs.
(2)ジギング用
 Rod: Daiko Hemingway HWVS-62/4
 Reel: Shimano Twinpower 6000PG
 Spool: Studio Ocean Marks TP8000F
 Line: PE 3
 Leader: 50lbs.
(3)ライト・ジギング用
 Rod: DAIKO Jacker JB-60/3
 Reel: SHIMANO Calcutta 201
 Line: PE 2
 Leader: VARIVAS VEP50lbs.



■ヒットルアー
ハマチ
・CB ONE, Zero 1, 160g(緑金)
・CB ONE, Zero 1, 190g(緑金)
サワラ
・Fina St Rush 150g(赤金)


■使用船
ビクトリー
http://www2.nkansai.ne.jp/users/victory/

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