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和歌山サーベリング釣行 ~時合は僅か20分~ 


 今日は小潮1日目。時間帯は上げ潮である。風が強く、釣行するか思案しつつもハンドルを切り、アクセルを踏んで自然と釣り場へと向かっている。午後7時頃に到着。ベイトの大群を確認して、まずはアオリイカを狙うべく餌木4号を投じるが、PEラインが横風に煽られて、思い通りに操作することが出来ない。数投してアオリイカ狙いを諦めて、太刀魚狙いに変更する。数日前には、ずらりと緑色の電気浮きが整列していたが、今日は随分とその数が少ない。釣果が下向きなのかも知れない。風を気にしながら、ジグヘッドを投じていく。


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 リーダーの垂らしを長めに取って、遠心力を使って風に向かってジグを投じていく。ジグヘッドが着水後には、風でラインが煽られて無駄なラインが放出されないようにロッドティップを下げて応じるが、それでもラインは大きな弧を描いてしまう。結果、風にラインが引っ張られながらのスライド式テンションフォールとなってしまうが、止むを得ない。既に釣りを開始して30分が経過し、時刻は午後7時半。曇天と言うこともあり、明度が低く、いよいよ時合に入りそうな雰囲気である。上げ潮の際には潮の当たりが良く、尚且つ潮流に包まれることでベイトの群れが固まる場所があり、その奥側にジグヘッドを投じていく。十分に沈めてから、縦のシャクリでジグヘッドを跳ね上げて、その後は風に邪魔されないようにロッドティップを下げて、トゥイッチングの要領でジグを操作する。一定のレンジを引くイメージだ。ジグヘッドがベイトの群れに突入したか否かのところで、グンッと明確なバイト。更にトゥイッチングを入れようとすると、ガツンと強烈な反動でロッドが曲がる。ロッドを立てて、魚の動きに応じる。強めに締めたドラグが、ジャァァァーっと悲鳴のように唸る。海面には、ベイトがピチピチと跳ねていて、時折、海面が切り裂かれるような鋭い線が入る。太刀魚がボイルしている。やや強引に引き寄せて、そして最後は引き抜くと、F3程度の太刀魚。

 時合に入っている。群れは随分と奥に位置しているようで、風の強弱を見計らいながら、風が弱まった瞬間を狙ってジグヘッドを遠投していく。うまく太刀魚の群れにジグヘッドが命中したのか、スライド式テンションフォールの奏功か、ジグヘッドのフォーリング中に痛烈なバイト。ラインが張り詰めて、ドラグがジャァァァーっと鳴る。太刀魚独特の、グワングワンと力強い引きを満喫して、そして引き抜く。


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 完全に時合に突入している。太刀魚の群れは、岸から40mほどの位置についている。それが証拠に、手前に並ぶ緑色の電気浮きには何の反応も出ていない。横風に邪魔されつつも、ジグヘッドを目標に向かって投じていく。ジグヘッドを投じる位置を外さない限りは、確実に太刀魚のバイトを得ることが出来る。今まであまり芳しい釣果を得ることが出来なかった、”Aqua Wave”の”Spark85”が釣果を後押ししてくれている。このワームは、弾性に富んだ張りのある素材が使われていて、表面は柔らかいのに、ワームを曲げても元の状態に素早く復帰する力強さがある。また、太刀魚の歯が当たってもボロボロに切れない素材で、故に針持ちが良く、一発目の太刀魚のバイトを捉えることが出来ずとも、針がワームから外れにくく更なるバイトに備えることが出来る。動きを目視すると、ワームの尾の部分のキールが良い働きをしているようで、飛び跳ねるように見事なスライドを見せる。

 技術力云々では無く、ワームの性能と時合のお陰と言うしかないが、面白いように太刀魚が反応する。しかしながら、20分間で6本の太刀魚を捉えたところで突如反応が無くなってしまう。太刀魚の群れが移動したのか、時合が終わったのか。まだ数を伸ばすことが出来たのかも知れないが、珍しく十分な釣果を得ることが出来たので、午後8時をもって納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年6月1日(木)午後7時~午後8時
 潮回り:小潮、上げ
 天気:晴れ、気温21度、水温18.7度
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:太刀魚 6本(F3~F3.5)

■使用タックル
(1) サーベリング用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Cultiva D-AX 12g
 ・Aqua Wave Spark85、SG Green/Blue F

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
03-20170601.png

テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山サーベリング釣行 ~1時間1本勝負~ 

 新月後の中潮3日目。しかも夕暮れ時に潮が上げてきていて、この潮汐を確認したうえで、悶々と職場で仕事をしているのも、おとなしく自宅に帰ってテレビを眺めるのも無理である。多少、風は吹くとの予報であるが、上手く風裏に入れば問題は無い。車社会の和歌山では、夕方の帰宅ラッシュと言えば、電車では無く、自家用車の列をイメージする方が容易であるが、案の定、裏道もどこも赤いランプを灯しながら車が繋がっている。今日の狙いは太刀魚であるので、午後7時半頃までに現地に到着することが出来れば、ギリギリ時合には間に合う。はやる気持ちを辛うじて抑えつつ、ブレーキを踏むよりも、当然ながらアクセルを踏むときの方が力強い。午後7時に現地に到着。西の空には、分厚い鈍色の雲が壁のように立ちはだかり、背後から薄い橙色が差している。

 ワームに紫色の発光体を差し込んで、そしてフックをセットしていざ開始。周囲には、太刀魚狙いの釣り師が並んでいて、緑色の電気浮きが同じように綺麗に並んでいる。風が吹いてきた。


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 潮流のせいか、風のせいか、緑色の電気浮きが流れてきていて、徐々に我が陣地を侵しつつあるが、隙間を狙ってはジグヘッドを投じていく。トレースするレンジを底付近から徐々に上げながら、太刀魚の様子を伺うが、開始30分経過しても何の音沙汰もない。少し離れたところに浮いている電気浮きが、黒い海にユラユラと埋没して蠢いている。何度かの浮沈を繰り返した後に、電気浮きがブルブルと震えている。太刀魚が上がっている。時合が来たか。こんな時の餌釣り師の動向は非常に参考になる。比較的、手前に電気浮きが整列していることを思うと、どうやらこの辺りが太刀魚の回遊ルートになっているようだ。幸いのことに、左側には誰も釣り師がいないので、斜め左方向にジグヘッドを投じて、太刀魚の回遊ルートを少しでも長くトレース出来るように心がけて、ロッドを煽りながら、リールのハンドルを回しながら、ジグヘッドを大きく左右にスライドさせる。ジグヘッドをキャストしてから、手元に戻ってくるまでに、リールのハンドルを50回ほど回す必要がある。ハイギヤのリールであることを考えると、約40mほどの距離を舐めていることになる。リールのハンドルを35回巻いたところで、ガツンッと痛烈なバイト。ロッドをシャクるタイミングの直前であったので、具合良くフッキングに成功する。狙い通りの太刀魚だ。

 更なる釣果を求めて、ロッドを振り続ける。同じトレースラインで、再度、鋭いバイトがあるも、バイトした位置が悪かったのかフッキングには至らず。場所を移動しながら、ジグヘッドを投じていくが、そうこうしているうちに完全に陽が暮れて、ワインドの出番は終わったと判断して、午後8時に納竿とした。僅か1時間の短い釣行であったが、心身ともに良いリフレッシュになった。相変わらず、緑色の電気浮きは綺麗に整列し、そして鮮明に輝きを放っている。

■釣行データ
 釣行時間:平成29年5月30日(火)午後7時~午後8時
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温23度、水温18.3度
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:太刀魚 1本(F3.5)

■使用タックル
(1) サーベリング用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
 ・Cultiva D-AX 12g
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(UV Pink Silver)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
02-20170530.png

テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山紀北メバリング釣行 ~二兎を追ったものの~ 


 昨夜の釣行では、満潮の潮止まりを境に、上げ潮の時は太刀魚を、また下げ潮の時はメバル、カサゴを狙うという欲張りな計画であったが、いまひとつ狙いどおりに事が運ばなかった。今日の潮回りは、新月後の中潮1日目で、午後9時頃に満潮を迎える。風も穏やかとのことで、場所選びも融通が効いて都合が良い。今日の計画は、夕暮れ時から潮止まりまでの3時間を確保して、まず前半は、太刀魚を狙うこととして、日没の時合に状況が良ければそのまま太刀魚狙いを継続して狂喜乱舞し、逆に状況が悪ければ、坊主回避のためにカサゴ狙いに切り替えるという、積極的かつ突如として保守的、消極的なもの。釣りを切り替える際の移動時間が勿体ないことを既に学習したので、今回は、風向きを考慮しなくて良い状態も手伝って、太刀魚とカサゴを共に狙うことが出来るポイントを選択。場合によっては、消波ブロック付近の海藻エリアでメバルを狙うことも出来る。更には、満潮の潮止まりまでに魚を見ることが出来なければ、下げっぱなを保険として確保することも視野に入れた。我ながら、釣りの時だけは用意周到である。ただし、粘り過ぎると明日の仕事に支障が出るので、見切りが必要となるのだが。

 午後6時、現地に到着。まだ陽が高く、太刀魚には早過ぎる感があるが、まずはポイントに入り海の様子を確認する。潮が効き始めている。鰯だろうか、ベイトの姿を確認することも出来る。体力を温存しつつ、まずはワインドで様子を伺うが、一向に反応は無い。地元の若者達と談笑しつつ、ともに時合の到来を待つ。西の遠くの稜線に橙色の太陽が差し掛かり、清涼感のある水色の空には羊雲が流れ、ひんやりとした空気が山から駆け下りてきて、いよいよ時合かと期待するも、何故かバイトすらない。周囲の釣り師のロッドも音沙汰無しの状態である。午後7時半、今の時点でバイトが無いということは、太刀魚が入ってきていない証でもあるので、ここで前半の部を切り上げる。


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 素早く車に戻り、タックルを持ち替えて、お次はカサゴ狙いに転じる。自作ジグヘッド(がまかつ「JIG29 #6」、YO-ZURI「ガン玉 3B」)にダイワのビームスティック2.2インチの組み合わせ。色はパールホワイトを選び、インパクトを重視して素早く勝負する算段である。ジグヘッドを軽く投じて、被覆石の上面をトレースする。底を取ることには固執せず、あくまでスイミングを中心として、捕食活動に入っている活性の高い個体に狙いを定める考えだ。時合の高まっている時間帯に、根掛かりやラインブレイクで時間を無駄にするのは勿体ない。数投目にして、すぐに魚からの反応があり、僅かコンマ何秒の世界でためてからフッキングを入れると、ソリッドティップがスッと入り、そして魚の躍動感でロッドが震える。小型ながらカサゴだ。


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 突如、近くの釣り師のリールから、ドラグ音が鳴り響く。暗闇の中、”太刀魚やぁ~”とういう言葉とともに、明滅する光の筋に照らされて、銀色の刀が暴れているのが見える。何だと、太刀魚の時合か。素早く車に戻り、太刀魚用のタックルを持ち出して、この時合を逃してなるものかと一心にジグを投入する。その後も近くで何本かの太刀魚があがり、こちらの気持ちも相当に昂りを見せるが、こちらの殺気が伝わり過ぎるのか、残念ながら太刀魚からの反応は無い。何故だ。場所か、レンジか、速度か、ベイトか、もしや腕か。時合は20分そこいらで終わってしまい、止む無く、カサゴ狙いに戻る。場所を移動しながら、軽くジグを投じていくと、数投に1回の頻度で何らかの反応がある。

 ここ最近、使用するようになった簡易の自作ジグヘッド(がまかつ「JIG29 #6」、YO-ZURI「ガン玉 3B」)。今まで通りのタイミングでフッキングすると、針の掛かりが深くて、針を外す際に魚に傷をつけてしまいがちになる。出来る限り、口の淵に針を掛けたいところ。フッキングのタイミングを、コンマ何秒の世界であるが、早める必要がある。


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 サイズは望めないものの、飽きない程度に反応があり、そしてロッドが曲がる。場所を移動しながら、短い距離にジグヘッドを投じたり、沖側の海藻を目がけてジグヘッドを投じたり、時にメバルの反応を探るが、太刀魚に恐れをなしたのかメバルのバイトは無い。カサゴが釣れる度に、左手でカウンターを探り、そしてボタンを押す。あと1匹、あと1匹と思いながらも、あと1投、あと1投とジグヘッドを投じて、気が付けば午後9時である。それなりに数が出た感があるので、これにて納竿とした。車に戻ってから、カウンターを確認すると、”20”にぴったりであった。今宵も更けていく。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年5月28(日)午後6時~午後9時
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温:21度→18度、水温:17.8度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:計20匹(カサゴ20匹)(全てリリース)
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■使用タックル
(1) サーベリング用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs
(2) ジグヘッド用
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワインド用
 ・Cultiva D-AX 15g
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)
(2) 引き釣り用
 ・Fujiwara 太刀魚ジグヘッド10g
 ・キビナゴ
(3)ワームジグ・ヘッド
 ・ダイワ ビームスティック2.2インチ、パールホワイト、煌クリアー
 ・自作ジグヘッド(がまかつ「JIG29 #6」、YO-ZURI「ガン玉 3B」)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山中華そば探訪(61) ~薩摩ラーメン四天王 園部店~ 

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 本日のランチはこちら。ラーメン四天王の系列店であるが(注:後に系列店ではないことが判明)、巷の噂では、こちらの園部店の評価はもっぱら高く、”他の四天王とは一線を画す”、”独自の路線で勝負していて”なんて評価があり、以前に訪れた別のラーメン四天王で落胆したこともあったので、見事な晴天に誘われつつも期待半分で出掛けてみることに。雨降りの季節に中華そばを啜るのも哀愁があって乙なもんであるが、こうも晴天だと逆に中華そばを啜るのは勿体ない、海辺でおいちぃイタリアンに赤ワインの方が断然に良いに決まっているが、一人だと余計に寂しいのでやっぱりラーメンに限るでのある。

薩摩ラーメン四天王 園部店
 住所:和歌山県和歌山市園部640-6
 電話:073-462-4977
 営業:11:00~14:00 17:00~22:00
 休み:日曜日
 駐車場:店舗横に6台


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 午前11時の開店から遅れること30分、既に駐車場は満車で店内もほぼ埋まりつつあるが、タイミングが絶妙であったに違いないが、まるで私が疫病神のように、私が扉を開けて注文をする頃には一巡して客はまばらに。カウンター席が8席、奥の方にテーブル席が複数あって、全20席というところか。やたらに厨房が大きい中華そば店もあるが、こちらは客側優位であるらしく、こじんまりとした厨房である。巨大な寸胴には白濁したスープが湯気とともに踊っている。


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 「ラーメン」810円也。事前に確認したところによると、ボリューム重視のお店であるらしいので、結果的にこれが正解であったのだが、今回はチャーシューメンではなく通常のラーメンに。注文後、5分もしないうちに器がコトリと置かれた。お上品な白濁スープに輪郭大きめの青葱が大量に乗っていて、その下に存在感のある叉焼2枚が見え隠れする。まずは蓮華でスープを啜る。豚骨スープの筈であるが、あまり豚骨の味は強くなく、円やかな中にも塩分が前面に出ていて、”サッポロ一番塩ラーメン”のような懐かしくも直球的な分かりやすい味である。伝統的な和歌山中華そばに慣れてしまったからに他ならないが、スープをゴクリと嚥下した際に、喉にイガイガとエッヂの効いた醤油味が無いと、少し物足りないと感じてしまう。古典的な表現をすれば、”パンチが足りない”そんな味である。


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 お次は麺を啜る。塊感のある麺をほぐしながら、グイッと引っ張り出して白濁スープを絡めながら啜り噛み締めると、程良い弾力の後にモチモチとした食感になり、まさに食べている感がある。麺にモヤシと青葱が混ざり合い、更にはモヤシを炒めた際の脂が香り、単調になりがちな味が奥行きを増す。麺の分量は多め。


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 お次は叉焼。大きめの叉焼が2枚であるが、相当に分厚さがあるので、その辺のセコイ中華そば店のチャーシューメンぐらいの分量がある。見た目的には十分に満足度が高い。豚肉の筋がスジスジしていると、確実に歯にスジが挟まって気持ちが萎える可能性が高い分厚さであるが、まずは味を確かめるべく、端っこを齧ってみる。豚肉の繊維を確認出来るもホロリと崩れるような柔らかさで、直ぐに豚肉の野性味が口中に広がるが、これが嫌味は無く、むしろ野性味を楽しむかの如くの豊潤さで、ジュワリと染み出る脂身の甘い味を実感すれば笑みがこぼれてしまう。歯にスジは挟まらない。間髪入れずに、如何にも醸造されたと言わんばかりの醤油の香りが漂い、豚肉の味に覆い被さるように甘辛い醤油の味が広がる。見事な調和である。世間で美味いと称される叉焼であるが、なるほど美味い。


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 この分厚い叉焼を食べると、近頃は胸焼け必死であるが、脂身が上品なこともあり心配無用である。しかしながら通常のラーメンでこの分厚い叉焼が2枚であるので、チャーシューメンであったならば何枚入っていたのであろうか。チャーシューメンならば確実に胸焼けをしていたので、今回、通常のラーメンを注文したのは実に正解であった。気が付けば、多くの客で賑わっている。


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店名:薩摩ラーメン四天王 園部店
「ラーメン」
 ◇お値段:810円
 ◇トッピング:叉焼、青葱、モヤシ
 ◇麺:中太麺ストレート
 ◇スープ:豚骨
 ◇叉焼:甘辛い醤油味の極厚叉焼2枚
 ◇満足度:★★★☆☆
 ◇その他:思いの他、スープは薄い
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テーマ: ラーメン

ジャンル: グルメ

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和歌山紀北サーベリン等釣行 ~読みが外れて苦戦、人が多くなると困る~ 

 週末の天気と潮汐を確認すると、夕方になれば風が落ち着いて緩やかな北風に変わり、午後8時に満潮を迎えるとのこと。潮回りは新月大潮最終日。この頃、色々な魚が釣れ出していて、カサゴ、メバル、チヌ、太刀魚、アオリイカ、何を対象魚にするか大いに悩んでしまう。思い悩んだ挙句のプランはこうだ。午後8時の満潮を挟んで、まずは午後6時頃から上げの時間帯は、上げ潮に乗ってベイトを追って湾奥に入ってきた太刀魚を狙い、そして満潮からの下げの時間帯は、場所を変えて、消波ブロックや被覆ブロックに付くメバルとカサゴを狙うという、作戦がハマれば爆釣間違い無しであるし、仮に太刀魚を外しても後半の根魚で痛恨の坊主は回避可能というもの。昼間に多数のチヌの姿を確認したこともあり、チニングもプランに入れたいところであるが、潮位が高いとポイントに入りづらいこともあり、また大潮周りの時は苦戦しているとの過去のデータもあるので、今回はチニングを諦めることに。

 まずは太刀魚狙いに。胡桃入りの食パンを齧りながら、チーズを齧りながら、冷たい珈琲を啜りながら、国道42号を南下する。午後6時過ぎに現地に到着し、ポイントに入ると既に先行者あり。しかも結構な人数である。このポイントでの太刀魚狙いは、場所によって釣果が大きく左右される。残念ながら、潮が当たり、そして深場から駆け上がりになっている実績ポイントには、複数名がロッドを振っていて、隙間に入る余地は無い。苦戦が予想される。


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 まずは引き釣りで太刀魚を誘う。昨日は、結構な釣果であったらしいが、今日はなかなか渋いようで、日没の時合になっても周囲で2本あがったのみ。ジグを投じてから、それを沈める秒数でポイントの深さを把握しながら、大まかにレンジを刻んでいくが反応が無い。2度、明らかなバイトがあるも食いが浅いのか乗せることが出来ない。時間が無遠慮に過ぎていき、既に満潮の潮止まり間近である。さすがに焦りを感じる。絶好の場所に陣取っていた人達が去ったものの、時既に遅しの感じもするが、ダメ元でジグを投じる。深場からの駆け上がりの地形に沿って、ジグのレンジを徐々に上げていくイメージでロッドとリールを操作する。ズンッ・・・と重量感を伴う違和感がロッドに伝わる。そのままの速度を維持しながら、フッキングのタイミングを推し量る。更なる重量感、ロッドを引き付けるようにしてフッキングを入れると、何とか乗せることに成功する。ようやくの釣果に安堵するも、潮目が消えて、海面は見事に凪いでいる。気づけば、周囲には誰も居なくなっている。午後8時、辛うじて1本の太刀魚で前半の部を終える。

 移動途中のコンビニで小休止。ハッチを跳ね上げ、ラゲッジに腰を掛けながら、機械が作ってくれた熱い珈琲を啜りながら、パンを齧りながら、煌々と白く光る照明に照らされながら、次なる釣りの準備をするのも悪くない。コンビニの珈琲も随分と美味しくなったもので、些細なことが至福の瞬間を作ってくれる。


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 車を走らせて、メバル、カサゴ狙いの場所に午後9時半頃に到着する。普段より多くの車が停まっていて嫌な予感がする。チヌ狙いの釣り師は帰っているはずであるので、もしやと思いながら準備を整えて釣り場に向かうと、やはり電気浮きでの太刀魚狙いの釣り師達である。赤い電気浮きが多数浮いている。この時点で、今日は終わったなと確信する。ジグヘッドを投じるスペースが殆どなく、目を凝らしながら隙間にジグヘッドを投じていくが、まともにキャストすら出来ず、更には不意に風も吹いてきて苦難が倍増する。辛うじてカサゴを捉えるも、再現性を確認することすら出来ないほどに場所が無い。


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 足元にジグヘッドを落とし込んで、何とか拾っていく感じであるが、思い通りの操作が出来ず、ジグヘッドの消耗が激しい。カサゴ1匹を釣るのに、ジグヘッド1個を喪失するような具合であり、明らかに費用対効果が悪い。当然ながら精神的にも宜しく無い。満潮からの下げの時間帯で、良い釣果が期待出来ただけに残念であるが、電気浮きの人達は徹夜で釣りをするぐらいの勢いであるので、止む無く、消化不良ながら納竿とした。気温が高くなり、気候が良くなってくると、釣り師が多くて困ってしまう。本当の釣りバカしか活動しない、極寒の時期がやはり良いのかも知れない。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年5月27日(土)
太刀魚狙い:午後6時~午後8時
カサゴ・メバル狙い:午後9時30分~午後11時
 潮回り:大潮、満潮を挟んで前後
 天気:晴れ、気温:22度→17度、水温:18.1度
 ポイント:和歌山下津
 釣果:計5匹(太刀魚1匹、カサゴ4匹)(太刀魚はキープし、他は全てリリース)

■使用タックル
(1) サーベリング用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs
(2) ジグヘッド用
 Rod: Anglers Republic, Palms Pinwheel PASS-76
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs
(3) フロートリグ用(Fシステム)
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワインド用
 ・Cultiva D-AX 15g
 ・ECOGEAR Power Dart Minnow 105mm(Glow)
(2) 引き釣り用
 ・Fujiwara 太刀魚ジグヘッド10g
 ・キビナゴ、カタクチイワシ
(3)ワームジグ・ヘッド
 ・ダイワ ビームスティック2.2インチ、1.5インチ、パールホワイト、煌クリアー
 ・ガイア ネジワーム1.5インチ、Glow Pink
 ・Aqua Wave, Rock Bait Jig Head 1.5g、1.0g
 ・カルティバ バランサーヘッド0.3g
 ・自作ジグヘッド(がまかつ「JIG29 #6」、YO-ZURI「ガン玉 3B」)
(4) フロート
 ・アルカジック シャローフリーク F10.5g

■潮汐
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テーマ: ソルトルアー

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山紀北チニング釣行 ~南風と、干潮と、時合と~ 


 やはりこの週末の潮汐と南風はよろしくない。夕暮れ時の絶妙な時間帯に干潮になり、しかも1日の干満差の小さい潮がこの時間帯に見事にハマっている。更には若潮とくれば潮位がより低く、おまけに南寄りの風が強く吹くと天気予報は言っているので、状況は悪いばかり。和歌山市に住まうようになり1年が過ぎたが、今まで北風を避けるようなポイントの開拓を重視してきたせいもあって、南風が吹くとたちまち路頭に迷ってしまうということに、今更ながらにハタと気が付いた。特にメバルやカサゴなどを対象とするライトリグの釣りには難儀である。

 今日は早朝から太刀魚狙いで出掛けたこともあって、睡眠不足が激しく、普段より思考能力の低下に拍車がかかっているが、揺らぐカーテンを見上げながら午睡に突入した後には、幾分かは脳が新鮮な状態になっている、ように感じる。再度、潮汐、風向きを調べて、地図を回転させながら逡巡し、結果、今日はダメもとになるかも知れないが、下津方面のポイントでチヌを狙うこととする。風をモロに受ける可能性はあるが、ルアーに重さがあるので何とかなるであろうという、時間をかけて考えた割には、奥が深くないところが我ながら情けないが、これ以外に選択肢は無いように思われる。今日のプランはこうだ。まだ陽が高く、満潮から下げのタイミングでは、活性の高い個体に狙いを定めてトップで誘い、夕暮れ時からは潮位が下がりきるまで、所謂、時合で捕食活動に入った個体をジグで確実に捕獲するというもの。うまくいくかどうか分からないが、せっかくの週末に部屋にこもっているのも勿体ないので、準備を整えて、とにかく車を走らせる。差し込む陽射しは、まるで夏である。


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 午後4時頃からトップウォータプラグを投げるものの、予想どおりに風に邪魔をされてトレースラインを選ぶことが出来ず、大きな弧を描いてしまい苦戦するも、小さなチヌが4度もバイトをしてくれたことは収穫である。一方で、1匹もフックアップに至らなかったのは痛恨であり、技術的に何かが足りないことは明白であるが。

 午後6時半、仕切り直してジグをぶら下げて再度ポイントに入る。相変わらず南寄りの風が吹いて、海面がザワザワと波立っている。更に風が強まれば釣りにならないが、半分意地になっていることもあり、帰り支度のアングラーに”全然釣れなかったですぅ”なんて無慈悲な言葉を投げかけられても、私は決してくじけないのである。一気に歩いて移動する。過去の釣行で、何度もジグを投げ倒して、水深が一気に落ち込むことを突き止めている場所。夕暮れ時には、魚が捕食のために差してくる場所であることも、薄々と分かってはいる。


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 3投目。風に歯向かいながらも、風が弱まった瞬間に、まるで抜け駆けのようにしてジグを投じる。うまくポイントに届いている。ラインを少し出して、なるべく真下にジグを落とし込み、そして素早くラインスラッグを取ってジグの着底を確認する。底には、漬物石サイズの石がゴロゴロと転がっていて、ラインテンションを疎かにすると、たちまち根掛かりに見舞われる。油断ならない。奥から手前の方に向かって、水深が深くなり、また手前で水深が浅くなる。ラインテンションを保ちながら、ジグが階段を降りるようにトントンと移動させる。クンッ・・・と怪しげなバイト。フグのバイトに似ている。気にせずに、更にジグをトントンと移動させると、グワン・・・グググ・・・・っと明らかなバイト。ラインを巻き取りながら、大きくフッキングを入れると、反動でロッドが大きく曲がり、ドラグがジャァァァ~っと唸る。水深があるポイントで魚を掛けると、その後のやりとりは至福である。今回の釣行では、ハイギヤのリールを用いている。チヌの引きは、一旦は激しく抵抗するものの、途中からは何らかの悟りを開くのか、岸側にスッと寄ってくることが多々ある。ちょうどこのタイミングとランディングネットの準備のタイミングがシンクロすると、リールの操作が出来ないことから、大いにラインが弛んでしまう。フックの掛かりが悪ければ、最悪バラシにも繋がってしまう。ハイギヤの強みを存分に活かして、ロッドを大きく曲げながら、最後は海面が白濁してランディング。背鰭が張り、とても綺麗なキビレだ。33㎝。


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 扇状にジグを投じていく。反応は無い。1匹目を釣った場所と同じ方向にジグを投じてみる。先ほどと同じような要領で、ジグの所在をしっかりとイメージしながら、丁寧にロッドとリールを操作する。ジグが一段下の石に落ちた瞬間、通常なら”コツ”と微振動が伝わるところ、”モゾッ”とした違和感。その直後にカンカンカンっと鋭いノッキング。すかさずフッキングを入れると抜けたかのような抵抗の無さ。僅かに曲がるロッドを確認しながら、念のため丁寧なやりとりをすると、掌サイズの小型のキビレ。これで勢いが乗ったのでは無いかと、思わず嬉しくなってしまう。

 しかしながら、まさに糠喜びであるが、その後、場所を移動しながらジグを次々に投じていくが、フグのような、チヌの幼魚のような、小さく鋭いバイトが度々あるも結果に繋がらず。相変わらず気ままな南風が強く吹いたり、ふと止まったり。8時半頃が干潮の潮止まりということを考えると、既に時合は終わっている。午後8時半、辛うじて坊主を回避して充実感に満ち溢れているはずが、何となく虚脱感に見舞われつつ納竿とした。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年5月21日(日)午後6時30分~午後8時30分
 潮回り:若潮、下げ
 天気:晴れ、気温:21度、南風強い
 ポイント:和歌山下津
 釣果:計2匹(キビレ2匹)(全てリリース)

■使用タックル
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500HGS
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・JACKALL, Waver Shrimp 2.8inch, Sexy FUNAMUSHI
 ・JACKALL, Baby Dragon 2inch, Green Pumpkin ISHIGANI
(2) ジグヘッド
 ・直リグ(Cultiva直リグシンカー3/16oz, Decoy Trailer Single 29 #4)
 (簡単直リグの作り方はこちら

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山サーベリング釣行 ~気が早すぎたか~ 


 週末の潮回りを確認すると、新月に向かう長潮と若潮。しかも夕暮れの絶妙な時間帯に干潮の潮止まりときた。更に天気予報によると、南寄りの風も吹くという。長い時間、思案した結果、夕方からの釣行を諦めて、早朝の釣りに切り替えることに。河川のチヌを狙うことも視野に入れていたが、事前にチヌの動きを確認すると、何故か河川にはチヌの姿が見えない。更に悩まねばなるまい。巷の釣り情報を確認すると、太刀魚の姿がチラホラと確認されている。ならばと半年ぶりに太刀魚を狙うことに決める。早々に布団に潜り込んで、朝を待つ。


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 午前2時半に目が覚め、少し早いが活動を開始する。珈琲を淹れて、それをポットに注ぎ込み、アンパンを片手に車に乗り込む。国道に出てアクセルをぎゅっと踏むと軽快に景色が流れていく。窓を開けると、冷たい風が流れ込んできて、珈琲の香りがぐるりと撹拌される。FMラジオからは、若い女性の元気な声が溢れ出てきている。午前3時過ぎ、ガソリンスタンドで給油をして更に南下する。ハイオクの価格が随分と下がっている。午前3時半頃に現地に到着し、釣りの準備を整えて、素早く釣りを開始する。周囲は、アオリイカ狙いのアングラーで賑わっているが、太刀魚を狙っているような人はいない。やはり少し気が早かったかなと思いつつも、ジグを投じていく。


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 東の空が徐々に明るんできている。そろそろ太刀魚の時合である。小魚が海面を賑わしながら、港内から港外へと動き出している。ジグを投じてから、底付近まで沈め、そして特にリアクションを加えずにラインをゆっくりと巻き取っていく。バイトすら無く諦めかけたとき、投じたジグが、底に沈むロープか何かに引っ掛かったような、鈍重で生命観の無い抵抗でロッドをジワリと曲げる。神経を集中すると、微妙に動きを感じることが出来る。リーリングする速度を変えずに、そのままラインを巻き取っていくと、グワンッと明らかな魚の動き。一気にラインを巻き取りながら、ロッドを引き寄せると、太刀魚らしいバネのような独特な動きでロッドが曲がる。ジリジリとドラグが鳴る。程なくして海面でギラリと輝き、一気に引き抜くと、指3本を微妙に超える太刀魚。空は更に明るんでいる。時合到来かと思いきや、ジグを色々な角度に投じて、そしてレンジを変えては太刀魚を誘うが、それっきりである。完全に白んだ空を見上げると、今日も晴天のようである。


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 午前4時半頃、見切りを付けて納竿とした。緊張感が解き放たれると、瞼が重くなり、欠伸が出て、不完全燃焼ながら心地良い疲労感に包まれる。今日の午睡が楽しみである。


■釣行データ
 釣行時間:平成29年5月21日(日)午前3時40分~午前4時40分
 潮回り:若潮、下げ
 天気:晴れ、気温14.9度、水温17.3度
 ポイント:和歌山下津某漁港
 釣果:太刀魚 1本(F3)

■使用タックル
(1) サーベリング用
 Rod: DAIKO Bartlett BARS-83EMH
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン8lbs

■使用ルアー、リグ
(1) サーベリング用
 ・Fujiwara 太刀魚ジグヘッド10g
 ・カタクチイワシ

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山紀北メバリング釣行 ~短い時合に狙いを定め~ 

 やや出遅れつつ現地に午後7時に到着。絶好の時合が既に始まっているに違いなく、もどかしさを感じながら慌てて釣りの準備に取りかかる。今日も昨夜と同様に、良型が期待出来るポイントであるが、薄暮の時間帯は魚の活性が高いが、暗くなると一気に活性が落ちる傾向にあるポイントでもあるので、残された時間はあと僅か。午後8時までの1時間を有効に使えるかどうかが大いに釣果を左右する。

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 今日の潮回りは満月後の中潮最終日。徐々に潮の干満が小さくなってきている。午後7時過ぎにようやくジグヘッドを投入する。昨日に引き続き、使用するジグヘッドは、がまかつの「JIG29 #6」にカツイチの「チヌ専用おもり B」を挟み込んで自作したもの。ワームは、普段はあまり使用しないピンク色を選択。ピッチングの要領で、目の前の被覆石にジグヘッドを乗せるようにして投じていく。隙間に隠れていた魚が、捕食活動のために虎視眈々を獲物を狙っている状況をイメージして、石と石の隙間に狙いを定めてジグヘッドを通していく。開始1分、黒い影が俊敏な動きで近づき、そして躊躇なくバイト。ガツンっと痛烈な振動がロッドを曲げる。ドラグをしっかりと締めているので、チリッとも音は鳴らない代わりに、ラインが張り詰めて、相応にロッドが曲がる。魚が根に入らないように、やや強引にやりとりをして、そして一気に引き抜く。良型のカサゴだ。開始早々の釣果に喜びを隠せないが、何故か次に繋がらない。


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 何とかバイトを拾いながら移動する。昨夜より潮位が低いことから、魚のレンジが下がっているのかと想像して、被覆石の法尻にあたる奥側にジグヘッドを投じて、そして軽いジグヘッドをしっかりと沈めてから、リーリングよりもロッド操作に重きを置いて底付近を探っていく。ジグヘッドが駆け上がり付近に達したあたりで、グンッと真下に突っ込むようなバイト。ラインを巻き取って、そしてロッドを曲げながらこの引きに対峙する。タケノコメバルような力強い引きで、明らかにカサゴより遊泳力に勝っている。何であろうか。短時間で勝負に蹴りをつけて、一気に引き抜くと、ウネウネとした魚のシルエットが映る。かなりスリムな体型をしているが、アコウでは無いか。サイズは25㎝ほど。陸からの釣りで、アコウを釣ったのは初めてのこと。


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 欲を出して、更なるアコウを求めてジグヘッドを投じていくが、残念ながら再現性は無い。ただの通りすがりであったようだ。辺りが随分と暗くなり、ピンク色のワームへの反応が悪いためパールホワイトに変更する。色々な角度にジグヘッドを投じては、丁寧に、時に素早く動かしては魚を誘うが、なかなか傾向を掴むことが出来ない。突堤の先端部分で2匹のカサゴを追加する。二度の根掛かりでジグヘッドを失ってしまい、貴重な時合を無駄にするが、気を取り直してジグヘッドを投じていく。劇的な成り行きは無いものの、淡々とカサゴを追加して、午後8時を境に明らかにバイトが無くなってしまう。執拗にジグヘッドを送り込むも、あまり粘っても状況は好転しないと判断して、午後8時20分頃に納竿とした。1時間と少しと短い時間であったが、癒しの時間となった。
 

■釣行データ
 釣行時間:平成29年5月16日(月)午後7時~午後8時20分
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温:18度、水温:16.7度
 ポイント:下津周辺(S漁港)
 釣果:計9匹(カサゴ8匹、アコウ1匹)(全てリリース)
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■使用タックル
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・ダイワ ビームスティック2.2インチ、パールホワイト
 ・Aqua Wave 簡刺しワーム2.8インチ、イカナゴ
 ・ガイア ネジワーム1.5インチ、Glow Pink
(2) ジグヘッド
 ・自作ジグヘッド(がまかつ「JIG29 #6」、カツイチ「チヌ専用おもり B」)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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和歌山中華そば探訪(60) ~中華そば まる豊~ 

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 今宵は、釣行後にこちらへ。田圃の近くにある農機具を保管する小屋のような風情であるが、こちらは全国区で有名な中華そば店”まる豊”。昼間に店の前を通過すると、あまりのボロさと背後の雑草と一体化して、その存在すら気が付かないが、陽が暮れて明かりが灯ると、ようやくもって何やらお店であることが認識出来る。

中華そば まる豊
 住所:和歌山県和歌山市有本615
 電話:073-432-2967
 営業:17:00~翌2:00
 休み:火・水曜日
 駐車場:店舗前に数台


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 この斜め具合が尋常では無い。写真の加減で、このように斜めになっているようにも見えるが、実際は写真以上に強烈な傾き具合であり、これを目の当たりにすれば誰しも驚きを隠せない。建物の横の自動販売機が由緒正しい立ち姿勢である。


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 少し待ってから店内に案内される。店内は狭く、座席は背中合わせに10席ほど。壁や天井には、所狭しと写真やサインが飾られている。椅子に座ると、当然の如く斜めになっていて、背骨を歪めて座らねばならない。何もかもが好き放題に傾いていて、平衡感覚を失ってしまう。唯一、コップに入った水が、水平を教えてくれる。


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 テレビなどの報道でご覧になった方もおられるかも知れないが、この地での35年の長きに亘る営業に一旦終止符を打って、装いを新たに6月1日に移転するとのこと。聞くところによると、建物の傾斜がひどくなりすぎて、行政側から建て替えもしくは移転の指導があったとのこと。今まで、この建物の傾きを売りにしていた店だけに、移転後がやや心配である。


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 カウンターの傾きを補正する台。これが無いと、器やコップなどがスルスルと滑ってしまう。事実、隣の方の携帯電話がスルスルと滑ってくるのである。


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 和歌山の中華そば店では、標準的なラインナップ。補正台の上に載っているので、水平を保っているが、背後のカウンターがデフォルトの傾き。建物に似合わず、お値段はやや高めの設定。カウンター上のガラスケースの中にも、焼き鳥や唐揚げ等が綺麗に並んでいる。親父さんの几帳面さと誠実さを伺うことが出来る。


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 迷わず「チャーシューメン」を注文。850円也。親父さんがカウンター越しに皺がれた声で”待たせたなぁ~”と言って器を手渡してくれたのは良いが、親父さんと軟弱な私とでは、手の皮の厚さが違うのか、それとも修練が足りないのか、もしくは我慢が足りないのか、器を受け取った瞬間に、器のあまりの熱さに落としそうになるが、ギリギリのところで補正台へと着地に成功。まずは年季の入った蓮華で心静かにスープを啜る。柔らかい豚骨に角が取れた醤油が心地良い。豚骨スープにありがちな野性味は皆無であり、少し物足りなさを感じるが、程よい塩味が全体のバランスを保ち、味を引き締めている。スープの温度は高めである。


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 お次は麺を啜る。高温のスープのせいか、もしくは単なる茹で過ぎか、麺は極めて柔らかい。風邪をひいて身体が弱っている時には、お粥のようで消化が良さそうであるが、麺に強いコシを求める博多ラーメン派の方々からは物言いがつきそうである。何を言っているのか、この店では、味は二の次で、雰囲気を楽しむものである、と言われれば、なるほどそうかも知れない。


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 お次は叉焼。肉肉した感じが食欲をそそる。青葱にまみれた1枚を口に放り込んで噛み締めると、最初は塩味とともに豚肉らしさがジュワッと溢れ出て、更に咀嚼を繰り返すと、叉焼の周囲に染み込んでいる甘辛い醤油の味が染み出てきて、そして脂身の歯応えを感じれば、追って脂が溢れだし、更には青葱が清涼感を発揮する頃には、これらが混然一体となって旨味となる。スープを啜り、麺を啜り、叉焼にかぶりつく。やはり熟練の技であろうか、徐々に美味さに魅了されていく。新天地でも変わらぬ人気が続くことを祈りつつ、割箸を置いた。


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 カウンターの下に埋まった車輪。カウンターを支えるために置いたのだとか。


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店名:中華そば まる豊
「チャーシューメン」
 ◇お値段:850円
 ◇トッピング:叉焼、青葱、メンマ、玉子、モヤシ
 ◇麺:中細麺ストレート
 ◇スープ:豚骨醤油
 ◇叉焼:醤油味きっぱり叉焼5枚
 ◇満足度:★★★☆☆
 ◇その他:35年の歴史に幕、遂に移転
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テーマ: ラーメン

ジャンル: グルメ

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和歌山紀北メバリング釣行 ~ドラグを締めて良型を狙う~ 

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 昨夜の釣行では、それなりに数は出たものの小振りなカサゴばかりだったこともあり、今日は数より大きさに重きを置いてポイントを選択する。突堤の基礎に法勾配が1:1程度で覆石が密に敷き詰められている。被覆石の隙間にカサゴは潜んでいて、ジグヘッドをこの法面にクロスで沿わすようにトレースすると、虎視眈々と獲物を狙うカサゴが我慢ならず飛び出してくる、そんなポイントである。捕食行動後のカサゴは、被覆石の隙間に一気に逃げ込むような行動を取るため、これに対峙するためには、硬めのロッドを準備し、ドラグをしっかりと締めておく必要がある。使用するジグヘッドは、がまかつの「JIG29 #6」にカツイチの「チヌ専用おもり B」を挟み込んで自作したもの。重さは1gあるか無いか。


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 午後6時45分、釣りを開始する。本日の潮回りは、満月後の中潮3日目。午後9時半頃が満潮であることを考えると、今からの時間帯がまさに時合と言えよう。目の前の被覆石の前面に、軽くジグヘッドを投じていく。被覆石に接触するかしないかのレンジを丁寧に攻める。まだ目視が効くうちに、ジグヘッドの沈み具合や法面の状態をしっかりと把握しておく必要がある。斜め前方に投じたジグヘッドの背後2mほどの位置に黒い影。ロッドを立ててラインテンションを保ちつつ、ジグヘッドを小刻みに上下させると、瞬く間に黒い影が接近して、躊躇なく強烈なバイト。ガツッとロッドに振動が加わり、案の定、真下に突っ込もうとする魚の動きを強引に止めて、そして相手に主導権を与えず一気に引き抜くと良型のカサゴ。23㎝。狙いどおりである。


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 場所を移動しながらジグヘッドを投じていく。ジグヘッドが被覆石から離れてしまうと、魚の反応が悪くなるため、根掛かるかどうかのギリギリのラインを攻めていく。ラインコントロールさえ出来ていれば、ジグヘッドが石などに引っ掛かったとしても、軽くロッドを揺さぶってラインを振幅させれば、案外、根掛かりを回避することが出来る。ジグヘッドが、石と石の狭隘な部分にスッポリ挟み込んでしまうとお手上げであるが。徐々に活性が高まりつつある。ワームに反応する魚の姿が見える。魚と少し距離を置いて、ジグヘッドを投じて、魚を誘い出す。クンッ・・・グイン・・・っと明確で強烈なバイト。真下に突っ込む魚の動きをロッドのパワーでしっかりと受け止めて、一気に引き寄せる。カサゴだ。硬いロッドに加えて糸を出さないやりとりは、魚の口が切れてしまい、もしくは刺さった針が緩んでしまうのではないかとの不安があるが、ポイントの形状から縦方向にフッキングを入れることになり、結果、上顎の硬い部分に針が突き刺さることになるのでバレる心配は殆どない。


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 連発とはいかないまでも、しっかりとジグヘッドを沈めてから、地面スレスレで丁寧に動かすことが出来れば、飽きない程度にバイトがある。ジグヘッドを猛追した後の捕食行動であるが故に、フッキング後の魚とのやりとりは躍動感があり、緊張感があり、心躍るものである。


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 徐々に日が暮れて、沈めたワームの目視が効かなくなってきている。地形の形状を想像しながら、ラインから伝わる振動を頼りながら、ロッドとリールを操作して魚を誘う。ワームの色をクリアー系からパールホワイトに変更している。鏡のように静まり返った海面には、鰯だろうか、無数の稚魚がピチピチと小さな波紋を作っているのが見える。もしや稚魚の群れの下にメバルでも居るのではないかと妄想しては、時折、ジグヘッドを投じてから表層付近を誘うが、残念ながらメバルの反応は無い。空が赤く染まる。場所を移動しながら、ジグヘッドを次々に投じて魚を誘う。良型のカサゴがポツリポツリと反応する。完全に闇が迫ると、山の木々が揺れ動き、海面にさざ波が立ち、魚の活性が極端に低下する。魚の匹数を確認するためのカウンターを確認するとツ抜けたと言っている。今日は、潔く納竿とする。

■釣行データ
 釣行時間:平成29年5月15日(月)午後6時45分~午後8時15分
 潮回り:中潮、上げ
 天気:晴れ、気温:21度、水温:16.7度
 ポイント:下津周辺(S漁港)
 釣果:計10匹(カサゴ10匹)(全てリリース)
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■使用タックル
 Rod: Valleyhill Exquiver EQS-81LT
 Reel: Shimano Complex CI4+ F6 2500S
 Line: PE 0.6号
 Leader:フロロカーボン6lbs

■使用ルアー、リグ
(1) ワーム
 ・ダイワ ビームスティック2.2インチ、パールホワイト
 ・Aqua Wave 簡刺しワーム2.8インチ、パールホワイト、イカナゴ
(2) ジグヘッド
 ・自作ジグヘッド(がまかつ「JIG29 #6」、カツイチ「チヌ専用おもり B」)

■潮汐
出典:Tide736.net(http://tide736.net/
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テーマ: フィッシング

ジャンル: 趣味・実用

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